【ブログ新規追加1035回】
今年4月からプロボノワーカーとして、NPO支援のお手伝いをさせて頂いている。
※ プロボノとは、社会人が仕事で培った自らの知識や技術を生かして行う社会貢献活動のことである。 ラテン語のPro Bono Publico(公共の善のために)が語源となっている。 プロボノに参加する人のことを、プロボノワーカーと呼ぶ。参考資料;https://ideasforgood.jp/glossary/pro-bono/
NPOとは、ざっくり説明すると、民間の、営利を目的とせず社会的活動を行う団体を指す。
社会の中で見落としがちな、小さな困りごとを解決するためにNPOは存在しているのだ。
小さな団体が小さな案件を地道に解決している・・・といえばわかりやすいだろう。
しかし、いくら小さいとはいえ、団体と名乗る以上は、なんら起業と変わりはなく、様々な団体ならではの悩みがある。
そんなNPO団体様の持つ困りごとをプロボノとしてサポートできないか?という発案の元、それぞれの団体様から、ITに関する困りごと(HPの立ち上げ、SNSの導入と告知、集客などがメイン)の相談会を開催。
かゆいところに手が届くようなヒヤリングを目指して臨んだ。
一団体、一時間と長丁場のヒヤリングだったが、団体さんはどこも時間が足りないぐらいお話しに花が咲いた。
わたしも四団体四時間、お話しを聞かせて頂いたのだが、まったく疲れもせず聞き取りに夢中になれたのだ。
自分の話は一切出さずに、相手の話をじっくり聞くことを傾聴という。
そして、相手の話をじっくり聞くという行為は一種のスキルでもあるのだ。
「傾聴力」のアレコレをざっと調べてみた。
傾聴力とは、相手の話に耳を傾けて、熱心に聞くスキルのことです。英語では「Active Listening(アクティブリスニング)」と言われる。
相手の表情や声のトーンなどにも注意を向けて、しっかりと相手の話を聞き、相手が本当に伝えたいことや意図する内容を、「引き出す」力とも言えよう。
傾聴力が高い人には共通する特徴がある。
たとえば、やわらかい表情で相手の目を見ながら話を聞ける人。
また、相づちの打ち方が豊富でタイミングよく相づちを打つことができる。
時には、意図的に相づちを止め相手の話をさらに引き出すなどの工夫もしている。
そして、話を聞いているなかで分からない点があれば相手の話の腰を折ることなくさりげない質問もサッと返すなど。
こういった姿勢がある人は傾聴力の高い人と言えるだろう。
次に傾聴力を高めると身につくメリットを挙げてみよう。
- 相手の考えの的確な把握
- 自分自身の客観的な理解
- 他者との良好な関わり
相手の本音を引き出せるので、物事や状況に対する相手の考えや価値観を、的確に把握できるようになる。
そして、相手の話を落ち着いて聞き、相手の意見を写し鏡のようにして、自分自身の考えを整理し客観的な判断ができる。
結果的に、相手と良好な信頼関係を築くことができ、他者とのコミュニケーションが楽しくなり、自分自身が困ったときにも助けを求めやすくなると。
いつでも話しかけやすいオーラを放っていて、人と話すときにはリラックスした雰囲気を作ってくれる人って素晴らしい!
人の話に興味を持って聞ける人になりたいと初めて考えた一日だった。
人の役に立つことって、手や足を使うことばかりじゃない!
上手に耳も使って行きたい!と思えた貴重な体験だった。
それでは、また!