【ブログ新規追加307回】
今月、読んだ書籍の中で一番勉強になり、心に伝わった一書だ。
幸せには脳内ホルモンが必須だ。それも3つ。
この3つを知り、常に意識して暮らせるようになると、無用な不安や焦り、他人との比較に悩む必要がなくなるのだそうだ。
「精神科医が見つけた3つの幸福」樺沢紫苑・著(飛鳥新社)
【書籍概要】
これは「幸福論」ではなく、初めての「幸福の実用書」である。
「幸福」の元素とは、実は「脳内物質」だった!(樺沢氏の研究発見した理論)
コロナ禍、人生100年時代、AI化、スマホ依存など、目に見えない恐怖、 現代のあらゆる問題を1冊で解決すべく書かれた渾身の一書!
簡単にできる習慣だけ! 最新データとエビデンスをもとに、人生を充実させる方法を具体的にわかりやすく教えるまったく新しい本である。
もくじ(抜粋)
・なぜ5分に1回スマホをチェックする人は、健康、仕事、人間関係のすべてを失うのか?
・朝散歩するだけで人生が変わるこれだけの理由
・「成功」イコール「幸福」の時代は終わった!
・すべての課題を解決する「幸せの3段重理論」とは
~今、再び自分の「幸福観」を見直すチャンス到来!
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さっそく、「3つの幸福」脳内物質を紹介しよう。
① セロトニン的幸福
セロトニン的幸福とは、ひとことで言うと「心と身体の健康」の幸福を意味する。
「体調がいい」「気分がいい」「清々しい」「爽やか」など、日々の生活の基盤となる幸福の総称。
セロトニン的幸福とは、健康で気分がいいなど、一見すると「当たり前」と感じるような幸福である。
要するに、いかにストレスの少ない環境(仕事・家族・知人等の人脈)を持てるかが鍵となる幸福物質成分だ。
② オキシトシン的幸福
オキシトシン的幸福とは、ひとことで言うと「つながりによる幸福」である。
他者との交流、関係によって生まれる幸福を感じるとき、脳内ではオキシトシンが盛んに分泌されている。
夫婦関係、パートナーシップ、親子関係、スキンシップによる安心感、幸福感。
友人や仲間との連帯感、信頼感、一体感や、コミュニケーションによる楽しさ、コミュニティへの帰属意識。
SNSの運用も重要なポイントだろう。見ず知らずの人とWEBを介して交流できる。要するに、実際のコミュニケーションで、会って失敗したくない人に最適なツールだ。
対比させてみよう。自分一人で感じるのがセロトニン的幸福だとすると、誰かと一緒にいて「楽しい」「安らぐ」「癒される」と感じるのがオキシトシン的幸福である。
③ ドーパミン的幸福
ドーパミン的幸福とは、ひとことで言うと「成功」「達成」の幸福と総称される。
ドーパミンは脳を高ぶらせる作用が強い。それゆえドーパミン的幸福には「高揚感」が伴う。
そして、ドーパミン的幸福を得るためには、努力や行動といった「対価」が必要になる。
セロトニン的幸福やオキシトシン的幸福は「静かな幸福」であるのに対して、ドーパミン的幸福は高揚感が激しく、それ自体が幸福だと感じるものだ。
だからこそ、多くの人はドーパミン的幸福こそが「幸福」と考え、そこを目指すのである。
お金、財産、富、仕事での成功、目標達成、地位や名誉などの社会的成功、学び、物欲、承認欲求、食欲、金銭欲など。
ドーパミンは我々の「モチベーション」「やる気」の源であり、ドーパミンが出るからこそ頑張ることができ、結果として自己成長にも繋がる。
しかし、ドーパミンに関しては危険な一面もある。
それは「依存性」が高い物質成分ゆえの「もっと!もっと!」と、高みを目指して自分の脳内にどんどん要求するといった、危険な側面がある。
ここで、わたしの体験を書いた以前のブログを添付しておこう。
「闘わない生き方」→http://lifetour.blog.jp/archives/1030095691.html 2018年5月
※ 12年前に、脳出血を発症した時、わたしのアドレナリン中毒の疑いが発覚したのだ。その時の主治医の処置や、それからのわたしの来し方などをまとめて書いた記事となっている。記事の巻末には「アドレナリン中毒セルフチェック」も入れてあるよ(笑)
というわけで、3つの脳内成分(セロトニン・オキシトシン・ドーパミン)が幸福度をアップするのだという研究結果の書籍の紹介をした。
最後に。
3つの脳内成分の云々をリンクしておく。ぜひ、興味のある脳内物質をひも解いてみよう!
• セロトニン→https://www.minamitohoku.or.jp/information/minamitouhoku/201411/nav
• オキシトシン→https://www.terumozaidan.or.jp/labo/class/s2_11/interview02.html
• ドーパミン→https://ja.wikipedia.org/wiki/
※ セロトニンは安心ホルモン、オキシトシンは幸せホルモン、ドーパミンはやる気ホルモンと、覚えておくといい。
運動、食事や睡眠など、基礎的な部分を補強するのが一番かも。
「春の水 ホルモン食べて 生気つけ」 清流
コロナの冬の縛りが融け、雫がポタポタと落ちるように春の足音が聞こえてきていますが、コロナ第4波の兆しもまた、ひたひたと迫ってきています。気が気ではありませんね。
ホルモンはホルモンでも焼き肉( ´艸`)