児童書こそ大人も読むべき?~本当に大切なものが見つかるかもしれない【仕事・大人の読書術】

【ブログ新規追加218回】

わたしは、普段出版社で児童書及び絵本と学習参考書の営業を執り行っている。

すべて、発刊前にザっと読んでから資料と共に営業をするのだが、あらゆる角度での視点がギュっと詰まった児童書ほど、やる気と道筋を見つける最高の教科書ではなかろうか?

こんな考え方があるのか?こんな仕事があるのか!こんな勉強がこの先大事なのか!

 今では、恋愛から介護まで何でもある、人の役に立つことしかない児童書の世界。

子どものためだけではない。大人でも充分に人生の指標となる知識と指針のワンダーラーンド。

            ☆ ☆ ☆彡

出版営業の仕事を始めた頃、こんなことがあった。

我が家に久しぶりに遊びに来た友人。30代で子どもを生み、何不自由なく夫と、子どもとの暮らしを楽しむ平和な専業主婦の彼女。

わたしが、ピアノ講師を突然辞め、出版社の営業に転職したことを知り興味深く話を聞いてきたのだ。

リビングで、転職までの経緯を話ながら彼女の大好きな深煎りコーヒーを沸かしていたら、

急に話が途切れて、無言になった。

なぜなら、彼女はピアノの横にうず高く積まれた児童書の山を凝視していたのだ。

彼女「これは?」

わたし「うん、営業先で使う発刊前の見本だよ」

彼女「ちょっと、読んでもいい?」

わたし「どうぞ、どうぞ」

それから、半日、彼女は我が家で児童書を読みふけって満足して帰っていった。

              ☆ ☆ ☆彡

児童書の威力にやられてしまったのだそうだ。わかりやすさと納得のいく文章力。それは、一流の文筆家が丁寧かつ、慎重に取材を重ねてきた渾身の作品ばかりだから。

表紙のきれいさやかっこよさ。

将来しかない子どもたちが、ワクワクしながら手に取る児童書。

彼女にとっては最高の息抜きと癒しになったのだった。

TOP写真は、今年、営業が終わった児童書の見本。これはほんの少しだ。押し入れの下段いっぱいに今までの見本品を埋蔵している。

わたしが、死んだ後の遺品が山積みの「児童書」だったりして・・・(笑)

               ★ ★ ★

さて、誰でも知っている児童書。「

でも、読んだ!って人にあまり出会わない。

究極の一冊だ。しかも児童書。何が究極かって?

それは、生きるすべての人に対して書かれているから、どんな境遇にでも優しくフィットするのだ。

フランスの作家であり飛行士でもあったサン=テグジュペリによって書かれた『星の王子さま』

子ども向けに書かれた童話だが、大人だからこそ響く生き方のエッセンスが詰まっている作品。

そんな『星の王子様』の超簡単なあらすじをどうぞ。

「あらすじ」

砂漠に不時着した飛行士が、宇宙のどこかの星からやってきた小さな王子さまと出会う。

年は重ねても、どこか大人になりきれない部分を残した飛行士は、王子さまと過ごすうちに生きる上での大事なことを思い出すのだ。

しかし、2人にも別れがやってきて……。

と、こんなお話し。

ね。読んでみたくならない?

【ミニ情報】

2020.12.18 よる9時〜10時54分放送(日本TV)
怪盗グルーのミニオン危機一発

2013年制作 アメリカ映画 字幕 二ヶ国語

ミニオンたちが大騒ぎ!大切な仲間を救い出せ!
大ヒットシリーズ第2弾!

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見ればHAPPYで元気になれる!
年の瀬にオススメの1本!!

ストーリー

いたずら好きの黄色い軍団・ミニオンたちが連れ去られた!
元怪盗のグルーと娘たちの大冒険が再び始まる!

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というわけで、今晩はミニオンで決まり!

“児童書こそ大人も読むべき?~本当に大切なものが見つかるかもしれない【仕事・大人の読書術】” への1件の返信

  1. 「狐火や 人生幻ず 絵本あり」 清流
     正体不明の青白い炎が連なる狐火、人生わずかに幻のごとくなりと言いますが、その象徴が青白い炎のような気がしてならない。絵本はこんなまぼろしを見せてくれますね。

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