『八ヶ岳南麓から』上野千鶴子・著(山と渓谷社)【選書・文化 / ワークスタイル】

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『八ヶ岳南麓から』上野千鶴子・著(山と渓谷社)

簡単レビュー

東京⇔山梨。二拠点生活のリアルを綴る
著者初の「山暮らしエッセイ集」待望の書籍化。

四季の景色や草花を楽しむこと、移住者のコミュニティに参加すること、地産の食べ物を存分に味わうこと、獣・虫との闘いや浄化槽故障など想定外のトラブルに翻弄されること、オンラインで仕事をこなすこと、「終の住処」として医療・介護資源を考えること……。
山暮らしを勧める雑誌にはけっして出ていないこと」までも語られる、上野千鶴子版「森の生活」24の物語。

わたしのいまのテーマは「大好きな北杜で最期まで」
それにもちろん「おひとりさまでも」が加わる。
―――本文より

                ★★★

夏休み前のこと、山と渓谷9月号「八ヶ岳」特集で、この書籍を知った。

えっ!?上野千鶴子さん?あの「おひとりさま」という言葉を流行らせた東大教授だった方?

なんと、八ヶ岳に移住して早20年!だそうだ。しかも彼女は富山出身の自称「山女」だという。

特に八ヶ岳に移住してからは、毎年極寒の中、早朝からお得意のスキーをたしなんでいるのだそうだ。

年に30日は滑りに行くと。

そんな社会学者の上野千鶴子さんの八ヶ岳での暮らしぶりを覗いてみたくて、夏休み初日に本書を手に入れた。

あの新書のお堅いイメージではない、ブルーの素敵な装丁に心が奪われてしまった。

中のイラストもとっても素敵。第一、文章がめちゃくちゃ読みやすい。上野さんがそばで語っているかのような表現ばかり。

なぜ、移住したのか?

実は大変なことばかり!

高齢になったらどうする?(すでにかなりの御歳・笑)

別荘派と移住派の違い。

などなど、興味深いエッセイが 24編。

わたしが、唯一真似しているのは「夏の八ヶ岳・火を使わないレシピ」だ。

• 桃のスープ(完熟桃をカットして牛乳、ヨーグルトとミキサーで攪拌して完成。スパイスなし)

• とうもろこしのポタージュ(ゆでで、粒をバラバラにしたら牛乳とミキサーで攪拌してできあがり。スパイスはお好みで)

• レタスの韓国海苔サラダ(ちぎったレタスに韓国海苔を揉んで振りかけるだけ)

• ズッキーニのスライス・オリーブオイルがけサラダ(ひらひらの紙みたいにスライスしたらオリーブオイルと塩でどうぞ)

この4点。

大好きな果物や野菜ばかり。真夏の前菜にいかが?

家で、別荘ごっこするにはもってこい!のレシピよ(笑)

というわけで、素敵な山暮らしをされている社会学者上野千鶴子さんのエッセイ本を紹介した。

わたしも旅先で避暑して読んできた。

この夏は、旅先の関連書籍を3冊読んだので、8月最終週は旅をなごり惜しむブックレビュー週の予定。

(月)八ヶ岳・移住エッセイ

(水)松本ホテル・ビジネス

(金)美術館・絵の描き方

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年8月25日記事

『SunTAMA Style』2021年8月25日記事

『SunTAMA Style』2022年8月25日記事

『SunTAMA Style』2023年8月25日記事

長野旅そのほか~挑戦したことや回ったところ🎶【風景・長野旅3/こぼれ話】

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8月16日、早朝5時30分。

白馬三山のモルゲンロート。白馬ジャンプ競技場を撮影(1998年冬季オリンピック会場)

今年の長野旅では、はじめて深夜ETC割引を利用した。

ETC深夜割引とは、深夜0時から早朝4時までに目的の場所を通り過ぎれば割引されるというもの。

NEXCO概要(ETCの深夜割引は、午前0時から4時までの間にNEXCO3社(東日本、中日本、西日本)が管理する高速道路を走行すると、30%割引が適用される制度です。ただし、入口または出口のどちらかの料金所を通過する時間が、この時間帯に含まれている必要があります)

わたしは基本的に仕事で毎日運転をしてはいるが、この数年、高速道路にはほぼ乗らずに出かけてきた。

目が悪くなってきて、高速道路の運転が怖くなったのもあるが、一番の理由は「道の駅」にハマっていることに起因している。

それと久しぶりの深夜の運転は、今のわたしの運転技術を試すめったにない機会にもなった。

深夜1時に家を出て高速に乗ったのは1時10分。八王子→安曇野までは標準で2時間36分。早朝4時には間に合う。30%引きへの挑戦だ(笑)

1時10分八王子から3時40分安曇野に無事到着。(パチパチ~~🎶)で30%引きをゲットしたわ(笑)

通常4690円が30%引きで3280円!

わたし的には、30%引きより、標準時間以内で走り切れた運転に大満足。

久しぶりに常時80キロから追い越しで100キロを出すのも楽しくて、悠々と運転できたし、何より、まだまだ行ける!という自信にも繋がった。

で、早朝5時の白馬村・松川河川敷に白馬三山の雪渓を見に行った。

この夏の旅では、身体の具合もさることながら、行きたい北アルプスの要所が頻繁に「クマ」が出没し、さすがに怖くなったのもあって登山もキャンプも取りやめたという経過があった。

これまで、なかなか行けなかった長野県の村を訪ねる旅へと切り替えた。

初めに、小川村天文台へ。松川から40分。

小川村天文台は雪の北アルプスがぐるっと見渡せる場所。今は夏で雲が多くあまりきれいな景色は見られなかった。

小川天文台は、フジTVのドラマ「白線流し」(1996年放送)の舞台でもある。

次に向かったのは、安曇野ワイナリー

安曇野ワイナリーは、西に北アルプスを望む雄大な自然の中にある。

目指すのは「テロワールを存分に感じられるクリアなワイン」だ。

理想のワインを目指し、健全なブドウを栽培し、丁寧に醸造することを愚直にこころがけていると伺った。

主に夫が試飲(笑)

運転で飲めないわたしは、シャインマスカットのデザートと、ワイナリー一番人気の「安曇野濃厚・飲むヨーグルト」を美味しく頂いた。

次に訪れたのは、北アルプス常念岳麓の道の駅「ほりがねの里」だ。

ここでは、ひまわり畑を見て撮影した。

すでにひまわりは時期が終わりうなだれてしまっていた。それもまた風景かな。

このあと、安曇野アートラインをひた走り、安曇野ちひろ美術館を経て、安曇野名産の「蕎麦」を頂きに一路、安曇野穂高へ。

目当ての蕎麦屋は石臼挽き・手打ちの「百八」

頂いたのは一番人気の「大海老天ぷらと野菜天ぷらつき・せいろ」2500円と「せいろ」1100円。

天ぷらが多いのでわけて頂いた。大海老も甘く蕎麦も抜群のコシ。蕎麦湯まで美味しく頂けて大満足。

店内もすてきな雰囲気。

白馬登山をせず、1泊を松本駅にほど近い新しいホテル(スーパーホテル松本駅前)で旅の疲れを癒し、翌日は信州の味をふんだんに取り入れた朝食を頂き、北八ヶ岳方面へと向かった。

北八ヶ岳に向かう手前で、塩尻の小ボッチに出向く。

小ボッチから諏訪湖と南アルプスを見渡す。あいにく富士山は見られず。

反対側では穂高連峰が煙っていた。

この場所は高ボッチ高原手前の山林にある展望公園。林道も古い整備のあとがあるだけの悪道だった。

第一、熊出没注意の看板が多くて怖い。

あまり、おすすめはできない。もうこれでボッチはおしまいとする(笑)

ここから、気分を変えて諏訪湖周遊道路を経て、北八ヶ岳に向かった。

白駒池と麦草峠では、熊鈴をつけた登山者がいっぱい。白駒の森でも熊鈴の大合唱(笑)

あれでは、熊も出てはこれないだろうね(笑)皆さん、ありがとう!

帰りしな、入笠山麓のカゴメ野菜生活ファーム富士見でお買い物。2度目だが本当に素敵なところ。高原野菜と八ヶ岳イラスト地図を購入。

最後に甲斐駒ヶ岳が見える道の駅「はくしゅう」で高山植物と焼き物の器を買い、オーガニックコーヒーをアイスで頂き、南アルプスの天然水?源流河原で水遊びして帰ってきた。

冷たい水がなによりのご馳走だし、癒しそのもの。

「はくしゅう」は大好きな道の駅で、毎回寄るのが楽しみな完全リピーターになった。

もちろん、ペットボトルに「南アルプスの天然水」を汲んで帰るのも忘れない。

これで、1泊2日の長野おとな旅も終わり。

小川村ではすでに秋の風情。秋桜を撮ってきた。

今回の旅では、深夜の運転と塩尻小ボッチ以外は、無理せず危険な場所にもほとんど、行かなかったせいか、夫もとても楽しんでいた。

近年の気候温暖化での山の遭難事故が多発し、クマ被害も頻繁だ。

それでも登山ブームなんだろう。最近では「幼い子どもが登る北アルプス登山の動画」まであるし・・・。

本当に無理しないで!と言いたい。

一方で、山が怖い場所だという再認識も年々高まってきている。

「自然をふんだんに取り入れた旅」を続けるためには、時には「潔くやめる」ことや、「臨機応変な予定変更」も大事な観点だと改めて気がついた。

山は逃げないから。次の機会を待とう。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年8月23日記事

『SunTAMA Style』2021年8月23日記事

『SunTAMA Style』2022年8月23日記事

『SunTAMA Style』2023年8月23日記事

『SunTAMA Style』2024年8月23日記事

『Life Tour21st』2016年8月23日記事 

https://lifetour.blog.jp/archives/1060396120.html 「秋はおしゃれとビジエカレーで始める」

苔の森と癒しの湖でセラピーハイキング~麦草峠から白駒池を巡る北八ヶ岳旅【風景・北八ヶ岳/長野旅2】

【ブログ新規追加1390回】

今年の夏休み最終日、かねてから行きたかった北八ヶ岳・麦草峠から白駒の池までのハイキングと周遊を楽しんできた。

圧倒的な夏空のもと、吹き抜ける風のなんと涼やかなこと。

仕事中心の毎日をリセットするため、今回の夏休暇は10日間のところ12日取った。

体の調子を整えたり、不具合を調整するために病院へも通院したし、年1回の健康診断も受けてきた。

そんなわけで、わたしの夏休みは、ほぼほぼ本当の休暇になったと自負している。

で、最終日には日常へ戻すハイキングで体を動かすアクティビティとして、森林セラピーを取り入れて、趣味の山歩きと植物観察をしてきた。

麦草峠

車で上がってきて無料駐車場(台数30台・きれいな無料トイレあり)
運よく空きがあり車を停めて、さっそく麦草ヒュッテまで森林の木道を歩く。

5分ほど木道を歩くと、赤い屋根の麦草ヒュッテが見えてくる。

夏空に赤い屋根・・・もう、メルヘンでしかない。

夫は、麦草ヒュッテが気に入ったようで、帰りしなにもう一度ヒュッテのショップを訪ねてみよう!と。(帰りのショップで撮った苔テラリウムの数々)

白駒池に一番近い、有料駐車場(1回600円・終日)を目指し移動した。

すでに満車寸前!(180台収容)丁度いい日影の場所に案内された。

そして、ここから白駒池目指して苔の森にトレッキングした。夫を森の入口で撮影し、木道を上がるのだが、ちょっとびっくり!

始めっから、いきなり急登だ!

YouTube画像などでは、平坦に見えていた。が、ガッツリ登りだった(泣)

下に載せた写真でも平坦に見えるでしょ?!だまされないで!(笑)

夫はスイスイ先に登って行った。

さて、池までの登りに約580種類の「苔」が群生している白駒の森。わたしは、登りつつ苔の撮影をして行った。

神秘的な「苔の森」へ
日本蘚苔類学会より「日本の貴重なコケの森」に選定

「北八ヶ岳を代表する苔」の写真と名前を紹介する。

セイタカスギゴケ

カムリゴケ(先っぽが黒くなるらしい)

チシマシッポゴケ(もしかすると違うかも)

コセイタカスギゴケ

と、代表的な苔4種を撮ってきた。

ずっと苔を観察し続けていると、気持ちが平坦で静かになっていく。セラピーの本質がここにある。

先に登っていた夫にやっと追いついた。撮影しつつずいぶん遅れてしまった。

苔むした大木を抜けるといよいよ白駒の池に到着。

• 白駒の池

満面に清水をたたえた神秘的な湖

北八ヶ岳の広大な原生林の中に、満面に清水をたたえた神秘的な湖。標高2,100m以上の湖としては日本最大の天然湖である。

湖を眺めながら歩くと、大正時代創業の歴史ある湖荘「白駒荘」が建っている。

新館 「白駒荘」

創業の歴史を刻む宿看板。トレッキングポールとともに撮影。

白駒荘の前にあるボート乗り場にさっそく行ってみた。

船着き場での夫を撮る。船着き場はゆらゆら揺れていて、かなり怖い(泣笑)

白駒荘に戻り、念願の「白駒荘濃厚ソフトクリーム・700円」を頂く。

この湖荘から北八ヶ岳の「にゅう」「高見石展望台」などに登山する人も多い。

これで、目的だった「癒しの森林セラピー」を終えて、帰路に就いた。

帰りの蓼科高原道路で、野生の鹿の群れに遭遇。

樹齢数百年の時を刻んだコメツガ、トウヒ、シラビソの原生林で、地上はまるで緑のジュウタンを敷きつめたような苔が一面を覆っていた。

美しすぎる光景を目にして、今は猛暑の中、仕事に戻っている。

栄養剤の一つになっている山歩き。

これで当分滋養が保てることだろう。

そして、次の山旅に胸を躍らせる。

それでは、また!

※ 次回は「長野旅3そのほか」をアップ。

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『SunTAMA Style』2020年8月21日記事

安曇野ちひろ美術館~トットちゃんに会いに行く【風景・安曇野/長野旅1】

【ブログ新規追加1389回】

長野に通い続けて4年目。
「ガッツリとした山登りをしない」旅の目的は、安曇野ちひろ美術館への訪問。

広大なビオトープのある庭園をゆっくりと歩きながら「トットちゃん」に会いに行く。

安曇野ちひろ美術館のある長野県北安曇郡松川村は、ちひろの両親の出身地。

ちひろも幼いころから慣れ親しんだ「こころのふるさと」だ。

1997年に、世界初の絵本美術館 「東京ちひろ美術館」20周年を記念して建てられた。

美術館館内の5つの展示室では、ちひろや世界の絵本画家の作品や絵本に関する歴史資料が展示されている。

自然公園と美術館は、自然に溶け込むような設計が施されている。

中に入った瞬間、まさに「日常生活から解放される空間」を実感。

身も心もゆっくりとほどける、またとない美術館だ。

第1展示室では企画展示「ちひろのいろ せん かたち」6月6日~8月31日 開催中。

~やわらかな色彩で子どもをテーマに描き続けたいわさきちひろ。
その絵はなにげなく描かれているように見えて、実は、さまざまな技法や工夫が隠されている~

ちひろの使っていた画材道具の展示では、オブジェとなっていて、オブジェに触れると光とともにちひろの絵が浮かぶ仕組みだ。

どんな画材でかいていたのか?アトリエの内部も再現されていて興味津々。

で、第1展示室を出たところにあの「トットちゃん」が!

一緒に記念撮影をさせて頂いた(笑)

『トットちゃんとわたし』

しばし、黒柳徹子氏のお話をボードで拝読し、また様々な絵本作家さんの作品にも触れてきた。

わたしの日常に絵本は欠かせない。

現在、児童出版社に勤めている。

在職中に一度は訪れたかった美術館だ。

特に、企画展示『戦後80年 ちひろと世界の絵本画家たち 絵本でつなぐ「へいわ」』も観られて良かった。

第5展示室まで一通り観て、途中にあるカフェで一休み。

ここから、植物園や森、色とりどりの花畑を擁する広大な「ちひろパーク」へと、暑い中だがワクワクしながら周回した。

トットちゃん広場にたどりついた。

電車の教室では、一般の方々が読み聞かせをしていた。(電車の中は冷房でめっちゃ涼しい・笑)

おとなのための「こどもを考える」美術館。

やっと訪れることができた。

生涯、幼いこどもをテーマに描き続けてきたちひろ。

ずっと思っていたことがある。

「なぜ、あんなに子どもの表情を描けるのか?」

わたしは年間かなりの数のお子さんたちに会社のイベントで出会うのだが、本当にちひろが描く「ちょっとした子どもの目線」や「不安げな表情」などと同じ光景を目にするたびに、ちひろの絵を思い出してしまう。見事としか言えない。

ちひろの絵だけを観にいくのもいい。ちひろの愛したお庭を散策するでもいい。ちひろのアトリエに触発されに行くなんていうのも素敵だ。

東京と長野にあるちひろワールド。

一度ぜひ、訪れてみて。

最後に北アルプス蓮華山を写すわたしを一枚。

それでは、また!

(次回の長野旅2は北八ヶ岳編)

※ 安曇野ちひろ美術館 〒399-8501 長野県北安曇郡松川村西原3358−24

※ 東京ちひろ美術館 〒177-0042 東京都練馬区下石神井4丁目7−2

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『SunTAMA Style』2020年8月19日記事

Ku:nel 2025年9月号『それゆけ!大人のニッポン観光』【選書・文化】

『ブログ新規追加1388回』

簡単レビュー

それゆけ! 大人のニッポン観光

テーマがあると旅はもっと楽しくなる。
杉浦さやかさん/甲斐みのりさん/岡美里さん
大谷有紀さん/しらいのりこさん

酒井順子さんが助言&提案
自分らしさ100%の 
新・旅テーマで出発!

2泊3日、ゆるり大人のニッポン観光、
テーマ旅のすすめ。

                 ★★★

長い夏休みももう中盤を過ぎて、ワタワタと、避暑への旅を準備している。

この数日、色々とあったことを書いてみる。

休み始めて、順調に疲労も溶けはじめた月曜。

やっぱりそれまでの猛暑と詰め込んだ仕事の「ツケ」が身体に出てきた。

数年前に罹った「皮膚感染症」の一種だ。

服の中で、何かが「チク!」と弾けた音がして痛みが全身を貫いた。

それでも、さほどの痛みではなかったので患部を診ないまま就寝。

朝、恐る恐る患部を診てみたら「真っ赤になった大小の斑点がいっぱい・・・」猛烈な痒みと痛みで、気持ち悪いったら(泣)

で、すぐにかかりつけ医のいる病院へ出向くも、夏休み中で診てもらえず。

それから夫に検索をしてもらいながらなんとか、口コミ評価の良い皮膚科のある病院を見つけて、駆け込みで診て頂き処方箋を出してもらい、事なきを得た。

疲れと猛暑で免疫力がガタ落ちだった様子。

薬はすぐに効き始めて、猛烈な痒みと痛みから解放された。

今は、めっちゃ幸せ(笑)

だから、予定していた2泊3日の旅行も中止してもいいかも・・・とか一瞬考えた。

家にいることも充分楽しいし、ことさら旅に出なくってもって。

しかし、身体も治りつつあることだし、予定を1泊に短くして出かけようということになり、昨日プランをガラッと変えた。

詰め込みはせず、無理がなく疲れない方向へとシフトした。まだしっかりと治り切ってはいないので、軽い山歩きにしたり温泉も取りやめた。

しかし、長い休みがあることで、気持ちに焦りもなく、体調が崩れてきてもネガティブにならずに済んだのは幸い。

これで、今年の夏休暇も旅で〆ることになった。

                ★★★

年に数回、旅に出る暮らしを続けて数十年が経つ。

どんどん旅慣れてきて、旅の荷造りもささっと、できてしまう。

それでも毎回思うことは「旅に出る前の自分と、旅を無事に終えて帰ってきた自分は前とは違っているはず」だと。

変われることって、大事なんじゃないかな。

それを叶えられるのが「旅」だと思う。

それでは、また!

※ 来週のブログアップは(火・木・土)の予定。

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『SunTAMA Style』2020年8月15日記事

インスタグラムで突然「バズった」話【植物・SNS応募】

【ブログ新規追加1387回】

この数日、このやまゆりの画像を目にした方は、かなり多くいるのでは?

インスタグラムのみの応募企画へ参加した写真だ。

インサイトを開くと、

8月13日時点での閲覧数(ビュー) 9200

フォロアー以外からのビュー 7587

わたしのプロフィールを観て下さった人数 927

わたしのホームを訪れて下さった人数 686

と、わたし的にはありえない?!数字がインサイト上に示されていた。

プロアカウントのデータに軽く驚いた(^^♪

ま、普段から「放置したまま」だったインスタグラムのアカウントを利用しての応募だから、「多くのビューを獲得したい!」とか野望はまったくない(笑)


しかも、なんの変哲もない山での1枚。動画などの作り込みも一切なし。

ある登山用品の専門メーカーさんの企画に応募するために送った一枚だ。

https://www.facebook.com/ARCTERYXJP #山の花を探して

この山の花たちのイラストの中に「やまゆり」があったので、以前奥多摩・三頭山で撮った「やまゆり」の」画像を貼り、ハッシュタグで企業を応援するインスタグラム企画に応募した。

山の花を観察して、写真に収めるのは山野草ハンターのわたしの日常だ。

まるで、わたしのためにある企画だと思い、なんの躊躇もせず、応募の規約に沿って行動した。

そしたら8月8日、丁度夏休み初日のこと、インスタグラムさん(笑)から、「閲覧数=ビューが短時間ですごい!からもっと宣伝しよう!」みたいなメッセージが届いた。

そのページにストーリーズが表示されていて、自動的にインスタグラム本体とFacebookに「今、注目されている記事!」みたいなコメントが貼られて投稿される。

わたしは「いったい、何が起きたんだろう・・・なんのこと?」状態。

どうしてこんなにビューが伸びるのか?
推測してみたが、登山道具のメーカーさんからのユーザー流入が思い当たる。

ユーザーさんの中に、インスタグラマーとか著名な人がいたとも考えられる。

わたしは無名だし、このメーカーさんの企画の副賞品になっている、優れたデザイン性のあるザックが欲しくて応募したの。

マーケティング目線で行けば、微量だがメーカーの露出にハッシュタグ貢献できたんじゃない?!と、勝手に思い込んでいる。

(だから、ザック当てて~~~!!!・笑)とね。

たぶんまだ、ビューは伸びる予測が立つ。(1万は超えるだろう)

応募締切は8月25日。インスタグラムにアカウントのある人であれば、誰でも応募できる。

条件は「山の花を撮ってくる」こと。

まだ、どこにも出かけていない夏休みのちょっとしたトピックス。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2025年8月13日記事

『SunTAMA Style』2021年8月13日記事

『SunTAMA Style』2022年8月13日記事

『SunTAMA Style』2024年8月13日記事

「山を下るために~今やっておくこと」【風景・この先を見据えて/エッセイ】

【ブログ新規追加1386回】

夏休みも早4日目。何もしないゆるやかな日を送っている。

毎朝、朝顔の咲き具合を眺め、小さなプランター菜園で、緑のカーテンの中からゴーヤやきゅうりを収穫して、食卓の彩に加えている。

写真は、昨夜のキーマカレーに揚げたゴーヤをトッピングしたもの。

新鮮な苦みがハイボールによく合う。

また今朝は、この1年ぐらいの間に様々な場所で頂いた、基礎化粧品のアレコレを全部出してみた。

毎年恒例の、夏休み集中美容週間よ(笑)

普段は、かなり酷使しているお肌のお手入れをささやかながらするというもの。

全部使っても3日ともたないだろう。

旅先ではお泊りのホテルで頂けるので、今日から旅に出るまでこの基礎化粧品でお肌のお手入れをする。

さて、「山を下る」をこの夏は考えている。

ここでいう山とは「仕事」とか「人生」、趣味の「山歩き」などを指す。

がむしゃらに仕事をし、夢中で山を登り続けた20〜30代。

40代~50代になると自分が来た道を振り返り始め、60代になった今は「山をいかに下りるか」を模索し続けている。

足るを知る者は富む老子の教えのような境地だ。

仕事は勤続20年(あと3年弱)まではイケイケどんどんの予定(笑)そのあとはなりゆきに任せて行く。

趣味に関しては、そんな大げさに「山を下る・・・」とかは考えてはいないけれど。

数年前に知った、かのスティーブン・ジョブズが習慣にしていた、「土曜日のハイキング」(運動するなら土曜日!日曜日は瞑想と休養という意味)を取り入れて早3年。

そろそろ、しっかりとしたトレイル・ハイキング道を持ちたいと考えている。

3年目の今年は「湖・池・沼」を周回するコースを春にやってみたら、ことのほかリフレッシュできた。

森林の緑と鳥のさえずりだけを携えて無心にトレイルするうち、紺碧の湖に出る。

こんなトレイル・ハイキングをジョブズもやっていたのだろう。そして世界基準であり世界標準の仕事を生み出し続けてきた。

と、まったくもって桁違いではあるが、小さな自分のこれまでの生き様と重ね合わせながら、今後も「トレイル・ハイキング」を取り入れて行く。

さあ、「どうやって、山を下ろうか?」から始まった夏休み。

これは、これで結構、幸せ。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年8月11日記事

『SunTAMA Style』2021年8月11日記事

『SunTAMA Style』2022年8月11日記事

『SunTAMA Style』2023年8月11日記事

『Tarzan908号 休む技術』マガジンハウス【選書・自己啓発】

【ブログ新規追加1385回】

Tarzan(ターザン) No.908号 休む技術

簡単レビュー

カラダとココロ、疲れていませんか?
栄養、運動とともに健康の三原則のひとつ、
「休養」について真面目に考えてみた。

カラダが重たく感じる。休日は何もやる気がしない。寝ても寝ても眠い。
慢性的に溜まった疲れが、いつまでたってもとれない……そんな経験は誰にでもあるだろう。


それは、もしかすると、あなたに「休む技術」がないからかもしれない。
世界的に見ても睡眠時間が短く、働きすぎ、疲れがちな国民性でもある日本人。
あなたは医学的にちゃんと休めている?

どんな休み方をすればいいのか?


疲れた→休む→復活→また疲れた……そんな堂々巡りを断ち切るために、
疲労の正体を知り、休む技術の習得を目指していく本書の内容だ。


それは、吸うよりは吐くを意識した呼吸法だったり、
カラダを適度に動かしながら疲れを回復させるアクティブレストだったり、
眠れない悩みを持つ人には、質の良い睡眠への導きも提案している。

夏真っ盛り、酷暑タイミングにお届けする、上手に休むコツを伝授する特集。

第2特集は、心身ともに健康なウェルビーイング・ヒューマンを目指しての、
「ウェルネス・ツーリズム」企画。ホースセラピー、森林セラピー、
薬草ワークショップ、現代湯治、禅ステイなど、
全国16か所の気持ちいい、とっておき旅を紹介している。

表紙は、「休む技術」のプロ(!?)でもあり、
頑張り過ぎている現代人のお手本、のび太(笑)
カラダもココロも、しっかりリフレッシュを目指した一冊!

           ★★★

今日から10日間の待ちに待った「夏休み」だ。

昨日、仕事のメールで最後に同僚と交わした言葉が「とにかくゆっくり~のんびりしよう!」というもの。

普段は、わたしも相当の詰め込み体質だが、その同僚が抱える仕事の幅や分量はわたしを越えているのだ。

もう、とにかく「全部放って仕事から離れて過ごしたいよね」と。

わたしは「会社の仕事は全部放っても大丈夫だよ!だって、一斉休暇なんだからさ・・・(笑)」と答えた。

普段、忙しければ忙しいほど「あれもしたい!これもしたい!もっと~もっと!」と欲張っているが、実際、こうして休んでいいとなると、なんと手持ちぶさたな時間が流れるだけ。

行きたかった場所とか、読みたかった本、食べたかったスイーツ、欲しかったモノなど欲求の高い順にどんどん、仕事の合間にこなしてしまう習性があるからだろう、あまり欲求がない。

まあ、「旅」だけは日数がいる分、この夏休みのハイライトになるんだろうけれど。

旅のスタイルも「ウェルネス・ツーリズム」を取り入れた森林セラピー的な旅にする予定。

それ以外は基本的に、な~んにもしない日を過ごす技術を蓄えてみたいってところ。

できるかな?貧乏性撲滅(笑)

というわけで、夏休みが始まったという話。

昨日は、仕事の終わった夕方、缶ビールを開けて「お疲れ様!」をしたよ。

この一杯のために働いているのかもね。

ま、心も体もゆる~くほどく夏休みにしたい。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年8月8日記事

『SunTAMA Style』2021年8月8日記事

『SunTAMA Style』2022年8月8日記事

『みいこStyle』2019年8月8日記事

https://miikostyle.blog.jp/archives/20256321.html 「ブログを書き続けるのか?」

『1945年8月6日あさ8時15分、わたしは~原爆を体験した子どもたち』言葉/原爆を体験した子どもたち・絵/いわさきちひろ(童心社)【選書・文化】

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『1945年8月6日 あさ8時15分、わたしは~原爆を体験した子どもたち』言葉/原爆を体験した子どもたち・絵/いわさきちひろ (童心社)

1945年8月6日、あさ8時15分。

当時の子どもたちが書き残した言葉を、いまを生きるすべての人へ。


日本で初めて戦争をテーマに、青少年の子どもたちに向けてつくられた絵本『わたしがちいさかったときに』(童心社)の刊行から58年。

この本に収録された、原爆を体験した子どもたちの言葉をいまにつないでくれるのは、児童文学作家のあまんきみこ、詩人のアーサー・ビナード、当時の執筆者の小川俊子が語る言葉と、いわさきちひろが描いた絵。

とどまることのない時間の流れのなかで、時をこえて当時の子どもたちと出会い、わたしたちは今日を、明日をどう生きるのかをともに考える絵本である。(amazonレビュー引用)

                ★★★

広島県出身の夫と、広島に本籍を持つわたしたちにとって、8月6日は特別な日。

偶然にも原爆投下を免れた義父の体験は、幼い頃から聞いてきたという、夫の話をまとめて以前のブログに書いてきた。

戦後80年。

途方もなく遠い記憶ではなく、現代まで様々な形で語り継がれてきた「負の遺産」だ。

この日は、戦争で亡くなった多くの命を悼みつつ、今が幸せであることに感謝をする。

こんな敬謙な思いをさらに強くしている。

この1年の間には、本籍を広島に持つ息子夫婦を伴い、家族で広島帰省を果たしたい。

今、一番「訪れたい旅先」であることに間違いはない。

家族が増えた喜びを墓前に報告すること、そして「HIROSHIMA」で平和を皆で語りあう。

8月6日は「恒久平和」を願い語る日。

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『SunTAMA Style』2020年8月6日記事

『SunTAMA Style』2021年8月6日記事

『SunTAMA Style』2022年8月6日記事

『SunTAMA Style』2023年8月6日記事

ひとりで写真撮影に行く~午前中3時間のソロ活動【風景・夏を撮る】

【ブログ新規追加1384回】

前々から決まっていた予定に、夫が地元の仲間と「涼を求めて奥多摩の氷川渓谷に行く」というプランがあった。

昨日の日曜日、お天気にも恵まれて(暑笑)予定通り出発した。

さ、わたしは1日、家で何をして過ごそうかな?と、しばし思案してみた。

すぐに思い浮かんだのは、夏の風情や夏の植物を写真に収めてみよう!というプラン。

丁度、地元・八王子のお祭りもやってるし、家から車で10分の総合大学でもオープンキャンパス開催中だ。

お祭りは駐車の場所が難しいのでパスかな?

となると、大学のオープンキャンパス(一般市民利用可能)が駐車もしやすくて、里山だから自然がいっぱい!いいじゃない!?と。

決めたらすぐに支度をしてGO!

朝、9時15分に家を出て、9時30分には車を停めて、まず大学内の池で噴水を撮る。

ザ~ザ~と吹き出る水の音が涼やか。一枚撮る。

で、そのあと、池の周りの樹木花を撮り歩き、近くの大学図書館に涼みに寄ってみた。

ハツユキカズラ

山アジサイ

百日紅(サルスベリ)

オープンキャンパスならではで、大学施設内にその日だけ自由に入場できる。

とても涼しい図書館で、最新刊の雑誌を小1時間ぐらいゆっくりと読んできた。

ああ~~~!!!リフレッシュした。

大学内で牛丼やミスド、ジュースやリラックスウォータ―を手に入れて、11時過ぎには帰宅。

軽くシャワーを浴びて、ランチを頂く。至福じゃ(笑)

あとは、お昼寝が待ってるだけ。

家事をしない休日もいいもんよね。

(ミスドは1個で充分・笑)

思い付きのソロ活動が、充実した休日の実現となった。

自然を感じる里山のような場所で、趣味の植物観察と写真撮影、図書館では、大好きな雑誌をたくさん読めて、涼しい我が家でテイクアウトのランチを頂く。

最高じゃない?!

7月後半、日曜日は2週連続の休日出勤で、休めてなかったし。

というわけで、たまの休日をソロで楽しんできたよ!という話。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年8月4日記事