【ブログ新規追加1012回】
タチツボスミレはスミレ科スミレ属の植物で、すっと立ち上がる茎が特徴的なスミレ。
日本国内であれば北海道から沖縄まで、どこにでも自生しているタチツボスミレ。
海岸や山間でも見ることができるが、都会であればタチツボスミレよりもスミレのほうが多く見られる。
最大で20センチほどに成長するスミレで、他のスミレと比べてすらっとしている。
タチツボスミレの葉は「ハート形」をしているのが大きな特徴だ。花弁は左右対称になっていて美しい見た目をしている。
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タチツボスミレ 名前の由来
タチツボスミレは、漢字で書くと「立壺菫」となる。これは、タチツボスミレの姿が由来していて、花が咲き終わったあとに、すっと茎が立ち上がることから名づけられた。
ツボとは庭を意味していて、庭など身近な場所で見ることができるという意味からこのような名前がついたようだ。
さらに、スミレという名前は、大工が使っていた墨入れに花の形が似ていることから、スミイレとなり、それが転じてスミレとなったとも。
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タチツボスミレの栽培は?
タチツボスミレは自宅で栽培ができる。
地植え、鉢植えどちらでも構わない。
太陽の日差しを好むので、日当たりのよい場所で育てるのが望ましい。
地植えの場合はとくに水やりは不要で、鉢植えの場合は、土が乾いたらたっぷりと水やりをすればいい。
タチツボスミレの肥料は地植えの場合は必要はない。
鉢植えで育てている場合は、9月から10月に緩効性肥料を与えよう。
地植えの場合は世話がとても楽なのでおすすめ。
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※ TOPの写真は、わが家の石垣に毎年咲く、タチツボスミレだ。
本当にひっそりと、3株ほど3月のある日に咲き始める。
3月生まれのわたしは、なんだか自分になぞられたような、小さな小さなお花が大好きだ。
そして、かわいい「スミレ」という名前も「墨入れ」から文字られたものだったと、はじめて知った。
そっと寄り添う可憐なお花の話を書いてみた。
そろそろ山野草ハンターになる季節だ。
まずは、身近なタチツボスミレから紹介した。
では、また♪
「花時雨 楽しむ余韻 名残惜し」 清流子
今年の桜は早々と満開を迎え、久しぶりの花見客で各地賑わった。桜は散り際の潔さが売りだが、直後の時雨でなお早い。同時進行のWBCは、余りに早い引き際に少々心のロスがひどい。世界中で様々な意見も聞かれるが、受け取る側の価値観の差は大きいと感じる。