ブログ更新87回。真夏の外回りではカーステも夏仕様にする。70~90キロぐらいを走る日が続く。
その距離を辛くなく、かえってドライブを楽しめる小道具が音楽なのだ。
で、真夏仕様は先週のオンラインライブがすでに伝説となりつつある山下達郎氏、T-Square、などのアルバムを数種類、スマホのミュージックボックスに落とす。専用ケーブルでスピーカーとスマホをつなぐ。
スマホの音源もさほど悪くはない。外営業は季節感を楽しまなくてはね。
そう、スピーカーの話をしよう。
以前、某音響メーカー数社の主催する「スピーカーの音聴き比べ」という無料イベントに招待されたことがあった。
音楽に関わる男女10人で、スイングジャズを聴きながら、お酒を頂くという至福の極みのようなイベント。当日はバーボン(メイカーズマーク)のソーダ割りを頼んだ。
サンスイ、ビクター、タンノイ、ボーズなど名立たる有名メーカーと無名の自作スピーカーも余興で登場した。
10曲をそれぞれのスピーカーでどんどん聴いていく。1時間ぐらいぶっ続けで流し続けるのだが、あまりにいい音ばかりでもう、この部屋から出たくない!と思うほどのクオリティーだった。覚えているのは往年の名曲。
イン・ザ・ムード(グレン・ミラー)
シング・シング・シング(ベニー・グッドマン)
スターダスト(アーティ・ショウ)
A列車で行こう(デューク・エリントン)
ラプソディ・イン・ブルー(ガーシュイン)
※曲名と作曲者名
わたしが、特に気にって持ち帰りたいぐらいだったスピーカーは、サンスイのもの。音に包み込まれるような感覚で、空気を纏った温かい質感を持った音づくり。音がずっと寄り添ってくる感動で鳥肌が立った。
もうね、一発でやられてしまった・笑
とてもBGMで聴くような音じゃない。もう津々と毛布にでもくるまって、美味しいお酒を頂きながら聴くジャズ・・・至福でしょう。あっ、モダンジャスが好きだけどね。と、最高な時間をスピーカーから頂いた経験。
ヘッドホンやイヤホン、でひとり音楽が主流の今。ソーシャルディスタンスが日常になりつつある。
そんな今だからこそ、いいスピーカーを持って、いい音に触れることが上質な日常のはじまりだろう。
猛暑が続く今年の8月。エアコンの効いた部屋でネットサーフィンばかりではつまらない。真夏こそ、音楽に親しむチャンス!
そこに必要なのは、いい音、好きな音が聴けるデバイス。せっかくだから、身の回りの音楽環境を整備してみよう。
きっと、あたらしい音に出会えるだろう。そうやって音との暮らしを楽しむ人生がいい。
真夏に聴きたくなるジョン・コルトレーン「私のお気に入り」を挙げる。(音源が古いので音は籠ってるけど)
ぜひ、聴いてみて♪
そうそう、作家の村上春樹氏は、ジャズ好きが高じて、ジャズ喫茶を経営し、ジャズ評論も執筆していた。お気に入りのスピーカーはJBL。
ノルウェイの森の一コマをここに。
文中より~我々はバスに乗って新宿の町に出て、紀伊国屋の裏手の地下にあるDUGに入って、ウオッカ・トニックを二杯づつ飲んだ。「ノルウェイの森」村上春樹・著
※ ちなみに、ジャスcafe DUGのスピーカーはJBLプロシリーズだった。
「聴き入れば 夏の夜の夢 真空管」 清流
猛暑が予想されている盆休み前の1週間、新コロ禍の夜の夢をどう見るか。お気に入りのダイソー500円ヘッドホンで聞くのはスムージージャズ?ムカシ聴いた手作り真空管の音に友の記憶が蘇る。
いいスピーカーで聴くJAZZほど幸せな気持ちになれることはないよ。そのぐらい音って大事♪