★2024年9月6日更新 心を動かす脳内物質読書術~心が動くと記憶に残る4つの忘却防止習慣とは 【暮らし/紙上講座・忘却防止読書術】

【ブログ更新119回】

● 三度目の正直で書く書評

せっかく、良い本や記事を読んでも、どこが良かったか、一週間も経ってしまうとほぼ、忘れている。

一方で、初めての海外旅行でのワクワク、胸躍る初めてのデート、大切に飼っていたペットの死、交通事故や震災などの激動は、簡単に忘れやしないものだ。

でも、本一冊でも忘れてしまうのはもったいないな・・・と、よく感じている。だからこそ、こうやってブログに落とし込んでいる毎日。

わたしが書評を書いているブログ記事には、いくつかの定義=ルールを設けている。

① 本当に気に入った本は三回通読する。(場合によってはそれ以上に読む)

② なぜ、書評を書くのか→目的を明確にするためのメモが書ける本

③ 読んでいてワクワクするかどうか

この3つの条件に当てはまった書籍を自分のブログで、わざわざ書評として落とし込んでいる。だから、あまりたくさんは書けない。

この3回読むという行為は、昔からの習慣として持っていたやり方。

なぜそうするようになったのかといえば、わたし達の日常的に起こる平凡な出来事って、だいたいすぐに忘れてしまう。

しかし、繰り返し登場する情報には、脳はしっかりと前向きに記憶しようと頑張るものだということを昔、大学の教育学の授業で聴いた。この話を真に受けたわたし。もう、30年以上も続ける習慣となった。

そうよね。3回きっちりと、読んだ本は愛着も沸くし。だいたい覚えているもの。

精神科医の樺沢紫苑氏のセミナーで聴いた話の中にも「何度も利用される情報」と「心や気持ちが動いたり揺らいだ出来事」この2つは忘れにくいのだそうだ。

精神科医 樺沢紫苑氏がいうのには、心が動く出来事はその後復習やアウトプットしないのに忘れない。

それは、喜怒哀楽を伴っている出来事だからだと。脳内物質(ドーパミン、アドレナリン、エンドルフィン、オキシトシン)が大量に放出されるからだそうだ。

また、恐怖映画を観た時に背筋が凍る体験をしたことは誰でもあるだろう。あの時に出る脳内ホルモンはアドレナリンと、ノルアドレナリン。恐怖と不安に伴って分泌される脳内物質だ。

また、エンドルフィンは快楽物質で、「やった!」「サイコー!」などの気分がハイになれる物質。オキシトシンは愛情幸せ物質で愛されてる、美味しいものを食べて幸せなど。

色々と脳内物質を書き出してみたが、読書という行為は、他人や非日常を疑似体験や追体験できる格好の素材なのだ。

コロナ禍で鬱々している・・・などという場合には、壮大なストーリーや宇宙の秘密や不思議な体験を小説やノンフィクションで読まれるといいだろう。

物語と一緒になってエンドルフィン効果で「やった~!」とか・笑

読書で脳内の活性化、つまるところ脳内の忘却防止に一役も二役も買う事は間違いない。

● ブックレビューと読書感想文との違い

ここで本題からすこしそれるが、ブックレビューと読書感想文との違いを書こう。

まず、ブックレビューとは、作品の紹介文を書き、いかにその本の魅力を端的に伝えて、読むか読ないかの判断をさせ、購買まで結びつけるかが目的の文章。(作品へ、キャプションをつけるともいわれる)

一方の読書感想文は、文字通り、その本を読んで、自分が感じたところを鮮明にし、心情を交えながら書き上げるものだ。

内容を正しく伝えるのがブックレビュー。(自分の感想や意見は入れず

読んだ気持ちを自由に表現するのが読書感想文。(自分の感想や意見で成り立つ

この違いをきちんと咀嚼しておくと、良い読書感想文が書ける。また、読書感想文であっても、その本を知らない読者もいるだろうから簡単な概要や背景は書くほうがいい。

今ではネット上でも、この2つが入り乱れて書かれている読書サイトが多い。しかし、どんなスタイルでも本を読むという知識を高める文化継承に役立つのであれば結果オーライだ。

ブックレビューの仕事を請け負っていた時は、だいたい営業の仕事に出た先で、その本にまつわる類書を探し(これは職権乱用・笑)ザっと目を通して情報のビルドアップをする。

家へ帰ってから、ネット検索で、類書のレビューを読み、いざ、ば~~っと本題の仕事に取り掛かったものだ。

そして、本題の本の他人の書いたレビューは一切読まない。自分で仕入れた情報を駆使して、本題のブックレビューを仕上げていた。

こうすると、誰も書いていない、独自の記事が出来上がるし、何しろ読者の食いつきがまったく違った。

また、読書感想文とは違い、自分のささやかな意見はまったく入れない。この作品を客観的に深読し文章にする技術をしっかりと叩き込まれた。

いづれにしても大好きなに関われる仕事は、ホントに幸せだった。

● 4つの忘却防止読書術(忘れたくないならやるべき!)

さて、こうすれば記憶にとどめておける読書ができる!という4点を取り上げてみよう。

① 本を読みながら、気になったところに線を引く

② その本からの気づきをSNSで発信(その本をシェア・著者名と出版社明記)する

③ その本の読書感想文を書く(書評でも)

④ その本を人に薦める

まず、これだけやれば、せっかく読んだのに、忘れてしまう・・・という悩みはおおかた解決するだろう。ちょっと面倒でも大いにやる価値はある。

また、こういった読書法は、長年続けていると、その本の本当に重要だと思える場所がすぐわかってくる。

ただ、わたしは、仕事でも趣味でも本漬けで、時間不足が影響していて、なかなか深読みができない。重要な部分を読んでおしまい!という軽率な読み方も多々あり反省中。

物忘れは誰にでも起こりうる現象。

だからこそ、今の自分のステージに合う本を探してどんどん読もう。

読み馴れている場合は、ちょっとだけ難しめの本も忘却防止効果が高い。

さあ、読書の秋、三度目の正直本が生まれるか否か。

1日を24時間以上にする方法~ゆとりを生み出す知恵と本物の自己投資とは【暮らし・暮らしのゆとり編】

【ブログ更新118回】

● ゆとりってどうやって生み出すものなのか

家に飛んできたコクワガタ。

9月に入り、公私ともどもに大変な忙しさだ。

“もっと昼間の時間があればなあ” とか “何とかして疲労を補いたいなあ” とか毎日思う時がある。

実際には寝る時間を惜しんでまで他のことをやっているわけではない。だんだん歳をとり、体調調整のため、ちゃんと寝る時間は取るようにしている。

反対に昼間のアクションタイムの使い方を工夫して、質の高い時間を生み出す方法を見出したほうがよいのではないかと考えた。

そして、自分の生きる時間の質を高めること自体がゆとりに繋がるのでは?と気がついた。

※ あらためてゆとりとはどういったことなのか?ちょっと調べてみた。

~物事に余裕があり窮屈でないこと。余裕。「経済的にゆとりがない」「心にゆとりを持つ」など~(https://dictionary.goo.ne.jp/word/ goo国語辞典より)

なるほど!今さらながらだが、心の余裕がゆとりという状態を生み出すのね・笑

よく「時間を増やす」という内容の本を見かける。

とはいえ、私たちは神様ではないので、どう頑張っても時間は増やすことは不可能だ。けれど、「ゆとり」ならけっこう簡単に増やすことができまる。

なぜなら「ゆとり」は私たちの心が生み出すものだから。

● ある女医さんの時間奮闘記~ジレンマの克服

ここで、某大学病院勤務の女医さんの時間奮闘記を、とある記事から抜粋しまとめてみた。

 以前、雑誌「GOETIE」の記事に、5児の母兼ドクター吉田穂波さんの ”時間「超」整理術” という取材記事が載っていた。

5人の子供たちを育てながら、医師として大学病院に勤める・・・いったいどうやって生活を回しているんだろう??と興味は尽きない。

その記事の本人の言葉では、「以前の私は常に仕事に育児、勉強と追われて、ストレスばかり。時間の制限から職場では実力が発揮できず、悔しさを感じていたんです」 と。

またこうも言っている。

自分にとって大切な複数のことを、同時進行させるから自己実現の満足を得ることができるのです。例えば、忙しければ忙しいほどやりたいことは増えてくるけれど、時間がなくてできない。そんな状況の時こそが次のステージに大きく成長できるチャンスなのだ、と考えるようになりました」と。すべてのことがらを、丁寧に良く考え、集中的にこなせるように切り替えたことで、ストレスのジレンマから抜け出したのだ。

子ども別のスケジュール管理は夜しっかりと組む。仕事と家事の調整もルーティンで簡単には同じやり方を崩さない。

こういう風にすべてをロジカル・シンキングし尽くした結果、医師としてやりがいのある部署への移動が決まったり、研究が進むなど、悔しさをバネにした思考の転換で一定の成果が出たのはいうまでもない。

なるほどそうか。

悔しさを自分の成長のためのエンジンに変えた時、自分の凝り固まった発想も変わったんだな、と記事を読んでとても納得した。

こういったジレンマのストレス克服法は、わりと誰にでも思い当たるのではないだろうかと考える。

ストレス→ジレンマ→やる気→成果を上げて次のステージへ。要は大局的に状況把握ができるかにかかっているともいえる。

じゃあ、豊かな時間を過ごせれば、1日が24時間しかない!とか24時間もある!とか時間の概念に縛られずに生きられるってこと。

● 実際にゆとりを持つために①すること②しないこと③やりたいことの書き出しが必要

さて、つぎに、時間に縛られずに、ゆとりを生み出す秘訣をお伝えしよう。

① 自分の暮らしを丁寧に司る(すること)

② 無理なことは挑戦しない(しないこと)

③ 自己投資に繋がる良書の読書(したいこと・わたしの場合)

あの仕事をやり切ったら、ちょっと休む・・・と、にんじんをぶら下げた爆走な頑張りが効かなくなる50代。

適度な休みをとりながらの稼働が大事だと思えるようになってきた。1日置きに営業に出るとか。緩急をつけながらやることで、体も心も長持ちするのだとやっとわかってきた。遅いよね。

しかし、緩急つけるとはいっても、適当にやるのではない。どんなことも丁寧にやるのだ。

私は、大の詰め込み屋だが、にっちもさっちも行かなくなった時は、時間の速度を緩めて、物事を進める手を止めたり、思考を絶ったりすることをやる。焦りは何も生み出さないから。

そうすると、自分だけの特有な時間が流れ始める。これこそがわたしのゾーン

要するに他人や外の時間に左右されない、すべて自分が決めて行動する、作業をする、勉強を始めるなど、自分にとって、最重要になることがらをゆっくりと醸造するような時間を取り、せっせと生み出す。これが、ゆとりの正体だ。

その立て役者は本。良質な本を読んで、思考を深めたりするのがことのほか、わたしにはゆとりを生み出すし、時間の幅を広げる行為となる。まさにゆとりそのものなのだ。

また、こうも考える。

時間の長さはかえられなくとも、質は高められる。1分という時間の密度を高めて勉強などに邁進することで、1日は25時間にもなるはずだ。

困難な状況を思い悩んでいても、その時間は取り戻せない。集中して「やりたいからやる」と決めることで、時間の伸びしろが生まれてくるのではないだろうか。

葉山のハーバーにて

ゆとりの正体は、ひとそれぞれ。

人との交流、旅、美味しいものをたくさん食べる、など、趣味や興味に彩られるものかもしれない。

しかし、わたしが考える本物のゆとりって「こころからゆったりしている」という充実感だと。そうなると、わいわいがやがやは違うし、旅もちょっと違う。

人との楽しかった時間、遠くの地で見た絶景・・・そういう人生を彩る行動の後、ゆっくりと、自分の中にドリップする時間のことをゆとりというのだ。

もう、がさがさせず、最優先の好きを存分に味わって、優雅に振舞うことにしよう。

で、何か言われたら「ゆとり中ですけど、なにか?」と返す・笑

★2024年9月4日更新 100均文具・グッズとアイデアの力~ひらめきは100均で叶える!あの高級手帳似も 【暮らし・100均文具】

【ブログ更新117回】

● オンラインで受ける授業や会議・テレワークには100均文具やグッズをお供に!

カプチーノミキサー

初秋となり新学期の始まる時期、今年は前代未聞の感染症発症により、感染防止対策で大学生なども、学内→自宅での後期オンライン授業が始まっていることだろう。

PC画面での授業を受けることにも慣れてきて、かえって勉強が捗るなんて声も新聞紙上などから漏れ聞こえる。

そこで更なる、勉強の捗りを期待するような文具やグッズを安価で揃えてみてはいかが?

● おススメグッズ / 小さなハンドミキサー

さしずめ、わたしがテレワーク時によく使うようになった100均グッズは、カプチーノミキサー(TOP画像がミキサー先端)

一杯の淹れたてコーヒーに、フレッシュなミルクをこのハンドミキサーで泡立てて載せると、

あ~ら・・・お店みたいなふわふわなコーヒーのできあがり。

と、現在愛用中のハンドミキサー(電池式で電池は別売り)

スタバの豆も買い、家でドリップ&ふわふわミルクで仕事の休憩にはもってこい!の美味しさ。

この小さなミキサーは、卵など小さく泡立てたいものには重宝している。

おススメ文具・アイデアノート2種

また、ダイソーで2018年に爆発的にヒットした2つのノートがある。

SMART WORKINGというシリーズの「アイデアノート」が超おすすめ♪

9マスのアイデアノートを愛用中

9分割になってるアイデアノートと、4分割マトリックスノート。使い方は様々で、思考の整理に何度もリピート買いしている優良ノート。(A5版・40枚)

学生ではなくとも新しい文具などを揃えて仕事や生活に刺激をもたらしたいところ。

まあ、大人になってから使う文具はペンや手帳が主体なので、あとは周辺のサポートツールを工夫し、安くうまく活用したいもの。

● 手帳に書き出すことで思考の整理をする習慣がもたらす幸せとは

黄色いのが100均ノート。まるで高級ノートみたいだ

夜、仕事を終えてやっと一息。

さてSNSでもと、延々と画面を見つめる・・・。

この行動が翌日のパフォーマンスに影響するらしい。

なぜならば、こういった習慣は脳に負担をかけている可能性があるから。

勉強や仕事のパフォーマンスがなかなか上がらないという人は、こうした夜の過ごし方が問題なのかもしれない。

時間にゆとりがある夜だからこそ、自分自身と向き合わない?

そこで活用してもらいたいのがノート

夜にノートをつける習慣を作ると、脳のメンテナンスが捗り、翌日以降のパフォーマンスを上げることができるのだそうだ。

● あの高級ノートによく似た優れモノノートとは

で、ここでも100均ノートの威力を紹介しよう。ということで、100円ショップの文具が補助ツールとして威力を発揮する。

実際わたしが使っているものとしては、高級ノートとして有名なモレスキンとそっくりなノート。(マニアの間ではダイスキンといわれている)

正式名称はカラーレザータイプ・ノートブック、A6サイズメモ96枚でレザー風表紙(色もモレスキン風に多数あり)にゴムバンド付きというもの。

2020年のカラーは、大理石柄と赤・キャメル・黒が人気。

あまりに似ていて一見そっくりのすぐれもの。細かいことを言うと、モレスキンの特徴であるモグラ皮のオイルクロス表紙は真似ることができない。

ダイスキンは布製で手に馴染む感触がないことや中の線の種類が少ないが、なにせ本物は一番小さい物でも1890円!もするので、思いっきり使える100均ダイスキンを使う人が増えているのもうなずける。

モレスキンは、愛好者だったゴッホピカソようにデザインスケッチを裏抜けしない丈夫な紙に書くためだったり、現代ではアイデア発想のメモや仕事の流れ等を繰り返し書き込むようなビジネスシーンでこそ重宝するツールなのだ。

たった1行、毎日の気持ちを綴るだけという事でも良いし、イラストが描ける人ならばさらに楽しみが倍増する。

このイラストや心情を描いたらSNSへ投稿する、という流れで、ダラダラネットサーフィンの時間が有意義かつ明日への先行投資に代わるんだもの、やらない手はないよ。

しかし、あまり堅牢性や永続性を欲しない私にはモレスキンはもったいない。

ダイスキンで十分・笑

※ 高級ノート/モレスキン

]

● 毎年の手帳&名刺入れも100均で!

昨年の手帳&ステンレス製名刺入れ

毎年の手帳も100均で買う。

もう,かれこれ10年ぐらいの習慣になっている。10月スタートのスケジュール帳を11月に買っておいて12月から使い始める。(写真は昨年のもの)

その年の総決算と次年の目標や予定を立てるためだ。仕事の現場でのスケジュール調整はPCクラウド上に置いておき社内共有するので、実際の手帳に書き込む事柄の大半は個人的なライフイベントや読書記録など。

趣味のワイン、料理、今後行きたい旅先のリスト、それと先だってアップした「ひとり会議」に使うフレームを用意している。

営業マンの必需品、名刺入れはステンレス性のものを。これは鏡の見れない時のとっさの化粧直しにも役立つ。

雨に降られる、靴擦れ、メガネを失くす、などの出先でのトラブルもをことごとく解決する。100均様さまである。

● 100均のアイデア=ひらめきの創出を学ぶ

100均の商品アイデアはどうやって出しているのかというところにも興味がある。

もちろん入念なマーケティングありきだろう。アイデアが枯れない方法を会社内でどのくらい持っているのか、またボツのネタを莫大に持っているのか、なんて勝手に考えてしまった。

実際にこうしてブログ1つにしてみても、定期投稿を続けるにはそれなりの分量のネタと正誤性のリサーチが欠かせない。

わたしの場合は、その事にまつわる自身のエピソードや体験・思い出などを織り交ぜて連想し、1つのエッセイに仕上げている。

実際に自分で書いてボツにしたものはまだない。

それこそ、ノートにアイデアメモを大量に書くことで内容の取捨選択をしてきた。一つ一つの発想が紐付いて人や物を結びつけ形にしていく工程はことのほか楽しい。

アイデアが具体的な形となった時、「ああ、人生には無駄はないのだな」と実感する。

今はまだ、自分の発想術を鍛えて、前向きにブログの投稿も続けていこうと考えている。

この先、自分がいったいどんなアイデアに辿りつけるのか。

常に新しい組み合わせに新鮮な驚きを感じたいと願う。

2020年/秋冬のトレンドカラーはピンク・イエロー・グレー~色と素材で楽しむ抗ウイルス対策 【暮らし・トレンドカラー】

【ブログ更新116回】

夏が恋しいとは思えない秋の涼やかさは素晴らしい

夏の終わりの画像を拝借

暑い暑いと言い続けて暑さにも飽きが来る頃、晩夏の乾いた風が吹くようになると、とたんにあの強い日差しが恋しくなる。

まだ鮮やかな夏の余韻に浸っていたい・・・なーんてちょっと前までは思っていたけど、毎度の酷暑にほとほとくたびれ、急に秋の気配を感じる今日このごろにホッとしている。

さっそく、9月1日からはチョコレート色のトップスに身を包み、2020年トレンドカラ―のグレーのパンツで仕事に出ている。台風の影響から、急な雨の涼しさにジャケットを羽織ったが、ちょっと秋の色をまとうだけで気分も高まるもの。

秋色の服を着るという幸せな気分がことのほか大事で、ちょっと大変な商談でも気持ちよく一日動ける。

● 衣更えをしなくなって季節の変わり目を楽しめるようになった

秋の画像を拝借

衣替えはしない。

今までの常識があまり通用しなくなった昨今、昔ながらの衣替えという習慣は合わなくなってきていると感じる。

冷房対策で夏でも長袖が必要だったり、重ね着を駆使して春〜夏〜秋とスリーシーズン着ている服もある。

よく晴れた日の日中に時間を摂ること自体が難しかったりで、まあ、面倒なこととして、やらなくなってきている。虫干しのことね。

普段から、着るものの整理、汚れの処理をきちんとしてあれば、季節のもの-冬ならばセーターやジャケット、コートなどを出せば良いだけ。

こうなってくるとその手間が省けた分、今年流行のものをいち早く取り入れる時間が確保できるので気分もうきうき。

● 2020年秋のトレンドカラーはこの3色ピンク・イエロー・グレー

2021年スケジュール帳にイエローを選ぶ。いいや🐈だったから・笑

私の好きな流行の取り入れ方は「色」にこだわること。
実は1年中、秋の色が大好きで、ブラウン、カーキ、ボルドー、など夏でも着ている。

持ち物もほぼそうで、色の感覚や好みは、大きくこの数年で加齢と共に変わった。

2020年秋冬のトレンドカラーはこの3色。ピンク、イエロー、グレー。

わたしはすでに、秋用のパンツを先週、調達したばかり。グレンチェックのワイドパンツとグレー一色のクロプットパンツ。

9月1日から仕事に着て出ているけど、トレンドカラーだと、ちょっといい感じがする。こういったおしゃれは、セールやバーゲンまで待てないし、待たない。

だって、旬だもの・笑

● 9月1日配信のホットなファッション記事を引用してみた「ファッションと抗ウイルス

一昨日のホットなファッションWEBサイトからの引用。トレンドキーワードは「ファッションと抗ウイルス」と。

記事を抜粋しよう。

“2020年はコロナウイルスの影響で外出が減少しファッションを楽しむ機会が減っている。

ファッションを楽しみたいけど、ウイルスは怖い。

業界では、そんな人々の「不安」を取り除くために急速に抗菌・抗ウイルス素材、抗菌加工・制菌加工、抗菌機能、抗菌生地などの開発が進んでいる最中だ。

抗ウイルスには天然繊維・化学繊維どちらが良いのかも今後の需要分岐点になると考えられる。(どちらが良いかについては、まだ科学的根拠による発表はないのだが)

いまや、世間はトレンドファッションよりも抗菌やウイルス対策を求めている。

2020年は特にデザインアイテムよりも、質や素材、生地にこだわったアイテムに注目が集まりそうだ。(2020AW/TREND より)

● トレンドカラーは小物で差しこむのがわたし流

さて、秋といえばコスモスの花。

毎年、コスモスの咲く時期になると、なんてきれいなんだろう・・・とコスモスのピンク色に見とれる。

薄ピンク、濃ピンク、紫、白、オレンジ、黄色、チョコレートなど。まさしく色の宇宙、コスモスそのものである。

2020年のトレンドカラーのピンクを、秋の装いに取り入れてみたい。

ブルーのシャツにくすんだピンクのスカーフとか、秋のおしゃれは楽しいもの。 旬の色や最新の色にときめきたい年頃。

※おすすめ本の紹介

最後に、イラストレーター、デザイナーであり作家の大橋歩さんの書籍「おしゃれは大事よ!」から抜粋する。

おしゃれは大事よ!

 成長した子供を見る時、自分の有り様がそこここに表れていると思う。


もちろん全部ではないし、必ずしもでもないけど。そしてまた夫の好みも妻による場合が多そう。

家の中のことは妻に任せているという男性は多いもの。

食と住を任せている男性は、たいがい衣も任せている。

主婦は責任が重いよ。                         大橋歩 著

★2024年9月2日更新 ブログ発信する毎日が自分を作る~目指す姿をイメージするとそうなる仕組み 【紙上講座・ブログ発信論】

【ブログ更新115回】

我が家の近所で撮影

● ブログは毎日発信するほうが、いろいろ叶いやすい

5年前のこと。

ブログを同時期に始めた友人との会話で。

「ブログって毎日書くもん?」

わたしはこう答えた「別にルールや規則があるわけじゃないよ」と。「わたしは1日おきにっ決めているけどね」

「じゃあ、毎日じゃなくったっていいのね?!」・・・。

そんな彼女、早々にブログを離脱してしまった。どうしたのか聞いてみると、始めたばかりの熱の高さを持ち続けられなくなったと。

面倒くさいと思って、自分の可愛いブログを開くことすらしなくなっちゃった。「きっと日記とかも続かないのは飽きっぽい性格だからじゃない?」とか言って辞めていった。

どんなことでも続ける力って大切。ご飯の次ぐらいにブログ投稿が好きじゃないと続かないかも。

というわたしは、唯一の特技だと思っている「集中力」の力を存分に発揮して、ずっと書き続けている。

一定の熱を保ちながら、日々ネタの増強に余念がない・笑

そして、毎日書き続ける効用は大きい。文章にすることで、頭の中で考えていることを具現化し、たまにダメ出しもして、クリーンな自分でいられる生き方指南でもあるのがブログの存在だ。

また、文章になるまでの過程を存分に楽しんでいる。しかも無料で。この無料というコスパ感も大事な要素だと感じる。

毎日書きたくなる仕掛けを自分で作り出すまでは、たとえ遊びであっても修行と一緒だといえるのではないだろうか。

仕掛けを編み出す、それが独自性となる。

日記とブログ・似ているようで非なるもの

さて、どうして、日記をつけるのか、それは、自分を振り返り、頭の中の思考と現実の行動を調整するための防備禄=自分史だと考える。

だから、3年日記、5年日記などのロングな日記が今でも書店では一定のスペースを確保されて売り続けられている。

日記が素晴らしいのは、完全に「個人」の物になっている文章だから。

しかし、その防備禄=自分史を世界中の他人が読めるSNSを使って公開すると、まったく現状が変わってしまう。

まさか、生活の一部始終を投稿するわけじゃないのだから、ある忘れたくない事柄を中心に書くのがブログの目的だ。ただ、人に読ませる、見せるのが第一目的じゃない。

※ ここで重要なのが、「じゃあ、ブログって何を書くの?書いちゃいけないことがあるの?」ってことだ。

それはあるよ。

たとえブログと言えども嘘偽りなく、ノンフィクション(史実)で書かなければ意味がない。

もし、どーしてもキラキラな日常、盛った内容にしたいのであれば、史実ではないと明確に記事内に書くべき。

嘘か本当か、読者を迷わせる内容は自由なブログ発信でもNGなのだ。

嘘つきアイドルってあり?

昨日、何気なく観たTVで、「嘘つきアイドル」という別名を持つ女子を発見した。学歴、住むことろ、バイト先、すべて今まで嘘をついて生きてきたそうだ。

これだけでも驚き。その上に何ら悪気なく、実際もかなり可愛いのだろう。好感度高そうな女子だった。

キャラクターでそういう売り出し方をしているかと思いや、それが幼い頃からの「くせ」だと平気でいう。

もう、恥も外聞もない世界に少々うんざりしてTVを切った。

嘘つきさんの話を聞きたい?読みたい?誰だって聞きたくないし、読みたくないだろう。

本当の発信にだけ価値は存在するもの

なぜ、こんな話を持ち出したのかというと、「嘘偽りがないかどうか」が発信者になるということの境目だからだ。

自分の書いた文章を発信したら、誰が一番最初に読む?それは、発信者の「自分」だ。

だから誰にも、見せない日記と同レベルで、嘘偽りなく書かないと、自分を欺くことになるのだ。

これが怖い。

一番のファンであり、一番熱心に読んでくれる読者を欺く。そして、これを続けるとどうなるか。

自分のなりたい姿からどんどん、かけ離れて行ってしまう。そして、なりたい自分にはなれない。

似たようなことでは、家庭内の問題(虐待をする、された)事件に繋がるような発信も同じだ。

DVな内容は、読者をつかみやすいかもしれないが、読者に何も与えない。それどころか自分に向けて、ナイフを刺し続けるキラーコンテンツとなる。

デジタルだから消せると思うかもしれないが、自分へ向けた傷はどんどん深くなるのだ。

もうひとつ、明らかなのが、「ブログで好きなことを書きまくって搾取する」要するにサブスク型で課金を利用して、他人の内緒話や悪口を書くなど、こういった場合でも、脆弱な歪みが自分を蝕み、成功路線から外れて行くという現実に気づくべき。

他人のことをあーだ、こーだと書きたくなる気持ちは己の心の中で握りつぶしてしまおう。

言霊の怖さを書き手=発信者はいつも考えるべきだと思うのだ。

私事で恐縮だが、わたしは普段のSNS投稿もブログも、発信といわれる媒体には、語り口をすべて統一している。

悪いことば、下衆なことばは、一切使わない。誰でも読める、見える媒体では、常に同じ表現の仕方で通す。これが、読者を迷わせない、裏切らない方法だ。

それは、時に面白くないだろうが、ことばで人を操ることなどない正常なアカウントでいたいからそうしてきた。

またこうも感じる。

ブログは、常に、読みやすさを考えて、正しく、真っすぐに書くことであって、巧い文章だけを求めて彷徨わない書き方が潔く清々しい。

自分色の有益なブログ発信を丁寧に続けていくことは、結局ところ、何等かの形となって、自分に最も還ってくるのではないかと、思い続けている。

「可愛い」という言葉の意味を辞書で調べると何がわかるか~辞書は言葉を知る最強の教科書【暮らし・辞書の使い方】

【ブログ更新114回】

● あらためて「ことば」のことを考える

猫画像を拝借

最近つくづく、「ことば」はおもしろいと感じている。だから、ちょっと立ち止まって考えてみた。

普段、なにげなくしゃべっている会話も、すべて「ことば」のつらなり。日本国憲法も、そこから派生する法律も「ことば」である。

時には国際問題に発展したり厳しさを迫られたりと、「ことば」のもつ意味は深くて難しい。

だから以前、「作法」の記事でも書いたのだが、人に何か大事なことを伝えるためには、きちんとした言葉遣いと振る舞いが大切なのではないだろうかと思う。

● ボキャブラリ(語彙)が少ない!には、こんな対処法がある

10年前、同期入社の同僚が 「うちの娘、ボキャブラリがすごく少なくて」といい、

自分の言いたいことが言えていないと思うのよね」っと。

つまり、「ことば」で表現することができていないのが同僚の母としての悩みだった。

丁度中学3年生、受験生の夏だ

そんな話を聞きつけた、新入社員で30代の後輩が割込み口を挟んだ。

国語辞典を読ませたらいいんじゃない?」 という。

これは後輩の実体験で、後輩自身も物事や感情を「ことば」で表現することが苦手であった。そんな彼女に、中学時代の国語の先生が辞書を読むことを勧めてくれたという。

それを、言われた通り、しっかりと読み込むことで、意外にも、ことばの使い方例文や反対語の面白さに目覚めてハマってしまったというから驚きだ。

今では、ボキャブラリ豊富な彼女の発するトークはイベントなどでも、大きな魅力のひとつになっている。

なるほど、みんな「ことば」で苦労しているのだなと、改めて考えさせられたのだった。

● よく使う「ことば」をわざわざ辞書で調べてみると発見がいっぱい!

可愛い”—この言葉に注目してみた。

今、老いも若きも男も女も超越して誰もが当たり前のように使っていることばである。国際標準?とも言われる「可愛い」 は、クールジャパンの一つの表現だ。

旺文社版の国語辞典では「愛らしい、ちいさいこと」などの一般的な表現。

三省堂の新明解国語辞典を引いてみると「かはゆし」から来た、原義は「放っておけば悪い事態になるのをそのまま見過ごせない。自分より弱い立場にある者に対して保護をしてやりたい」と思うのが「かわいい」ということ。

例文があるものや無いもの、2冊の辞書でも内容に差異があることに、いまさら!というか改めて驚きを禁じ得ない。

これだけ 「可愛い」 という言葉の持つ感性や価値が世界で評価されているなんて、ちょっと意外ですごいことだなと実感している。

● 紙でも電子でもいい。辞書をうんと引いてみよう。まだ見ぬ世界がきっとみつかる

我が家の辞書の一部・英語・漢字も交じってる

ことば」を辞書で調べる。
電子辞書も手軽だが、わたしはやはり紙の辞書が好きだ。辞書を引くという言葉の表現や振る舞いが物語る、丁寧な時間の流れを感じられるからかもしれない。


でもね、あの文字の小ささがたまにきず!そのうちルーペで拡大して見るようになるのかしら・笑


それでも辞書が好き。

                    

最後に三浦しをん氏・著「小説・船を編む」から、編集者「荒木」の抱く辞書への思いを一説。

~荒木ももちろん、勉強よりも外で友達とあそぶほうが好きだったから、小学生のころは、教室に1冊だけ置いてあった国語辞典のことなど、たいして気にもとめていなかった。

たまに背表紙が視界にはいるだけの、置物にすぎなかった。

実際にめくってみた辞書のおもしろさといったら、どうだろう。

ぴかぴかの表紙、どのページにもびっしりと印刷された文字のつらなり、薄い紙の感触。すべてが荒木を虜にした~

(船を編む)文中より

常に新情報を仕入れてる?~多読の習慣でネタを積み上げ新情報を発信中♪ 【紙上講座・情報収集】

【ブログ更新113回】

キンコン西野亮廣さんの情報収集のやり方

わたしは、キングコング・西野亮廣さんのブログを良く読んでいる。

今日の配信にあった、「情報の仕入れ」という西野さんらしい情報収集のやり方が書かれていた。

その内容の中で興味深かったのが、オンラインサロンに毎日、新しい情報を2000~3000文字投下しているそうで、一日の大半を情報の仕入れに使っているのだそうだ。

そのやり方は、とてもシンプルで、色々な所で、色々な人と会い、自分が知らない情報をたくさん仕入れる→咀嚼する→記事情報にまとめる→翌日発信・・・と、こんな風。

とても西野さんらしい、スピード感満載なやり方だと感心した。

しかし、コロナ禍とはいえ売れっ子芸人さん、お仕事があるじゃない?と、思っていたら、その解答もちゃんと書かれていた。

新しい情報を仕入れるために、やらないと決めたことがあると。それは、「レギュラーの仕事」と「できるようになった仕事」。なぜかといえば、それは、もう発見というネタがなくなった仕事だからと言い切る。

すごい。

で、「発信」の割合は1で「仕入れ」の割合は9。要するに、毎日がほぼずっと仕入れているのだと知り、やらない仕事を決めてまで情報ソースの山に勇んで狩りに出る、本気の姿勢に圧倒された。

ネタは命とも言い換えられる。

● わたしの情報源はまず本から~しかも多読で収集するやり方

わたしの情報収集となる読書法は一度に大量の本や雑誌、新聞などを横に積んで、一定の時間でどんどん読み続けていくやり方。

だいたい本は毎週図書館で10冊借り、雑誌やDVD、CD、オーディオブック、電子書籍なども図書館で毎週借りている。

必要な本は購入するが、図書館利用は長年の習慣になっている。

たぶん、人から見るとそのやり方は、「キチンと読めてないだろうな」「きれいな写真などゆっくりと楽しまないのはもったいないな」「なんでそんなに一度に読んでしまうんだろう?」など不可解なことに映るだろう。

自分としては興味のあることがらで関連図書をまとめて読み、ある程度の知識を溜め込んだところで、ブログや書籍の執筆などに利用しているのだ。

なんら不思議なところはないはずなのに、どうも家族や友人からは”そんなやり方で本当に頭に入ってるの?”と思われているようだ・笑

● 多角的視野を養うのには多読が一番!

しかし、多角的視野発想の種(ネタ)が得られるという多読の効き目は想像以上にすごい。この習慣のおかげで、5年もの間、いつでも新旧の情報に溢れ楽しく読み、一度も切らさずブログを書き続けてこれた。

わたしは、今でこそ、SEOを意識しながらタイトルを決めたり、重要キーワードを文章に含むなどのささやかなテクニックを使ってこのブログを毎日書いているが、決してSEOの奴隷になってはいない。

書けること、書きたいことを存分に表現できないならブログ運営はやらない。要するに書き手でいたいだけで、稼ぐことが第一目的ではないから。

だからこそ、常に新しい情報に敏感になり、ものごとの95%は解決できると言われる書籍を情報ソースの源としてきたのだ。

書き続けるために一番大事なことは、「ブログ記事が読者にとって問題の解決するきっかけになり、常に有益な情報や主張を発信することで読者離れを防ぐ」と、こんな感じ。

あいさつのような、毎日のルーティンにするつもりはない。

西野亮廣・著「新・魔法のコンパス」


 

【山川・東京秘境】晩夏を過ごすのにぴったり~憩いの秋川渓谷/黒茶屋で陶芸と籠に出会う一日

【ブログ更新112回】

昨日、夕方のTVで東京秘境の紹介(タカトシ温水の路線バスで!8/29フジTV)がされていた。

で、昨年、5月にカフェと陶芸、籠ショップに立ち寄った時のフォトと簡単な店舗紹介をまとめてみた。

(2019年5月 記事から抜粋)

東京三大溪谷のひとつ、秋川渓谷を通り黒茶屋という川魚料理の料亭と庭園カフェに寄った。※店名下の店舗サイトのリンクをぜひ、開いてみて。素晴らしい庄屋お屋敷と癒しの景観が見られる。

水車が回る庭で、照明が美しいギャラリーの水彩画を拝見したり、勾玉豆腐という岩清水で作る滋味深い豆腐を頂いたり、センスの良い陶芸や籐かごのショップを眺め品定めする優雅な時間。ステイするには丁度いいお茶屋でのんびりと過ごした。

お店の下段から渓流へ降りる事もできる。鮎釣りで釣り人が多かった。わたしはここは初めて。

8月~9月夏の終わりには、こんな避暑を訪れて渓流遊びや美味しい山里料理を味わい、趣味の籠や陶芸に触れる豊かな時間を持ってはいかが。

川のせせらぎ音に心身共に癒されるはず。帰りにはすぐ近くのイオンモール日の出で買い物をするのも良い。

わたしもこの秋、ぜひ、囲炉裏で焼き肉や焼き魚を味わいにこよう。

黒茶屋
住所:東京都あきる野市小中野167
電話:042-596-0129

※ 庭園内は自由に庄屋のお屋敷やショップを見て回れる。

(無料駐車場あり)




文体を知るには本をしっかりと読むことから始まる~村上春樹氏の文体をひも解く 【書評・文化】

【ブログ更新111回】

クラウドソーシング「ランサーズ」

昨日の某新聞のコラムにこんな記事があった。

このところの読書量の低下が危惧されているという記事。しかも読書量の低下は年代を問わずだということだ。

現代は60代でも本を読まなくなった

20代から60代で1ヵ月に紙の本を読むのは「0冊」と答えた人は、平成25年時には28,1%だったのが、同30年には48,8%に増加。約半数の人が「1冊も読まない」という結果だったと。(国立青少年振興機関調査による)

まったく、本を読まないのではなく、本屋にも行かないのだろうか、また、電子書籍やオーディオブックなどの利用者、そのあたりの動向も合わせて調査してほしかった。

今となっては、書店で身銭を切って読みたい本を買う、このこと自体、精神的に贅沢な習慣であり、文化の継承を担う大切な行為なのだ。

わたしの仕事は書店営業だ。書店へ訪問し、担当という人間を相手に自社の書籍を紹介し売る。書籍は事前に配本制度によって、様々な本が店舗クラス別に数字が定められ、取次から搬入される。

少ない数字なら棚に入ってしまい、売れなければポスで落とされて返品されてゆく。そこを、数の調整をして平積みにしてもらうことや、売れ筋作家のフェアを組んでもらうなど、平常の在庫チェックやストックの管理以外にもやることは膨大だ。

で、昨日も感じたのは、今、店頭には第163回芥川賞受賞の2作品が、だいたいどこでもど~んと平積みされている。その中に混じって、今月の売れ筋、例えば村上春樹氏の新刊2冊がこれまたど~んと積まれている状況。

しかし、売れるも売れないも、すべて書店のプロ級の売り場担当のセンス一つだ。本の席は売れる順番がある。このマーケティングの基本を押さえているのがプロなのだ。

京都・三条 丸善書店にて

しかし、以前も書いたことだか、本は売れないのに、書きたい人は爆発的に増えている。なぜなら、SNS効果で、皆が文章に親しんで、ちょっとしたことから深い内容のことまで文章で表現し始めたからだ。

だから、書きたい人はどこかで己の文章を発表するためにSNSを海遊する海遊魚になっているのだと言われている。

アマチュア小説のサイトカクヨム、noteのような独自のセンスを元にアマチュアから一部のプロ達の作品を集め、企業コラボで作品賞を公募するサイトなど、SNS機能をふんだんに利用して沸きに沸いたサイト運営をされている。

思うに、時代は変われど、心に読書と思索の暇を作るのが、書く前の先決ではないかと。

要するにネットであれ、紙であれ、もっともっと本を読もう!という話だ。もう、秋だしね。

● 文体の基本で悩んだらこれ

さて、ここで、文体の話を。

今まで5年ブログを運営してきているが、ごくたまに質問を受ける。

例えば「SNSで何か書きたいのだけど、です・ます調?だ・である調?ここでつまずいてしまい、なかなか書けない」と、自分らしく書けないもどかしい思いを、先日ちょっとした会話の中で聞いた。

この一見基本的な部分でのつまづき、多くのSNS慣れした人ならば、な~んだ!そんなこと!と思うかもしれないが、とても当人にとっては「一大事」な部分。

で、わたしはその質問にこう答えた。

どういった内容で誰に向けて書きたいのか?によります」と、お応えした。小さな子どもにでもわかるように書くなら、「だよね」でもいいが、対大人であれば、「ですよね」となる。この違いを見分けながら書くのが基本だ。

わたしはブログ第1回からずっと「常体」(だ・である調)で書いてきた。はじめは気恥ずかしかったが、慣れるもので今ではこの書き方で統一している。

もし、書き方で悩みがあるなら、編集者と呼ばれる人たちの文章に触れるとよい。彼らは文章のプロだ。わたしもお気に入り編集者3人の記事やブログ、書籍をすべて読んでいるが、本当に役立つ発信ばかり。

限られた時間を無駄な発信を読むことに費やすことはできない。それほど編集者の発信は有益であり、主張でもある。

こうした何気ない勉強と、普段から書籍をしっかりと読み込むことで、文体のあれこれに囚われずに書けるようになるものなのだ。

頭で考えるよりも、触れて感じろって・笑

軽~い内容の文章の末尾が「・・・だ」「である」では重い。そういうことが肌でわかるようになるだろう。

要するに軽いしゃべり言葉の延長なら「だよね!」で充分。

● 書き手と文体の関係性がわかった

文体とはなんだろう・・・ここが自分の頭の中にすっと、浸透するレベルで理解が進んだ時があった。

きっかけは、京都の天王山で頂いたウイスキーを味った同時期に、スコットランドのアイラ島を舞台に書かれたウイスキーと言葉の話という作品に出会い旅先で読んだのだ。

ひとことで言えば、わたしは村上春樹氏のエッセイを旅先でなぞりながら(お酒を頂きながら)の読書旅をしたのだ。アイラ島ではなく真夏の京都で。

サントリー天王山・山崎蒸留所にて

春樹氏の持つ、文体の魔力に一気にやられてしまったのだ。

村上春樹氏がシングルモルトを好んで飲むのは言葉しかない世界で生きるために「自分をほどくため」に飲むのだ語る。また、こんな文章が。

もし僕らのことばがウイスキーであったなら」村上春樹・著

~「もし僕らのことばがウイスキーであったなら、もちろんこれほど苦労することもなかった」はずだ。

ぼくは黙ってグラスを差し出し、あなたはそれを受け取って靜かに喉に送りこむ、それだけですんだはずだ。

とてもシンプルで、とても親密で、とても性格だ。

しかし、残念ながら、僕らはことばがことばであり、ことばでしかない世界に住んでいる。僕らはすべてのものごとを、何か別の素面(しらふ)のものに置き換えて語り、その限定性の中で生きていくしかない。でも例外的に、ほんのわずかな幸福な時間に、僕らのことばはほんとうにウイスキーになることがある~文中から

~真夏の京都。

ビールは喉に染みわたるも体に素通りしていく水のようなものだ。

しかし、ウイスキーは喉をある意味こじ開け、体の隅々にまで浸透し行き渡る熱を楽しむ飲み物なのだ~

ビールとウイスキーの喉ごしの違いを村上春樹風文体で書いてみた・笑

そして上の文章が、村上氏の書く文章から読みとった感覚だった。

自分流に解釈し、飲み込むことで、そこはかとなく流れる、わずかな幸福の時間を過ごせた。まるで文体がここまで、わたし達を連れてきてくれたような気分。

書きたいことよりも、己の文体=伝わる力を最優先する文章。やはり天才的な書き手だ。

村上春樹氏の作品すべてが、こうも読みやすいものばかりではないことは、世間で多くのハルキストが語れるであろう。

どんな長編小説でもプロットを立てずに一気にどんどん書き、推敲に推敲を重ねる独自のスタイル。文章のリズムが悪い場合は、わざわざ英語で執筆し、それを翻訳する手間を使い、まったく別ものを生み出す。

しかし、わたしのようなハルキストではない、普通の人間であっても、氏の書く豊潤な文章に酔いしれることができた。

すべてが文体に始まり、文体に帰着していることが体でわかったのだ。

それは、氏の持つ緻密な文体構築戦略にハマれるかどうかが勝負だったのかも・笑

起きていることはすべて正しい~最悪な時に学んだ、運を戦略的につかむ方法 【書評・自己啓発】

【ブログ更新110回】

※ 2019年3月3日のブログを加筆して再登場させました。

2009年真夏の8月、突然の脳出血で倒れた私は、意識が戻り麻痺した半身を抱えながらこの先どうやって仕事に復帰するか?こんな事ばかり入院中考えていた。

厳しいリハビリにも泣いている暇はなく「家に帰ったらまず、真っ先に読もう!」と決めていたのがそれまで3回以上再読していた、この勝間和代氏の著作「起きていることはすべて正しい」だった。

この作品が出版された2008年は、わたしが今の出版社に転職を果たした年。

この作品に書かれている彼女の座右の銘起きていることはすべて正しい」の新骨頂は、自分に降りかかってきた物事の捉え方ひとつでどんな風にも生き方は変わってしまう、セレンディピティ(偶然の引き寄せ)までもコントロールできる法則・・・との内容に飛びついた作品だった。

わたしがピアノ教師からある日突然、転職をはじめ、勢いのあるなかで、出会った出版社と大好きな本への道。このあたりは3年前に初出版した電子書籍にも詳しく記したが、この本から得たヒントがどれだけ転職に有利に働いたのか計り知れない。

女性が、仕事をしなくては食べていけない状況になった時、メンタルからキャリア構成まで社会の一部として機能するためのノウハウ、そこから収入と自分自身の持つキャリアの対価など、仕事そのものだけでなく、働くために必要な働き脳を育成できる書籍だ

では、「起きていることはすべて正しい」の紹介をしよう。

 まず、「運を戦略的につかむ」という発想のヒントになるもくじの羅列をしてみる。


はじめに~メンタル筋力と運をつかむ勝間式4つの技術

● 第1章「偶然を幸運に変える」

「セレンディピティの技術」女優、黒木瞳さんとの出会いから、この1年に起きた「8つの偶然」をいかに幸運に変えたのか?

「効率化すると疲れる、大変ですね!」の大いなる誤解

「メンタル筋力」が強い人、5つの特長

20年間「打たれ弱かった」私の幼少~大学時代「ひきこもり」を脱した3つの問題解決法

21歳、出産・育児で世界観が一変・・・etc.


技術面をサポートするメンタル筋力をつける方法3つの柱からなるメンタル筋力を鍛えるメソッド。


第2章 あなたの潜在意識が目覚める脳内フレーム120%活用法(97%の潜在意識の活用で成果が10倍に)


第3章 99%捨て、1%の本質をつかむ即断即決法※わたしはこの章は繰り返し今でも読んでいる重要な章。


● 第4章 「4つのダイヤ」を引き寄せるパーソナル資産増強法※資産の概念が変わるここも重要章。


● 第5章 勝間式人間関係の兵法「5つのわがまま力」で年収が20倍になった秘密。

と、こんな煽りとも取れそうな目次だが、10年前のビジネス本なんて、もう今の時代には通用しない場合がほとんど。

しかし、意外なほどこれはまだまだイケる。

なぜなら古いビジネス書の書き出しとはまるで違う勝間氏自身のエピソードが満載で、読み物としても面白い。で、新しい自分の構築に取り掛かりたいならば、すぐに取り組むのが効果的な思考変革だという。ある意味メソッド(教科書)として使うには最適な教材だと思う。

今回はあえて、内容には触れずにおこう。

彼女が文中で繰り返し語っているのは「運を実力に変えることは誰もが習慣と訓練で習得可能だ」ということ。

実際、わたしも病後11年を迎えた今年、まだまだ若干の身体の麻痺、言語障害などが後遺症として残るものの、見た目は変わらず、かえって元気になった感じさえする。

運が良かっただけかもしれないけど、事前に読んでいたおかげで、運を引き寄せたのかもしれない。


そうか!変えられるんだ!と、思ったら騙されたと思って読んでみて(笑)