● 腸の持つ重要な役割を知る
わたし達の身体は食べたものから作られている。腸には、食べたものを消化、吸収、排出するという役割がある。
他にも、ビタミンや酵素の合成、免疫力の活性化、解毒など身体が健やかに生きるための重要な役割を担っているのだ。
現在人にとって、切っても切れないストレスや体の慢性疲労は腸に多大な負担をかけているのだそうだ。
別にそんなに不規則な生活や乱れた食習慣をしているわけではないと思っていても、意外なほど、ストレスが腸の調子を崩してしまう。
● ストレスと腸の関係は
腸が元気でないと、体の中に大事な栄養素を吸収することができなくなる。そのことから身体に溜まった老廃物も排出できにくくなるのだ。
※ 腸の健康ポイント・・・消化、吸収、排出をセットで考えることが大事!
不腸の原因は消化、吸収、排出がスムーズに行われていないから。では、どうすれば腸を元気にできるのか。
実は何も難しいことではないのだそう。基本は食事・運動・睡眠(休 息)の生活習慣を整えることだ。心がけひとつで腸の健康は大きく改善できる。
(資料先;コロンハイドセラピスト 斎藤早苗氏より)
就活、婚活、終活等、様々な活動の名称で何でも有りの昨今。そこで自分の経験から、今流行りの腸活に注目してみた。
さまざまな不腸の悩みを抱えている人は、昨今とても多い。腸は ”健康の要” と言われるほど体にとって大切な働きをしていると聞く。
● 3日間の非常事態な腸炎にかかった体験
一昨年のこと。日曜日で、いつもよりゆっくりとくつろいでテレビを観ていた。突然、お腹がズキズキと痛み出した。しばらく横になって治まるのをまっていたが、どんどん痛みが増してくる。
ちょっと!どうなってんのよ!と大騒ぎ。イタイイタイとテキトーなお腹の薬を飲んで、2時間様子をみていたがどうも痛さが治まらない。
普通じゃない痛さに我慢できず、夫にフォローを頼み駅前のクリニックに向かった。
休日診療だったが、ちょうど消化器内科の先生が待機。触診とレントゲンを撮った。病名は過敏性腸症候群平たく言えばストレス性腸炎との診断だった。
腸の動きが弱く腸内にガスが溜まり張ってくることで他の臓器を圧迫して痛くなるとのこと。
お若い先生は「職業は何?仕事のストレスが強いんじゃないの?」「家族の人は来ているの?」「前回の生理はいつ?」などと、いろいろ優しく話かけてくれたのが激痛に耐える中、とても嬉しかった。
あとで、更年期中だと話したら、「えっ!全然見えませんね。もっと若いと思っていました」と、さらに嬉しいお言葉(笑)
それから丸2日間、先生の言いつけ通り、ゼリーだけの食事と腸内環境を整える薬で対処、あとは水分のみで過ごした。
サントリー天然水 ヨーグリーナ (友人の差し入れ)
発病から3日後(ちょうど誕生日だった)の夕方、やっとおかゆを摂った時の美味しさは、今でも忘れられない。
この経験から今では、普段から腸の調子に配慮している。腸の様子がおかしいと思った時はすぐに食事を控え、ガス抜きの薬と水分を多めに取り、体を休めるようにしている。
あっ!ゴロゴロ体操も欠かせない!
以下に先の資料の引用から、腸活の要点をまとめる。
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【腸活①食事編】
「夜遅くに食事をしない」
腸が一番動く時間は、真夜中と朝食後1時間あたり。
腸が寝ている間に便を作るには、胃がカラになることが必須。
腸本来の機能を取り戻すために、夜遅い食事はしない。
「食物繊維を取る」
穀類を主食としてきた日本人の腸は長いと言われている。
そのため、腸の動きを活性化し、便通を良くするには、
食物繊維を取ることが大切。
特に温めたリンゴ、雑穀米などがおすすめ。
【腸活②睡眠編】
「ゴールデンタイムを意識する」
腸の動きを活性化させるには眠りのゴールデンタイム
(午後10時〜午前2時)が大切。
この時間帯に、体は老廃物を処理して疲労を回復し、
明日の準備をする。
腸の健康のためにもより良い睡眠は大切。
【腸活③運動編】
「美腸マッサージをする」
ストレスがたまっている時の腸さすりマッサージ、寝ながら
腸もみマッサージ、夜遅くに食事を取った翌朝の腸はさみ
マッサージなどできることから始める。
体をやさしくほぐすストレッチも有効。
【補足】
「日頃からストレスをためこまない」
ストレスがたまると、自律神経のバランスが乱れ、腸の運動が
悪くなって便秘が起こりやすくなる。
腸の健康を保つためには、副交感神経が優位となる「リラック スして過ごす時間」をバランスよく確保する。
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疾患の大半は劣悪な腸内環境が原因だという。炎症を抑えてくれる細菌が不足しているのだ。この腸内の善玉菌を増やすべく家族全員の「腸育」を実践しようといろいろ調べている。
ともかく、顔を洗うようにお腹の中も洗えたら良いな、と思う。おもてに見えないからこそ、意識して体の中からきれいにしたい。
外見を整えるより地道な習慣だけれども、続けていくうちにみちがえるようになるんだと思うと、自然とやる気が出てくるものだ。
日常生活に於いて無用の贅沢と浪費を憎む精神
THE HATRED OF USELESS AND EXTRVAGANCE IN
LIFE
ラフカディオ・ハーンの言葉より