【ブログ新規追加413回】
東京のお盆は7月。子どもの頃から梅雨明け直前が盆だった。迎え火も雨で軒下、送り火も道端で。
なぜ、東京だけが7月。それは明治時代に改暦があったことからだそうだ。
東京はいち早く、改暦の通り、盆が繰り上がったが他県では農家が断然多いことから、農作物の育成を基準にして8月はしばし休みが取れるように生活自体が整っていた。
なにも改暦に合わせて一ヵ月も早める必要などなかったのだ。で、東京からの帰省は盆時期にという、風習が生まれた。
資料先→https://urbanlife.tokyo/post/629/アーバン・ライフ・メトロより
で、今日13日は東京盆の入り。昨日のワクチン接種でちょっと怠さのあるなか仕事に出た。
早朝、近所のお寺さんの駐車場が満員御礼!
墓参者の方々だ。
そうか。新盆。そこで気づく(笑)
東京の夏の入口の大事な行事だもの。
ただの墓参じゃないのよね。だからみんな朝も早よから続々と墓参するのだ。
わたしもやっと体の具合も回復したし、両親の墓参に行かなくちゃっと、明日墓参するための買い物をしてきた。
生前の母は入り盆には軒下で火を焚き、提灯を灯していたっけ。提灯は道案内の役目。
そして送り火は少し道沿いにちょっとだけ枯れ木に火を灯していた。枯れ木は名残り惜しむ役目。
それぞれの役目がある。忘れたくない風習なのだ。
こうしたつかの間、故人を悼みながら火を灯すのがなんともいい感じ。
いつも、盆の入りには早めに帰って、茄子や獅子唐の天ぷらを揚げてビールを開けて、縁側でくつろいでいた。
一昨日、土曜にいっぱい買った獅子唐で天ぷらを揚げた。
息子が「うますぎる」と言いながら青辛い獅子唐の天ぷらにビールで舌つづみを打っていた。
夏の風物詩は色々あるが、わが家では夏の入口は「東京盆」なのだ。
夏越の祓(なごしのはらえ)とはまた違った意味にあたるが。
生姜味噌や野菜の天ぷらが「夏越え」の食べ物だ。あとはざるいっぱいの枝豆と冷えたビールを用意する。
これだけでしあわせになれる。
8月は帰省して郷土の夏ご飯(広島の穴子の蒸し寿司やお好み焼き)を食べるのが行事となっていた。
何だか食べ物=盆になっちゃった。
さて、残りの獅子唐揚げよう(笑)
「合歓の花 安心安全 祈るらむ」 清流
合歓の葉は夕方になると自然と折りたたまれ眠りにつく。同時に花は咲き、ひたすらな祈りに励むよう。どうか平穏でありますように!と・・・。さあ、うな丼食って夏越しの元気つけよう。
7月の終わりに合歓の並木を見ましょう( ´艸`)