【ブログ更新729回】
清里で満天の星空を満喫したが、撮影は難しかった。これは一生のテーマとして取り組もうっと(笑)
で、翌日はキャンプ場から車で15分圏内の、赤岳登山口、JR鉄道最高地点、野辺山国立天文台の3か所をたったかた~~~!と、足早に尋ねた。
憧れの八ヶ岳。次は絶対に登る(笑)
朝からすごい快晴だが1300m以上の地点では、ほとんど汗もかかない。なんて快適なんだ!やっぱり住みたくなってきた(笑)
丁度、小海線の電車が通過。車体半分しか撮れず(泣)
そして、念願だった「国立天文台 野辺山宇宙電波観測所」にやってきた。
広大な無料駐車場に車を停めて歩くと、天文台ヘリオグラフ(使用済み)が出迎えてくれる。まるでイースター島(笑)
外にいた職員の方から天文台の話を聞き胸が躍る。
下↓の写真は、お話しを聞かせてくれた天文台の職員さん。
記念に後ろ姿を一枚(笑)
この施設は天文台の敷地内にある売店やレストランなどが入っている。
天文台見学は無人受付だ。
コロナ禍で入場には代表者1名が記名をする。おおむね見学(無料)は1時間あれば十分だろう。(現在は研究施設の入館は禁止されている)
さっそく、見学コースに則って歩き始めた。
雄大な八ヶ岳が靜かに見下ろす幻想的な雰囲気の電波観測所だ。
国立野辺山天文台は、日本の電波天文学の「聖地」といわれている。
戦後間もない頃に誕生した日本の電波天文学。
ここ野辺山にて、太陽電波の観測、さらに45m電波望遠鏡を中心とした、宇宙電波の観測が世界レベルへと発展した場所なのだ。
国立天文台公式HP→https://www.nro.nao.ac.jp/
• 45m 電波望遠鏡(ミリ波では世界最大級を誇る)
1400m離れた場所からもば~~んと見える天文台のシンボルだ。
ここにつくまでに、宇宙からの電波をキャッチすることができるミニ観測機が置いてあり、夫が興味深く試していた。
ゲーム機のアームみたいな装置を上げたり、下げたりすると、ぐ~~ん、ぐ~~んと、不思議な音がして、この音が宇宙の電波音なんだ!と、ちょっとだけ博士になったみたいな気分だった(笑)
戦後まもなく誕生した天体観測器のあゆみも見学した。
しかし、ちっちゃなヘリオグラフのかわいいことったらない!
現在は60機が作動していると職員の方から聞いた。
このちびっこたちがミリ単位での太陽電波観測には欠かせないのだそうだ。(みんなで力を合わせて世界的な仕事が実現しているのだと、感動的な話を伺った)
さて、なぜこれほどの世界的な電波観測所が野辺山に作られたのか?
それは、天体からの電波はとても弱く、大気中の水蒸気に吸収されてさらに弱められてまうのだそう。
観測には標高が高く水蒸気の少ない場所や人口の少ない場所が最適だという。
野辺山の良く晴れてカラっとした気候と、周りの山に囲まれて「都会からの電波を遮る環境」が、宇宙電波の観測にはピッタリなのだ。
あっという間の理科系見学だった。
久しぶりに勉強をした気分で清々しい。
国立天文台のキャッチフレーズは「目を醒ませ、好奇心」だ。
ここで学んだ天文の知識は、きっといつか、どこかで役に立ちそうな予感がする。
それまで好奇心の塊でい続けるよ(笑)
「彼方から 来たる便りか カッコウか」 清流子
天文台の役目は宇宙からの運行情報を察知し読み解く事。その運行に連動し自然は動き動植物は反応する。しきりに郭公の鳴き声が響いていたが、これも季節に連なっての習性なんだと妙に納得した。
カッコウの鳴き声と電波望遠鏡( ´艸`)