贅沢の基準とは?~己の価値観を見直すことで豊かな休暇を過ごせた話【暮らし・心が喜ぶ価値観の持ち方/旧記事更新52】

【ブログ新規追加1174回】

昨年の11月から今に至るまで、大好きだった「旅」を封印中。

これまで季節ごとに最低1回はどこかに泊りがけで出かけてきた。

そのわたしが、今ではすっかり妄想旅行で事足りるように変化したんだ。

というのも、行きたい場所ややりたいことは数々あれど、どれも「帯に短き襷に長し」で。

要するに「今の自分にあった贅沢の基準」を追求し、しっかりと見直すことに時間をかけた結果、無理に出て行かなくても充分に楽しめる要素が身近にいっぱいあることに気づいた。

その気づきの一番は「無料」にこだわった演奏会やイベントの数々。

いつもなら、高価なチケットを購入して出かける最高音質のコンサートホールへも、メンバーシップ(会員)演奏会(無料)でなら心置きなく楽しめる。

もちろん推しの演奏家がいる場合は購入するが、ホールの音や装飾など建物自体を楽しみたい場合は、無料招待枠を利用するのがベスト。

で、3月は2回の最高音質で聴くコンサートに行ってきた。

次に、アウトドアの分野では、結構イベントが各地で開催されてはいるけれど、何しろ自然が相手のこと。

お天気や寒暖差が行動を鈍らせる。雪でダメになったり、晴れていても極寒だったりと。

そんなわけで、今年の登山は4月後半にスタートする予定に変更した。もちろん低山だし、入山も駐車場代もなしよ(笑)

TOPの写真も今年のカタクリを見に片倉城跡公園で撮ったもの。満開のカタクリがそれこそ無料でいくらでも見られるとあって、大人気の城跡公園(無料P付)だ。

日本では山の入山や自然公園に入園するのには、ほぼ無料で駐車場も無料が多い。(やや近年では、登山ブームからか、駐車場有料が増えつつあるが)

これは、海外では少ないのだそう。

だからか、インバウンド効果で海外からの旅行者が日本の山にどんどん押し寄せて来ているのだそうだ。

無料でお天気次第では各地の絶景を見られるのだからすごいと。

話を「価値ある無料を追求した3月」に戻すと、音楽・山アウトドアときたら、もうひとつ本の話をしよう。

大好きな作家、村上春樹氏の「私的読書案内」を読んでの一冊。

こんな素敵な本(319頁で3300円+税と高価)が図書館にあったので、早速借りてじっくりと読んだ。

ちょっと購入するには躊躇する値段の場合、図書館で探してみる。

「国内外のお酒の生まれる蒸留所の話、お酒の個性」などを網羅した、いわば「シングルモルトウィスキーのバイブル」となっている。

では、村上春樹氏の読書感想からすこしだけ引用してみよう。

『モルトウィスキー大全』

シングルモルトの奥は深い

スコットランドのアイラ島の醸造所にしばらく泊めてもらって、そこでシングルモルトをたらふく飲ませてもらい、すっかりシングルモルトの愛好者になってしまった。

アイラにはラフロイグとボウモアの蒸留所があり、どちらも素晴らしいウィスキーだ。それからエジンバラの文学祭に参加したとき、アイラ島のお隣のジュラ島の蒸留所からも招待され、ここでも名高いジュラ・ウィスキーを心ゆくまで飲ませていただいた。至福の数日間だった。

しかしシングルモルトの奥は深く、興味を持ち始めると次から次へと飲むべきウィスキーが眼前に現れ、何が何だかわけがわからなくなってしまうこともある。そんなときには、この本がずいぶん役に立つ。これだけの数の蒸留所を回り、すべてのシングルモルトを試飲された著者には、ただ敬意を表するしかない。(村上春樹氏の内容文から引用)

シングルモルトウィスキー大全』土屋 守・著(小学館)

簡単レビュー

『モルトウィスキー大全』『改訂版モルトウィスキー大全』に続く第3弾。改訂版刊行後の動きに完全対応するとともに、スコットランドの全蒸留所に加えて英国の他地域や日本の蒸留所も網羅した、まさに完全版だ。

一家に一冊、いかが?

                 ★★★

さて、音楽も山も本も「無料」にこだわると意外なほど、高品質なものばかりが手に入る。

これがわたしの目指す「贅沢の基準」なのだと思い知った。

今年のアクティビティは好きなホテルや航空会社、自動車保険などのメンバーシップ(無料会員優待)を使い倒す「限りなく無料に近い」ホテル泊やイベント参加を目指すライフスタイルを確立しよう!と考えている。

すべては、情報戦だから上質な情報をキャッチできるように「精進また、精進」よ(笑)

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2021年4月3日記事

『SunTAMA Style』2022年4月3日記事

『SunTAMA Style』2023年4月3日記事

桜咲き誇る「津久井城山城址」へ【風景/桜・独立峰・湖/旧記事更新51】

【ブログ新規追加1148回】

10日間の休暇も最終日。

夫が、調べてくれた「神奈川県立津久井湖城山城址」へ桜を愛でに行ってきた。

ここは、わたし的には仕事場が近く、取り立てて目新しい場所ではないが、何しろ我が家の近所ではほとんど咲いていない「桜」がほぼ満開に近いぐらいの咲き方らしいと、夫が30日に情報をキャッチした。

31日の朝、8時30分には取るものもとりあえず、急いで津久井湖を目指して出かけた。

もう、良~く知っている道だから、混む前に現地到着。(9時)

すでに無料駐車場は満杯。だけれど、少し待っていたら、あ~ら・・・と、すんなり停められた。

で、今日初めて知ったのだが、ここ城山に築井城(つくいじょう)なるお城があったそうだ。

そのお城は、独立峰「城山」を改造した山城で、戦国時代に、西方に対する境目の城として小田原北条氏の有力支城であったと。

現在はほぼ全域が県立公園(入場無料)となっており、遊歩道や登山道が整備されてだれでも気軽に歴史と自然を楽しむことができるのだ。

いやあ、まったく知らなかったよ。

城山散策絵図という登山マップをもらったので、その場で見てみた。

はしご昇降1か所、くさり場に関しては4か所もあり、ところどころで急峻で危険と書かれていた。たった1,4キロなのに、めっちゃキツイ登山道だ。

土砂崩れを起こして通れない道もありで、とっても険しそう。

しかも、今日は「花を愛でる」目的で出かけてきたので、登山装備は一切なし。

長雨のあとで登山道のぬかるみもひどく注意警告されていた。

というわけで、今日は山は断念した。

まあ、満開の桜や菜の花、他にも春らしい花を絶妙なタイミングで見られたことに大満足。

というわけで、「津久井湖までお花見に行ってきた」という話。

そして、また1つ歳をとった記念に小さな「お山の大将」にもなった(笑)

それでは、今日から新年度。

2024年も気張って行きまっしょい!

では、また!

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『SunTAMA Style』2021年4月1日記事

『SunTAMA Style』2022年記事

『SunTAMA Style』2023年記事

『みいこStyle』2019年4月1日記事

新年度は休暇からはじまった

http://miikostyle.blog.jp/archives/24183142.html

『おとなのごはん日記』岸本葉子・著(成美堂出版)~ベジタリアン&マクロビオティックの12ヶ月ごはん日記~【選書・文化/旧記事更新50】

【ブログ新規追加1172回】

おとなのごはん日記』岸本葉子・著 / はやしゆうこ・画

簡単レビュー

卵、肉、乳製品なしでも無理なく続けられる、豆、野菜、ちょっと魚の私流バランスごはん。

忙しくても、お料理が苦手でも、楽しく作れるヒントがいっぱい。


エッセイスト岸本葉子さんの元気のもと、ヘルシーで何より美味しい、毎日ごはんをのぞいてみよう!

              ★

先週、図書館で何気にかわいいごはんのイラスト表紙の本を見つけた。

新しいわけではないけれど、毎日のごはんが書いてある本。

毎日のメニューを決めるってストレスじゃない?

楽しく・美味しく一生食べて生きたいのに、とりあえずお腹を満たすことだけに注力して作り続けてきちゃったわたしの料理人生(泣)

見た目も映えるわけじゃない、ごく普通のごはんで味もだいたいだから100点満点中、75点ぐらいだろうな・・・って自己採点してみた。

まっ、家ごはんはそんなに美味しくなくても「安心と安全」が手に入る重要なものだもの。

とかいいつつ、今日も我が家では定番の「ほれんそうと厚揚げのカレー」「手作りポテトコロッケ」2品の夕食。

『おとなのごはん日記』著者の岸本葉子氏は40代でがんを患い、医師のすすめでベジタリアン風の食事に目覚めた方。そんな制限下での1年間のごはん日記はさぞかし、大変だっただろう。

しかし、この本を読むかぎりは、ベジタリアンやマクロビオティックなる食生活を取り入れてながらも充分に美味しそうな楽しい・おしゃれなメニューが並ぶ。

確かに手がかかるし、無農薬野菜を毎週届けて頂くサービスを受けるなど面倒なことが多い。

仕事中心の岸本葉子氏。料理の手際の良さが文章から滲み出ていて面白く読めた。

そこまでしてもこの食生活(ベジタリアンやマクロビオティック)を維持するとか、ほんとすごい。

やっぱり大病経験者の食生活には学ぶことばかり!

ベジタリアンの定義はこちら→https://www.jpvs.org/menu-info/

マクロビオティックの定義はこちら→https://chayam.co.jp/macrobiotic/

というわけで、制限つきでも美味しく食べる生活のこつが書かれた本の紹介をしてみた。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2021年3月29日記事

 『SunTAMA Style』2022年3月29日記事

 『SunTAMA Style』2023年3月29日記事 

 

隈研吾氏デザインのカフェを訪ねる~緑青銅板に包まれた外観を眺めに東村山まで行ってきた【風景/東村山市外・和圀商店/旧記事更新49】

【ブログ新規追加1171回】

つい最近、WEB建築系雑誌 カーサ・ブルータス「Casa BRUTUS」4月号で興味深い記事を見つけた。

~東村山に隈研吾デザインの板金カフェが誕生。ニューオープンにもかかわらず、風格ある緑青銅板に包まれた「和國商店」の外観~(下の写真にくぎ付けとなったのだ)

関連資料→https://casabrutus.com/categories/architecture/398525

なに?東村山?青葉町商店街…知らないなあ。

息子夫婦が東村山駅のそばに住まいを構えてはいるが、こんな雑誌の特集に載るようなカフェ、きっと知らないんじゃないかしら。

WEB記事の板金カフェ写真を見て、新しい情報を得るため、「休み中にサッと見に行ってみよう!」と思い立った。

で、やっと晴れ上がった今日、緑青銅板が張り巡らされている斬新なデザインのカフェの外観を鑑賞してきた。

駐車場なんかないし、ごくひなびた小さな商店街の片隅にそのカフェは佇んでいた。

朝からカメラ片手に若い男性、犬連れ、子供連れの女性なんかが、お店の周りを取り囲んでいた。

地元民がフラッと立ち寄るのにぴったりな感じ。

一種異様な雰囲気もする緑青の銅板。真近でみると3種類の板金加工された銅板のよう。

実はこれ、広島の神社で使われていた銅板699枚をアップサイクルしたものだ。

内外装リノベーションのデザイン監修を依頼された隈研吾氏は、板金で折り鶴を作れる技術に驚き、立体的なデザインを施したそうだ。(WEB記事引用)

隈研吾氏といえば、木材、紙を多用する建築家である。 代表作は「サニーヒルズ」「根津美術館」「那珂川町馬頭広重美術館」などが挙げられる。 また、2021年に開催された東京オリンピックのメインスタジアムであった国立競技場の設計も行ったことは記憶に新しい。

国立競技場から、こんな小さなカフェまで、様々な素材を生かし縦横無尽に設計・デザイン監修する隈研吾氏。

まだまだ目が離せないだろう。

というわけで、斬新なデザインを見てきたという話。

5月連休にでも、息子夫婦を誘って、一緒にお茶しに行こう。

場所や詳しい案内はこちらを検索→https://casabrutus.com/categories/architecture/398525

それでは、また!

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『SunTAMA Style』3月27日記事

『SunTAMA Style』2022年3月27日記事

『SunTAMA Style』2023年3月27日記事

映画『舟を編む』バリアフリー映画(視覚・聴覚ガイドつき)を無料で楽しむ一日【暮らし・映画鑑賞/旧記事更新48】

【ブログ新規追加1170回】

『舟を編む』原作・三浦しをん 

あらすじ

出版社に勤務する馬締(まじめ)は、並外れた言語感覚を見込まれ、辞書編集部に配属される。個性的な仲間たちと辞書の製作に取り組むが、下宿先の大家の孫娘に一目ぼれし、仕事が手につかなくなってしまう。

出版社の辞書編集部を舞台に、新しい辞書づくりに取り組む人々の姿を描き、2012年本屋大賞で第1位を獲得した三浦しをんの同名小説を映画化。

初公開から10周年となる本年3月、35ミリフィルム上映を含む期間限定リバイバル上映中。

              ★

3月23日(土)午後2時、市内図書館11階ホールで開催のバリアフリー映画を楽しみにしていた。

バリアフリー映画とは?大学病院などの待合などに設置されている「視覚・聴覚」に障害を持つ方々にも番組を楽しめるように、背景説明のナレーションが入る映像のことをさす。

今回は、幼少から全盲であり、図書館勤務26年の男性職員さんの、「街中で視覚・聴覚障害を持つ方に会った場合の接し方」のお話を聞く機会もセットされていた。(映画の前に15分程度)

1か月前に予約をしていた60人限定の無料映画。当日はキャンセル待ちの長い列ができていた。

2時間30分の大作であるが、まったく飽きさせないその濃い内容に圧倒された。映画満足度90%だそう!

『舟を編む』は出版業界の話で、同業のため興味が先行して発売当日に購入し、一気に読んだ記憶がある。

主人公が出版営業から辞典編纂への転身という、わたしにとっては身近な業界ネタだったから作品に没頭できた。

わたしは、若い頃に三省堂の辞書を専門に作る工場に1日だけのスポットでアルバイトに行ったことがある。(確か4時間で4800円を即金で頂いた)

主な仕事は、流れ作業で送られてくる薄紙の束を一度に4冊分ざっと拾い上げて次のレーンに乗せる作業だけだが、それが何しろコツがいる作業だった。

腰をしっかりと入れて、両腕を自由闊達(笑)に使いながら、辞書を4冊拾っては、次のレーンに並べるのを延々と繰り返す。

ただの薄紙だった紙の束が次のレーンに乗ると「合皮の表紙をつけられて辞書になって行く」様は面白かったな。

薄紙とインクの匂いも特有でね。それぞれが自由に15分間の休憩を黙々と取って作業に戻るのね。家の近所でこんな場所があるなんて「非日常感」も伴って不思議な体験だった。忘れられないアルバイトになったわ。

そして、現在では出版社で書店営業を担っている。もちろん辞書も売っている。

丁度、春の辞典フェア真っ最中。入学シーズンで辞書フェアが終わるGW後に展開頂く次のフェア企画を持ち込み中。

さて、辞書の世界だが、まだまだ終わってはいない。

電子辞書があるじゃない?!いえいえ、紙の辞書が今、再び熱いのだ。

子どもに辞書の引き方、使い方を紐解くセミナーなども書店等では開催されている。

現在では、両方持ちの学生が多いと書店員さんから聞いている。(電子辞書はモバイルで、家では紙の辞書でちゃんと調べる)

わたしの辞書使いの最たるものは、病気のリハビリ(ダメージを受けた脳細胞の再生)にと「毎日10ページ国語辞典を読む」という課題が与えられて、夫の辞書を入院先の病院まで届けてもらった記憶がある。(読んだら食べた?わけじゃないよ・笑)

そう、その時初めて「辞書は読むもの」だと知ったのだ。

『舟を編む』は、辞典を読み、例文や類語を知る楽しさ、言葉をつかさどる編集者の熱い思いに触れる名作。

書籍の紹介もここにしておこう。

『舟を編む』三浦しをん・著(光文社文庫)

辞書編纂は何年も時間を費やす、いわゆる「儲からない」と言われる部門。

それでも、チーム一丸となって1冊の辞書を編み上げて行く様は、まさに「舟」そのものだ。

わたしも新年度を迎えるにあたり、心新たに、一層身が引き締まった名画だった。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2021年3月23日記事

『SunTAMA Style』2022年3月23日記事

2023年度仕事終わりを迎えて~10日間の休暇に楽しむあれこれの話【仕事・年度末/旧記事更新47】

【ブログ新規追加1169回】

3月22日、今日から31日までの10日間、恒例の年度末休暇を取る。1年頑張った自分へささやかなプレゼントだ。

2023年の仕事もあと1件で完了。

そして10日間休暇の予定は、「人に会う」「映画を観る」「山に登る」「花をいっぱい見に行く」「ヨガのレッスン」「斬新な建物を見る」「温泉に入る」「美味しいものを食べる」など。

1日ひとつを目安にお天気と相談しながら行く。

だから、予約などを入れてはいない。

休暇の10日間は、なにごとにも「ゆったり・のんびり」を目指したい。

空いた時間で2冊の小説、3冊のエッセイを読む。それは面白ければ今後、ブックレビューに書くつもり。

それ以外は、PCやスマホのデータ整理、加入している自動車保険のクラブサービスの更新やメルカリでの初買い付けもやるかも(笑)

まっ、そんなこんなの10日間、1年分の垢落しになればそれで良しだわ。

もうね、楽しみ切るための詰め込み精進行には慣れ過ぎていて、「辛かった1年を取り返す!」とかいう鼻息の粗さは年々減少の一途よ(笑)

良くも悪くも全部味わい尽くす、「自分が喜ぶ仕事」ができた1年だったので満足だ。

さ、新年度への英気を養う「特別な休暇」のはじまり。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2021年3月22日記事

『SunTAMA Style』2022年3月22日記事

『SunTAMA Style』2023年3月22日記事

『Life Tour 21st』2016年3月22日記事

http://lifetour.blog.jp/archives/1059830347.html「心が浄化される瞑想の言葉」ブックレビュー第1冊目~ヒマラヤ聖者の太陽になる言葉

『みいこStyle』2019年3月22日記事

http://miikostyle.blog.jp/archives/17050613.html程々の家・東京多摩・ログハウス探訪

古いアルバムを見返したり、以前書いたブログや書籍を読み返すのには深い意味がある~人生の軌道を整える一番の近道🎶【暮らし・辿ってきた道を再確認/旧記事更新46】

【ブログ新規追加1168回】

昨日、息子夫婦から1月に撮影した結婚写真が装丁され送られてきた。

アルバムには載らなかった家族写真など、撮影会での数百枚にのぼるプロのショットはすべてUSBデータに落としてもらった。

今、夫がわたし達夫婦がスマホで撮った当日のオフショットを編集している。これもUSBに落として息子夫婦に贈ろうと思っている。

現在、息子はとある資格試験に向けて猛勉強中とのこと。親の撮ったオフショットをPCで見てなごんで欲しい。

2月初旬にバレンタインチョコを携えて訪問した時、新しいPCを購入した!といい、そこで、結婚写真データを見せてもらった。

ワイワイと皆で、プロの撮った写真の綺麗さにうっとりしたり、わたしは自分の衰えを感じたり悲喜こもごもだったわ(笑)

ああ~~、何だかいい時代だな…と、とっさに思ったのだ。

撮影の時、生き生きと振る舞う息子夫婦を見て「撮影っていいもんだな、いい一日だった」と、改めて感じた。

こうした、家族の思い出を積み重ねて行き、たまに写真やブログを紐解くことでさらに深く思い出に刻まれて行くのだと感じる。

動画もいいんだけれど、こうして残せる紙のアルバムとUSBデータは、長く大切にできる思い出の筆頭だろう。

昨年10月からはじめた家族写真の選定はほぼ終わっている。年度末で仕事が忙しく、次の作業(アルバムに残すための準備)が滞っている。

そして、12月から始めた、わたしのブログ手直しの更新。

家族の歴史は、写真とブログにすべて収まっているから、読みはじめたら、それはそれで、止められないほどなんだよね。

ほろっとさせられたり、大笑いしたり(笑)

要するに、平凡な日常を切り取っただけの文章であっても、心情が伴っていて、すべてを見直したり、読み直すことから「人としてあの頃も今も変わらず筋が通っていることの確認」ができるのだ。

ささやかな日常を、ぐっと、自分に引き寄せていくことで家族の絆を確認したり、自分自身の価値を見直したりできる。

と、いうわけで、自分も家族も大事にでき心を配れる、ささやかな習慣のひとつ(アルバムとブログを見直す習慣)を書きとめておいた。

それではまた!

※ TOPのフォトはわたしがスマホで撮った結婚写真の一枚。

シルエットが今どき。

もう一枚は、息子の胸に差した花と署名の羽ペンもパチリ。

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『SunTAMA Style』2021年3月20日記事

『SunTAMA Style』2022年3月20日記事

『SunTAMA Style』2023年記事

そろそろ、一生ものを買いたくなった話~『一生ものの、山道具』ホシガラス山岳会・著(バイ インターナショナル)【風景・本格山道具/旧記事更新45】

【ブログ新規追加1167回】

来週、そろそろ春山へと出かける予定を立てている。

やっぱり、山は事前準備がモノを言うのよね。

数ある山の中から登りたい山を見つけ(決めて)、自分と夫の体力や経験が足りているかをざっくりと判断する。

次は計画を立てるのね。どんなに低い山でもある程度の登山行程を具体的にイメージしながら計画書をメモ書きして、そこから夫がリスク因子を洗い出すことが多いかな。

登山は準備が8割と言われる。よくTVやネットの情報で「滑落や遭難事故」が最近は多発している。こうした不幸な出来事の根底には、準備不足が上げられるのではなかろうか。

安全登山のためには、まず実力に合った山選び、無理のない行動計画、最新情報の収集、準備それ自体のチェックが欠かせない。

山を知り、自分を知り、万が一に備える。登る前からリスクマネジメントを心がけてきた。

そして、準備のさなかに以前読んで多いに触発された一冊の書籍があったんだ。

書籍のリンク先と表紙画像は↓

一生ものの、山道具』ホシガラス山岳会・著(バイ インターナショナル)

超簡単レビュー

愛着をもってずっと使える外遊びの良品63

キャンプ、トレッキング、テント泊登山など…。

外遊びを愛する8人のクリエイターの愛用私物道具を懇切丁寧にご紹介。野外料理など実用コラムも満載!

ホシガラス山岳会とは、登山やトレッキング、キャンピングなどの外遊びを通して知り合った女性クリエイター(スタイリスト、デザイナー、編集者、ヘアメイクなど)で作る趣味の会。

それぞれが愛する、一生ものを紹介しつつ、実力にあった山行やトレッキングに勤しむ様子がレポートされている。

各界のクリエイターが集まって作っただけのことはある、こだわりぬいたオシャレ感がある素敵な本なのだ。

わたしも、勢いこの本に影響を受けて購入したものがいくつかある。

野山をずんずん歩ける皮製の登山靴、登りの守り神トレッキングポール、あったら楽しいトライポット、ほの暗さを楽しむランタン、マイ山ナイフ(夫からのプレゼント)測量野帳(KOKUYO製・夫所有)などなど。

この本から影響を受けて、よ~く吟味して買ったものばかり。

今、欲しいのはカメラバッグ。

それでも、一生ものとは到底言えないよ。

中年だからこその「一生もの」にこだわった山道具をひとつ、ひとつ買い揃えてみたくなった。

たぶん、わたしの人生で、「それさえあれば満足!」と言えそうなのが山道具だと気づいた。

こうやって、一生ものを手に入れて山に登る日を夢みているってわけ。

それでは、また!

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『Life Tour 21st』2016年3月17日記事

http://lifetour.blog.jp/archives/1064958420.html『GWに9日間で世界一周の旅はいかが?

『みいこStyle』2020年3月17日記事

http://miikostyle.blog.jp/archives/23978623.html『旅をしない日々は一旦停止なのか?

『SunTAMA Style』2021年3月17日記事

『SunTAMA Style』2022年3月17日記事

『SunTAMA Style』2023年3月17日記事

『人生はどこでもドア リヨンの14日間』稲垣えみ子・著(東洋経済新報社)【選書・文化/旧記事更新44】

【ブログ新規追加1166回】

『人生はどこでもドア: リヨンの14日間』稲垣えみ子・著(東洋経済新報社)

簡単レビュー

「魂の退社」「寂しい生活」に続く書き下ろし。

退職し、夫なし(子どもなし)の53歳。

今回の内容は、あえてなんの準備もせずに、もちろんフランス語なんてできない状態で、フランスのリヨンに行って14日間滞在したという旅行記である。


旅の目的は、「現地でしっかりした、日本と変わらぬ生活をすること」。それはすなわち「周りの人としっかりコミュニケーションをとってつながること」

日本語が通じない異国の地だと、その人の「在り方」というのがむき出しになり、より本質的な人との関わり方の姿勢が問われることになる。

稲垣氏は、その試行錯誤の中で「人とつながることの幸せの形」を見出している。

その様子が、稲垣氏独自の軽快な文章で表現されていて、笑わせてくれたり、ホロっとさせてくれたり……と、とどんどん引き込まれていくうちに、最後は感動させてくれるものとなっている。

また、エアビー(民泊サイト)の利用法を始め、ホストとのつきあい方や、フランスのネット事情、マルシェ(市場)の様子、買い物の仕方、カフェの様子など、海外の民泊を利用しようとする人や、フランス旅行をする人に参考になる情報も満載となっている。

               ★★★

まさに、捧腹絶倒な一冊だ。あまりにも面白過ぎる。

他人の海外滞在記。

これほど興味を掻き立てられて読んでしまう本には滅多に、お目にかかれないだろうな。

しかも、人生の夢(海外で暮らす)を果たすために奔走する著者の必死さ(どこか可笑しさも)にも共感の嵐だったわ。

初の海外2週間暮らしでやったミッションがまたいい。

東京での暮らしをそのまま、リヨンへ移しただけだというんだから、鼻っから観光だ!グルメだ!などまったくもって考えてもいない。

わたしは、発想の勝利!あっぱれ!だと感動した。

その地味な一日とはこんな。

日の出とともに起きる

ヨガ

掃除、洗濯、昼食の下ごしらえ

近所のカフェでモーニングを食べながら午前の仕事(原稿書き)

家に帰って昼食

別のカフェで午後の仕事(原稿書き)

買い物

家に帰って夕食

縫物・読書

風呂(銭湯)

寝る・・・。

とまあ、超シンプルな生活。ちょっと地味すぎやしないだろうか?

はるばるリヨンまで来て連日自炊とか。グルメ大国おフランスでねえ(笑)

でもね、死ぬほど美味しい美食も3日も続けていたら、グェッっとなるはず。

稲垣氏が片言のフランス語でやっとこさ、手に入れたポロ葱やら、青野菜を使った味噌スープやサラダ(おしゃれな写真あり)、焼きたてパンとバター(ブールという)はさぞかし、美味なご馳走だったのはいわずもがなだ。

また、旅のアレコレ(空港でのトラブルや現地の宿泊事情、マルシェの云々、持ち込んだ日本の食材等)本当の話のオンパレードだから、コロナで海外旅が遠のいていた人にはいい刺激にもなるだろう。

というわけで、久々に「面白い旅の本」を紹介した。

(せっかく読むんだったら、文章の面白さを味わえる本をお勧めしたいと常々考えている)

それでは、また!

———————————————————————————————————————————旧記事更新44

『Life Tour 21st』2016年3月15日記事

http://lifetour.blog.jp/archives/1053889932.html『自分らしさとは?

『みいこStyle』2020年3月15日記事

http://miikostyle.blog.jp/archives/16823228.html『情報を「捨てる&選ぶ」センス持ってる?』


『SunTAMA Style』2021年3月15日記事

『SunTAMA Style』2022年3月15日記事

「ウォーキング」1日10000歩が必要?~万歩計から発した1日10000歩の普及~WHOは7000歩を推奨【健康・ウォーキング/旧記事更新43】

【ブログ新規追加1165回】

健康長寿の一歩、年齢に負けず「長く続けるための」ウォーキング術を調べてみた。

歩くことが心身の健康に効果的なのは知っているが、実際にはどれだけ歩けばいいのか?

 歩き方の秘訣や歩行量の目安を運動生理学の専門家に聞く(ニューズウイーク日本 3月8日版)

ウォーキングの重要性と1日1万歩の真意を探る。

まず重要なのが、短い散歩に1日数回出るなどして、座りっぱなしの時間を減らすのが大事だという。 

1日10000歩のウオーキングが健康維持の「常識」とされて久しい。けれども、この数字はどこから来たのか。そもそも本当に正しいのか。

毎日の歩行量を増やすことで心身の健康にメリットがあるのは間違いないと、専門家は言う。

「ウオーキングの歩数を伸ばすなどして運動量が増えれば、心血管機能の改善、体重管理、メンタルヘルスや睡眠の質の向上、認知機能の強化につながる」と、英ハートフォードシャー大学のリンジー・ボトムズ准教授は語る。

「ウオーキングには、認知症のような慢性疾患や一部の癌の発症リスクを抑える効果が期待できる。2型糖尿病などの改善にも役立つ場合もある」

では、そうした恩恵にあずかるためには、一定の歩数をクリアしなければならないのか。運動と健康に関する生理学が専門のボトムズに、ウオーキングにまつわる疑問をぶつけた。

Q,そもそも「10000歩」の数字はどこから?

A,「1965年に日本の歩数計メーカー、山佐時計計器が発売した商品が由来らしい」と、ボトムズは言う。

その商品は『万歩計』と言い、『万歩』は日本語で10000歩を意味する。これが広まり、1日に達成すべき歩行量の目標として世界中で定着したのだろう」

Q,10000歩では足りないって本当?

A,運動はどんなものであれ免疫力を高め、心の健康を改善してくれる。

ウオーキングはシンプルでどこでもできるのが、大きなメリット。

年齢を問わず手軽に生活に取り入れられて、健康増進に効果のあるエクササイズだ。

欧州予防循環器学会(EAPC)の機関誌に昨年掲載された論文によれば、1日に2337歩以上歩くことで心血管疾患による死亡リスクが減少した。

1日に3967歩では、死因を問わず全ての死亡リスクが低下した。

米国医師会報(JAMA)の神経科専門誌に2019年に発表されたアルツハイマー病に関する論文は、発症リスクの高い人も1日8900歩程度歩くことで認知機能の低下と脳萎縮を遅らせられるかもしれないと結論付けた。

一方で、健康維持のためには1日20000歩を目指すべきだとの声もある。

だが、心臓の健康に最適な効果を得るには1万歩さえ必要ないとの研究結果もあると、ボトムズは指摘する。

むしろ多くの人がチャレンジできるように、目標は低めに設定したほうがいい、というのが、ボトムズの考え方だ。

「20000歩を目指すのを止めるつもりはないが、一般的な目標はもっと低く設定したほうがいい。達成できない目標を課しても、やる気をくじくだけだ」

「歩行量が7500~8500歩を超えるあたりから死亡リスクにも心血管疾患の発症リスクにも変化が見られなくなると、複数の研究が示している。また、約4400歩のウオーキングを一定期間続けることで女性の死亡率が下がったという研究結果もある」

毎日7000歩は歩くよう心がけたい

やる気が続くように歩行量を1000歩増やすところから始めよう。

結局のところ、どんな目標を掲げればいいのか。

「私ならできるだけたくさん歩きつつ、座っている時間を減らすことを目標にする」と、ボトムズは言う。

毎日7000歩は歩くよう心がけたい。1日の歩行量が7000歩に満たない人は、現状の数字に1000を足した歩数を目標にするといい

ウオーキングを暮らしにうまく取り入れ、長く続けるコツはあるのだろうか。

近年、長時間座りっぱなしの生活がさまざまな健康リスクを増大させることが分かってきた。だから私は歩数にこだわるより、仕事中も座りっぱなしにならないように注意している

「犬の散歩も会議の合間を縫って、1日数回に分けて行く。話の内容にもよるけれど、散歩をしながら電話で会議に出ることもある。朝晩は必ず犬を散歩に連れていくが、夜は用事を全て済ませてからと決めている。いったん座ってしまうと、立ち上がるのが億劫になるからだ」

「通勤や買い物に車を使うなら、目的地から少し離れた場所に駐車して歩数を稼ぐのもいいだろう」

ただし、ウオーキングが自分には向いていないと思ったら、別の運動に切り替えよう。ボトムズは「肝心なのは体を動かすこと」だと言い、WHO(世界保健機関)のガイドラインを参考に挙げる。

成人は週に中強度の有酸素運動を150分以上、もしくは高強度の有酸素運動を75分以上行い、さらに筋肉トレーニングを2回することをWHOは推奨している。

さて、ざっと、ニューズウイーク日本版「ウォーキングについて」を箇条書きにしてみた。

花粉症には充分気をつけながら、上手にウォーキングを生活に取り入れて健康生活しよう!

それでは、また!

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『SunTAMA style』2021年3月13日記事

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