【ブログ新規追加1269回】
わたしは週に少なくとも2日は図書館へ出向く。
外営業なので、商談で現場仕事が終わり次第、早い時間だったら、地元の図書館へまっしぐら。
土・日では、夫と一緒に借りたり返したりと図書館タイムのある休日を過ごしている。
さて、今回は「図書館には意外な面白いコーナーがある」という話。
それは、児童書のコーナーだ。
子どもがいる頃には、親子でお世話になってきただろう。
そこでまず、図書館内部の紹介を。
規模の大小に限らず、図書館の作りは大抵同じで、まず貸し出し&返却カウンターがあり、入ってすぐ新聞・雑誌を自由に閲覧できるフリースペースになっている。
あとは、純粋な読書&勉強するためのデスクエリアと、こども本のコーナーだ。
大きな図書館なら加えて、資料倉庫、読み聞かせ室、カフェなどが備えられているだろう。
この中で注目すべきなのが「児童書コーナー」だ。
幼いお子さんをお持ちの親御さんならよく利用されるはず。
そこにはフリースペースがあって、親子で絵本を楽しむ姿や、子供たち自身が読みたい絵本を何冊も抱えて貸し出しカウンターに行く様子もほほえましい。
一方で 、大人がひとりで行ったときに「児童書コーナー」に入って、何か面白そうな本はないかな?と、探す人はどれぐらいいるだろうか?
資料としてどうしても必要な場合は別として、普通は行かないのではないかと推測している。
ここで改めてお勧めしたい。
児童向けだから大人には幼稚と思い込んでいないだろうか。いやいや、幼児のためのものだけではない。
わたしは、児童書中心の出版社に勤めているが、近年、児童実用書なる新ジャンルがどんどん発刊されている。
AIやデータ、金融、生き方など、わかりやすく書かれている書籍のなんと多いことか!
数年前、児童書が大ヒットして映画化された「君たちはどう生きるか」もその筆頭だろう。
また、哲学書も児童書が大変良い(笑)大好きな一冊を紹介しよう。
『はじめての哲学』石井郁男・(絵)ヨシタケシンスケ
簡単レビュー
哲学者の人生に生き方を学ぶ!
14人の哲学者の人生をたどりながら、その思想を学ぶ哲学入門書。
小・中・高校で40年間教鞭をとり、現在は大学で哲学を教える著者が、
長年、生徒と関わってきた経験からたどりついた「究極の哲学入門書」だ。
限られた授業時間の中で、哲学史の流れをつかみ、
哲学の世界が身近に感じられるよう、セレクトした14人の偉人たち。
彼らの生涯を、孔子の「人生論」と照らしあわせながらたどることで、
その思想がくっきりと見えてくる。
要点がコンパクトにまとまって、おぼえておきたい名言がすっと心に入ってくるユニークな哲学入門書だ。
何しろ、イラストがあの、「ヨシタケシンスケ」氏(笑)
めっちゃ、掴まれる可愛さ!
ぜひ、図書館で書店で探してみて!
哲学を身近に感じながら英知を深める秋にぴったりの一冊。
★★★
図書館の児童書こーナーには、小学生・中学生向けのものが豊富にそろっていて「こんなところにこんな本が!」と思わぬ拾い物をすることがある。
例えば、今回の大統領選を前に、カマラ・ハリスに関してサクッと読める本はないかと、館内にある検索機で見つけたのが『カマラ・ハリス物語』
所蔵棚が書かれた紙を手にたどり着いたのは「こども本コーナー」の一角だった。 そこには、津田梅子、野口聡一、マーティン・ルーサー・キング牧師らのコンパクトにまとまった伝記本が並んでいた。
児童書コーナーに行かなかったら出会うことのなかった本ばかり。
図書館の児童書本コーナーは異世界だ。
ぜひ一度、不思議の国のアリスになった気分で、扉を開けてみて!
それでは、また!
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「アルプスや やっと色づき 白帽子」 清流子
新雪をまとった白馬岳の稜線の白と裾野にかけての三段紅葉が織りなす色の変化が絶妙な時節だが、このあと続くかどうかは微妙。そんなの関係ないと神は旅立つ。我々夫婦も旅立ちたいのだが、台風複数個が来襲模様、台風一過で絵本の様に晴れ渡ってちょぅうだい!と祈りたい。
北アルプス( ´艸`)