芥川龍之介賞とは~あらためてひも解く日本ならではの文学賞の話【仕事・芥川賞作家】

【ブログ新規追加249回】

昨日、第164回芥川賞と直木賞の受賞作品の発表があった。

ここであらためて、芥川賞のあれこれをひも解いてみたい。

芥川賞とは・・・芥川龍之介賞(あくたがわりゅうのすけしょう)、通称芥川賞は、純文学の新人に与えられる文学賞である。

文藝春秋社内の日本文学振興会によって選考が行われ、賞が授与される。(Wikipediaより)

                ☆彡

ということは、一出版社の社内賞だということになる。

わたしの勤務先にもそういった、社内賞のようなものがあるが、これほどまでに国民から称賛される文学賞は類をみないものなのだ。

しかも芥川賞の最も、最たるものが「新人」だという点。

あくまでもまだ文壇に登場していない作家を発掘するのがおおかたの目的である。

年齢も様々で、人生経験も深浅を極める応募作品。

選考委員(著名な作家)の選考の基準が、「新しい展開」「ハッとさせられる展開」など、小説をワイドに展開させる文脈だったり、発想だったり、そのあたりを見つけるために応募作品をすべて深く読み込む大作業だそうだ。

昨日、直木三十五賞、通称直木賞の発表もされたが、選考委員の北方謙三氏の講評で印象的だったのが「地味な発想の中にまったく別の展開が現われた。新しい感覚だ」と。(直木賞は新人賞ではないが、選考委員の注力する部分はやはりストーリー展開のようだ)

選考委員も一読者になりきれるか?最後まで面白く読み切れるか?まったく、こういった文学賞の存在意義は、著名な作家さえも舌を巻く作品が執筆できるのなら、その後の作家としての道も開けやすくなる。

だからこそ、深い意義を持つ芥川賞なのだ。

                 ☆彡

● 第164回芥川賞・直木賞

芥川賞には宇佐見りんさん・・・「推し、燃ゆ」

ストーリー・・・好きなアイドル「推し」を応援することが生活の中心になっている女子高生の姿を、1人称の語りでリアルに描いた物語。

宇佐美さんは、静岡・沼津市生まれの21歳。

初ノミネートで堂々初受賞!

ご本人のコメントにちょっと感動した。

「やっと(言いたいことが)届いた」と、言葉少なく、はにかみながらのコメント。

これから、文学作家の大海原で活躍して欲しい。

これが新人賞の醍醐味なのだ。

                 ☆彡

一昨年、芥川賞女流作家の川上未映子氏の講演を聴いた。当時のブログと作品紹介もここに再登場させよう。

※ 芥川賞作家の話を聞く(2019年12月1日みいこStyleより)→http://miikostyle.blog.jp/archives/22353853.html

 





★2025年1月20日更新 心を鎮める旅に出る~時間と移動、空気感・天気にとことんこだわる🎶【暮らし・情景雑感】

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https://www.youtube.com/watch?v=Ub9oSuAfSbE

映画監督・黒澤明氏の言葉で、今でも時たまメモから読み直してるものを載せる。

みんな、自分が本当に好きなものを見つけてください。
自分にとって本当に大切なものを見つけるといい。

見つかったら、その大切なもののために努力してください

                 ★

たぶん、わたしの性分なんだろう、物に対する執着が本当に薄いというか低い。

その代わりに「時間と移動・空気感・天気」などの刻々と変化する事象にはちょっとしたこだわりがある。

● 時間に関しては以前、週末パラドックスというブログの72時間〜で書いたとうり。

「週末を金曜日の夜18時から始めて終わりを月曜日の朝6時で〆る究極の72時間の休日があれば、ほぼやりたいこと、行きたい所へ行ける」

※ LifeTour21stブログ「週末パラドックス」2017年/9月1日

移動に関しては、昔、特別な日には中央線で都心へ行く時「あずさ号」に乗って、つかの間の旅気分を味わったりしていた。

音大時代からの小さな豪遊が習慣化された感じ。

授業のあと小田急線で都心へ行くときなんか、気分を変えて「ロマンスカー」で行ったりした。

ちょっともったいない感じもするが、次のアクションへの期待感がなんとも気分を高揚させる。

近頃は、コロナ禍で品川にも出社せず、京王ライナーに乗るチャンスがなくなって、つかの間旅ができず残念(泣)

● 空気感に関してだが、これはジャズが流れる空間に入るとそれまでの雑多な事柄やいやなことが抜けて、何ともリラックスできるというか、すてきな空間に様変わりする音の不思議に遭遇するのにこだわりがある。

スタバの店内ミュージックは質が高くて、素晴らしく癒される。

● 最後に天気に関しては、まあ、こだわりではなく、たんに晴れた冬の日の夕暮れが大好きなのだ。

どう?これがわたしの好きな風景。

新しい年になり肩の力が思いっきり入っていたところ、

ちょっとだけ力を抜いて心を鎮めてみよう。


この1年、まだはじまったばかりなのだから。

★2024年1月19日更新 わたしは70歳まで働こうと思うけれど、あなたは70歳まで働きたい?~春の高年齢者雇用安定法について【仕事・法改正】

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人生100年時代。

寿命が延び続ける中、あなたはいつまで働きたいと考えてる?

2021年4月1日から、改正高年齢者雇用安定法が施行され、70歳までの就業機会の確保が企業の努力義務になる。これからの働き方にどのような影響を与えていくのか、改正のポイントに迫ってみよう。

● なぜ、今、法改正なのか

日経ウーマン・オンラインを読みながら、ごく簡単にまとめてみよう。

まず、日本の現状から。

日本は少子高齢化で、今後の労働力不足は深刻な状況

国立社会保障・人口問題研究所(2017年推計)では、生産年齢人口(15~64歳)は2040年に5978万人と15年と比べ1750万人も減少する一方、65歳以上の高齢化率は35.3%まで上昇すると推計されている。

また、年金の支給開始年齢の原則は65歳だが、22年4月から60~75歳(現行は70歳)までに選択制で拡大するのだそうだ。

こうした情勢を鑑みて、国内の経済社会の活力を維持するためにも、働く意欲がある人が年齢にかかわりなく働ける環境整備を図るために施行される法案なのだ。

で、今年、4月から改正高年齢者雇用安定法が施行されることになった。

家電量販店のノジマでは、施行に先駆けて昨年、20年7月より、定年後の再雇用契約を65歳から最長80歳まで延長できる制度を導入

シニアの豊富な経験や能力を生かしたいと制度を大幅に見直す企業も出始めている。

手前みそだが、わたしの勤め先も、70歳対応の規範がすでにできている。

ここで、考えられること。

定年を70歳まで引き上げることや定年制自体を廃止するといった思いきった措置に踏み切る企業はまだそれほど多くないと思われる。おそらく70歳までの継続雇用制度の導入を検討する企業が多いと考えられるね。

継続雇用を促進するには、65歳以上は関連グループ会社への出向は当たり前になる。しかも関連会社ではない他社にも雇用の範囲は広がりを見せるだろう。

新しい業種や新しいシステムに準じた仕事をしてきたのなら、技術協力の面で高齢者であっても引っ張りだこだろうが、旧態依然の仕組みに「あぐら」をかいている企業は今まで通りの仕事を長年続けてきた年配者を「外」へ出すこともできない。

今、いる会社が70歳まで働き続けられる企業かどうか・・・ここに大きな企業の努力目標=努力義務が潜んでいるのだ。

胸を張って、出向や転籍を命ぜない企業は、おのずと衰退の一途をたどる運命なのかもしれない。

● 起業依存から個人で仕事を作る~方向転換するチャンス!

60歳や65歳から何か、新しい仕事にチャレンジする・・・こう聞いてワクワクする?怖気づいてしまう?

どうせなら、ずっと目隠しして見てこなかった「本音の自分」をさらけ出して、やりたいことをまず、見つけてやってしまおう。

国は法律を変えることで制度の拡充とやらを還元してくれるのだろうが、夢を叶えてはくれない。

長年働いて来たんだったら、最後まで添い遂げるのもいいし、思い切って切り替えて自分で仕事を生み出すのも醍醐味があるね。

65歳になったら、置いてきた自分を迎えに行こう!

一歩突っ込んだ趣味を持つ~流行りとは一線を画す独自の楽しみを見つけて続ける【暮らし・趣味雑感】

【ブログ新規追加246回】

 新年も明けて早や半月。

先週は3連休を謳歌したが、その分仕事の稼働日が1日少なかったため、週末まで仕事に追われて、自由な時間は限られた。

今週は通常がやっと戻って、ホッとしながらこのブログを書いている。

何がホッとかって?

それは、たまに入る3連休という休日。これが無用に時間を持て余すものなのだ。

性分なのだろうが、あんまり遊んでばっかりだと、逆に休日を楽しめない。

休日は、わたしにとっては、大好きな一粒チョコや炊き立てご飯と同じでご褒美だから(笑)

やり切った達成感の上で、自分に与える休日が一番好きなのだ。

毎週、平日の5日間凝縮した仕事を予定通りこなし、金曜日の夜ストレスから解放されて週末何に時間を使うのか頭を悩ます。

なんと贅沢な時間なのだろう。

今まで、平日の仕事が早く終わった半日、週末の1日、週末の2日間など、軽くやれて没頭できる趣味を続けている。

里山トレッキング

珍しい草花を探す山野草ハンター

カメラで写真を撮る

・・・など、何度やっても飽きないし、四季を体感できる趣味を見つけて楽しんできた。

この冬~春も温かな日を狙って、軽い山トレッキングに出かける予定。

                 ★

ある女性作家の趣味を語るエッセイで読んだのだが、つくづく女性の場合、趣味がいいかげんになりがちだと言っている。

お金や暇をかけながらも、まだまだ無駄としかいいようがなく(笑)、貪欲さに欠けていると表現していた。

いったい、何がそんなに不満なんだろう??

彼女いわく、ずっと好きでいつかはやろう!と思っていた趣味が、ぐずぐずしているうちに爆発的に流行りに乗ってしまった・・・と、もやもやした気持ちを書き綴っていたのだ。

別に趣味なんだからいいじゃない!誰も彼もおんなじ方向を向いたってさ。

と、私は思うが、この作家の考えでは、”仕事は趣味のように楽しみながら、趣味は仕事のように真剣にやる”という感覚が、どうも幸せなのだということらしい。

要するに、もうちょっと突っ込んだ趣味に「のめり込みたい」と、読み取れた。

一方、男性の趣味に関わる打ち込み方や楽しみ方を少しだけひも解いてみたら、男性は、趣味にのめり込みやすいらしい。

家事に携わることが少ない分だけ、とことん気のすむまでやる人が多いようだ。

以前、わたしの弟とこんな話をした。

お彼岸で弟とお墓参りをした後の食事の際、ウンチクいっぱいの話題になり、弟はなんでも趣味が高じて蛸漁師を目指しているという。うそみたいなホントの話だ。

弟は、女性は家事に忙しく経済的にも現実的で夢を追う暇はないという感じじゃない?と。

その点、男性は休みになると、たとえば幻の蝶を求めて何処かへ行ってしまうとか、電車や駅弁が好きで全国を渡り歩いてるとか、周りにもそいった人がいるらしい。影響されたのかしらん。

一般的にも男性には物のマニアやコレクターは多い。

 わたしは、会社員で普段営業職である関係上、社内でも出先でも日常的に上司や担当者など、男性と同行したり話すことが多い。

たまの同行中などは、社外に出ている解放感も手伝ってか、趣味の話をされる男性がほとんど。

数年前、イベントの時に、野鳥を撮る会に所属する男性社員が、その年の秋冬向けに感度のいいカメラを使い、新しいレンズも買い足して、凝った装いで週末は出かけるのが楽しみだと喜々として話していたなあ。

コロナ禍で、外出もままならないが、人の少ない場所へ息抜きに出かけられる里山トレッキングが趣味で本当に良かった。

好きなものややりたいことは誰しも必ずあるもの。

それをどう掘り下げて、ウンチクや情報を取り入れながら自分のものにするか? 

徹底的に趣味を楽しみ、暮しに取り入れる。

そうした遊びごごろも人生の幅を広げるのに大事よね。

わたしも焚火の名手にでもなろうかな(笑)



 

 

★2024年1月17日更新 №2 人間力を高める読書の秘訣~毎週2作品をブックレビュー/ 『自分の時間~1日24時間でどう生きるか』アーノルド・ベネット・著(三笠書房)【書評/選書・自己啓発】

【ブログ更新245回】

一日は24時間。

誰にでも平等だ。しかも0円で手に入れている。これはとても不思議なことじゃないだろうか。

で、時間の概念をこんな風に以前のブログで表現した。

時間は面白い。貯めることができない。そして誰かにわけてもあげられない

ちまたでもてはやされてきた時間術の書籍のあれこれ。現在、コロナ禍で2回目の緊急事態宣言下。

もう、時間なんてあり余るほどできちゃった感。オンラインやテレワークが進み、移動や通勤時間がなくなって、さらに余る時間にお手上げの人も多いと聞く。

そんな時に、昔から重用されてきた時間術の良書を2冊目に選んだ。

小説家の書いた時間術の本をサクっと紹介してみる。

自分の時間 (単行本) アーノルド・ベネット・著(三笠書房)

幾何学模様と深い青のカバーが美しい本。今回2回目を読んで、早速選書した。

【本書の概要】

 本書は、20世紀初頭の英国で発表されるや大いに愛読され、その後、100年以上も世界で読み継がれている時間術の古典的名著だ。

1日は誰にとっても 24時間しかないという、当たり前だが忘れてしまいがちな事実に着目し、通常の仕事以外の時間をいかに活用して人生を充実させるかについて多くのヒントを示している。

通勤時間の過ごし方

1週間をどのように使うか、

内省の重要性

読書法

その内容が現代のビジネスパーソンにもそのまま通用することに驚かされる一書だ。

著者のアーノルド・ベネットは田舎町から身を立て、後にイギリスが生んだ「20世紀最大の小説家」と称せられた人物。

 高等教育を受けてはいないが、向上心で自分の道を切り開いた著者が、幸福や成功、勤勉さや自助独立精神の重要性といった人生の知恵まで説いているのが魅力的。

すらすらと読みやすく何度でも読み返せる、一生味わうことのできる珠玉の小編。

時間の使い方を求める方だけでなく、充実した人生を求める全ての方に対応できる良書だ。

                   ★

この本で最も著者が着目した点を少々抜き出してみよう。

「職業としての仕事以外に何かをやりたいという欲求は、ある程度精神的に成熟した人たちにとって、共通するものなのだ」文中より

この本では、新しい時間の使い方が書かれているわけではない。

著者のベネット氏は、まず人生というものを「あれをやれたら、これをやれたらと思いつつ生きてきたのが、まさに自分の人生である」と言った。

そして先にあげた一文「職業としての仕事以外に・・・」と述べている。

知的好奇心が旺盛なのは、今も昔も変わらないものだと思い知らされた。

それは、100年前のベネット氏が、余暇の使い方や自己実現に真っ向から本気で取り組んでいたのだから。

現代とは全く違う環境であっても、本質的に求めている部分はまったくといってよいほど変わらないのだ。これだけでも驚きの連続だ。

● 楽々と時間を作り出すことなどできない

そうは言ってもねえ・・・まず、立ちはだかる時間的制約はどうするの?!っと、ダレカレとなく言われてしまうだろう。

そこで、ベネット氏はこう答える。

「実際のところ、やりたいことをやれるだけの時間を作り出すことには、楽なやり方、王道などは存在しないのだ。メッカへの道はすこぶる険しいのだ」と、読者を突き放してしまう。

さらに、畳みかけるように「24時間という限られた中で価値的に創造的な時間を作り出すためには、いかにそれ相応の犠牲を払い、たゆまず努力を続ける以外に道はないのだ!」と言い切っている。

な~んだ、それじゃあ、何にも変わらない!と言われる場合は、この本が無用の長物となるだけだ。

小手先のノウハウでない、自分固有の満足のいく時間の使い方をしようじゃないか!と、言われている。

小手先と言っているのは、仕事であれど、その他の己をひどく拘束する何かがあれど、腐らず、不満を言わずやるのだという。要するに適当、手抜きはご法度!

一見、損をして回り道をしているようだが、手抜きなく、しっかりときちんとやった仕事は大抵、時間通りかそれ以上早く終われるものだ。

そして、数々の犠牲の果てにやっと、手に入れた自分だけの時間を慈しむのだと。また、この慈しむ時間をより有効かつ価値的に過ごすのにも、細心の準備を怠らないとも。

まとめ

本書の時間活用のヒントを書き出してみた。

「朝起きたら、あなたの財布にはまっさらな24時間が詰まっている」
「仕事以外の時間の過ごし方が、人生の明暗を分ける」
「1週間を6日として考えよ」
「習慣を変えるには、小さな一歩から始めよ」
「1週間のうち90分は自己啓発のために充てよ」
「計画に縛られすぎてはいけない」

などなど。コロナ禍であっても多忙な人、反対に時間を持て余す人であってもきっと、心に響く箇所が見つかるだろう。

本書は、時間活用術における、個人的具体例やタイムマネジメントの伝授ではない。基本に立ち返って、時間を有効に活用すること、さらには、それを長く習慣づける上で不可欠な心構えや姿勢に重点をおいた一書である。

数多くの時間術の類書とは一線を画したものであろう。優れた生き方指南書である。

最後にベネット氏が残した読者への一言を。

人生において、幸福をつかめるかどうかは、すべて時間利用のしかたにかかっています。本書があなたをただちに時間活用の達人にすることはできませんが、少なくとも、時間というものに対する新たな眼を開かせてくれることは間違いないでしょう

№1 人間力を高める読書の秘訣~5つのカテゴリーで毎週2作品ブックレビューする / 1冊め・『努力論』幸田露伴・著(岩波新書)【書評/選書・自己啓発】

【ブログ新規追加244回】

この1月、東京都民のわたしは、仕事以外で不要不急と称する外出はほぼしていない。

近所の散歩や仕事ついでの買い物、ついでで訪問できる都立公園など、まったく無理ない程度で生活を楽しんできた。

元々、その程度で充分満足できるアクティビティで、心身ともに健康を保ってきたことで経済的にも圧迫せず、実に気持ちのいい習慣になっている。

不要不急の外出?そうね。ずっと前からあまり思いつきで出かけないの。

いつも不要不急を気にしてきたのかもしれない(笑)

で、今日も週末の買い出し終えて、不要不急の外出をしないから時間がたっぷりとある。

そこで、平日の疲れを取りつつ、平日は飲まないお酒を呑みつつ、人生において大事だと思う、「人間力を高める」ために役立つ書籍のブックレビューをていねいに書こうと思う。

5つのカテゴリーで、書く予定。

能力の活かし方

人間関係を築く

学び方

考え方・表現

どう生きるか

今のわたしが考えるカテゴリーで、今の言葉に置き換えて、要約レビューをする。

ずうっと、やりたかった要約レビューにやっと辿り着いた。嬉しい。

今日は、小説家・幸田露伴の自己啓発書『努力論』をひも解く。カテゴリーは「能力の活かし方」

「鳥は鳥を愛する家の庭に集まり、草は草を除き残す家の庭に茂るように、福というものもまたこれを尽くさない人のところに集まるものだ」文中より

努力論』幸田露伴・著(岩波新書)

さっそく、レビューをはじめよう。

大きく、3つの柱を立てた。興味のあるところから読んで行くのもいいかもしれない。

● 文豪が書いた人生論がなぜ、すごいのか

大文豪、幸田露伴といえば、不滅の名小説「「五重塔」がある。また、「頼朝」「平将門」などの史伝でも有名な小説家である。

しかし、露伴はたんなる小説家ではなった。

むしろ露伴の真骨頂が発揮されたのは、『努力論』に代表される幅広い教養と、深い人智に裏打ちされた実践=使える人生論を熱量も高く、執筆し切ったことにある。

努力論』の初版は今から約110年前の大正二年だ。

そんな、昔の本など令和に生きるビジネスパーソンには役にはたたないだろうと思いがちだ。

しかし、『努力論』にしたためられている、数々の露伴のエピソードから「人生を真剣に生きよう!」と願う人にとって最適であると考え、1冊めの登場となった。

現在、書店に並ぶビジネス本は、「稼ぐ」「スキルを積む」「ストレスを軽減する」など検索キーワードに上がる内容の書籍がずらっと並ぶ。

そこには、わずかだが教養が色濃く出ている書籍もあるが、どこか一過性であり、その場しのぎに必要なことがらテキストばかりなのもうなずける。

だから、「教養」や「人間力を高める」などを学ぶには、独自で古今東西の優良な書籍からひも解くしかあるまい。

110年前の露伴がそうだったように。

時代は変われど、人は変わらず

● 人生での3つの福とは

人の幸運・不運はどのようにしてきまるのか?

露伴が作中で、ずっと問いかけていることがらだ。露伴は独自で「幸福三説」という論を唱えている。

幸福三説

① 「惜福」・・・何かのはずみで頂いた福を,一度に使い切ってしまわない。冒頭の「鳥は鳥を愛す庭に集まる~~~」の通り、一生の内で何度か最高の福を手に入れても、調子に乗ってしまわないようにと、戒められている「福」だ。

② 「分福」・・・天から与えられた福を一人占めしないで、分けられるものは人に分けること。

例えとしてこんな風に文中では書いている。「大きな西瓜を一度に全部食べてしまわず、少し残しておくのは惜福だが、同じ西瓜を他人とシェアすることで、美味しさの共有が生まれ、相手からも感謝される。これが分ける「福」であると。

③ 「植福」・・・露伴が考える、惜福や分福より、「卓越して良いこと」を指す「福」だそう。

文中にはこうある「我が力や情や知を以て、人世に吉慶幸福なるべき物資、情趣、知恵を寄与すること」だと、解かれている。

つまり、新たな知恵でも、新しい商品でも、発明でも、世のため人のためになる行いを植える「福」だと言う。

また、こうも言っていた「福の創造を行い、それを丹精込めて世話をし、改良を重ねればさらに「福の増殖」となる」と。

まさに、クリエイティブな人はさらにクリエイティブに生きることで「植福」が叶うのだね。

『努力論』の具体性に驚きの連続。まったく今でも充分通用する内容ばかり。

使ってナンボの実用書籍~(笑)

● より具体的であり、実践的な人生論~精神論ではない

さらに、読み進めると、驚くのは、古今東西の名士の格言や箴言などを多数取り上げているのだ。

源頼朝、豊臣秀吉、徳川家康、ナポレオンなど、歴史上有名な人物に関する豊富なエピソードが満載。

露伴の並々ならぬ情報収集力には舌を巻くものだ。今の時代に生きていたなら、小説家だけでなく、トップブロガーまたはユーチューバーになっていたかもね(笑)

こうした、世間の役に立つ情報を取り揃えて作品を作るわけだから、説得力のある内容が際立つのは当然だろう。

世の中には、いつも幸運に恵まれる人がいる一方、いつもなぜだか不運に見舞われる体質の人もいる。

同じ人間なのに、どうして、天と地の違いが生まれるのか。

もし、こんなある意味、不公平感に苛まれている人にはこの『努力論』はうってつけの書籍だろう。

110年前の本だが、文語体で読みやすいと言えばまずそうはいえない。

しかし、さほど頭に汗をかくこともなく充分に誰でも理解できる、人間力を高める指南書となっている。

ぜひ、小説家の書いた自己啓発本をご覧ください!

古くて新しい、何かが発見できるかも。

温故知新は偉大



★2024年1月15日更新 蝋梅「ロウバイ」~厳冬を彩る黄色い梅林を見に行く/ 東京都町田市・忠生公園蝋梅苑にて(ボタニカル・ライフ①) 【植物・冬の植物】

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1月、一番に咲く花の色は黄色だそう。

日本水仙や早いところでは菜の花、もう少しすれば、福寿草など。見るだけで元気をもらえる黄色い花。

2021年は、毎月、美しい季節の樹々や山野草をこの植物コーナーで紹介していこう。

1回めは、香りと色が素晴らしい春一番の梅「蝋梅」

黄色い花の代表は、この植物ではないだろうか。

蝋梅「ロウバイ」と呼ばれる、まるで蝋燭みたいに、薄い乳黄色の梅。今日はその中でも、最も黄色い「「満月ロウバイ」を中心に蝋梅の林を訪ねてきた。

ここ、町田市忠生公園は、仕事先の目と鼻の先。今日は、昨日とうって変わってとても寒かった。

曇天の中、約30分ほど、蝋梅の林で写真を撮り続けた。

蝋梅は、独特の香りがすごく強い。

寒気が山肌を覆う早春、ロウバイの芳香が漂ってくるとホッとした。

2年ぶりの訪問で、ああ~帰ってきた・・・という気分が高まった。

人を幸福にしてくれる香り。

甘くフルーティで、微かに石鹸のような清潔感がある香りは春の予感さえ醸し出す。

さて、蝋梅の林をご覧ください。


蝋梅の簡単まとめ

冬のため花の少ない時期だが、暖かい太陽のもと散策するのもいいものだ。(今日はあいにくのお天気・泣)

ロウバイの花は小さな花だが、逆光のなかで観察すると花弁が透けて、とても綺麗に感じるもの。

花の由来は唐の国から来たこともあり唐梅とも呼ばれ、中国名も蝋梅であったことにちなむ。

別の説では花被片が蝋細工のようであったことからそう呼ばれる。

中国原産で早春に芳香のある黄色い花を咲かせる。「ろう梅」と書きますがウメと違ってバラ科ではなく、ロウパイ科という小さな科に含まれる。

ロウバイ科ロウバイ属の落葉低木。

1月から2月にかけて黄色い花を付ける落葉広葉低木である。

ロウバイの基本種は、花びら(花被片)は黄色で内側の花びらは暗紫色。
また、花やつぼみから抽出した蝋梅油(ろうばいゆ)を薬として使用する。

ソシンロウバイ(素心蝋梅)、マンゲツロウバイ(満月蝋梅)、トウロウバイ(唐蝋梅)などの栽培品種がある。

よく栽培されているのはソシンロウバイで花全体が黄色である。また、初夏に咲く同じロウバイ科のクロバナロウバイがある。
WEB記事より

東京都町田市・忠生公園(蝋梅苑)→https://www.townnews.co.jp/0304/2019/01/17/465448.html



蝋梅苑(ろうばいえん)には、現在、見頃のソシンロウバイやマンゲツロウバイなどが約84本近く植えられている。

ロウ細工の質感を思わす花からは、ほのかな甘い香りが漂う。

どこか懐かしい香りに包まれて幸せ感、倍増よ(笑)

超低山ハイク~ひよどり山を登頂する / 今、話題の低山ハイクとは?(写真多め)【山/トレッキング・低山ハイク】

【ブログ新規追加242回】

低山ハイク」って知ってる?

昨日、青梅の書店で「東京の超低山を登頂する!」という、何となくレア(笑)な本を見つけた。

さっそく、立ち読み~~~。何と、我が家から徒歩5分の「都立小宮公園」が登録されている。

はて?

あそこ山?丘陵でしょ?・・・。

でも、あああ~~~確かに「ひよどり山」だわ。

はじめて知ったのだが、ひよどり山に都立公園を作ったのだということを。

どうりで、結構険しい道も多い。

しかしだ、たった63mしかない超低山。その低山ハイク本によると、低山ハイカーに人気が高い東京都の山だそう。

※ おススメ書籍の紹介『花の山歩き・関東低山ハイキングガイド

今日は、午前はオンライン会議で仕事。ランチ後にすぐ飛び出したってわけ。

だって、春先のような陽気。コロナ禍で密を避ける場所としては抜群の低山ハイク。

それでは、簡単に写真で登頂までを追ってみよう。

近所だが、車で行く。約10台分の駐車スペースあり(無料)

ちょっと先に見える弁天橋は、その昔、吊り橋だったのだそうだ(驚)

いざ、ひよどり山へ入山。

先を歩く夫を撮った。低山ハイクには、手ぶらで装備はいらないよ。

枯れ木のブナ林をどんどん登ってゆく。登山道はいくつもあるのだが今日のコースはこんな。

スタート・おながの小道→くぬぎ平→えながの小道→しじゅうからの小道→みずき平→こなら平→こげらの小道→ひよどり山登頂→たんぽぽの小道→おかの小道→雑木林ホール→しろはらの小道→やまぶきの小道→駐車場・ゴール

足に優しい木道は、平坦な場所に張りめぐらされている。

行けども、行けども枯れ木が山の賑わい(笑)

途中で、こんな山の恵みを見つけて写真に納めるのが楽しい。

途中、青々としたシダを見つけ、太古の昔を連想する(笑)

途中の沢では、東京名水100選にも選ばれている石清水も見られる。

石清水の流れを見つけた。

原生林みたいな幻想的な雑木林に心も身体も癒される~俗世間から少しだけ離れて仙人気分を味わえるよ。

そろそろ山登りも終盤。

ひよどり山。登頂!

頂上の広場では、青空とパンパスやすすきが風に揺れていた。

多摩動物園のコアラのために輸入したユーカリ。残念なことにコアラの口に合わず、この公園に3本植えられている。

寒椿も蜜柑も終わりそうな風情。

雑木林ホールで休憩する。森の動物たちのはく製が迫力満点。

ホールから一気に下山。

13の小道をひたすら歩いて山登り。所要時間1時間と少し。

軽く汗ばむ感じで気持ちがいい。

健康にも気分転換にも最高な、絶対登頂できる低山ハイク

あなたもどう?

                 ★

ここで、ひよどり山の簡単な歴史を紹介しよう。

ひよどり山

名前の由来は、「兵取山(ひょうどりやま)」、「鵯鳥山(ひよどりやま)」、「鷽鳥山(うそどりやま)」の3説ある。

その中でも、武田信玄・勝頼父子の一軍が永禄12(1569)年に滝山城攻撃の際に陣を構えた「兵取山」がなまって「ひよどり山」となったという説が有力だと言われている。

近隣情報

山頂付近の富士山も見える住宅街には、昭和58年に1,305坪、総工費20億円と言われている北島三郎邸がある。また、山の外輪には、あの高級料亭「八王子うかい亭」がある。

北島三郎邸(画像拝借)

うかい亭(画像拝借)

ひよどり山情報】

東京の山岳総合ガイド→https://yamap.com/mountains/9634

都立小宮公園

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★2025年1月13日更新 マーガレットハウエルの紺ニットを着る / 真冬のおしゃれはニットでキメる~ショートエッセイもあり♪【暮らし・普段着のおしゃれ技】 

【ブログ新規追加241回】

年のはじめには、一着ぐらいは新しい服に身を包みたい。

しかし、年々、そういった「ハレ」の気持ちは薄れつつある。

昔と違って今では、おしゃれ着というカテゴリーがわたしの中ではどんどん消えてしまって寂しい(泣)

それでも、どこか、自分なりのおしゃれを追及したいのだ。

真冬の極寒い朝、仕事に出る時、ふわっと優しいモヘアの軽いニットが欲しくって、3年前に、セールで手に入れた「マーガレットハウエル」の八部袖ニット。

どこか、昔を感じさせるモヘアの優しい質感に即買い。セールで半額だったお宝ニット。

袖が短いのは、仕事や家事にはうってつけ。袖をたくし上げなくてもいいし、何しろニットが痛みにくい。

このニットを買って良かったのは、身体にフィットしたサイズ感。

ダボつかず、ピタピタでもなく、コートの中でももたつかない。

ホントは、毎年、一枚づつ買い足したいと思えるニット。

洗いざらしの白シャツを中に着込んで、女子?みたいにラフに着こなすのも好き。

同じ、ニットでも春色ストールを首に巻いたり、白シャツを着こんだり、着方によって、ずいぶん印象も変わるもの。

さて、服の話はここまで。

新年はじめのショートエッセイを一本どうぞ。


ショートエッセイ

「かけがえのない日常のルーティン」

~朝~

朝起きて、布団の中で少しだらだらとする。

そろそろ起きなければと意を決して、布団を蹴って飛び起きる。

勢いあり過ぎで、足がつる悲劇もたまにある(泣)

真冬でも窓を開け、日の光を入れると、さっきまでの寝ぼけた頭が

あっという間にスッキリするんだ。

「さあ、今日も張り切って行こう!」と、何十年も自分に向かって同じ呪文を唱える。

お湯を沸かしている間に、いつもの豆をミルでガリガリと挽き、香り高いコーヒーを淹れる。

トーストは、少し焦げたのが好き。目玉焼きをちょいお焦げトーストにのせて黄身のとろみを楽しむ。

そして洗濯機を回しながら、今日着るシャツだったり、ボトムスだったりとハンカチなんかをサッとアイロンするのだ。

一日のはじまりはだいたいこんなかんじ。

~夜~

仕事を終えて夕暮れに帰宅。

ほぼ、疲労の塊だから、休まず鍋を火にかけブイヨンスープを温める。

鍋は別に疲れているわけじゃないから(笑)機嫌よくコトコトと音を立てる。

鍋を疲れついでに覗き込みながら、台所で立ったまま、ワインとかを一杯呑むの。

こうやって、一日を振り返りながら、鍋ものを夫とつつくのが真冬のルーティンだ。

で、だいたい9時頃には眠くなるから、その前にお風呂ですべて洗い流す。

本来なら、このまま布団へ直行したいのだけど、やり残している軽い仕事や

夢のための勉強、野望を積み上げる読書も大事なわたしのルーティン。

毎日、毎日、これのくりかえし。

旅に出たり、気ごころの知れた友人と飲んだりするのも今はお預け。

だから、こんなとりとめのない普通の毎日があって本当に良かった。

もし、この平穏な毎日がなかったら、とうにわたしはダメになっていたかもしれない。

好きな人やモノ、コトに囲まれて靜かに暮す。

これ以上があれば、求めて行くけれど、

答えは見つからなくてもいい。

わたしを支える幸せなルーティンの話。


★2024年1月12日更新 カンタン手作りおやつ~台湾風フィナンシェ・栗の渋皮煮入り / 表面はきつね色でも中はまるでプリン!【暮らし・台湾風スイーツ】

【ブログ新規追加240回】

連休最終日。おせちの余り(栗の渋皮煮)を使い切る簡単ケーキを焼く。

フィナンシェを焼こう!と、思い立った。本来は小さな型に入れて焼いた焼き菓子。

わたしは、耐熱容器に入れて、細長く焼いて、適当に切る。

フィナンシェとは・・・フィナンシェまたはフリアンとは、フランス起源のバターケーキや焼き菓子の一種。

17世紀にナンシーの”L’ordre des Visitandines”の修道女によって作られたことから古くはヴィジタンディーヌと呼ばれた。

なお、フランス語の発音では「フィナンシェ」より「フィナンシエ」に近い。 ウィキペディアより。

しかし、冷蔵庫にはフィナンシェに必須のバターがない。では、どうするか・・・以前台湾風カステラを焼いた時、バターの代用品でサラダ油を使ったが美味しくできた。

あのレシピで作ろう。

しかも、牛乳も切らしていた。これは、コーヒーミルクで代用する(笑)

いつも、万全の用意で作るわけじゃないもんね。

というわけで、早速、自己流「台湾風フィナンシェ」を作り始めた。

ここで、あんまりに簡単な「台湾風フィナンシェ・栗の渋皮煮入り」のレシピ紹介する。

下の写真が焼き上がりの様子。(表面はカリっと、中は固めのプリンみたいなとろみ)

~栗渋皮煮の台湾風フィナンシェ~レシピ

【材料】11,5×19×5㎝の耐熱容器一台分

● 卵黄・・・3個

● 卵白・・・3個分(直前まで冷蔵庫に入れておく)

● サラダ油・・・30g★バターの代用品。

● コーヒーミルク・・・30g★牛乳の代用品

● 薄力粉・・・30g

● 砂糖・・・30g

● 栗(渋皮煮)・・・2個

【作り方】

① 耐熱容器に、容器よりも一回り大きく切ったクッキングシートをくしゃくしゃにしてから広げて敷いておく。

② コーヒーミルクをカップに入れて、ふわりとラップして10秒間レンチンする。サラダ油も同様にカップに入れて、ふわりとラップして30秒間レンチンする。

③ ボウルに卵黄、コーヒーミルク、サラダ油の順番で投入しそのつど泡立て器でよく混ぜる。全体が良く混ざったら、ここで薄力粉を加え、よくすり混ぜる。

④ 別のボウルに卵白と砂糖を入れて、泡立て器でよく泡立てる。ここで、「つのが立つ」という泡立ては必要なし。3回にわけて、もう一つのボウルに入れてよ~く混ぜ合わせる。

⑤ ケーキ種を耐熱容器に半分の高さに入れて半分に割った栗をポンポンと落とす。耐熱容器を天板に載せ、耐熱容器の周りにお湯を注ぐ。

⑥ 160度に予熱しておいたオーブン(トースターでもOK)で25分焼いたら出来上がり。

※ このフィナンシェの場合は、ふわふわを目指してはいない。よって、ハンドミキサーは不要。

※ 「中身がプリン状態」がお好みの場合は、焼き時間25分で、トースターで焼くと簡単にできる。(オーブンだと焼け過ぎて固くなりやすい)

※ 台湾風カステラを焼く場合は、まったく同じレシピで、コーヒーミルクを牛乳に替えて、卵白をハンドミキサーでしっかりと固く泡立ててオーブンで焼けば、ふわっふわのカステラが焼ける。

                   ★

というわけで、家にあるものだけで簡単にできる「台湾風フィナンシェ」の作り方でした。

代用品でもとっても美味しいケーキが焼けるよ(笑)