★2024年4月10日更新 ワインとお供は一緒に買おう~ワインを気軽に楽しむ作法【暮らし・ワイン】

【ブログ新規追加322回】

土曜日。ワインとお供のつまみを買う日。

早朝、市場での買い出しで、先に食べたいお供を買ってしまう。

今日は、サラミを2種類とクリームチーズ、チキンのロースト棒?みたいなのを激安(市販の3分約の1で買える)で購入(笑)

やっぱり、ワインは週末の飲み物だ。

某有名ソムリエが言われていたのだけど、「ワインはフードと合わせて飲むことで、より一層美味しくなるのだ」そうだ。

なるほど。

ワインの味は、「一緒に何を食べるか?によって完成する」というわけだ。

しかし、ワインそのものの種類の多さや、値段の幅広さ、また品種の様々な知識といったら、それは一生を懸けるに匹敵するぐらいの情報量と勉強量だ。

ワインとフードの相性で味に変化が生まれる。

それは、安価なワインであっても、産地を見極めてきちんと選び、その産地の得意な食材を合わせれば、まず美味しく飲めるというわけ。

これが、いわゆる「mariage/マリアージュ」と言われる味の融合。

マリアージュとは、フランス語で結婚を表す言葉。組み合わせともいう。

ワインとフードが出会い、共に新しい世界を作り上げる、まさに美食を追及するフランス人がずっと昔から大切にしてきたエポックなのだ。

だから、ソムリエという仕事が生まれたのもうなずける。

無数のワインの中から、食べ物とのマリアージュを熟知し、ワインの高度な知識を蓄えているソムリエは凄いんだね(驚き!)

ワインに関するミニ知識

ワイン用に使われる葡萄は約1500種あり、そのうち主要な品種はたった50種だ。

それでも、その50種の中から、自分の好みを見つけだすのは至難だろう。

そこで、おススメするのは、ワインを購入する時、ワインを飲む時にチェック&メモを作るのがベター。

原産地(原産国)

美味しさの基準(甘い・酸っぱい・渋いなど)

価格(通常 / セール)

インポーター(輸入業者)を明記する。

※ このインポーターが選び輸入したワインなら味の保証があるなど、インポーターを知るのは、ワイン通の間では良く知られている知識のひとつだ。

値段の幅が極めて大きいのもワインの特徴だ。高いワインが必ずしも自分の口に合うとは限らない。

先に触れた、フードとのマリアージュで味は変わるものだから。「初心者」だから安価なものでいだろう・・・ではなく、「消費者」の視点でワイン選びを楽しもう。

                 ★

さて、夕方にはワインを開けて。

今月、マイブームのチリ産ボルドー種(298円税別・セール品で爆安!)まとめ買いしたもの。合わせるフードは胡椒のブレンドされたクリーミーなフィラデルフィア、チョリソー(スペイン産)を合わせる。

このワインには言われがある。

プードゥ・カベルネ・ソーヴィニヨン&シラーズ



昔、仏の葡萄が病気になりその品種を守る為に気候が似ているチリに移植した。

仏に戻った葡萄はボルドーワインに!

ボルドーと同じ品種がチリ産というだけで安く飲める。大変美味なお宝が見つかった。

こうしたお宝を見つける楽しみもある。大型スーパーならではの直取りだそうだ。

そうそう、わたしはあんまりやらないんだけれど、ワインには素敵なラベルが多いのよ

味や原産地にこだわらずに「素敵なジャケット」を見つけたら買う「ジャケ買い」も面白い。

まあ、味は保証できないけど(笑)

★2024年4月5日更新 「晴れた日に永遠が見える」古いミュージカルを観て思う早起きの良さ~平凡な日常に幸せを感じる【暮らし・早起きの効用】

【ブログ新規追加317回】

晴れた日に永遠が見える」この素晴らしいタイトルの古いミュージカルが好きだ。

「晴れた日に永遠が見える」

簡単なあらすじと感想を。

精神科医の男と、患者として彼の元を訪れた少女のラブストーリー。

バーバラ・ストライサンドが花を育てている屋上のセットと、そこに点在する派手な原色の服を着た人達もめちゃくちゃに良い。

早朝のビルの屋上ほど、ミュージカルに似合う場所はない。

何よりも劇中の少女のファッションや作品のタイトルが素晴らしい。

朝の時間の使い方

わたしは一日の中で、早朝を最も大切に過ごしている。

なぜなら、早朝には「何をしてもいい自由」この感覚がわたしの気持ちを浮きだつものにするからだ。

どんなに遅くに寝ても、だいたい5時には起きてしまう。もう習慣化されている早起き。

だいたい、5時~7時までの2時間は、完全に自分の時間。大事な考えごとや思考を組み立てたい案件に関して手をつけられる、いわばクリエイティブな時間なのだ。

ここで、気をつけたいのが、「読みたかった本を読む」「ピアノを弾く」この2つはわたしにとって、かけがえのない生活の一部だが、早朝にはやらない。

理由は、もったいないから。

読み始めた本、弾きたかったピアノはあっという間にわたしの2時間を充満させるだけのパワーを持つものだ。

せっかく、朝のクリアな頭が手に入っている時間は大いに「思考・考えること」に使うようにしている。

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冒頭の「晴れた日に永遠が見える」と、朝の話は何ら関係ないものだが、朝という時間の素晴らしさに気が付いてからは「惰眠を貪る」なんて、まったくなくなった。

人生とは、もとより、一日の集積から成り立っている。早起きを続けていれば「何かを得る機会」は各段に増えるだろう。

まだまだ人生の時間はたっぷりとあるけれど、どんどん減ってしまうと考えて寂しい気持ちにもなる。誰でも永遠の命が欲しいと願ったことはあるはずだ。

そんな人には、早起きをススメる。

だって、早朝には一瞬でも「永遠が見えそう」な気がするから。

それだけ、朝の時間は素晴らしい。

春眠暁を覚えずだけどね(笑)

記憶力よりも1冊のノートと1本のペンの方が頼りになる~ノートや手帳をもう一度手元に置きたい【暮らし・ノート術】    

【ブログ新規追加304回】

旅する野帳」って、ご存知?

夫は元SEで徹底したITおたくだが一方で大の文房具フリーク。女子顔負けの可愛いノートや小物を収集している。

そして、目下の課題は、この「旅する野帳」を手に入れることだ(だいたい400円前後だった/amazonでも各種豊富に売っている)

売っている場所は押さえてある(笑)

後は買うだけ。

これが、「旅する野帳」KOKUYOから出ているカワイイ商品だ。

資料先→https://www.kokuyo-st.co.jp/mag/Idea/2020/06/000133.html(旅する野帳で手軽にかわいい旅ノート!~旅行解禁、今こそ旅の行動記録、始めてみませんか~

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さて、新年度目前。

先日は大量の名刺を整理して、新たにお付き合いの続く方から順に名刺ホルダーに差し替えたばかり。その間にも、毎日異動のお知らせを頂き、挨拶に伺い、後任の方と名刺交換。

新しい年が始まった。

現在、エアポケットみたいに、ちょっとまとまった春休みを迎えている。その空いた時間を自分の原点を見つめなおすノートでも書いてみようかと思い立った。

今まで、原点らしき事柄や家計簿、自分史になるような記録などB6のノートに書き貯めてきたが、7年前の引っ越しですべて処分した。

もう、記録はいらない!真新しい生活になるんだから・・・。

当時は、そう思って思い切りのよい出発をしたんだ。

昔、音楽教室講師をしていた頃、お世話になっていた先輩は「会社の手帳を入社時からすべて取っておいてあるのよ」と、お宅に行った時にその数十冊の手帳を見せてくれた。

「これはすべて、レッスンの記録や自分のことなど日記がわりになっているから捨てられないの」と。

わたしも真似してみよう!と、数年は真似してみたが、やがて年末に新しい手帳に大事なことは全て書き出して、後はきれいさっぱりと処分するようにスタイルを変えて行った。

私はどうも以前から「モノ」に対する執着が人一倍薄いんだと感じているし、記憶に頼ればいいじゃない!と、生意気にも記録に対する価値を異常なほど、低く見積もっていた。

ともあれ、捨てるという行動が、心の大掃除になっていたのは間違いない。

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だから、ブログを毎日書くという行為も、すべて「頭の中にある記憶」と「外部からの知恵や刺激」で成り立っている。

要するに文章を書くための「ネタ帳」は存在しないのだ。

「ああ~~いい言葉だな」とか「忘れたくないな」とか毎日、そんな場面がかなりあるけれど、そんな言葉や文章もすべて「出会い」だから「一期一会」でいい。

忘れちゃったら、後追いはしないし、未練もないしさ(笑)

そんなきれいサッパリのわたしでも、以前はまだ可愛くキーワードやいい言葉を書き写していた。

しかし、かなりの量があったが、これもすべて捨ててしまった。

その時は、目から鱗が落ちるほど感激したり感動したりした言葉や文章でも、今読み返してみるとそうでもなかったりするから。

たぶん、「鮮度」が落ちたせいだろう。鮮度と感動は表裏一体。

歳を取ったせいか、経験が豊富になったためか、考えにしぶとさ?や思い込みが加わって、今の自分に直接響く言葉などが減ってきたのも関係している。

今までの記録が余り役に立たなくなってきたから、その場の判断でエイ!と捨てるに至った。

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さあ、捨てる話はこれぐらいで終わろう。

今、4月からの一年を、冒頭の「旅する野帳」みたいな独自の思考で作りあげるノートを探している。

なぜこういう時代になって、今またノートや手帳に手書き?と思われるかもしれない。

ネットコミュニティの時代だからこそその縛りから自分を開放し、気持ちを和ませて心を落ち着かせるノートを書いてみることも必要だと考えた。

本当の自分を、ざっくりではなく深く知るための需要なアイテムとして、書いていきたい。

お気に入りのノートを買って、何を書いて行こうかな、考えるだけでも楽しい。

小学生だった頃みたいに新しいノートや手帳にワクワクしたい。たとえ、プチプライス!安いものでも自分あやしになること請け合いだ。

また、自問自答し自分対話できるノートの利点を活かして、自分の考えや社会人としての考え方など、どんどん書くことで文章の「基礎力」も身に着けて行くこともできるだろう。

知恵の集約としてのノートづくりはイノベーションのこの時代、何よりおすすめのアクションかもしれない。 けど、ある日、全部捨てるかも(笑)

一生モノの道具~もう、モノはいらないとずっと思っていたけれど、歳を重ねて欲しいモノ到来【暮らし・道具】

【ブログ新規追加302回】

(写真は奄美大島で泊まったホテルのキッチュなシャンデリア。今、見ても可愛い)

「人には、一生大事にしようと思って手に入れたモノが必ずと言っていいほどある」のだと、ある雑誌のコラムで読んだ。

「一生モノ?」そう。昔は「印鑑」「着物」「ウールのコート」「クロコのバッグ」や「カシミヤのセーター」などを指したのだろうな。

今じゃあ、もう、そんな風に言って大事に押し入れで寝かせるようなモノは要らないし、実際のところ、何も持ってはいない。

価値観が大きく変わったんだ。

一方で、一生モノではないが、重たい布団、鉄鍋、縫製は良いが厚みのある服など、年齢と共に扱いにくくなってきて、どんどん手放してきた。

昔は重いモノに価値があったように記憶している。(例えば、引き出物とかね・笑)それが、今では軽い機能的なモノが溢れて、もう重いモノの値打ちはなくなった。

                  ★

先月、水道菅の高圧洗浄を初めてやってもらった。

その際、システムキッチンの内部の調理器具とか保存食品とか全部出したのだが。その時に感じたのが、調理器具の古さと汚さだった(泣笑)

わたしの母から譲りうけたモノたちが特に古びて汚くなっていた。すき焼き鍋とか、19㎝フライパンとか、スープ鍋とか・・・etc

調理で使って、ただ洗って収納するだけだったからだろう。外側こびりついた汚れを落とそうなんて、ただの一度も考えなかったもん。

まず、手始めに19㎝フライパンの買い替えをしようとしたら、夫から「外飯でも使えるステンレス製直火スキレット」を買おうよ~~~♪と。

使いやすさでは軽いアルミとの合金ステンレス製がいい感じ。憧れのチタン製スキレット(19㎝)はそのうち買おうっと。お値段も5倍以上する。おそらく一生モノになるはず。

わたしは、以前からチタンという素材に微妙な憧れと興味を持っている。

チタンは強度が高く、耐食性に強い高価で高品質な金属だ。

さらに軽い金属であることから、アクセサリー等によく用いられる。ただ値段が少々高めであるけど。

鉄製のスキレットは重いがチタンもアルミやステンレスに比べたら若干重い。ステンレス製の軽いスキレットを思いついて買ってくれた夫には感謝している。

今後、家でも外飯でも対応できる鍋を買う楽しみができた。長い人生の中で、ハードに使う調理道具こそ、一生モノに相応しいのかも。

そうそう、今一番欲しいモノがある。某メーカーの「チタンダブルマグ」二重構造で飲み口が熱くならない優れもの(4000~5700円ぐらい)これも、購入したら一生使っていくだろうな。

調理道具や食器は毎日使う必需品。軽くて見た目も抜群じゃないとね(笑)

で、もうひとつ。

わたしの「一生モノ」は、初任給で母に贈った「チタンシルバー製の時計」かしら。

(写真・母の葬儀の当日にはめてみた、形見のチタンシルバー)

母が亡くなって、形見がわりにわたしが引き取った。贈った当時はとても高価で母も、「これは一生モノだわ」と言って、それは大切にしてくれていた。

しかし、年々止まるのが早くなって、2年前に時計屋で修理をしたけれど、実際はもう、ほとんど使わない。

わたしが持っているモノの中では最も高価なモノだろう。

結局、「一生モノ」って、それ自体に「想い」のこもったモノなのだ。

今、使っていなくとも、時おり取り出して眺められる、小さくても大事な想い出があれば、

それこそが「一生モノ」

好きなことがらをシリーズ化して書く~今後のブログ記事の方向性を考えてみた【紙上講座・ブログシリーズ化】

【ブログ新規追加301回】

毎日、何を書こうか?悩んだり困ることは、300回を超えた今もない。不思議なくらい、わたしとブログは相性が良いのだと感じている。わたしはとことんブログ派だ。

そうよね。文章を書きたい人はブログ。動画を撮影して見せたいパフォーマーならYouTube。話が好きな語り部はラジオとか。

趣味の世界も自分に合った媒体でやるべき。

どれが稼げますか?みたいな陳腐な問いはどんどん減るだろうね。だって、やりたければ、やれるし、合わなければ辞めればいい世の中だから。

                 ★

わたしの土曜日は、朝から3時間くらいを地元のスーパーや市場で買い出しをするのが定例。今朝は、チリ産ボルドー?のワインを買ったの。超楽しみなんだ。

で、今やっとPCを開いたばかり。土曜日は買い出しだけじゃなく、焚火の薪(上の写真)を集めたり、山飯のメニューを考えたり、山関係の書籍を熟読したり、何かと忙しいのよ(笑)

さて、GWあたりにブログのリニューアルをしようと、あれやこれや、いろいろ考えを巡らせている最中だ。

たった一年で、すでに好きでやりたいことがらが変わったから、そこにフォーカスしてブログ構成をしよう。

世間と自分の距離を測るには、ブログに今の自分の興味や方向性を散りばめておかないとね。ただ更新することが目的なだけのルーティンで書いてはいない。

やっつけ仕事じゃないし(笑)

● ブログ継続の鍵は「好きなやりたいことがら」を書く

わたしのブログは総合的にみて、ライフスタイルブログだと思っている。

確かに、にまつわる仕事関連記事や、読み・書き関連記事が多かったけれど、煎じ詰めると「多岐に渡るカテゴリーを網羅的に書き綴ってきた」ものだ。

そして、各カテゴリーに共通しているのが「自分が経験・体験した」部分に特化している。

自分が好きで興味を持ち、情熱を込めて行ったものごとを、多くの人に文章で読んで欲しい」と、こんな気持ちで毎日執筆している。

わたしがこのスタイルを気に入っている最大の理由は「書いていて楽しい」からだ。

それと、もう一つの理由は、「常時、自分のセンスや感性を磨くアンテナを張り巡らせているから、インプットしたら、速攻でアウトプットする」だ。

この一連の行動ができて、溜め込まず熱のある文章が書けると本当に気持ちがいい。

また、「ブログは継続してこそ価値がある」ものだから、すぐにネタ切れを起こすような(背伸びした)テーマを選んだら苦しいものだ。

好きでやりたい!やっている!って、思う分野にテーマを持って行けば興味も沸き続けるだろうし、そうは簡単に萎んではしまわないだろう。

ただ、冒頭に書いたように、好きなやりたいことは、どんどん変化していくもの。その変化をブログの中に落とし込んでおく。なぜ?どうして?は読者が一番知りたい部分だ。

そして、変化の過程をどんどん新規追加していけば、10年経っても20年経ってもネタ切れは起こさない。

むしろ、ネタはいつも山盛りとかいうわけではないかもしれないが、それまでの変化自体を丁寧に記事に仕立てていける毎日になるのだ。

まず、一本書いて自分の方向性を探る

今日のこの記事の中にもわたしの「好き」「やりたいこと」「すでにやっている」が溢れている。ちょっと、書き出してみよう。

「好き」・・・ワイン、村上春樹、植物

「やりたいこと」・・・薪集め、山飯メニュー考案、山関係の本読みたい

「すでにやっている」・・・市場の買い出し

どう?3つのカテゴリーと計7つのBoxができる。

これをひとつ、ひとつフォーカスしながら丁寧に文章に落とし込めば、独自性の高いブログが完成する。

※ 写真は「葵の御紋」のモデルとなった植物「フタバアオイ」。先日、トレッキング中に見つけた。

楽しんでシリーズ化するのが次の段階

好きなやりたいことがらを書いていたら、どうしても同じような内容になって新鮮味に欠けてしまえば、読者だけでなく書き手も楽しくはない。

そこで、内容をギューッと絞り込んだ、シリーズ化を今後、しっかりとやって行きたい。

そして、シリーズ化をする際に重要なのが、前もってゴールを表記する。要するに「いつから~いつまで」とか「何回か」など。

丁寧な表記で、読者離れを防ぎたいものだ。

例えば、「書評」というカテゴリーの中にはいくつかのBoxを置いているが、今後はBoxの整理をして、「村上春樹」というBoxを用意する。

そこに、今まで読んだ「村上春樹」の書籍の「それ=レビュー」が散りばまるという風になるのだ。興味があればそこだけを読んでもらえればよく、かえってとても新鮮なものだ。

秘密のポケットがある感じ(笑)

このブログの「カテゴリーとタグBox」の関係がブログを拡張させてくれるのだ。

「カテゴリーとタグBox」は関連する記事を時系列に並べられるのもいい。

シリーズ化が波に乗ったら、まとめ記事にしてみよう。さらに、更新が楽しくなるはず。

わたしも今後、「ブログシリーズ化→ブログ(独自)まとめ記事」でやって行こう。

と、こんな感じでブログの構成を日々考えている。

これって、かなりしあわせ。

あれから10年も~この先10年も / あの震災の日からの10年を書き出してみた【暮らし・生き様】

【ブログ新規追加294回】

昨日、3月11日は東日本大震災から10年、ひとつの区切りを迎えた。

あの日、明け方からずっと同じTV画像(津波)が流れて、それが、いつ止むのかわからない大混乱な日々に突入した、まさに一生忘れられない日となった。

わたしは、当時、病気から仕事に復帰して1年目、まだまだ思うように身体を動させなくもどかしいながらも、やりがいと希望に満ち溢れていた頃だ。

幸いにも東京都下に住んでいたことから、直接、地震での影響を受けたのは、ガソリンが買えない、パンが買えないなどの流通がらみの案件だけだった。

昨日、あの日を思い起こしていたら、それからの10年に起こった様々な思い出が数珠つなぎとなって止まらなくなったの。

で、ネット上でも、「自分のこの10年を振り返る」という記事を目にした。

わたしも真似してみよう!と。

それでは、簡単に振り返ってみよう。

● 2011年・・・東日本大震災勃発。脳出血後1年経過。仕事復帰1年目。

● 2012年・・・営業職が肌に合う。仕事尽くめの毎日。わたしの母の介護がスタートする。

● 2013年・・・仕事・介護に追われる毎日。

● 2014年・・・息子就活成功。夫の両親の愛媛転居。

● 2015年・・・息子の転勤が決まり巣立ちを迎えた。ブログ立ち上げ。

● 2016年・・・わたしの母が亡くなる(看取りと家じまいは大変)兼業ライターをスタート。5月に電子書籍で初出版を果たす。

● 2017年・・・夫の父が亡くなる。

● 2018年・・・夫の母が亡くなる。夫の心筋梗塞発病。

● 2019年・・・夫の心臓手術が2年で6回断続的に続く。兼業ライターを辞める。元号が「令和」となる。

● 2020年・・・新型コロナウイルスが世界中で感染蔓延する。緊急事態宣言の発令、仕事・外出への自粛が2ヶ月続く。2冊目の電子書籍を出版(紙版あり)

● 2021年・・・現在に至る。

人生の区切りがたくさんあった。特に親との永遠の「別れ」が3回。この件は筆舌に尽くしがたい。

また、夫の大病もわたしにとっては、精神的にも肉体的にも経済的にも大打撃の出来事だった。

もうね、書き出しただけで疲れてしまった。

人生のクライマックスが次から次へと、まさに津波のごとく襲いかかってきたんだもの。

きっと、ほとんどの人がこのような苦難や困難に見舞われながらも、強くたくましく生き抜いていくんだろうな。

また、そうするしかないもの。

わたしにとっては厳冬の10年だった。

しかし、苦しい中にも小さな楽しみをきちんと見つけられる心の余裕が持てたのは、読書のおかげだと感じる。

多くの「表現」や「言葉」に触れて、自己肯定感を保ててこれたのだ。

これからの10年も、同じように読書を栄養の「糧」として取り入れて行く。

そして、栄養を吸い取ったあとは、ブログに紹介を残して行こう。

ブログはわたしの自分図書館だもの(笑)

日本人ならではの「間」の感覚には豊かになるヒントがある【暮らし・間の思考】

【ブログ新規追加291回】

昨日、シンプルの極みのような整い尽くしたホテルから、そこそこ片付いた我が家へ帰った。わたしの身の回りもモノが非常に少ない。

わたしはいつでも、旅行トランク(大)1つか2つにまとまるぐらいしかモノを持っていない。だが、家族の持ち物や家の必需品などかなりのモノに囲まれて生きているんだなあ~と、改めて家中を見渡した。

夕べ、食事の時に「片づけられない汚部屋」を作り上げてしまったアイドルの汚部屋をキレイにする番組を興味深く観た。

片づけのプロらしい男性の言った一言が「モノを出したら元の位置に戻すという思考がないのが片付かない原因」だと。

なるほどね。

確かにそのアイドルのお部屋では、所定の位置にモノを置くことがない様子。ベッドに食べ差しのお皿があったり、お風呂になぜかカップスープを作った跡があったりと。

それは、驚きの作業で、シャワーのお湯でカップスープを作って飲んでいた!

あまりのゴミ部屋に、電気のリモコンが見当たらず、夜は真っ暗な部屋でTVとスマホの明かりだけで暮らしてるんだとか。

もう、絶句。

わたしの仕事の現場でも、ドリルや学習参考書をきちんと「整理し、並べ直し、ヌケをチェックし、補充する」という一連の必須作業がある。

だいたいは、休日後の書店の棚の乱れは相当なものだ。手に取った商品が要らない場合は「元の場所に戻す」という思考がなければ、その辺にうっちゃって行ってしまう。

私事だが、わたしの母親の口ぐせが「○○ちゃん、モノを出したら所定の位置に戻して!」と言われて育った。

少し、うるさく感じるその言葉がなければ、わたしもあのアイドルみたいに「出したモノを元の位置に戻せない」というか「戻さない」思考の持ち主になっていたかも(笑)

お母さんの小言って大切なものなんだ。

                  ★

さて、タイトルの「間」の話を。

日本人の持つ清々とした「隙間」感覚。これは一つの文化だと言えよう。

「間に合う・間(魔)が差す・間がもたない・間違い・間合い・間抜け・間のび・すき間・仲間・合間・居聞・床の間・土間・客間・間仕切り・・・etc」

これらの言葉の持つ意味は、時間と時間、空間と空間を繋ぐものが「間」と呼ばれるものなのだ。

調べてみたが、「間」という概念は英語に訳せないのだそうだ。こうした目に見えない「間」の存在を日本人は古くからちゃんと認識し、しかも大切に扱ってきた。

素晴らしい文化。清々と片付いたお部屋には、余計なモノはいらない。「間」の存在を理解できると、その潔さに感動すらする自分がいる。

しかし、モノにも魂が宿っている場合がある。

片づけとは文字通り、「カタをつける」という意味。

自分の想いに決着をつけてこそ、本当の意味での片づけは

実現するのだ。

春3月。

大いにモノにも想いにも、決着をつけて行こうではないか!

【片づけの極意となる一書の紹介】

「すごい片づけ」~9つの極意 はづき 虹映 ・著(河出出版株式会社)

ガラクタを積んだ場所に、あなたの才能が隠れている。
人気の数秘術をもとに、9つの場所別に片づけられない理由、
才能を開花させ幸せに生きる秘訣を説く。
片づけの悩みを根本解決する本だ。

もくじ

第1章 あなたが片づけられない本当の理由
第2章 片づけは技術ではなく、メンタルだ!
第3章 「数字」で考えると、片づけもうまくいく
1 玄関/2 廊下・階段/3 子ども部屋&ホビールーム/4 和室/
5 リビング/6 キッチン/7 書斎/8 トイレ・バス・洗面/9 寝室
第4章 片づければ片づけるほど、豊かになれる!?
第5章 終わりなき「すごい片づけ」

春はぜひ、本物の片づけしましょ!




Woman~ジョンレノンが愛妻オノヨーコに贈った名曲~音楽とジェンダーの話【暮らし・音楽】

【新規追加273回】

2月18日は,故・ジョンレノンの愛妻であるオノ・ヨーコさんの誕生日。御年88歳。

世界平和へのメッセージを発表している、「世界に平和と相互理解を広めた‘」最も有名な無名アーティストなのだ。

2013年、有名なメルトダウン・フェスティヴァルがロンドンのサウス・バンクで行われたが、そのときオノ・ヨーコはキュレーターに選任されていた。

そうした最近の動きからすると、彼女は受けてしかるべき称讃をじきに受けることになるのかもしれないと、ある記事にはそう認められていた。(参考資料→https://www.udiscovermusic.jp/stories/happy-birthday-yoko-2)

                 ★

そんな壮大な運命とは裏腹に、普段の慎ましい暮らしが垣間見える、ジョンがヨーコに捧げた一曲「Woman」

ジョンは初めての子どもの育児に奮闘し携わった感想を唄ったのだ。

~女性 表現しにくい 私の無思慮さと複雑な感情を 結局のところ 私は貴方の借金を抱えているようなもの。

~女性 表現してみよう 私の内面の気持ちと感謝の気持ちを 成功の意味を教えてくれた ああ・・・

歌詞の和訳抜粋する。

                 ★

子育ての大変さは男性でも充分に認識はしているはずだが、実際に携わってあれもこれもと母の代理となり育てたという経験を持つ男性は少ないのではないだろうか。

先日、育児休業中の後輩の話を聞いた。

「毎日が、何にもできずに過ぎていくのよ」「ただただ、焦っちゃうだけの自分が歯がゆい」「夕方になると泣けてくる」と。

そこへ、コロナの影響から会社の仕事が一切停止となってほぼ一年を迎えるという夫を持つ同僚が話す。

彼女は言う「コロナになって、男性も女性の子育て中の無力感(社会に取り残されている)を感じるいい機会になったのでは?」と言った。

なるほど。

いくら、論説説いても体験に敵うものはなしだ。

人の身になって初めてわかる胸の痛み。

先のジョンレノンの「Woman」にあるように、「みんな感謝していると思うし、誰も取り残されてなんかいないよ」と、わたしは応えた。

コロナになって、優しくなった人60%、厳しくなった人40%の割合らしい。

皮肉にもコロナの「おかげ」で人は人としての大切な感情を取り戻したのではなかろうか。

自然の驚異。

最後に名曲「Woman」をどうぞ。






モデルハウスの新満喫法~使い勝手の良さやインテリアのヒントを持ち帰る楽しみ【暮らし・モデルハウス活用法】

【ブログ新規追加272回】

今の家のキッチンやお部屋のインテリアなど、気に入っている?

今週末から我が家のキッチン下、おもに床の修理を急遽することになった。

せっかくだから、修理と同時に今一度、住まいのアレコレについて考えてみている。

近所に大型の住宅公園(住宅総合展示場)がある。
先日、久しぶりに仕事帰りに、住宅公園にある北欧スエーデンハウスの内覧をしてきた。

北欧住宅の木のぬくもりと深い色合いの絨毯やカーテンたちはすこぶる私好み。


 私好みということでは、「シック」であるということにつきる。

シックとは・・・「シック」はフランス語の単語「chic」からきた言葉で、「上品な」「あか抜けした」「粋な」「エレガントな」「落ち着いた」という意味で使われている。 「シックな色合い」「シックな装い」などの表現が一般的。

色は派手でもなく、かわいい訳でもなく、究極までに引き算された家具やファブリックがどうにも好きでたまらない。

たまに自分のセンスのあり方を見直し省みることもあるが、やっぱり好きな物やディティールは依然として変わらない。

モデルハウスを訪ねる意味合いは、すべてきれいに整ったリビングやキッチンに圧倒されて、ただ、「すごいですねえ」とかつぶやきにいくのではない。

「いいなあ」「でもお金がないからなあ」とか、マイナスな目線は一切捨てるのがわたし流。なぜなら、暮しに役立つヒントを見つけに行っているのだから。

                  ★

大きな敷地に何十ものハウスメーカーの売れ筋住宅が並ぶ、これはあまりお勧めできない。

もっとも勧めるのは、気に入った住宅メーカーのショールームかミニ展示場だ。

わたしは、ログハウス専門の「BESS」がこの数年凄く好みで惚れ込んでいる。

「BESS」の家が、我が家からすぐの都立公園入口に一軒ありそれを見るたびに、「いいなあ」と、ため息が漏れるの(笑)

薪が大量に積んである庭やターフがたなびくウッドガーデン。実はこの家と同じ家を「BESS」展示場で内覧済み。小さい家で、お値段も驚くほど安い。

土間のある小さな玄関、シックなステンレスキッチン。センス抜群のオイルストーブや昔ながらの薪ストーブ、そういった暮らしにワクワクを持ち込めるヒントがいっぱいのモデルハウス見学だった。

買うために見に行くのは普通の行動。いつか手に入れるために新解釈をしつつ、自分のセンスを磨くのがわたし流のモデルハウス満喫法なの。

29歳で初めて購入した小さな一軒家も、事細かくオーダーし尽くした可愛いい家だった。コロナ自粛で家での時間が増えた今、改めて住まいに注目している。

余談だが、その小さな家の前は浅川土手。よくTV撮影で俳優さんやミュージシャンのMV撮りが行われていた。家のベランダで池内淳子さんを見かけたり。コブクロさんも(笑)

現在は、丘陵の麓で森に囲まれた環境に暮せてとても気に入っている。

コロナ禍でまだ遠出は控えているけど、各地にある旧家や偉人の旧邸とかも少しずつ訪ねてみよう。きっと、古き良き時代の暮らしのヒントが見つかりそうだもの。

本来、満喫とは、「呑み喰い」をこれでもか!とした結果の気持ちを表現した言葉だ。

わたしの場合は、趣味にあう家やインテリアをたくさん眺めてセンスを磨いたり、自然との共存が叶う暮らしが「呑み喰い」に当たる満喫法だと感じている。

呑んでばっかりじゃなくてよ(笑)



★2024年2月12日更新 孟子の教えから得る「待つ心」とは~客観視することで開眼する【暮らし・孟子の名言】

【新規追加267回】

俺はまだ、本気を出していない (ガンガン・コミックス)

● 作品概要

【本気じゃなくても、慕われまくり! 最強貴族の無双生活!!】


一族の落ちこぼれと言われながらも、のんびり過ごしていた貴族の四男・ヘルメス。

ある日、無理やり家を継がされ当主になることに……。

あれこれ理由をつけて手を抜こうとするが、規格外の潜在能力が開花し、周囲の評価は急上昇――!? 

本気を出さなくても――最強

と、こんなお気楽だが、持ち前の才能を開花させる究極の方法が網羅された良書だ。

コミックの発想は、本当に自由だなと常に感じている。

最近ではごくたまに開くぐらいになってるけれど、また、コミックの世界へ飛翔するかも?!(笑)

● 本気を出したら、あとは待つのみ~その時間が心を育てるものなのだ

 本気でなくとも、最強になれる物語はコミックに置いといて。

ここでは、本気で取り組んだ後の心境を鑑みたい。

孟子の名言から考えてみた。

「天が人に大任を授けようとする時は、まずその人の身心を苦しめ、窮乏の境遇におき、何をおこなってもすべてを失敗させて、わざわざその人を鍛えるものなのである」

解釈・・・天が人に大任を授けようとするときは、必ずまずその人の身心を苦しめ、窮乏の境遇におき、何を行ってもすべて失敗をさせて、わざわざその人を鍛えるものなのである。

つまり、不運は天の試練として受け止めるべきものなのである。

              ★

まず、孟子の人となりを紹介しよう。

古代中国の思想家、孟子

孔子の孫である子思から儒学を学び「人の本質は善である」とする性善説を唱えた思想家。

儒教の中では始祖の孔子に次いで重要な人物とされ「孔孟」とも表現されている。

             ★

先の名言から、わたしはこう考えた。まさしくウエイティング・ゲーム(実業家・高野登氏の言葉)のような人生。

どんなに頑張っても成果のでない時がある。病気で第一線から離脱することも。

また回りの人にはチャンスが来てるのに、自分には一向に巡ってこないと感じることもある。

「こんなにガンバっているのに、自分には運がないんだろうか?」と嘆いたりした時期もあった。

しかし、今ではそんな気分に陥ったら、自分に起こっていることを「客観」するようにしている。

そう、それは、まるで自分ごとなのに、他人ごとのように冷静に俯瞰するのだ。そうすると、狭い自分の視野がぱ~っと開けてくる。

要するに「囚われ」から、自分を解放してあげることができる「客観視」の凄さ。

ここで、先に登場した、孟子の言葉である。まだ、時期尚早なのかもしれない。好機到来まで、淡々と爪を磨くのみなんだろう。

よって、不遇なことがらに遭遇した時の対処法としては、原因をすべて並べて「俯瞰」すること。後は、じっくりと待つのみだ。

行動は、好機到来したら、一気に巻き返せばよい。この一連の流れで、靜かな攻めの人生が送れるよ。

結果は、天のみぞ知るものだから。