秋ウォーキング&ハイキングに役立つ歩き方~簡単に取り組めるインターバル速歩とは~関連書籍も紹介🎶【健康・10歳若返る歩き方/旧記事更新128】

【ブログ新規追加1252回】

※Top画像 「種をまく人」ミレー作(山梨県立美術館所蔵)

ウォーキングの科学 10歳若返る、本当に効果的な歩き方』能勢 博・著 (ブルーバックス 2113) 新書

簡単レビュー

放っておくと筋肉は年齢と共に衰え、そのことが原因で免疫力が下がったり、生活習慣病を引き起こしたり、心の健康や、脳の認知機能にまで影響を及ぼすと言われている。

とはいえ、筋肉を衰えさせてはいけないとわかってはいても、運動をコンスタントに取り入れるのはなかなか難しい。

ジムに通い続けるにはお金も必要だし、一人でできないスポーツはその場所や相手を確保するのに手間やお金もかかる、ランニングはいきなり走っても大丈夫か不安など、運動に対するハードルはけっこう高いものだ。


そこでウォーキングの提案。

ウォーキングなら家の周りを歩いてもいいし、どこかに行くついでに1駅分歩くこともできるし、すぐにでも始められる。

ただ、なんとなく歩くだけでは体力アップはむずかしいことも事実だ。

著者は科学的に「どれくらいの速度で」「どれくらいの頻度で」「どれくらいの時間行えば」「どんな効果が得られるのか」を徹底的に研究し明確にした。

その根拠となるのは、10年余りで7000人以上のデータを取った結果と分析。それがわかりやすく示されているので、なぜどのように体にいいのか納得できる。

そのようにして確立した、効果的で継続しやすい方法「インターバル速歩」を紹介。

ややきついと感じる早歩きと、ゆっくり歩きを一定間隔で繰り返すだけのシンプルな方法だ。

第1章では、体力とはなにかについて、ミトコンドリアの働きなど細胞レベルの話も交えて解説する。

なぜちょっときつめの早歩きを組み込むのかがわかる。

第2章では、具体的なインターバル速歩のやり方を紹介し、多くのデータから明確になった、さまざまな効果について解説。

第3章は、インターバル速歩をさらに効果的にする方法や、腰痛・膝痛や体に不調のある人にもできる方法などを紹介する応用編となっている。

第1章 体力とはなにか
体力とはなにか/運動時のエネルギー源/体力が落ちると生活習慣病になりやすい!?/運動トレーニングによる持久力向上メカニズム/熱中症予防のために備わった驚くべき体のシステム/1日1万歩は体力アップになるか?/中高年者はトレーニングを明確に区別する必要はない ほか


第2章 効果的なウォーキング「インターバル速歩」とは
体力向上はウォーキングで十分だった!/体力向上が加齢による症状を改善する(生活習慣病を改善する/気分障害も改善する/睡眠の質も改善する/認知機能も改善する/関節痛も改善する/骨粗鬆症も改善する)/炎症反応を引き起こす遺伝子 ほか


第3章 「インターバル速歩」をより効果的にする科学
インターバル速歩後の乳製品摂取で(筋肉が太くなる ほか)/慢性炎症を抑制する/生活習慣病の症状が改善する/腰痛・膝痛の人にもできるインターバル速歩/水中インターバル速歩 ほか

                 ★★★

10月からは、基本的に書籍の紹介レビューをたくさん書いて行こうと決めた。

元々、わたしはレビュー作家だったから、得意な分野でしっかりとブログを執筆して行こうと思う。

で、第一弾は「健康」がテーマ。

健康的によりリーズナブルに取り組める「ウォーキング」を科学的見地から書かれている実践本の紹介。

万歩計で歩数だけカウントしても一向に筋力は及び体力はつかない。そこで、即効性があり、実感がこもる書籍を見つけたので取り上げてみた。

だいたい、スポーツジムはとっても授業料が高い!これが続かない理由よね。

もっと庶民レベルのわたし達でも、気軽にできる体力向上のための運動プログラムはないか?

そこで、この課題を解決すべく10年あまり研究を行い、マシンを使わない「インターバル速歩トレーニング」(以下「インターバル速歩」)でも十分な効果が得られることを明らかにした!という記事を入手した。

記事の内容から~中高年者246名を対照群、1日1万歩群、インターバル速歩群の3群に分け、それぞれ5ヵ月間の介入を行った。

対照群は、従来の生活を続けていただく。1日1万歩群は、週4日以上、1日1万歩を目標に歩いてもらう。

そして、インターバル速歩群は、週4日以上、1日30分以上を目標にインターバル速歩を実施してもらうことにした。

その結果、インターバル速歩群では、膝伸展筋力(大腿の前の筋力)が13%、膝屈曲筋力(大腿の後ろの筋力)が17%、最高酸素消費量が10%向上した。

一方、1日1万歩群では、ほとんど体力は向上せず、対照群と変わらなかった~

◎ インターバル速歩、簡単に取り組める!

簡単だけど5つのポイントはしっかり守ろう!

記事の内容説明~みなさんお待ちかねの「インターバル速歩」のやり方を説明。

といってもやり方はとてもシンプルで、「これだけでいいの?」と拍子抜けするかも方もいるかもしれない。

インターバル速歩」のやり方、それは、 「最高酸素消費量の70%以上の速歩と40%以下のゆっくり歩きを3分間ずつ繰り返す」 これだけ。

要するに、速歩3分とゆっくり歩き3分を繰り返していこう、ということだ。

速度の切り替えを3分間隔としましたが、これは大部分の人が、これ以上の継続を困難と感じるから。

したがって、3分間の速歩の後に3分間のゆっくり歩きを挟むと、また速歩をしよう、という気分になる。

この速歩3分とゆっくり歩き3分のセットを、1日5セット(速歩が計15分とゆっくり歩き計15分)以上、週4日以上を繰り返すことを目標とする。

やり方は簡潔だが、以下の5点に注意してウォーキングしてみよう。

(1)視線は25m程度前方に向ける

(2)背筋を伸ばした姿勢を保つ

(3)足の踏み出しはできるだけ「大股」になるように

(4)踵から足を着地させる

(5)歩く際、腕を直角に曲げ前後に大きく振る

さあ、歩き方に工夫をしながら、10歳若返る「インターバル速歩」を10月は取り入れて行こう!

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年10月2日記事

『SunTAMA Style』2021年10月2日記事

『SunTAMA Style』2022年10月2日記事

『SunTAMA Style』2023年10月2日記事

『Life Tour21st』2015年10月2日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1041465708.html 「歩く、飲む、話しを聞く-ワインカントリーの旅」

2019年のわくわくと2024年のわくわくを見比べて~夢は変わっていなかった~夢を叶える本も紹介🎶【暮らし/選書・文化/旧記事更新124】

【ブログ新規追加1249回】

今年はこれまで書き続けてきたブログの整理と編集作業をほぼ、毎日執り行っている。

人の身体と同じで文章も時を経ていくと、風化してしまうので手入れが不可欠なのだ。

書きっぱなしの文章を読み返したり、加筆修正したり、リンクが無効になっていないか?もし無効だったら、置き換え情報を入れたりしている。

週末ともなれば面倒だが数時間かけて、一生懸命考えて書き進めてきた我が子のようなブログの手入れを徹底的にやっているのだ。

2500本近い記事を3~4年かけて手入れをしていく予定。

その中に、「10年後のわくわく」という記事があった。

内容の一部を抜粋する。

わたしの10年後の「わくわく」だが、これはかなり考える。だって先に書いたように年代的におとなしくなっちゃうし、体力の減退もかなりだろうしね。今、思い描くことは、ブログの初めの頃に書いた、70歳での作家デビュー。これに情熱を持って取り組めるか。人の評価じゃなく、あくまでも自分が「夢中になっている」かどうかが判断の基準。今でももうすでに始まっている「他人と比べない人生」の判断基準を持つわたしのライバルは「わたし自身」だ。

 ね、結構難しいでしょ。本当に情熱を持っている場合は、置かれた環境にも意見せず、打開策を淡々と練る事で状況は一変することはもうわかってきたからジタバタしなくなったし。そうなるとそれでもどうしても!とか情熱とか暑苦しい感じ(笑)

 しかし、これだけは言える。「熱い思い」は若い人だけのものじゃなくて、誰でも持てる最高水準の宝石だ。キラキラと輝くやりがいは「わくわく」につながらないわけがない。こうなったら、唯一のライバルである自分に発破をかけて「ドーン!」と爆破させちゃうのもいいかもね。わはは~。2019年9月16日の記事から

これを書いたのは、丸5年前。

10年後にわたし自身が「情熱」を持って作家修行に取り組んでいるか?70歳デビューを本気で考えて戦っているか?を予想して書きつらねていた。

ああ~~、よかった。5年前の記事でわたしの目指す夢や希望が再確認できた!

で、今でも、この時の想いとほぼ同じ自分であるのも嬉しかった。

今朝、そんな旧記事で見つけた「本当の想い」を形に残したくて、ブログのトピックスにした。

そして、もう一つ、あるサイトでの「エッセイ賞」に応募も果たした。

こうして、誰も見ていないところで、丁寧かつ地味な文筆を繰り返していくのが今のわたしのスタイルなのだ。

世間のあれやこれやに鬱々とすることもなく、我が道をゆく・・・。

最後に今日のワクワクにぴったりな書籍(8月刊行の新刊)を紹介。

たった一度でもすべてをかけたことがあるか?』チョ・ソンミン(著)ダイヤモンド社

簡単レビュー

(このところ続けて韓国の方の本)


ゲーム依存症だった若者が
いったいどうやって
難関の国家公務員試験に
合格できたのか?

著者は20代半ばの5年を
国家公務員試験に費やしたが
一次試験さえ通過できず、
やがてゲーム依存症となった。
入営期限ギリギリで軍隊に入り、
兵役を終えたのが31歳、
ここで転機を迎える。

何も持たず、今後の計画も、
何かをしようという意志もない
自分に向き合った時に、
「人生で、たった一度でも
すべてをかけたことがあるか?」
という問いが彼の心を射抜いた。

再び勉強を始めてわずか2年で
合格の栄冠を勝ち取った。
しかも、行政府・立法府の
2種類の国家公務員試験という
難関に同時合格したのだ。

そんな著者が自らの体験と
3000冊の読書から得た知識をもとに
「夢を行動に変える方法」を
紹介する。

著者は読者に問う。
切実に求める夢があるか。
その夢のために最大限の努力を
一度でもしたことがあるか。
言いわけをして
努力を怠ってはいないかと。

そして、「あなたの望みを
実現できるかどうかは、
あなたの心次第だ」と語る。

できるという確信を持って、
たゆまぬ努力を重ねれば
成し遂げられないことはない。

本書では、
夢をかなえるのに必要な
6つのマインド
「プラス思考」
「決断力」
「切実さ」
「愚直さ」
「謙虚さ」
「根気」
と、すぐ実践に移せる
具体的なアクションプランを
紹介する。

各界で活躍する多様な
人々のエピソードや名言が
随所にちりばめられた本書は、
知的刺激にも満ちていて
説得力がある。
悔いのない人生に向けて、
新たな一歩を踏み出そうとする
人の背中を押してくれる。

●CONTENTS-目次-
第1章
自分で自分を信じられないのに
誰があなたを認めるだろうか

第2章
ひとまず決心したら
すべてを断ち切って始めよう

第3章
あなたはほんとに、切実にそれを
望んでいるのだろうか

第4章
1日や2日のことではないから、
一喜一憂するのはやめよう

第5章
そこでやめたら失敗、
最後まであきらめなければ
失敗ではない

------------------------------------旧記事更新125

『SunTAMA Style』2020年9月23日記事はなし。

『SunTAMA Style』2021年9月23日記事

『SunTAMA Style』2022年9月23日記事

『Life Tour21st』2016年9月23日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1061214942.html  「パン好きの旅

『みいこStyle』2019年9月23日記事

https://miikostyle.blog.jp/archives/21175785.html 「波は自分で起こすもの~やって来た波も逃さない」

『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』キム・ダスル (著)岡崎 暢子 (翻訳)/ダイヤモンド社~今週気になった本はこれ!【選書・文化/旧記事更新123】

【ブログ新規追加1247回】

人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣

簡単レビュー

★日韓累計20万部突破!
★共感の声が続々届いている!

「毎日を気分良く過ごしたい」
「他人に振り回されるのをやめたい」
「自己肯定感を高めたい」
「気分」がコントロールできれば人生もコントロールできる。

Instagramで話題沸騰の著者が伝える、
「気分」をコントロールし、最高の一日を一生続けるためにいますぐ取り入れられる106の習慣。

結局、人生っていうのは
毎日の積み重ねで成り立っていく。
だから何よりも大切なのが
「気分」なのだ。

==本書の目次==
プロローグ 結局「気分」が僕らを動かしている
訳者解説
第1部 「気分」の下地をつくる習慣
第2部 上機嫌な人ばかりが周りに集まる習慣
第3部 落ち込んだ心を立て直すメンテナンス習慣
第4部 人生がすべてうまくいく、「気分」のコントロール習慣
エピローグ 僕は一本の草だ

                  ★★★

今週、どこの書店でも一番目立つ場所に平積みされていた『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣

嫌でも目につくよね。
しばし、手に取って目次だけ眺める。

「ふ~ん、なにやら面白そう!」

何しろ、ひとつ、ひとつの小見出しの中身がかなりおもしろい!

最後の章だけ小見出しを書き上げてみる。


第4部 人生がすべてうまくいく、「気分」のコントロール習慣


83 あれこれ悩むことに時間を使わない

84 ごちゃごちゃ考えずに、今すぐ飛び出す

85 「おざなりな肯定」も「やみくもな否定」もしない

86 世界で唯一の〝自分教〟を信じよう

87 「情熱のある人」を尊敬する

88 「やりたくないこと」から秒で終わらせる

89 失敗したから改善できる

90 「やる」も「やらない」も1秒で決める

91 人生がうまくいく人に欠かせない3要素

92 すべてを止めて、本気でぼーっとする

93 高級車より「経験」に投資する

94 「スマートな行動」を心掛ける

95 ブランドバッグを売って、本を買おう

96 「味方を失う行動」に気を付ける

97 カッコよくて、輝ける大人になる

98 「ギブアンドテイク」をモットーにする

99 どんな場所でも一目置かれる人になる

100 「寄生虫のようなやつ」を今すぐ遠ざける

101 「できる」と信じ、「できる」と語る

102 「心を傷つける言葉」を「心をあたためる言葉」にする

103 「すぐ謝るクセ」を手放して自尊心を守る

104 話し上手な人の9つの条件

105 「今、思い浮かべた人」を心から大切にする

106 「気分」を管理すれば人生がうまくいく

と、こんな感じで106の気分を良くする項目が書かれている。

もくじの中身を読むだけで、「最強な人生」になれそう?!

さあ、読むも読まずも、それはあなた次第(笑)

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年9月20日記事

『SunTAMA Style』2021年9月20日記事

『SunTAMA Style』2022年9月20日記事

『SunTAMA Style』2023年9月20日記事

『Life Tour21st』2016年9月20日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1061130687.html 「同世代の女性に思うこと

『田辺のたのしみ』甲斐みのり・著(サンクチュアリ出版)【選書・好みの町を再訪する楽しみ/旧記事更新122】

【ブログ新規追加1246回】

『田辺のたのしみ』甲斐みのり・著(サンクチュアリ出版)

簡単レビュー

甲斐みのりさんの旅の本が大好き。

京都、東京、各駅停車の新幹線旅や浅草ホッピー酒場など、甲斐みのりさんの書籍から興味が湧いてその土地を旅したことも数知れず。

静岡の旅では「沼津アルプス」を歩く登山を知ったし、漁港の美味しい魚に舌鼓を打った記憶も新しくも懐かしい。

本書の中で田辺のことを「暮らすように旅することができる町」と表現されている甲斐みのりさん。

誰もが知る有名地を訪れるよりも、普段の暮らしのような感覚でのんびりできる、知らない場所を訪れてみたい私には理想的な旅先だと感じた。

この本で想像を膨らませながら、以前夫と訪れている田辺を近いうちに再訪したい。

ま、もっとも自分の苗字の場所じゃん!ぜひ、勇んでいかなけりゃ(笑)

一番行きたい場所はこの美しい螺旋階段のある「南方熊楠記念館

ここも甲斐みのりさんのおすすめで知った場所。

「もくじ」

• 大切な宝物が見つかる場所

• 初めてなのに懐かしい田辺

• ソースの甘い香りに誘われ

• 朝の喫茶店は田辺の社交場

• ティーソーダは田辺喫茶の定番」

• 物語を秘めた老舗のお菓子

• 夜は味光路で田辺を味わう

• ひと足延ばし熊野古道まで

• 田辺のお土産

ちょっとそこまでの旅気分が味わえる素敵な旅本の紹介。

それでは、また!

---------------------------------------------旧記事更新122

『SunTAMA Style』2020年9月18日記事

『SunTAMA Style』2021年9月18日記事

『SunTAMA Style』2022年9月18日記事

『SunTAMA Style』2023年9月18日記事

『お金の減らし方』森 博嗣・著(BS新書)【選書・文化/旧記事更新119】

【ブログ新規追加1243回】

『お金の減らし方』森 博嗣・著(BS新書)

簡単レビュー

「お金がないから好きなことができない」
人はとかく、できない理由ををお金のせいにしがちだ。
一方、お金持ちは「お金は使えば使うほど増える」という。
人生や価値観を左右する「お金」とは一体なんなのか。
どうすれば、お金の不安が消えるのか?


本書は、著書『作家の収支』でその収入を明らかにするなど、忌憚なく本質を突く作家・森博嗣が「お金の減らし方」と題し、人生とお金の付き合い方を解き明かす。

投資家やFPでは決して語ることのできない「お金」への思い込みをひっくり返す1冊だ。

本書のポイントを一行でまとめてみた。

お金を他人のために使ってはいけない

・お金はもともと仮想のもの
・お金は社会が保証したもの
・お金は価値を測る物差し
・価値は誰のためのものか? ・自分の欲求をよく知ることが基本
・値段が価値ではない
・ものの値段に左右されない
・お金がないからできない?
・自分の満足を得ることが最終目的
・他者のためにお金を使う人たち
・価値を見極めるためには?
・自分の欲求をよく知ることが基本


目次

第1章 お金とは何か?
第2章 お金を何に使うのか?
第3章 お金を増やす方法
第4章 お金がないからできない?
第5章 欲しいものを買うために
第6章 欲しいものを知るために

            ★★★

本当に世間には、「奇想天外な考え方=極端な思考」で日々を普通に暮らしている人がいるんだなあ・・・と、深いため息が出てしまった一書を紹介しよう。

読んでみないと、わかりにくいので、当時、わたしが単純に「いいなと思って生活に取り入れた部分」をお伝えする。

それは、「収入の二割は完全に遊ぶために使う!」というくだり。

わたしはすぐに自分の収入を思い描いた。

わずか、月にして数十万のお給料の二割を遊びに投資できるか?

わたしが?

絶対に無理!!

と、自分の収入と遊びを天秤にかけることすらできずにいたのだ。

そんな時、会社員でありながら、某出版社からのスカウトで兼業作家として始めていたWEBライター(ブックレビュアー)の仕事と、2冊の著作の印税が入ることに。

見事に森氏のおっしゃる「収入の二割を遊ぶために使う」が叶った。

副収入あっぱれ(笑)

そこから、好きで仕方がない「旅」に夫と二人で出まくった。

でも、遊んでばかりじゃあつまらないから、しっかり働いて今では「収入の一割」を無理のない範囲で旅に充てている。

本書の中では、奥さんにこう言っている場面があった「欲しいものは何でも買えばいい。収入の一割を遊ぶために使いなさい」と。

あれれ?収入の二割じゃないの?(種明かしすると夫婦二人で二割だそう)

そして考える。書籍に書かれている作家の収入と自分の収入の格差が非常にあっても、自分の物差しに置き換えさえすれば、作家のように「遊びをちゃんと生活に取り入れる」ことができるのだ。

一見、無駄に見える遊びの喜びを毎月同じ額で用意できる幸せを知った。

我慢はいらないことを教わった一書だ。

             ー----

さて、ここでいう収入とは森氏の大学教授としての収入と作家としての印税を指すらしい。

(森氏の印税は総額20億円あったそうだ)

どうやっても使い切れないお金。

作家自身が、投資や財産を増やすことに一切興味がなく、使い切れないお金に立ち向かう作家とその家族たち(笑)の行方が記されていて、なんとも面白い。

そして、「お金ってなんだろう?」「お金の価値って?」と、様々考えて行くうちに読了を迎える筋書きが見事だ。

つくづく「事実は小説よりも奇なり」だ。

さあ、読書の秋。

自分の欲と向き合いながら、「収入の二割を遊びに使って」みてはいかが?

それでは、また!

ー---------------------------------------------旧記事更新119

『SunTAMA Style』2020年9月11日記事

『SunTAMA Style』2021年9月11日記事

『SunTAMA Style』2022年9月11日記事

『SunTAMA Style』2023年9月11日記事

『Life Tour 21st』2015年9月11日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1039287536.html 「品川今昔物語」

料理本とは思想のかたまり~大好きな料理本3冊を一挙紹介【選書・文化/旧記事更新116】

【ブログ新規追加1240回】

毎日の食事で一番大切なのは、なんといっても「おいしく食べる」ことだろう。

おいしい食べ方の具体例はさまざまあるが、基本は「自分で作って食べる」ことだ。

料理を自由自在に作り、それを食べる幾歳月の蓄積の中で、食べることへの抽象度を高めていくと、なんらかの思想に到達するのではないか?

と、こんな風に文学チックな書き出しも可能にする料理本の話を書いている。

料理をおいしく作るための基本は、正しい知識の上に立つ、ほんのちょっとした工夫とコツなのだと感じる。

そこに、「ちょっとした工夫=思想」を持つ料理人や料理研究家などの賢い方々の書籍を読み砕き、時にスクールなどで学習して、コツを料理に取り入れることで、おいしいご飯生活が叶うのだ。

料理本という文明がもたらす知恵と創造は、一瞬で幾歳月をぎゅっと!圧縮してくれる。

わたし個人としては、懐かしい味だけでもなく、家庭的な味だけでもない、ただただ、その日の体調や状況に合致したおいしいご飯が作りたいし食べたい!

と、選んだ料理本3冊を紹介しよう。

行正り香の自分定食』行正り香・著(朝日新聞出版)

簡単レビュー

人気料理家、行正り香さんの「カスタマイズ定食本」。
主菜、副菜、主食、汁物のジャンルから自由に組み合わせ、気軽にヘルシーな家ご飯を作れる。
やらなくてもすむステップをばっさりと省き、料理初心者でも必ず美味しく作れる世界一ハードルの低いレシピ本。
思わず自画自賛してしまうレストラン以上のおいしさもうれしい。
コラムでは、行正さんが使っている調理道具や調味料の紹介に加え、
「おいしいご飯の炊き方」
「おいしい塩焼きの作り方」
「おいしい卵焼きの作り方」なども伝授。
『週刊朝日』で連載された記事をまとめた名書だ。

土井家の一生もん2品献立』土井義春・著(講談社)

簡単レビュー

発売から10年以上たっても、売れ続けている土井善晴の家庭料理の決定版! そろそろ、「家庭料理のベーシック」を手に入れよう。
おいしく作った普通のおかずで、ごはんにしよう。

家庭料理は楽しく作れば、おいしく美しくできあがることの証明だと思います。
これから毎日作り続ける家庭料理ですから、楽しく作れば一生の得ですよ。と、土井先生は書籍の中でも語る。

生の野菜は手でバリバリッとちぎると、お料理に表情が出ます(くずし卵のサラダ)
肉じゃがはふたをして、やさしい火加減で「蒸し煮」しましょう(肉じゃが)
“煮立ったところをめがけて”が卵とじの極意(親子丼)
おいしくできるポイントもわかりやすい!

なつかしごはん 一行レシピ』やまはたのりこ・著(飛鳥新社

Version 1.0.0

簡単レビュー

「~だけレシピ本」の決定版、「一行レシピ」
待望の第2弾がついに発売!

湯気がたつあたたかいご飯、味噌汁、そしておかず。

肉じゃが、グラタン、ハンバーグ、ハレの日弁当・・・日本の家庭料理がずらり124通り。

繰り返し、何度も見返さなくて大丈夫。

写真を見て、この本の一行のレシピを読めば、

すうーっと頭に入っていって、誰でもすぐにできるようになる。

食べたい、そして作りたい! 早く家に帰りたい!

めくっていくだけで、幸せな気持ちになれるお料理絵本だ。

             ★★★

わたしは、料理本が大好き。

新刊でも中古でも図書館でも、かならず書棚を見ている。

だって、おいしそうなごはんが美しい写真に撮られていて、それを眺めるだけでも幸せなんだもの。

もちろん、お酒のつまみ、お菓子、おばんざいなども実に楽しく素敵な書籍の多いことったらない。

また、写真だけでなく、指向を凝らしたレシピを読むのも大好きなのだ。

例えば、レシピを文学風に書くと、こんなん(笑)

~ポテトサラダの下ごしらえのひとつとして、ひとり静かにさらし玉ねぎを作る時間は、人生の時間の中で、おいしいご飯を作る思想の基本単位ではないだろうか?~

ものごとに意味という思想をつけて書くと、料理解説も実に文学チックになる(笑)

それでは、また!

---------------------------------------------旧記事更新116

『SunTAMA Style』2020年9月4日記事

『SunTAMA Style』2021年9月4日記事

『SunTAMA Style』2022年9月4日記事

『SunTAMA Style』2023年9月4日記事

『作家の収支』森 博嗣・著(幻冬舎新書)~作家の収入を知るとっておきの書籍紹介&私的メディアを仕事と考える、このブログの話も書いた🎶【選書・文化/旧記事更新109】

【ブログ新規追加1234回】

作家の収支』森 博嗣・著(幻冬舎新書)

簡単レビュー(本人のコラムより)

1996年38歳のとき僕は小説家になった。作家になる前は国立大学の工学部助教授で、月々の手取りは45万円だった。以来19年間に280冊の本を出したが、いまだミリオンセラの経験はなく一番売れたデビュー作『すべてがFになる』でさえ累計78万部だ。

ベストセラ作家と呼ばれたこともあるが、これといった大ヒット作もないから本来ひじょうにマイナな作家である――総発行部数1400万部、総収入15億円。

人気作家が印税、原稿料から原作料、その他雑収入まで客観的事実のみを作品ごと赤裸々に明示した、掟破りで驚愕かつ究極の、作家自身による経営学。

                 ★★★

夏休み明けにぴったりの作家の収益に関する書籍の紹介をした。

『作家の収支』は2015年発刊で、当時わたしは、見様見真似で私的ブログを立ち上げたばかり、きっと役に立つだろうと購入し貪り読んだ。

ここから本題。ブログの話をしよう。

突然、ブログをやってみたくなった。50代前半のことだった。

これからの人生後半は、しぶとく仕事を続けながら、その一切を私的ブログにエッセイとして書いて行こう!と決めて、すぐに始めた。

もちろん、ログというわけだから、毎日の日記をつけてみようかな?とか思ったんだけど、「そんなの誰が読むの?」と、軽い疑問が湧いたことを今でも鮮明に覚えている。

折しも、自分で決めたルール(週3日投稿、テーマは5つ、1000文字、TOPは自前写真)と、公開するにあたり、読者の方々が読みやすいように文体を整えるなど、稚拙ではあるがざっくりと決めてエッセイを執筆しはじめた。

なぜ、たんなるブログサービス(無料)を介してSNS上に投稿する記事ぐらいの文章にも「執筆」という言葉を使うのか?

それは、わたしのブログに対する考え方に起因している。

わたしは、当初から「ブログを毎日の日記がわりには書かない」と決めていた。

また、ブログを文章オタクの遊び場だとも考えていなかった。

簡単に言えば、ブログを書く行為を「仕事」ととして捉えてきたのだ。

適当に書いたりせず、しっかりと編集し情報は下調べをして、丁寧に書く。

途中で放り出したり、辞めてしまうことはまったく考えずに今日に至る。

と、こんな感じで仕事として、ブログエッセイを書き始めて、来年で満10年を迎える。

その間に、小さな出版社からお声をかけて頂き、2冊の書き下ろしを商業出版させて頂いた。現在でも毎月、細々と数冊~数十冊売れている。

出版元の売上げ速報が毎月送られてくるから、その時に月間売上げを知り、ある程度金額がまとまったら、わずかな印税を粛々と振り込んで頂いている。

そして印税の話。たとえ1冊も売れなくても作家には印税が出版社から支払われる。

ただし、この場合はハードカバーなどの商業出版で印税は全額先渡し。

ちなみに、電子書籍は売れた分だけ毎回支払い。『作家の収支』に詳しく書かれているよ。

わたしは2冊とも電子書籍で出した。(無名&受賞歴ない作家には、現物在庫のない電子書籍が有利)

紀伊国屋などの大型店のWEB書店内、ヤフー、Amazon、楽天などのWEB書店で購入できる。

また、購入者がオーダーメイドを希望すると、若干高くはなるが、紙製のペイパーバッグが手に入る仕組みを利用している。

よって、出版物の在庫はない。(ここ重要・出版社にも作家にもWinWinの在庫0)で、ずっと売って頂く(笑)

そして、2冊の著作には、私個人の持ち出しはない。(すべてWEB完結。0円制作)

              ー-------

『作家の収支』には、新聞連載なら1回15000円ぐらいなど、森氏の経験値から収益が書かれていた。

小説とエッセイでは、原稿料(無名では1本50万円ぐらい)は同じだとも!これには驚きだった。

(出版不況の今では当時とは違い、原稿料のふり幅は相当だと推測するが、2015年当時だと割り切って読むと作家の懐具合が知れて面白い)

まだ、ブログで毎回1000文字をやっと書いていた頃、『作家の収支』を読み「小説とエッセイの原稿料が同じだったら、わたしはエッセイを書く仕事をしよう!」と、方向性が決まったことも懐かしく思いだした。

後に、自分メディアとしての位置づけ決定版、Googleアドセンスの権利を取得、書籍の収益だけでなく、ブログ本体の広告収入もわずかだが得られるようになった。

ブログはWordpressで構築。

毎年のサーバー代、ドメイン代、Wordpress導入の解説書籍代も、すべて著作の印税で賄っている。

持ち出しのない、循環型執筆生活がブログのおかげで叶った。

書くことに慣れ、楽しんで執筆という仕事を続けてきた背景には、常に「テーマ」を持った内容でネタが尽きない仕組みづくりと、語りかけるような書き出しで安心感を持ちやすい平易な文章、そして決め手は「妬み・謗り・諂い」を一切書かない!と決めたことが一番の要因だ。

そして、10年を迎える今、これまで以上に重要なのは「常に新しいことがら」「新らしさ」への追求をしていくことだ。

ブログという「現代の瓦版」は真の私的メディアだろう。

そこでは「どう書くか?」ではなく、どんどん「書く」のだと。1冊の書籍を書き上げるのとは、まったく違う観点だ。

自分の勘所に自信を持って、自由闊達であり続ける。

そして、「正しさ」「美しさ」を忘れず日々前進する。

あとは、見えない部分だが「勤勉」を自分に課すのが大切かと。

というわけで、「ブログを仕事として運営・執筆している」という話を書いてみた。

※ この10年間、3つのブログサービスで執筆してきた。これまでの読者数は総読者数3万人ぐらい。記事1本では200人前後。読者の国は1位日本・2位アメリカ・3位カナダと続く。(だいたい読者数の目標を立てていない・笑)

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2021年8月19日記事

『SunTAMA Style』2022年8月19日記事

『SunTAMA Style』2023年8月19日記事

『Life Tour21 st』2016年8月19日記事

Vacannsを楽しむ余裕を!

『みいこStyle』2019年8月19日記事

今日から実践!貯まる小さな習慣とは

『シェニール織とか、黄肉のメロンとか、』江國香織・著(角川春樹事務所【選書・文化/旧記事更新105】

【ブログ新規追加1230回】

シェニール織とか、黄肉のメロンとか、』江國香織・著(角川春樹事務所

簡単レビュー

かつての「三人娘」が織りなす幸福な食卓と友情と人生に乾杯!

作家の民子、自由人の理枝、主婦の早希。
そして彼女たちをとりまく人々の楽しく切実な日常を濃やかに描く、愛おしさに満ち満ちた物語。
江國香織〝心が躍る〟熱望の長編小説。

「会わずにいるあいだ、それぞれ全然べつな生活を送っているのに。会うとたちまち昔の空気に戻る」

女友だちとの再会って、決まってそうなんだ。

作家の民子は、母の薫と静かなふたり暮らし。
そこに、大学からの友人・理枝が、イギリスでの仕事を辞めて帰国し、家が見つかるまで居候させてほしいとやってきた。


民子と理枝と早希(夫とふたりの息子がいる主婦)は、学生時代「三人娘」と呼ばれていた大の仲良し。


早速、三人で西麻布のビストロで、再会を祝しておいしい料理とワインを堪能しながら、おしゃべりに花が咲いて。

話の顛末は作品でお楽しみいただきたい。

                ★★★

初めて、江國香織作品を読むのにおすすめはこれ。

冷静と情熱のあいだ Rosso』角川文庫

はじめて江國香織の作品を読むなら、映像化作品をチェック

出典:paypaymall.yahoo.co.jp

江國香織の作品を選ぶ際は、最初に映像化作品をチェックするのがベター。

映像化されている作品は、どれも人気がある小説ばかり。

辻仁成とのコラボレーションが話題となった「冷静と情熱のあいだ」の他、「東京タワー」「間宮兄弟」「神様のボート」などが映画・ドラマ化されている。

また、最初に映画・ドラマを観てから、読みたい小説を探すのもおすすめ。江國香織の空気感がしっかりと映像で再現されているので、お好みの小説を探しやすい。特にはじめての方には、江國香織の世界観をつかむきっかけになるだろう。

江國香織は、その世界観と繊細な描写が評価され、多数の作品で文学賞を受賞している。

例えば、生々しい恋愛を描く「号泣する準備はできていた」「きらきらひかる」や、温かさを感じさせる「こうばしい日々」ファンタジックな「ぼくの小鳥ちゃん」など。

文章の表現は、どの作品も実に読みやすく、まずすらすらと読める。

難解な表現もなく、どこか「オシャレ感の漂う素敵な女性になりたい!」と願う少女のような感覚だと感じる。

まさしく、シェニール織のハンカチで少しの汗を拭く、夏の午後にピッタリの小説をセレクトしてみた。

女の集まる話はどこか生生しくて、それでいて面白くて、結局小説のネタというか、作品にまで昇華しちゃうのね(笑)

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2021年8月9日記事

『SunTAMA Style』2022年8月9日記事

『Life Tour 21st』2016年8月9日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1060013238.html 「レガシー(古臭く)にならないようデザイン力を磨く」

『NHKにっぽん百低山 吉田類の愛する低山30二合目』吉田類・著(NHK出版)~夏旅のこぼれ話もあり【選書・文化/旧記事更新101】

【ブログ新規追加1225回】

NHKにっぽん百低山 吉田類の愛する低山30二合目』吉田類・著(NHK出版)

簡単レビュー

6月に出たばかりの新刊をレビューする。

酒場詩人・吉田類とふたたびの誌上登山。低山の物語を味わいつくす

吉田類が全国の低山をめぐる、NHKの人気番組「にっぽん百低山」。

昨年発行した書籍化の第1弾の好評に応え、この度「二合目」をお送りする。

類さん自らが「まだまだ登ってほしい」30座をセレクトし、読者を「誌上登山」にお誘いする登らなくても見て読んで楽しい一書だ。

低山の魅力はなんといっても「地域の人々の生活と密着している」ところ。

30座それぞれの山と人々が紡ぐ物語を辿る素敵な書籍となっている。

可憐な草花、ときに険しい岩場、そして山頂からの絶景を豊富なビジュアルでお届け。

もちろん下山後にぜひ行きたい地元の名店もくわしくご紹介! 大内征(低山ライター)、中沢新一(文化人類学者)と吉田類の特別対談も収載。

読むだけでも楽しめる画期的な登山ガイド第2弾。

                ★★★

先週、夏山旅から帰ってきて、まだまだ旅の魅力を書き切れていないことに気がついた。

まず、山では想像できない場面に出くわすことがある。

今回は群馬の山(御巣鷹尾根)から長野県佐久市の山(荒船山)に出るドライブを慣行した。

荒船山とは?

群馬県甘楽郡下仁田町と長野県佐久市に跨る標高1,423 mの山である。妙義荒船佐久高原国定公園に属している。日本二百名山のひとつ。

実は、荒船山だとは知らずに山中をひたすら走ること2時間あまり。遠くに見えていた不思議な断崖絶壁の様相。

夫が現在地をアプリで調べたところ「荒船山」を横断している・・・ということが分かったのだ。

この森では、野生の鹿に出くわしたり、目の前をリスやたぬき?みたいな小動物が走り去る場面に多数遭遇した。

また、驚いたことにこの山を下りた場所にあった看板に「日本で1番海から遠い場所」との案内があった。

佐久市と群馬県南牧村との県境付近に位置し、「雨川ダム」の南東約2,200mの尾根近くの地点が「日本の海岸線から一番遠い地点」

平成8年(1996年)に国土地理院の調査により特定された。 この地点は標高約1200mの山中にあり、海岸線まで約115kmの地点となるそうだ。

雨川ダムの写真も一枚撮ってきたので載せておく。

というわけで、こんな山中ドライブ旅をしてきた!というこぼれ話を書いて旅を〆たいと思う。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年7月31日記事

『SunTAMA Style』2021年7月31日記事

『SunTAMA Style』2022年7月31日記事

『Life Tour21st』2015年7月31日記事

富山・金沢アート旅

『人生フルーツサンド 自分のきげんのつくろいかた』大平一枝・著(大和書房)【選書・文化/旧記事更新92】

【ブログ新規追加1216回】

人生フルーツサンド 自分のきげんのつくろかた』大平一枝・著(大和書房)

簡単レビュー

お母ちゃんっぽい著者が紡ぎ出す、どこを読んでも心に沁みる最新エッセイ集!

自分をなだめる方法を知っている人は強い。
記念日じゃない日こそ大切だとも。

キラキラフルーツサンドを連想させるエッセイ集だ。

朝日新聞デジタル『東京の台所』が好きで、以前から大平さんの書く文章には一目を置いていた。本書の発刊を楽しみにしていた。


雄弁な著者の語り口にウキウキで読み始め、時折り、ホロリとしながあっという間に読了。

もくじ
おかんの空き瓶菟集の謎
あのときの空もきっと
朝七時のいなり寿司
玄関の涙
自分のきげんのとりかた
琉球ガラス工房にて
だいだい色のあの子
最後のギフト
グースカ。四文字の安らぎ
夏のあと、深呼吸ひとつ

                ★★★

4月に著者である大平一枝さんとスープ作家有賀薫さんのセミナーを聴いてきた。

その時、新刊と紹介されていた「人生はフルーツサンド 自分のきげんのつくろいかた」をやっと手に入れた。

猛暑でひーひー言いながらの今週、一気に読んだので早速レビューした。

『はじめに』の挨拶文にある、なぜタイトルにフルーツサンドを使ったのか?

著者のご近所に、それはそれは美味しいフルーツサンドを提供される喫茶店があるそうだ。

そこで頂く幸せの味と、ご自身のエッセイに書かれた実体験を重ね和せて、タイトルにしたいと連想された。

そして、キラキラした色とりどりのフルーツがぎゅう!っと、詰まっているようなフルーツサンドを思わせるエッセイ集が発刊された。

大平さんご自身もセミナーで言われていたが、いつまでも、キラキラした魅力的な方で居続けたいと思われてのことと想像する。

読み返した時に、その時の状態で好きなものが変わるだろうなと思う。まさに、色とりどりのフルーツサンド!

実は、わたしはフルーツサンドが苦手。それは、食パンと膨大な生クリーム、そこにジューシーな果物を挟む・・・想像しただけでお腹いっぱいになっちゃうから。

でも、今回、このエッセイを読んで、マスクメロンのフルーツサンドを食べたい!と初めて素直に思ったんだ。

さ、この夏、どこかの喫茶店でマスクメロンのフルーツサンドにありつけるか?

一応、検索した結果、立川駅ビル内にある「果実園」でランチメニューとしてあるらしいのでそこを攻めたい!

まず、標的を絞り込んで毎日をフルーツサンドのようにキラキラにさせるべし!

というわけで、書籍の紹介から、キラキラのフルーツサンドを食べに行く算段の話になっちゃった(笑)

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年7月10日記事

『SunTAMA Style』2021年7月10日記事

『SunTAMA Style』2022年7月10日記事

『SunTAMA Style』2023年7月10日記事

『Life Tour21st』2016年7月10日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1033651774.html 「小田原文学散歩