願わくば、いつまでも若く健康な人生でありたい~柔道整復師の教えから健康的な暮らし方を学ぶ🎶【健康・加齢に負けない秘訣/旧記事更新120】

【ブログ新規追加1244回】

~「60歳になっても健康的な人」が若い頃から続けている3つのこと~という記事を読んだ。

今、取り入れるべき、健康生活の見直しにピッタリだったので記事の引用させて頂く。

週刊SPA!より

 柔道整復師のshuheiと申します。現在は表参道で整骨院を経営するかたわら、これまでトップアスリートやアーティストら5万人以上の施術を担当してきた経験をもとに、腰痛や肩こり、姿勢改善など多くの方にとって身近な健康に関する情報をSNSで発信しています。

 青春真っ只中10代、仕事頑張りはじめ20代、できることも責任も増える30代……ここぐらいで気がついてくるのが体の老化。いつまでもあの部活に汗を流した輝かしい自分の体は持ってくれません、なんなら部活もしていなかった方はさらに衰えてるかも!

 加齢によって筋肉量が減少する現象は「サルコペニア」と呼ばれ、年齢を重ねるにつれて進行するといわれています。今回は筋肉だけでなく30代から始めていたほうがいい「3つの要」をご紹介するので、周りと差をつけて健康寿命を伸ばしていきましょう。

ここまでは本文を引用。

このあと、3つの健康寿命を延ばすポイントをまとめてみた。

①「下半身が要」

 筋力は30歳代にピークを迎え、その後は毎年2~3%程度ずつ低下し、特に下半身の減少が早いとされている。リモートワークや昨今の激しい気候変動で運動習慣がつきにくい方も多いのではないだろうか?

 筋力の低下だけでなく、座りっぱなしだと下半身の可動域も狭くなり、体重増加や血行不良による病気リスクも増えてしまうのでこの習慣を取り入れるといい。

・仰向けで寝て足の下に毛布を丸めたものを挟み込み、心臓より高い位置で足の血流を上半身に戻す。(営業のわたしは外歩きが中心。これは大事でよくやっている)

10~20分だけでもやってみると効果抜群。逆に寝てる間ずっと足を上げていると寝返りが打てず、別のリスクがでてくるので足をあげたまま寝るのはNG。

・スクワットで筋力アップ

「キング・オブ・エクササイズ」といわれるほど、スクワットの健康効果には目を見張るものがある。大きなメリットは、体の動きを支えるうえで中心となる、大腿四頭筋や臀筋、ハムストリングスや脊柱起立筋など重要な筋肉を一度にまとめて鍛えられるということ。

人間の筋肉の約7割は下半身に集まっているので、上半身を動かす運動より下半身を動かす運動のほうが効率的だ。大きい筋肉の周りには、連動して動くたくさんの小さい筋肉がついているので、大きい筋肉を動かせば、小さい筋肉も自然と鍛えられてかえってお得感が増す運動だ。

やり方は年齢や筋肉量によっておすすめが変わるので怪我しないスクワットを意識してやってみよう!

・股わりストレッチ

痛みのない範囲で脚を広めに開いてつま先とひざを外に向け、両ひざの内側に両手を置き腰を落とす。右手で右ひざを外に開くようにして、右肩を前に出し息を吐こう。吸う息でゆるめて、最初の状態に戻り、吐きながら反対側にひねるのを左右5回ずつ行う。

②「顔が要」

 第一印象は顔で60%決まるとも言われますが、自分の努力でできる範囲でも好転させることができる。

・舌を使う

 ベロ回し体操では、舌の筋肉だけでなく、口の中、顔、のど、首、あご、頭についているおよそ70種類もの弱った筋肉のトレーニングを同時に行える。

 特に舌の筋肉、口を開ける筋肉、噛む筋肉、口唇の筋肉などの、咀嚼や嚥下時に使われる筋肉を同時に鍛えられるので、咀嚼力が向上し、しっかりとよく噛んで食べられ、嚥下もスムーズに行えるようになる。

 また、噛むときに重要なのが噛み合わせですが、これが悪いままだと、十分な咀嚼ができないばかりか、アゴがずれて頭痛や肩こり、たるみの原因にもなります。嚙み合わせのずれは顔のゆがみにもつながるので舌を積極的に使って若々しい顔をキープしよう。

・スマホを使う位置を変える

 シンプルな話ですがスマホみてる自分の姿勢を鏡でみてみてください、最悪。

 肩と耳をつなげた線が直線の場合5㎏、15度だと12㎏、45度だと22㎏、60度だと27㎏もの負荷が首にかかるといわれている。

 顔の疲れやストレートネックによる痛みなど、見た目以上の悪いことまみれなので、脇を占める目線まで位置をあげるを意識してみて!

③「腸が要」

 感染の防御やアレルギーの抑制といった免疫の維持に関する働き。他にも、肌荒れ、肥満、生活習慣病、認知症やうつ病といった不調・疾患のリスク低下にも重要な役割を果たしているため、まさに長く健康に美しくいるための肝心要といえる。

・腸内フローラを整える

 腸内フローラを整える善玉菌の割合を増やす食事には、大きく分けて二通りある。まず一つは、ビフィズス菌や乳酸菌などの生きた善玉菌(プロバイオティクス)を直接摂取する方法で、主に発酵食品の摂取があげられる。

 もう一つは、善玉菌のエサとなり、腸内にもともと存在する善玉菌の数を増やす作用のある食品(プレバイオティクス)を摂取する方法。そのためには、発酵食品、食物繊維、オリゴ糖の接種が大事!

(尚、おすすめのヨーグルトは「湯田ヨーグルト」)

・体を冷やしすぎない

 体が冷えると中の内臓まで冷え機能が低下する。そのための習慣としておすすめなのが、朝イチの白湯で寝ている間に冷えた体を温め、軽い運動で筋肉に刺激をいれ、夏場でも最低週に2回は湯船につかることで自律神経をととのえ冷えにくい身体を作る。

 自分でできるところに限界を感じたら、よもぎ蒸しや岩盤浴、当院でもやっているような深部まで温める整体も冷え対策になる。

 いかが?

 以上3つの「要」を意識して健康寿命を伸ばし、やりたいことを存分に叶える人生で行こう!

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年9月13日記事

『SunTAMA Style』2021年9月13日記事

『SunTAMA Style』2022年9月13日記事

『SunTAMA Style』2023年9月13日記事

『Life Tour 21st』2016年9月13日更新

https://lifetour.blog.jp/archives/1060925356.html 「定期投稿の罠」

『みいこStyle』2018年9月13日記事

https://miikostyle.blog.jp/archives/20956340.html 「アイデアは誰のもの?」

『お金の減らし方』森 博嗣・著(BS新書)【選書・文化/旧記事更新119】

【ブログ新規追加1243回】

『お金の減らし方』森 博嗣・著(BS新書)

簡単レビュー

「お金がないから好きなことができない」
人はとかく、できない理由ををお金のせいにしがちだ。
一方、お金持ちは「お金は使えば使うほど増える」という。
人生や価値観を左右する「お金」とは一体なんなのか。
どうすれば、お金の不安が消えるのか?


本書は、著書『作家の収支』でその収入を明らかにするなど、忌憚なく本質を突く作家・森博嗣が「お金の減らし方」と題し、人生とお金の付き合い方を解き明かす。

投資家やFPでは決して語ることのできない「お金」への思い込みをひっくり返す1冊だ。

本書のポイントを一行でまとめてみた。

お金を他人のために使ってはいけない

・お金はもともと仮想のもの
・お金は社会が保証したもの
・お金は価値を測る物差し
・価値は誰のためのものか? ・自分の欲求をよく知ることが基本
・値段が価値ではない
・ものの値段に左右されない
・お金がないからできない?
・自分の満足を得ることが最終目的
・他者のためにお金を使う人たち
・価値を見極めるためには?
・自分の欲求をよく知ることが基本


目次

第1章 お金とは何か?
第2章 お金を何に使うのか?
第3章 お金を増やす方法
第4章 お金がないからできない?
第5章 欲しいものを買うために
第6章 欲しいものを知るために

            ★★★

本当に世間には、「奇想天外な考え方=極端な思考」で日々を普通に暮らしている人がいるんだなあ・・・と、深いため息が出てしまった一書を紹介しよう。

読んでみないと、わかりにくいので、当時、わたしが単純に「いいなと思って生活に取り入れた部分」をお伝えする。

それは、「収入の二割は完全に遊ぶために使う!」というくだり。

わたしはすぐに自分の収入を思い描いた。

わずか、月にして数十万のお給料の二割を遊びに投資できるか?

わたしが?

絶対に無理!!

と、自分の収入と遊びを天秤にかけることすらできずにいたのだ。

そんな時、会社員でありながら、某出版社からのスカウトで兼業作家として始めていたWEBライター(ブックレビュアー)の仕事と、2冊の著作の印税が入ることに。

見事に森氏のおっしゃる「収入の二割を遊ぶために使う」が叶った。

副収入あっぱれ(笑)

そこから、好きで仕方がない「旅」に夫と二人で出まくった。

でも、遊んでばかりじゃあつまらないから、しっかり働いて今では「収入の一割」を無理のない範囲で旅に充てている。

本書の中では、奥さんにこう言っている場面があった「欲しいものは何でも買えばいい。収入の一割を遊ぶために使いなさい」と。

あれれ?収入の二割じゃないの?(種明かしすると夫婦二人で二割だそう)

そして考える。書籍に書かれている作家の収入と自分の収入の格差が非常にあっても、自分の物差しに置き換えさえすれば、作家のように「遊びをちゃんと生活に取り入れる」ことができるのだ。

一見、無駄に見える遊びの喜びを毎月同じ額で用意できる幸せを知った。

我慢はいらないことを教わった一書だ。

             ー----

さて、ここでいう収入とは森氏の大学教授としての収入と作家としての印税を指すらしい。

(森氏の印税は総額20億円あったそうだ)

どうやっても使い切れないお金。

作家自身が、投資や財産を増やすことに一切興味がなく、使い切れないお金に立ち向かう作家とその家族たち(笑)の行方が記されていて、なんとも面白い。

そして、「お金ってなんだろう?」「お金の価値って?」と、様々考えて行くうちに読了を迎える筋書きが見事だ。

つくづく「事実は小説よりも奇なり」だ。

さあ、読書の秋。

自分の欲と向き合いながら、「収入の二割を遊びに使って」みてはいかが?

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年9月11日記事

『SunTAMA Style』2021年9月11日記事

『SunTAMA Style』2022年9月11日記事

『SunTAMA Style』2023年9月11日記事

『Life Tour 21st』2015年9月11日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1039287536.html 「品川今昔物語」

夏の残り香を楽しむ週末~いつもの森でディ・キャンプ・銭湯で一週間分のストレスと汗を流す至福【風景・すぐそこにある幸せ/旧記事更新118】

【ブログ新規追加1242回】

9月の一週目、仕事と猛暑に忙殺された毎日だった。

こんなに暑くなって、どうするの!?と、仕事に苦慮しつつ毎年、思いあぐねている。

さらに、今年、人間だけでなく、わたしの社用PCも熱によって軽い破損を生じた。

今週の出社日に上司に報告して対応頂こうと願っている。

また、7月の旅から帰ったあと、夫のスマホバッテリーがパンパンに!

すぐさま、交換をと思いあちこち調べるが、とても高価な周辺機器にげんなりとしつつ対応していた。

9月になってからも暑い日は続いている。

まるで、自分の生活の延長上にあるみたいに、常に猛暑が引っかかってくる。

9月は別に旅もイベントも用意してはいないので、軽いディキャンプはどう?っと、夫の提案に乗った。

そこで、8月のキャンプで壊してしまった椅子を夫が買い替えて、タープの支柱も壊れてしまったので、代用品を用意してみた。

暑いさなかではあるが、いつもの森(八王子つどいの森公)で無料デイキャンプをしつつ、新しく購入した椅子を使ってみたり、タープの支柱も利用してみた。

さながら、高原ではない町の一角の里山。容赦ない猛暑の讃礼よ。

滝の汗が身体を伝ってストレスまでも洗い流していく。

そう!そう!この感覚がいい。

汗を出し切った爽快感は意外なほどに体だけでなく心もスッキリとするものなのだ。

8月の八ヶ岳山麓での高原キャンプで流した汗が忘れられなかった。

日々の仕事に揉まれて、暑さに辟易しながらも働く。

そして週末に、家から20分たらずの森で、バッチリとストレス解消できるのはありがたいの一言だ。

今回は、マイ・カメラとサングラスの置き場になる小さな椅子も用意した。いつも置き場に難儀していたんで。

そして、簡単なランチも用意した(冷凍のエビピラフをフライパンに入れバーナーで炙って。カフェは冷たいタリーズコーヒー。あとはお菓子)

たまに吹き抜ける風の涼しさに感謝しつつ、夏の残り香を楽しんだ。

だいたい3時間を過ごして撤収(駐車場は1分もかからない場所・笑)

そして、銭湯当選チケットの2枚目を使おうと、「稲荷湯」へ。(1回100円チケットあと4枚あるので)

2時のオープンに長蛇の列が!

駅から近い好アクセスのためか、トレランやテニスウエアの若い人達でいっぱい。

良く知っている町の意外と知らない休日の風景だ。

普段は日常の慣れ親しんだ町に、鈍化していた感覚が急に覚醒してきたとでも言おうか。

「こんなに若い人たちが銭湯に!」本当に驚いた。

みんな地味に写真を撮りつつオープンの2時を粛々と待つ。

そして、いつもの森からもタープ越しに見えた町一番の高層ビル(サザンスカイタワーレジデンス)が、ここの銭湯からのすぐそこに見えた。

さあ、今週もいつもの場所でいつものように生きる。

わたしは、外営業なので毎日違う町に出向く。だから、こうして週末は自分の住む町をウオッチングして歩く。

これがわたしのフィールドワークだし、歩くことが一種のインターフェース(町と私の接点)になっていると感じている。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年9月9日記事

『SunTAMA Style』2021年9月9日記事

『SunTAMA Style』2022年9月9日記事

『Life Tour 21st』2015年9月9日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1039273875.html 「秋本番!オペラを楽しむ」

『みいこStyle』2019年9月9日記事

https://miikostyle.blog.jp/archives/20892260.html 「秋は銀座からはじめる」

わたしの小説の書き方~簡単にまとめてみた~今、面白い小説も紹介🎶【紙上講座・小説道/旧記事更新117】

【ブログ新規追加1241回】

9月1週目。仕事中心の毎日が粛々と過ぎ去っていく。

ああ~~、これが、本来のわたしの姿だったじゃない!?

と、己を鼓舞しながら、残暑の中仕事を続けている。

わたし本来の働き方?改めて考えてみれば、わたし本来の書き方にも繋がってくる。

そこで、今日はごく簡単に「誰もが書ける?小説の書き方」をぎゅっと!まとめてみたのでご覧あれ。

目次を書く
1、テーマの設定(一番大事!)
2、アイデアを練る(物語の手触りや色彩など)
3、プロットの構築(プロットとは、ここでは物語の仕組みを指す)
4、主人公の設定
5、設定をこまかく
6、「人称」とは?(必須の条件。一度はしっかりと学ぼう)
7、「おまけ・こぼれ話」も用意しよう!

めっちゃ短く簡単に書いてみた。

これだけで、小説教室の1回分(3000円ぐらい)の価値がある(笑)

まず、この7つのガイドラインに則って書いてみることをおすすめする。

そうすれば、あら~~~!不思議。小説の形を成した文章が生まれてしまうんだ。

わたしは、かれこれ10年前にこの書き方を知り、ずっと、淡々と、丁寧に我が小説を綴り続けている。

小説は、プロでない限り、時間制限はない。よって、じっくりと作品に向き合うわたしだけの時間が作れる。

何年もその世界を創作していくことで、自分自身の生き方までも芳醇に変えて行ける「小説道」は、意外だけれども、もっともおすすめかもしれない。

わたしもコロナが勃発した時に書き始めた小説がある。時折思い出した時に手を入れている。

そうすると、主人公に血が通い、勝手に動き出して行く様をこれまで何度も経験してきた。

これは、面白い!

そう思ったら、わたしの勝ち(笑)

それでは、今、おもしろい小説を1冊紹介していこう。

               ★★★

古本食堂 新装開店』原田ひ香・著(角川春樹事務所)

Version 1.0.0

簡単レビュー

さみしい時もうれしい時も本はいつだって、寄りそってくれる。
大ロングセラー『古本食堂』が満を持して、新装開店。
美味しいごはんとあなたの物語がここに!

珊瑚(70代)は急逝した兄の跡を継いで、神保町で小さな古書店を営んでいる。
親戚の美希喜(20代)が右腕だ。
作家志望の悩める青年や、老母のために昭和に発行された婦人雑誌を探している中年女性など、いろいろなお客さんがやって来る。
てんぷら、うなぎ、カレー……神保町の美味しい食と思いやり深い人々、人生を楽しく豊かにしてくれる本の魅力が沢山つまった極上の物語。

目次まで楽しい!

第1話

『お弁当づくり ハッと驚く秘訣集』小林カツ代(著)三百年のお寿司

第2話

『極限の民族』本多勝一(著)日本一のビーフカレー

第3話

『十七歳の地図』樋口譲二(著)揚げたてピロシキ

第4話

『お伽草子』あつあつカレーパン

第5話

『馬車が買いたい!』鹿島茂(著)池波正太郎が愛した焼きそば

最終話

「輝く日の宮」~丸山才一(著)~文豪たちが愛したビール~

と、名作に彩られながら名作と神保町の上手いモノと最高のドラマがそこにはある。

全部読みたいし、全部食べたい(花より団子だわね)

さ、読書の秋、解禁!

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年9月6日記事

『SunTAMA Style』2021年9月6日記事

『SunTAMA Style』2022年9月6日記事

『SunTAMA Style』2023年9月6日記事

  『Life Tour 21st』 2016年9月6日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1060770323.html「マイナー路線で、来たから・・・」

    

料理本とは思想のかたまり~大好きな料理本3冊を一挙紹介【選書・文化/旧記事更新116】

【ブログ新規追加1240回】

毎日の食事で一番大切なのは、なんといっても「おいしく食べる」ことだろう。

おいしい食べ方の具体例はさまざまあるが、基本は「自分で作って食べる」ことだ。

料理を自由自在に作り、それを食べる幾歳月の蓄積の中で、食べることへの抽象度を高めていくと、なんらかの思想に到達するのではないか?

と、こんな風に文学チックな書き出しも可能にする料理本の話を書いている。

料理をおいしく作るための基本は、正しい知識の上に立つ、ほんのちょっとした工夫とコツなのだと感じる。

そこに、「ちょっとした工夫=思想」を持つ料理人や料理研究家などの賢い方々の書籍を読み砕き、時にスクールなどで学習して、コツを料理に取り入れることで、おいしいご飯生活が叶うのだ。

料理本という文明がもたらす知恵と創造は、一瞬で幾歳月をぎゅっと!圧縮してくれる。

わたし個人としては、懐かしい味だけでもなく、家庭的な味だけでもない、ただただ、その日の体調や状況に合致したおいしいご飯が作りたいし食べたい!

と、選んだ料理本3冊を紹介しよう。

行正り香の自分定食』行正り香・著(朝日新聞出版)

簡単レビュー

人気料理家、行正り香さんの「カスタマイズ定食本」。
主菜、副菜、主食、汁物のジャンルから自由に組み合わせ、気軽にヘルシーな家ご飯を作れる。
やらなくてもすむステップをばっさりと省き、料理初心者でも必ず美味しく作れる世界一ハードルの低いレシピ本。
思わず自画自賛してしまうレストラン以上のおいしさもうれしい。
コラムでは、行正さんが使っている調理道具や調味料の紹介に加え、
「おいしいご飯の炊き方」
「おいしい塩焼きの作り方」
「おいしい卵焼きの作り方」なども伝授。
『週刊朝日』で連載された記事をまとめた名書だ。

土井家の一生もん2品献立』土井義春・著(講談社)

簡単レビュー

発売から10年以上たっても、売れ続けている土井善晴の家庭料理の決定版! そろそろ、「家庭料理のベーシック」を手に入れよう。
おいしく作った普通のおかずで、ごはんにしよう。

家庭料理は楽しく作れば、おいしく美しくできあがることの証明だと思います。
これから毎日作り続ける家庭料理ですから、楽しく作れば一生の得ですよ。と、土井先生は書籍の中でも語る。

生の野菜は手でバリバリッとちぎると、お料理に表情が出ます(くずし卵のサラダ)
肉じゃがはふたをして、やさしい火加減で「蒸し煮」しましょう(肉じゃが)
“煮立ったところをめがけて”が卵とじの極意(親子丼)
おいしくできるポイントもわかりやすい!

なつかしごはん 一行レシピ』やまはたのりこ・著(飛鳥新社

Version 1.0.0

簡単レビュー

「~だけレシピ本」の決定版、「一行レシピ」
待望の第2弾がついに発売!

湯気がたつあたたかいご飯、味噌汁、そしておかず。

肉じゃが、グラタン、ハンバーグ、ハレの日弁当・・・日本の家庭料理がずらり124通り。

繰り返し、何度も見返さなくて大丈夫。

写真を見て、この本の一行のレシピを読めば、

すうーっと頭に入っていって、誰でもすぐにできるようになる。

食べたい、そして作りたい! 早く家に帰りたい!

めくっていくだけで、幸せな気持ちになれるお料理絵本だ。

             ★★★

わたしは、料理本が大好き。

新刊でも中古でも図書館でも、かならず書棚を見ている。

だって、おいしそうなごはんが美しい写真に撮られていて、それを眺めるだけでも幸せなんだもの。

もちろん、お酒のつまみ、お菓子、おばんざいなども実に楽しく素敵な書籍の多いことったらない。

また、写真だけでなく、指向を凝らしたレシピを読むのも大好きなのだ。

例えば、レシピを文学風に書くと、こんなん(笑)

~ポテトサラダの下ごしらえのひとつとして、ひとり静かにさらし玉ねぎを作る時間は、人生の時間の中で、おいしいご飯を作る思想の基本単位ではないだろうか?~

ものごとに意味という思想をつけて書くと、料理解説も実に文学チックになる(笑)

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年9月4日記事

『SunTAMA Style』2021年9月4日記事

『SunTAMA Style』2022年9月4日記事

『SunTAMA Style』2023年9月4日記事

防災の日~災害時に役立つ山道具を厳選~明かり・食料・水と防寒・収納と薬~4つの観点【風景・9月1日/旧記事更新115】

【ブログ新規追加1239回】

※ 画像・関連資料→YAMAP STOREより拝借

度重なる地震や、地球規模の気候変動を起因とする大型台風・豪雨も頻発する昨今、自然災害に遭うリスクは、これまでになく高まっているといえる。

そのような中、自然災害のリスクの備えに、登山ギアの活用がますます注目されている。
登山用のアイテムは、突き詰めれば「自然の中でのサバイバル」を目的として開発されたすぐれモノだ。
災害に巻き込まれた際の避難アイテムとして、また、通常の生活に戻るまでの各シーンでのお役立ちアイテムとして、抜群のパフォーマンスを発揮してくれるはず。

防災グッズとしても活躍する山道具を紹介。
自身のアイテムと見比べてみて不足はないか、確認してみて。

• 明かり・・・災害は昼夜を問わずやってくる。避難時や電源回復までの明かりを確保しよう。

災害が夜に発生した際は、停電になるケースが多いもの。身の安全や避難経路の確保には、何はともあれ「照らす」ための灯りが必須。
また、長期間にわたる停電にも対応できるよう、夜を安心して過ごせる環境を照明アイテムで確保したい。

持ってない!場合は、ネットや100均やホームセンターなどで売っているヘッドライトを見つけて購入しておこう。

非常時の強い味方、太陽光で充電するソーラーランタン。
CARRY THE SUN(キャリー・ザ・サン)は、太陽光で充電が可能な灯り。連続点灯時間は、弱で約72時間、中は約42時間、強だと約10時間。ライフラインが停止した状態が長期間続いても安心だそう。
サイズは1辺が11センチメートルほど。紙風船のように折り畳めるため、避難時もかさばらない。

個人的にすごく欲しいアイテム。

• 食材・・・ストック性・携行性に優れた山用の食料は非常食としても大活躍。

使った分だけ新しく買い足すことで、一定量の食料を家に備蓄するローリングストックしていくのがいい。
防災の観点でだいぶ浸透してきたように感じる。
わたしも登山に持って行っているフリーズドライ食品やゼリー飲料などはまさにこのローリングストック向きの食品。
賞味期限に近いものから山で使い、使った分だけ買い足すということを習慣化にしてみよう。

尾西のエビピラフは美味しいよ。我が家では常備しているし、ちょっとしたご馳走気分になれる(笑)


食欲がない時や栄養を補給したい時に飲みやすいゼリー飲料
災害時用に自宅にストックしている食料や、避難所で配給される食品の多くは、おにぎりやカップ麺など、炭水化物に偏りがち。ビタミンなどの栄養素は不足しがちになると言われている。
リポビタンゼリーはエネルギー源として大切なクエン酸をはじめ、ビタミンB1、B2、B6といった成分が含まれている。また、ゼリースタイルは食欲が湧かない時にも飲みやすいのも嬉しい。

• 水の確保と暖房・・生命維持に必要な「水」と「暖」を確実に確保するベーシックアイテム

インフラの回復や救援物資の到着までの間を凌ぐのに必要なのが「飲料水」や「防寒着」だ。
携帯浄水器などを活用し、安心して水へアクセスできるようにしたいところ。
また、気温が下がってくるこれからの時期はもちろん、雨や水に濡れてしまった場合は、冷えた体を温めるアイテムを用意したい。
安全な水を確保するための浄水機能を備えたボトル
災害時にはいかに安全な水を確保するかが最初に考えなくてはならないことである。
携帯浄水器「KATADYN(カタダイン)/ビーフリー」なら、そのまま飲むのはやや躊躇するような水も、キャップ部分に内蔵されているフィルターを通過させるだけで安全な水を確保できる。
ソフトな素材でコンパクトに収納できるので、防災バッグの片隅にぜひ。

• 収納と薬・・・必要なアイテムをさっと持ち運べる、機能的な収納を選ぼう
避難用のアイテムを厳選した上で、さらにそれらを持ち運ぶ「収納」についてもセットで考えておきたいところ。
荷物が増えた際に使用できるパッカブルなバックパック、シュラフやウェアなどを濡らさないように持っていく防水素材のパッキングバッグなど、使用用途に応じて用意するといい。
必要な常備薬や衛生用品はひとつのポーチにまとめる
最小限のファーストエイドキットを収納する超軽量の防水ポケットがこの「GRANITEGEAR(グラナイトギア)/ファーストエイドエアポケット」だ。
いつも使っている風邪薬や痛み止め、かゆみ止め、ハサミ、テーピングなど、まずは普段使いの厳選したものを入れてみては?

ー------

ここまで様々な状況に応じた自然災害遭遇時に役立つアウトドアアイテムをご紹介。
これらのアイテムは、もちろん登山でも使用可能なものばかり。普段使い慣れた山道具だからこそ、有事の時も落ち着いて使うことができるし、何より愛着のあるギアがあることでなんとなく安心できたりするものである。

けれども、これらのアイテムはただ揃えておくだけではダメ。定期的に見直して、災害発生時に素早く持ち出せるようにパッキングの準備をしておくことが大切。
防災袋に突っ込んだままで、何年もそのまま……なんて方は、この機会に ライトのバッテリーは切れていないか?保存食の賞味期限は切れていないか?など点検の日としてみてはいかが?

わたしも勤務先から、セコムの安否確認(午前9時30分発令)が届いたらチェックを入れて出勤する予定だ。

さあ、みんなで防災!

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年9月2日記事

『SunTAMA Style』2022年9月2日記事

『SunTAMA Style』2021年9月2日記事

『Life Tour21st』2016年9月2日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1060590221.html 「すぐそこにある旅」

時に真剣に・時にわがままに撮る~わたしのフォトライフ【風景・写真は瞬間芸術/旧記事更新114】

【ブログ新規追加1238回】

https://note.com/creator_gallery (note/みんなのフォトギャラリー/わたしのページURL)

               ー----

わたしは、日常の暮らしのなかで見かける美しい花や輝かしい景色を写真に撮り、「note」というクリエイター向けのプラットフォームで無償提供したり、販売をして4年が経つ。

これまで、30~60枚の写真を無償提供や販売をし、延べ300名を超えるクリエイターの方々にWEB作品の見出し画像として利用して頂いている。

撮影のコンセプトは「作品の見出し画像にふさわしい光と影」だ。山への向き合い方とまったく同じで、常時、気候を気にしつつ撮りだめてきた。

使われる先は「note」に発表される小説・エッセイなどのTOPを飾る画像だ。

そもそも、「それだったら、書き手さんが自分で撮ったらいいじゃない?」と思うでしょ?

もちろん、それもあり。

ただ、他人の撮った写真にインスパイアされたり、深く感じるものがあったりもするんだそう。

You Tubeなどの動画よりも、もしかしたら、奥行きを感じさせる写真の世界。

そこにハマって趣味撮影を続けること、早4年。

フォトギャラリーの内容は約3年前ぐらいに撮ったものだけで、とっておきの60枚を現在も、絶賛公開中(笑)

しかし、ここ数年の「山」と「旅」関連は一切入れていない。

ブログにだけ使っている。(特別感出しているの・ここ大事)

また、どちらかと言えば売り専門ではなく、販売は一部だけで、作品を無償提供している。

その理由は、わたしがプロの写真家ではないからだ。

文筆は拙ないながらも、書籍を出版している手前プロを名乗っているが、好きではじめた撮影の世界では、いつまでもアマチュアでいたい。

さて、最近、わたしの「フォトを撮影する時の気持ちの浮き沈み」があると気がついた。

より、状況を分かり易く表現する方向にばかり気を取られたりしているとね。

要するに現場の持つ雰囲気を考慮せず、わかりやすい場所や物に注視し過ぎていて撮るので、自分で言うのもおかしいが、なんだかつまらない撮影ばかり。

もっと、アクティブに!別にぶれぶれであろうが、逆光であろが、伝わるものがあればそれだけで十分ではないか?

と、写真に対する熱量が足りていないことに気づいた。

と、アマチュアらしく思ってはいるものの、絵面の見栄えに気を取られて、なかなか腹落ちするような表現に仕上がらないし、瞬間に(まぐれで)撮れたいい写真だけをブログには使っている。

これまで鍛えてきた「美的センス」が撮影の自由さを奪っている感も歪めない。

だから、公開中である自分の「note 」を覗いて、自分の写真の持つ「思い切りの良さ・瑞々しさ」を思い出すようにしている。

さて、写真撮影の絶好の機会である秋到来!

裸眼で観るよりさらに美しい紅葉や自然を撮影しに出かける予定だ。

どこに行こうか?どこで撮ろうか?いくつか候補は上がっているが、まだ決めてはいない。

そして、「note」に新たな一枚を投入するか?も、決めていない。

写真が趣味の方は、ぜひ、「note」で自分のフォトギャラリーを持つことをおすすめする。

自分の写真の傾向がギャラリーでわかるし、もし使ってもらいたい!っということなら、ギャラリーの共有をすれば、「note」のクリエイター(現在777万人登録!)が覗いてくれるし、利用されるのでは?

しかも、それは無償提供と有料販売と分けられるしね。

気になったら、「note」で検索!

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年8月30日記事

『SunTAMA Style』2021年8月30日記事

『SunTAMA Style』2022年8月30日記事

『SunTAMA Style』2023年8月30日記事

『Life Tour21st』2016年8月30日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1060560314.html 「これまでの生活を見直す」

『みいこStyle』2019年8月30日記事

https://miikostyle.blog.jp/archives/20700387.html勝沼のぶどう畑とワイナリー群の景観を愛す

弱いところに出るんだよね~只今、皮膚病と格闘中【健康・ウィークポイント(弱み)のありか/旧記事更新113】

【ブログ新規追加1238回】

8月19日のお盆明けから、ずっと口の端っこが切れて膿んでしまっていた。

ああ・・・嫌だな、こういうの。

何しろ、食事や不意のあくびをしてしまった時、切れるんだ。痛くてつらいのよ。

で、とうとう膿んでしまったら、顔のあちこちにとびひ!

仕事ではまだ、マスクが欠かせない状況だから、きれいに消毒して、毎日市販の薬でだましていた。

それが25日、日曜日の夕方、一気に顔、背中、おしり、足首、首、胸・・・あらゆる場所に飛びひした。

もう、痒くて、痒くて、汗をとるためにシャワーあびて、夜は早くに市販の薬を飲んで寝たの。

「明日の朝、一番で病院へ行く!」と、やっと決心(遅)

普段、あまり病院へは行かない。それこそ、一年に一回の健康診断と、歯医者(歯の健康チェックと治療)あとは、市販薬でなんとか済ませている。

それでだいたい治るんだから、間違ってはいないと自負してきた。

毎日、外営業で外出しているが、未だにコロナ感染はしていない。

これは、不思議なくらいなんだ。だって、最近では、夕方の満員電車は以前と何にも変わらず、すごい混みようだし。

だから、絶対マスク、手洗いは欠かせない。

こわ~~~。くしゃみや咳をする人も今では普通になったし。

というわけで、検査の結果、感染するような菌は見つからず、何等かの皮膚病に罹ってしまったのだが、口唇ヘルペス(帯状疱疹の原因菌)ではなかったのが救いだ。

殺人的猛暑(日焼け・疲労)の「つけ」がこんなところに出るなんて。皮膚が弱いってことなんだろう。

ま、いづれにしても26日に飲み薬(化膿止めの抗生物質と痒み止め)と塗り薬(顔用の抗生物質の入った軟膏、単純な虫刺されの痒み止め)を手に入れたわたしは、「ふふふ、これで勝った!」と、ほくそ笑んだのだ(笑)

それにしても、処方箋ってモノによるけれど、めっちゃ安い(この4点で1030円!)

市販薬で済ませていることが多いが、これからはもう少し、病院の受診をして処方箋出してもらったほうが、ずっと早く治るし、何よりお得だわ。

こんな当たり前のことに、今頃気づくわたし(泣)

まず、市販薬買ってみて、治らなければ病院・・・という考え方を改めるいいチャンス。ぐるっと変えてみようと思う。

わたしは、常に病気を敵対視しているから、病気に罹った時に「負けた!」と思う気持ちが強すぎるのね。

まるで、病院に速攻で行くなんて、ダメでしょ!みたいな、おかしな我慢体質が根っこにある。

もうさ、そうじゃなくて、「体がいい栄養補給をしたがっているんだから、ちゃんとメンテしよう!」と思うことがきっと一番大事なんだろう。

というわけで、台風のみならず、わたしの体の中でもちっちゃい嵐が来ていた、という話。

それでさ、やっぱり処方箋ってすごいんだ。だってほぼ半日で痒みは消えて、口の端の膿んだ場所も、それこそ速攻できれいになったのよ。

もう、処方箋様・様(笑)

では、また!

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『SunTAMA Style』2020年8月28日記事

『SunTAMA Style』2021年8月28日記事

『SunTAMA Style』2022年8月28日記事

『SunTAMA Style』2023年8月28日記事

『Life Tour21st』2016年8月28日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1038157848.html記憶をめぐる旅

生き延びた日~今がちょうどいい【健康・エッセイ/旧記事更新112】

【ブログ新規追加1237回】

(北軽井沢2024年7月25日撮影)

~生き延びた日~

今日、8月26日はわたしが「生き延びた日」。

16年前の2009年、友人宅で突然の強いめまいに襲われた。

そこにいた元看護師の友人が、わたしの動作やろれつの回らない発言を見聞きして「脳が損傷したようです!」「すぐに救急車呼んで!」と、迅速に手配をしてくれ、わたしは発病後わずか46分で大学病院に緊急入院した。

この友人の迅速な対応、大学病院での処置に至る経過を朦朧とした頭で考えていた。

緊急処置の結果「脳出血を起こしていました。早期発見で止血が上手くいき、手術は避けられました!」との主治医からの説明。

「ああ、生き延びたんだ」

友人に迷惑をかけたな・・・家族は心配しているだろうな・・・一人暮らしの母親も心配・・・そうだ!仕事先への連絡!いそがなきゃ!・・・などなど、目まぐるしく頭のなかで、自分の周辺状況の連絡手配に必死になっていた。

そして、わたしはICUにいるにも関わらず、看護師に向かって「今日、何時に帰れます?」と聞いていた。

看護師からは「今日?今日は帰れません!」

わたし「いつになるんですか?」

看護師「正確なことはまったくもうしあげられませんが、数か月かかるかと・・・」と。

わたし「えっ?!」

事態の把握が終わったとたん「そうなんだ、もうこれまでの日常にはすぐに戻れないのか」と、意気消沈した記憶がある。

それから、家族に入院に必要なモノを揃えてもらうために「メモ」を書こうとしたら、右手の感覚がなくペンを持てないし、メモなんて書けない。利き手の右手は完全麻痺していた。

だったら、口頭でと思い、言葉を発するにも言葉が出ない!脳神経損傷による失語症を発症していた。

辛うじて、肢体麻痺は避けられた様子。足は麻痺していなかった。

すべて、一旦リセットされたわたしの体。ここまでが脳出血発症から丸一日の記憶だ。(後日、麻痺損傷の検査結果では全身27ヵ所に及ぶ重症と診断)

朦朧とした頭で、これまでとこれからの人生を考え続けた。それは、経験したことのない道だ。

わたしは、涙も出ず、「さあ、面白くなってきた!」と、瞬間に心が燃えるのを実感し、奥底から漲る勢いに自分自身が驚いた。

生き延びたんだから、さあ、闘えと。

(早朝の美ヶ原高原2024年7月26日撮影)

~そして、今がちょうどいい~

発病から今日で、満16年がたち、わたしもなかなかの歳になってきた。奇跡の現役復帰を果たした仕事も相変わらずバリバリ状態。

先週から、猛暑のなか仕事に邁進していたら、口の周りに口角炎ができ顔や首にまで広がってしまった。

「もう!痛いじゃない!」と、どこにも向けられないイライラを抱えつつ、それでも、やりがいのある仕事が楽しくてしょうがない。

大病からの生還を経験したからであろう、一つ一つものごとに前向きになれる自分を構築できたのだ。

要するに窮地に陥っても「逃げない」とか、嫌な場面に遭遇しても自分を守るための「愚痴をばらまかない」とか。

そういう自分は、決してまだまだ「おばさん」じゃないとしぶとく粘る(笑)

「わたしはもうおばさんだから」と思い込み、口に出した瞬間に本物の「おばさん」になってしまうんだ。

~いったん口に出された言葉にはそれくらいの力がある~

翻って、わたしが生き延びられた背景には、あの8月26日に「どう思い、どう決意したのか?」にすべてがかかっていたのだと思い返している。

「さあ、面白くなってきた!」

と瞬間に思った発病だったから、麻痺の克服から奇跡の復活を遂げた今に至る人生が、面白くて仕方がない。

そう、今がいちばんいい。

(1623文字)

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『SunTAMA Style』2021年8月26日記事

『SunTAMA Style』2022年8月26日記事

『Life Tour21st』2016年8月26日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1060477341.html「思い立って、郷土の遺跡を訪ねる。

『みいこStyle』2018年8月26日記事

https://miikostyle.blog.jp/archives/20609927.html[ 「約束の日

キャンプ道具の多さに及び腰だったけれど、作業だと割り切って道具と向き合ったら時間を忘れて楽しめた話~結局気持ちを切り替える必要はなかった♪【風景・キャンプ道具との格闘を終えて/旧記事更新111】

【ブログ新規追加1236回】

(ついでに登山ザックのガス缶も新調した)

ずっと、キャンプに行くのを先延ばしてきたのには大きな理由がある。

あの荷物の多さ!道具の重さ!それがキャンプへの足を鈍らされていた背景があった。

実際に荷物の重さで車への負担も相当だろうし。第一アウトドア車ではないし。

もっと簡単に、もっと少なくしたい!とずっと心の奥底で感じていた。

わたしは考えた。

「頭で考えながらも必要分だけ車に積み込み、とりあえずさっさと行く!あれやこれや考え過ぎたら、面倒極まりないじゃない!」と。

そうよ!You Tuberのようにキャンプ道具意外にも撮影の機材を積んでいくわけじゃないでしょ?!

で、絶対必要なモノをまず積み込んで行った。

で、昨年のキャンプで残った薪と、チャッカマンだけは忘れずに入れて。料理もごく簡単にしようと、ざっと、買い出しして、簡単キャンプ泊をより具体的に考えたら、あっという間に準備できちゃった。全部で2時間かからなかった。

「ふふん・・・やればできるじゃない!これで、あの荷物がべらぼうに多いキャンプ泊も完全攻略できそう!!」と、ほくそ笑んだのだ。

わたし達はまだ初心者で、テントを張るキャンプ泊は松本一泊、明野に二泊の2回しかやっていない。(清里ではケビン泊でタープのみ。テントなしだった)

それでも、経験がちょっとづつついてきたように感じた。

というのも、「やりたくない!」「嫌だ」という気持ちはまったくなくて、どちらかと言えば「やりたい!」「行きたい!」に傾く自分がいた。

この気分ってとっても大切なんだ。こうなるように気持ちを切り替えなければ・・・とばかり考えていたが、実際に準備を始めるとワクワクが勝った(笑)

巷では、キャンプの道具の多さ&使った後のメンテに辟易してしまい、「もう二度とやらない!」という人も実はとっても多いそう。

参考資料→https://bub-resort.com/column/3808/(キャンプめんどくさい!と言われる7つの理由とは【対策方法あり】)

世の中には「モチベーション」という言葉が重用されていて、そういった言葉を重要視する場面がとても多い。

わたし達の場合も、「荷物の多さ」「荷物の重さ」などをどうクリアしていくのか?など最重要な課題だ。

今回、わたし達それぞれが動機(キャンプ泊したい)を持ち、前向きになれるモチベーションはどこにあるのか?探ってみた。

夫に「今回のキャンプで何がしたい?!」と聞いたら、夫は「軍幕テントのもっと有効な活用方法を励行したい!」のだと。

カーサイドタープを軍幕テントでやってみたい!という。

そうか、そうなると、余分にロープや長いペグが必要かも。と私は考える。

夫と話し、ヒアリングをしたおかげで、荷物に息を吹き込んだかのような軽いイメージが出てきた!

実際の設営写真。軍幕の後ろ側を車に磁石でドッキングさせて作った日よけ。テントの中は荷物や食材置き場。遮光生地でとても涼しい。

では、わたしの場合は?「真夏のキャンプでも美味しいコーヒーが飲みたいので淹れ方の工夫をしたい」など。

これまでフレンチプレスで圧縮してコーヒーを抽出してきた。

これは、これでめっちゃ美味しくできる。

しかし、今回は、二杯分を一杯にして濃いめに抽出して、後から「ミルクで割る」スタイルに。

これは、7月末の群馬~長野旅で試した美味しいコーヒーの作り方なの。

前回も今回も、今までにない美味しさだったわ。

この、テントを思い通りに張る、美味いコーヒーを入れる・・・が今回のキャンプ泊のモチベーションになったのは言うまでもない。

まだまだ初心者だから、道具の多さへの精神的負担は克服できていない。

しかし、今回は現場で荷物の中から必要なモノを探して右往左往する場面が圧倒的に減っていた。

今回、夫と話ながら、お互いのモチベーションアップのヒアリングができたことで、事前に荷物の点検ができて、充実したキャンプ泊になった。

なんだか、上司と部下のやりとりみたいだね(笑)

こんな風に、一旦、立ち止まって考えながら、ひとつ、ひとつものごとを克服するって素晴らしいかも(自画自賛・笑)

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2021年8月23日記事

『SunTAMA Style』2022年8月23日記事

『SunTAMA Style』2023年8月23日記事

『Life Tour 2st』2015年8月23日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1038157848.html記憶をめぐる旅

『みいこStyle』2019年8月23日記事

https://miikostyle.blog.jp/archives/20564166.html 「本を読む人と読まない人の差はさざなみ程度?」