真冬に多発する「寒冷じんましん」と鉄分が欠乏して起こる「氷食症」~2つの病気にかかってきた~原因と対策【健康・冬の病気】

【ブログ新規追加622回】

先週、とあるTV番組で、「寒冷じんましん」と「氷食症」の2つを取り上げていた。

わたしは、小学6年生の時「寒冷じんましん」を発症し、30代の中ごろ、「氷食症」を発症した。

「寒冷じんましん」には小学6年生当時から、50代の現在までほぼ毎年かかっている。今では、症状とのつきあい方も重々承知で、足指のしもやけと同等に自己メンテナンスで乗り切っている。

一方の「氷食症」は治療期間2ヵ月ほどで完治した。

TV番組では、2つの病気の関連性には別段触れておらず、両者の共通点は「真冬」に起こりうる病気だということだった。

では、ひとつ、ひとつ病気の症状・原因・対策をわたしの経験を元にまとめて行こう。

寒冷蕁麻疹・かんれいじんましん

• 寒冷蕁麻疹(かんれいじんましん)とは→寒冷蕁麻疹(かんれいじんましん)とは「寒さ・冷たさ」などの寒冷刺激に反応して蕁麻疹が出る皮膚の病気で、物理性蕁麻疹の一種だ。

• 寒冷蕁麻疹の原因は→局所性寒冷蕁麻疹は、冷たい水や凍ったものに触れたり、冷風を直接肌に当てたりすることが刺激になって発症する。実際に、寒冷負荷試験(氷などを肌に当てて症状の出方を確かめる試験)を行うと、寒冷刺激を与えたところにだけ、蕁麻疹の症状が出ることが確認できる。

全身性寒冷蕁麻疹の場合は、「クーラーのきいた部屋に入る」、「冷たい外気に触れる」、「運動後や湯上りの冷え」、「冷たい飲み物や食べ物をとる」、「フローリングの上を素足で歩く」などによる全身の冷えがきっかけになって発症。特に、暖かいところから寒いところへ移動するなど、急な温度変化を伴うようなシチュエーションで、症状が出やすい傾向がある。

いずれの寒冷蕁麻疹も、寒冷刺激によって、かゆみの原因物質であるヒスタミンが皮膚の内部に大量に分泌され、その働きによって蕁麻疹が生じる。

ただし、寒冷刺激によってヒスタミンが大量に分泌される詳しいメカニズムは分かっていないそうだ。

今のところ、何らかのアレルギー反応あるいは免疫反応の異常が関係しているのではないかと考えられている。 全身性寒冷蕁麻疹の中には、稀に遺伝性のものあります(家族性寒冷誘発自己炎症性症候群など)

• 具体的な症状は→皮膚に境界線のはっきりした膨疹(ほうしん:皮膚の盛り上がり)ができ、かゆみを伴う。 寒冷蕁麻疹には、冷たいものに触れたところにだけ症状が出る「局所性」のものと、冷えによって全身に症状が出る「全身性」の二つのタイプがあり、わたしは全身に出るタイプ。だいたい24時間で、ほぼこん跡を残さず消滅していく。

• 寒冷蕁麻疹の対処(治療・予防は→軽度の寒冷蕁麻疹の多くは、特に治療をしなくても時間の経過とともに自然に治ることが多い。

なかには数年続くこともある。なかなか症状が治まらない時や、再発を繰り返している場合は、皮膚科の受診を勧める。資料元:https://hc.mt-pharma.co.jp/hifunokoto/solution/1235ヒフノコト)

※ わたしの寒冷じんましんの発症は、修学旅行(日光)への電車移動中だった。身体中に発疹が出て、引率の先生と、現地の診療所に駆け込んだら、「寒冷じんましんでしょう」との診断。かゆみ止めを出してもらい事なきを得た。診察の中で「完治は難しいかも」と言われたのが、ずう~~~っと、頭に残っている。だからか、今でもちゃんと真冬には罹っている(泣)

氷食症

• 氷食症とは→を異常なほどに食べること。氷食症(pagophagia)と呼ばれ,異食(pica)の1つと考えられている。

氷食症の定義はあいまいで,製氷皿1皿以上食べたり,強迫的異常行動としてみられる場合をそう呼ぶようだが、氷食症の原因はほぼ「鉄欠乏性貧血の患者さんに比較的高い確率でみられる症状」である。資料元:https://www.yodosha.co.jp/rnote/trivia/trivia_9784758115902.htmlレジデントノート)

※ わたしの経験から→30代の中頃。子育てと仕事に奔走していた時のことだ。実家にちょっと寄り、おもむろに冷蔵庫を開けて、製氷皿の氷を全部出して「バリバリ」と食べ始めたんだ。

もう、氷中毒だったから、氷を求めて家に帰るより早く着ける実家に寄って、やっちゃったことで病気が見つかる。

氷をバリバリ食べる姿を見た母が「○○ちゃん、それっておかしい!真冬に氷を食べるなんて!病気じゃない?すぐ観てもらったほうがいいよ!」と、強く言われた。

素直なわたしは(笑)かかりつけ医に行き診断。先生から「異食症」わたしの場合は「氷食症」との診断結果だった。原因は「急性鉄分欠乏症」で、処方は鉄分を一気に補える投薬治療で約2ヵ月で治った。治療の副産物は「貧血」が治ったことだった(喜)

とにかく、真冬に意外と多い2つの病気に罹った経験を簡単にとりまとめてみた。

もし、気になる症状があるなら、すぐに診察を受けてみよう。

痒みもつらいし、氷をバリバリ食べるのも怖いから(笑)ね。

“真冬に多発する「寒冷じんましん」と鉄分が欠乏して起こる「氷食症」~2つの病気にかかってきた~原因と対策【健康・冬の病気】” への2件の返信

  1.  「初SIMで SDGs 春浅し」
     我家の今年初改革として、通信環境の整備が課題。今までは無料SIMを使ってきたが2月が期限。そこで新SIMを選定し申込む。早速入手、現在試験中だが、制限多くライフスタイルの変換が必要そう。でもこの我家エコ化でSDGs貢献ができそうだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です