【ブログ新規追加1224回】
山には「登る山」と「見る山」があると実感している。
たとえば、わたしにとって「槍ヶ岳」は見に行く山・逢いに行く山だ。独特の容姿とオーラを放ち、誰もが目を奪われる北アルプスを象徴する山。
尖った穂先、連続するハシゴ場。のんびりとした稜線歩きはできない。しかし、登れないと思い込み山をあきらめてしまうのはもったいない。
「眺める・見る山に徹して行けばいいのだ!」と、考えを改めた。それからは、北アルプスを遠くから眺められる場所への登山を励行してきた。
最近、秋の旅(夫の誕生日祝い)を計画しているのだが、まさに「見る山」の決定版を準備している最中だ。
「登らなければ山じゃない!」と、ガチガチにならないで考えを変えていけば、厳しくて、とても寄り付けない山であっても「自分と縁があった場所」に変えて行ける!
「わたし達と山の物語」は、登るだけではない「眺めて楽しむ絶景」で彩りをいよいよ増すのだ。
★★★
今回の見る山は、現在、火山活動において警報レベル2の浅間山。その麓に1日最大で20組収容のキャンプ場が昨年6月にオープンした。
雄大な眺めを独り占めすることができるオートキャンプ場だと、イメージ画像を見て思った。で、今年の5月末に霧ヶ峰登山の前泊でキャンプしよう!と予約を入れておいたのだ。
しかし、7月になって、この猛暑の中のキャンプ泊、荷物の多さに圧倒されるし、初心者で慣れていないのもありで、長距離運転も伴い、疲れ切ってしまうだろうと推測した。
で、翌日登山をするなら、キャンプ道具の撤収なしで、最寄りの場所にホテル泊(朝食なしの素泊まり)したほうが断然楽よね!と。
本末転倒の旅計画にはしたくなかったので、一旦キャンプ場はキャンセルをして、改めて全旅程を組み立て直した。
そして、JR上田駅前にホテルを取ったのが一週間前。
しかも、ホテル予約がキャンプ場よりセールで安く取れた!ヤフートラベルで取ったビジネスホテル・一泊4680円(一人2340円でふかふかベッド。綺麗なお部屋だった。本来なら二人で9360円のお部屋)+駅前駐車場終日500円・・・浅間山キャンプ場一泊5500円+ゴミ処理代500円)也。
勢いだけで取ったキャンプ場だったが、夫が「今回は群馬県から長野県上田市に入ろう!それならキャンプ場の下見もできるよ!」と、言ってくれたので朝4時に家を出て、浅間山キャンプ場を下見しに向かった。
25日は、曇りのち晴れでキャンプ場は大変な強風だった。
遮るものの何もないキャンプ場は、これまで経験したことのない風の強さ。キャンプ泊を取りやめて正解だったと実感した。
写真を撮りつつ、キャンプ場の売店でソフトクリームを食べ、ついでにカレーも食べて(笑)良い休憩タイムだった。
このキャンプ場は鬼押し出しハイウェイ(有料道路)にある。
ドライブがてら、鬼押し出しも見てきた(駐車場からの一枚)
やっぱり下見は大事よね。
そして、せっかくなので中軽井沢の複合リゾート「星のBEB5」と石とガラスでできた神秘の教会「石の教会・内村鑑三記念堂」にも立ち寄ってみた。
25日は、結婚式があるということで、終日見学は不可。無宗教でとても安価な結婚式が上げられると密かな人気がある。
早朝から動いてきたが午後になり、急ぎ足で上田方面に向かう。通り道であとひとつだけ見てみたい場所へ。
ひとけのない、畑の農作業場前に車を停めて一枚撮ってきた。とにかく畑と農道が美しい。
★★★
上田ステーションホテルにチェックイン。26日は明け方4時にチェックアウトの予定。一旦荷物を置き、上田城、上田宿柳町、秋和市場を見に行く。
上田城跡公園
上田宿柳町
秋和市場・やおふく(夕食・朝食の買い出し)
翌日26日、登山を終え、帰りながら最後の見たかった場所へ。
16時50分、閉館10分前に到着。
道中、鳳凰三山を眺めつつ、入笠山のゴンドラも見つつの眺める山旅の〆に、地植えの美味しい野菜を購入。
トウモロコシ3本、ズッキーニ1本、カゴメ限定Farmジュースを2個、全部で560円で購入した・安い!
家に帰って翌日、道の駅「白州」で汲んできた南アルプスの天然水(無料)で入れたコーヒーとカゴメで買ったトウモロコシを頂く。野菜はとても甘く美味の一言。二人でいっきに3本食べた。
美味しい野菜とコーヒーに大満足。
一泊二日の旅程。トイレ休憩などはすべて「道の駅」で。スタンプラリーは七か所ゲットした。
かなり、詰め込んだ旅程だったが、次に登りたい山も見つかり、わたし達の山ライフもまだまだ行けそうだと実感できた。
普通なら、詰め込まなければ三泊四日ぐらいの内容だろうか?
キャンプ泊を手放した分、行きたい場所や見てみたい場所などが増えた結果、超スピード山旅となったが、なんとか無事に全行程を終えた。
これで気持ちは少し収まったので、当分は猛暑の中、仕事に専念するとしよう。
軽井沢の森で撮った一枚は「涼」を感じさせるので載せてみた。
それではまた!
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『SunTAMA Style』2020年7月29日記事
『SunTAMA Style』2021年7月29日記事
『SunTAMA Style』2022年7月29日記事
『Life Tour21 st』2016年7月29日記事
『みいこStyle』2019年7月29日記事
「人生は 夢かうつつか 花火待つ」清流子
人も世も世界はからくりだらけ、人間はからくり人形なり。一瞬一瞬に真実を求めながらも、それ自体夢まぼろしなのかもしれない。さらば、心底に深く透徹した世界観を持ち、その時代時代の風に任してよき様にするが肝要。平和な花火を待つように山周遊旅も続けよう!
周遊山旅( ´艸`)