【ブログ新規追加1103回】
まったくもって、書籍の営業と、本を読みまくるのと、書くことに明け暮れる一週間だった。
秋の仕事はクリスマス商戦~お正月~2月までの冬本番の作品を売り込むのがメイン。
そこに、社内での新規企画会議の資料を嫌というほど読み込み、連日の仕事先での商談とりまとめを書き連ね、写真の添付などやることが溢れている状況にもかかわらず、魅力的な書籍を見つけてしまう。
忙しい時ほど読書が進む。困った性格だわ。ま、秋だしご飯も進むから。
(しかも昨日、突発的に同僚から、「編集の美魔女〇〇さんと3人の商品情報グループ作らない?」とメールが来たんで、さっそくグループを作成して、編集者と営業のワイワイガヤガヤのグループも始まったのん。)
そして読書に拍車をかける出会いが!
先日、客先の店頭で角川春樹事務所の書籍紹介本『ランティエ・11月号』を見つけ、本来は有料だが、そこの書店様は無料配布されていた。
「一部頂いてもいいですか?」と断りを入れて、さっそく頂いてきた。
中央線の電車待ちの間、何気なく『ランティエ』を開くと、そこには女流作家たちの芳醇な対談が!
かの『冷静と情熱のあいだ』の江國香織氏×『蛇にピアス』芥川賞作家の金原ひとみ氏の豪華な対談が巻頭を飾る。
そして、『三千円の使いかた』原田ひ香氏×個性派俳優の片桐はいりさんの対談など。
それ以外でも、連載は井上荒野氏、高瀬与一氏、河村季里氏など今を時めく、現代作家たちの競演だ。
こんな凄かったっけ?小冊子の世界って。
なんだか、宝石のような無料本を手に入れて、ほくほくしながら帰ってきたんだ。
でも、読む時間があまりにも少なくてね。やむをえず、睡眠を削って読み進めていくうちに、すっかり小説の世界にどっぷりとハマった。
特に、江國香織氏の作品は、翌日仕事終わりに駅前図書館で江國香織氏の小説をすべて抜き取り閲覧テーブルにならべて、直観的に読みたい!と感じた3冊を借りて帰り、これまた一気に読み込んだ。(小説2冊とエッセイ1冊)
「ああ~、この方の描写切り取り方、好きだわ」とか、「タイトルの付け方が絶妙だ」とか、
それこそ、唸りながらどれもあっという間に読んだの。
好きな作家が見つかったらそれこそ儲けものよ。
好みの作家が見つかったら、図書館でこれまでの作品を一気に借りて、ばば~~~と、勢いつけて読んでみるのが「わたし流」の読書術。
さすがに、新刊は図書館では手に入らないんで、書店等で欲しければ迷わず購入。
江國香織氏の新刊『シェニール織とか黄肉のメロンとか』は3人の女性をとりまくあれやこれや・・・の話。
わたしより2歳若い江國香織氏。完全に同世代の持つ、苦悩やそれらを癒すゆらぎを感じる作品だ。
というわけで、読書の秋はすてきな女流作家の作品に没頭中。
それでは、また!