料理は人生を変える秘術~うちのカレー【暮らし・料理エッセイ】

【ブログ新規追加811回】

今日の夕飯、何にしよう?

豚しゃぶにしようか?冷ややっこに枝豆?さっぱりしたものが食べたいな。

ずっと暑かったしね。

夏の夕暮れ、買い物かごをぶらさげて歩くのがずうっと夢だったん。わたし。

そんな真似事をしてみた。

そうすると、どこからともなくよそ様のカレーの匂いがぷ~んと漂ってきたのだ。

「そうだ!」「真夏のカレー‼🍛にしよう!」

急にやる気のスイッチが入る。

さっきまで、絶対に火の前に立ちたくない!とかたくなに思っていたくせに(笑)

夏になると、無性に食べたくなるカレー。暑い時にぴりりとスパイスのきいたカレーを食べながら、冷たいビールをぐびり。

汗をだらだらかきながら最後の一口を食べ終わる頃には、凝り固まった身体がすっきり!しゃっきりする。

医学的にみると、カレーには体を冷やす効果があるんだとか。そうか。だから夏にカレー!暑い地域ではカレーを食するのが盛んなのね。納得だわ。

ひとくちにカレーと言っても、その家ごとにいろいろな味や工夫があるものだ。

我が家のカレーは5年前にABCクッキングスタジオで習った「ルーから作るコク旨チキンカレー」だ。

 「ルーから作るコク旨チキンカレー」

カレー

    

     わたしの作ったチキンカレー↑(小麦粉を使わないのがポイント)

レシピを紹介する。

  【材料(2人分)】

  鶏もも肉 160g

  塩 小さじ8/1

  黒コショウ 少々

  クミンシード 小さじ2/1

  ローリエ 1枚

  赤トウガラシ(輪切り2~3枚)

  おろしにんにく(市販品)小さじ2/1

  おろししょうが(市販品)小さじ2/1

  サラダ油 小さじ2

  玉ねぎ 120グラム(1個の半分)

  (薄力粉 大さじ1 ※使わなくてもできるので大丈夫)

  カレー粉 小さじ2

  カットトマト(缶詰の市販品)100g

  水 200cc

  コンソメ(顆粒)小さじ1

  ウスターソース 小さじ2

  はちみつ 小さじ1

  ガラムマサラ 小さじ1/2

  塩 少々

  黒コショウ 少々

  【作り方】

①フライパンにクミンシード・ローリエ・赤トウガラシ・おろしにんにく、おろししょうが・サラダ油を入れて火にかけて香りを出し、玉ねぎのみじん切りを加えてアメ色になるまで丁寧に炒める。(強火3分~中火5分、玉ねぎをつぶすようにしながらまんべんなく炒める)

②同フライパンで玉ねぎを端に寄せて、鶏もも肉を皮の付いた方からじっくりと焼く。鶏から出て来た油はキッチンペーパーでふき取る。鶏肉に焼き色が付いたら玉ねぎと合わせて炒める。この時玉ねぎが焦げないように火を弱めておく。薄力粉・カレー粉を入れ、鶏肉、玉ねぎと炒め合わせて馴染ませる。

③同フライパンにカットトマトを加え、粉類に馴染ませるように混ぜ、水・コンソメ・ウスターソース・はちみつを加えて一煮立ちさせてからアクを丁寧に取る。ローリエを取り出し、ガラムマサラ・塩・黒コショウで味を調えればコク旨チキンカレーの出来上がり!

お好みでポーチドエッグ、ターメリックライスを用意すれば、お客様も喜ぶ完璧な1品となる。ルーから手づくりという点がとても満足度の高い1品。しかもほとんど家にある調味料ばかり。

                    ★

これ以外では、豚ひき肉たっぷりのドライカレー、カレーペーストを利用したホウレン草のカレー、贅沢にステーキ牛肉を使ったカレーと。

その日の気分やこころの余裕、材料の揃い具合によって決めている。だいたい月2回ほどかしら。

どのカレーも最初に玉ねぎをじっくり炒めるのだが、ここをおざなりにしてしまうと、出来上がりが雑で味気ない仕上がりになってしまう!(ABCクッキングスタジオで学習した・笑)

あとは、スパイスと仲良くなること、できあがったら、なべ底をいったん水につけて冷ますなど。こうすると、短時間で味がしみ込んで美味しくなるのだ。

まあ、わたしの「旨いカレーが食べたい!」という気合が入ったカレーはほんとに美味しいよ。美味しいんだから(笑)

本や映画の情報源は、一度インプットしたら手放す~その姿勢が「何となく見る・読む」を防ぎ、生きた情報収集ができる【紙上講座・情報収集のコツ】

【ブログ新規追加810回】

さて、夏休み終わり仕事モードに完全に切り替わった今朝。

ここで、情報収集のツボというか、コツを簡単にまとめてみよう。

わたしは、情報収集に関してはあまりリピーターにならない。

旅でも食べものでも、趣味でも。

それは、究極、出会いは「一期一会」だと感じているからだ。

旅でも限られた時間の中で、出会いを求めて行動をするのが好きだ。

いつものあの場所・・・みたいな慣れ親しんだモノやコトを探すのはまだまだ先のこと。

この「リピーターにならない」「リピートしない」という感覚が、常に新しい場所や知らない場所、人、モノに繋がって興味の幅を広げて来たと言えよう。

試しに「この本を読めるのは今だけ」「この映画を観られるのは今しかない!」と決めて、本を読み、映画やTVを見てみよう。

あら~~~不思議。いつもよりずっと、情報が頭の中に残らない?

もし、こういった「一期一会」の出会いが面倒くさい・・・とか馴れ親しんだ場所でなけりゃ・・・と感じる場合は、その情報源は「今、必要がないもの=今、大切ではない」のだと割り切れる。

わたしは、本を読みながら「これは実践したい!」「取り入れたい!」と、感じたところにはどんどん付箋を貼って読み続ける。

しかも、すぐに実行できそうなら、時期を待たずにやる。

本来の私に必要な情報源だけど、すぐには実行不可能な場合は手帳に「仮設定日」を設けてインプットする。

そして、実行した結果の報告や「これいいな!」と思った本や、モノは余さずブログで紹介する。

それが終わったら手放す(次へ行く)。

見つける→すぐにやる(読むや見る・行くなど)→ブログに落としこんだら終了。

こうすることで、「またあとで読もう」とか「じっくり時間を取って読もう」・見よう」とか、結局「積読の始まり」「死蔵を作らない!」というのを実践できる。

ま、積読や死蔵が苦手なだけ。

本や旅先の情報や観た映画など、ブログに詳細に記録し、アウトプットすることで、自分なりの咀嚼が進み、生きた情報収集ができる。

リピーターの本当の心情は「いつでも手に取れる安心感」だ。

わたしの性分では、得意の「集中力」を発揮して、新しい、まだ観ぬ場所やモノやコトを限りなく「一度で取り入れる」を繰り返して、自分の力を蓄えてきたと自負している。

~その情報、すでにインプット済みじゃない?~

こんな風に自分にいつも問いかけているよ。

同じ本を2度買ってしまった経験はまだない(笑)

たぶん、この性分で生きれば、ボケたりしないだろう・・・という、根拠のない自信すらあるのよ。

さ、今日から通常勤務。キッチリ働きましょ!

★2024年8月17日更新 IKEA立川~サーキュラーハブで家具を長持ちさせる方法を学ぼう!~夏休み最終日はイベント~北欧気分を楽しむ【暮らし・IKEA】

【ブログ新規追加808回】

IKEA Family限定イベント「 IKEA立川circular hub(サーキュラーハブ)で家具を長持ちさせる方法を学ぼう!」という無料イベント(17日)に参加する。

ファミリー会員へのメールが届いていて、あと3名で締め切りのところに滑り込んだ(笑)

家具のメンテナンスにおすすめの商品を実際に使ってみたり、思い出の布や余ったはぎれを再利用してオリジナルのフォトフレームを作ったり。

家の掃除が趣味?のわたしにピッタリな、地味で優しい近場の無料イベント。

北欧のメーカーで、有名どころでは「イッタラ」「マリメッコ」かしら。

今後はビンテージ食器やはぎれなどを、少しづつ収集していきたい。

日本人の感覚にすんなり馴染む素敵なデザインプロダクトを生み出してきた北欧の国々。

それが生まれるバッググランドとなったのは、スカンジナビアの厳しくも豊かな自然。

そしてその自然に寄り添う人々の暮らしだった。

まさにIKEA(スゥエーデン発祥)は、北欧の「ごく普通の暮らし」を世界に紹介しつつ、「豊かな生活を低価格で実現できる」流れを作り上げてきた。

イベントのあとは、フードコートでシナモンロールやサーモンのサラダの北欧ランチを頂いて、一週間の夏休みを〆る。

子どもみたいに、工作をして終える夏休み。

とても満足(笑)

「日々のこと」【健康・夏バテ全開】

【ブログ新規追加807回】

検診の朝。

夏休みをエアコンで快適に過ごしてきたのだけれど、先週からどうも、夏バテ?

大好きなパンがまったく食べられなくなった。

食パンもバターロールもカンパーニュもシベリアも(笑)

大のパン好き、コーヒー好きなのに。

この件を昨晩、仕事から帰った息子に話すと、「それって、夏バテよ」「パンとかって固形物でしょ」「喉通んないよ」と、あっさり。

そうか。早くも夏バテしたわたし。

で、今日は婦人科の予約検診だった。

この夏、最高の暑さらしい。それでもわたしは、駅までの道のりをどんどんいつものように、歩き始めたんだ。

「え~い!夏バテなんて吹き飛ばしてやるわ!」と、鼻息荒く(笑)

どっと、噴き出す汗が心地よい。「ああ~この感覚。やっぱり、家&エアコンはダメじゃあ!」と、実感したよ。

約、30分歩く間に、木陰を探してひと休み。

日焼けは絶対に避けるべきだけれど、こうして太陽の光を上手に浴びるって、大事なこと。

そして、深く深呼吸して駅までの道を一気に歩きだした。

帰ったら、エアコンの部屋を開けて、サーキュレーターとスポットエアコンが優しい(生ぬるい・笑)風をさらさらと送る和室で昼寝をするのが楽しみ。

おやつは、冷たく冷やした「アイコとヨーグルトの蜂蜜がけ」昨日、ミニトマトのアイコを買っておいたんだ。

シャワーを浴びて、冷たいおやつでクールダウン。汗をいっぱいかいたご褒美ってもんよね。

エアコンで身体の怠さや不調を訴える人は、思い切って外に出るのも一案よ。

危険な暑さも怠くなっている体を助けるかもしれない(笑)

ま、個人差あるか。

夏休みあと2日のたわごと。

★2024年8月15日更新 登山に向けての準備を始めた~まずは体づくり!~安全快適な登山の実現は普段の食事にある🎶【健康・登山準備】

【ブログ新規追加806回】

25日に登山に出かける予定を組んでいる。

ウェザーニュースも首っ引きで長期予報を見ているが、なかなかどーして台風や前線の影響が続き、晴れ間が少なそうな予報。

それでも、出かけるとなれば準備をせねば!と、10日前の今日から様々な準備を始めている。まずは、登山に出られるだけの体力を持つ体づくりをしようとか。

体力づくりといっても、筋トレとは違う。普段の食事を見直し栄養を蓄えた体をつくろう!ということだ。

山に行ける体をしっかり作ることを考えるのなら、前日になって登山に持って行く食材をザックに詰め込むとか有り得ない。

要するに準備不足。前日では遅すぎるのだ。

なぜなら、登山で必要な栄養やエネルギーは、もっと前から体に貯め込んでおく必要があるから。(皮下脂肪をつけて太れ!というのではない)

例えば鉄分は、ヘモグロビンとなって酸素を体中に運んでくれる大切な栄養素である。万が一不足すると、登りで「ハアハア」と息が切れてしまう。この場合は鉄分が過度に不足している状態だ。

さらに、めまいや立ちくらみが起こったら、滑落など事故にもなりやすくとても危険だ。

鉄分は吸収が悪い。しかも登山中に摂取したところで疲れた腸ではうまく分解できないだろう。

わたしたちの肝臓には鉄を貯蓄しておく役割があり、少し鉄分が不足したぐらいではこの肝臓の貯蔵鉄を使って、ヘモグロビンを作ることができる。

その息切れやめまい、立ちくらみが偏食などの単純な鉄欠乏症貧血であれば、肝臓の貯蔵鉄を早々に使い果たしてしまった状態だと言えよう。

早急に改善したい場合だが、鉄分を補う薬やサプリメントを使ってヘモグロビンの数値を一旦は正常値に戻せても、肝臓の貯蔵鉄は補えるものじゃない。

本音を言うと、即リカバリーは無理(泣)

やっぱり、山に登れる体って、こういった体内の貯蔵システムの点検が非常に大事になってくるのよね。

ちなみに、肝臓が鉄分を食事から満足に貯蔵するには何と、数か月間もかかる。

(私の実体験)3年前、急性の貧血を発症した。めまいや立ちくらみが続き一刻も早く治したくて受診。専門医の処方は、鉄分増量の薬とサプリメントを飲み、短期間で数値を改善。そこから食事で肝臓に鉄分を貯蔵する行程だった。鶏肉レバー、小松菜、ホウレン草、貝類、海藻、ごまやナッツ、レーズンなどを毎日摂取してた。それでもめまいがなくなるには丸3か月はかかった・泣)

今、食べている「やきとりのレバー」は数か月先の登山に必要なものかもしれない。

それには、普段の食事がどーなってるのか?栄養が蓄えられるかどうかがとても重要なんだ。

登山では、一般的に1日の食事量の3倍は山で消費する感覚だ。主に炭水化物、タンパク質、水分がほとんど。

新鮮な野菜や肉、魚の調理はまずできない。だから、登る前、数週間かけて三食バランスの取れた食事を心がけて行くのが定番だ。

バランスの取れた一食の例→「鳥の照り焼き、ミックスサラダ添え」「里芋といかの煮物」「キャベツの浅漬け」「豆腐とわかめ、ネギの味噌汁」「白米」

単品で済ます食事を減らして、定食スタイルを取るのが一番、体内にエネルギーを蓄えられやすい。

で、今度の登山までに、夫の食事改善では、平日はこれまで通り炭水化物を控える食事療法を続け、週末チートデーとして制限なしで炭水化物を摂る方法で調整する。これは、脳を満足させつつ体力を維持する簡単なやり方。

わたしは、現在43キロと、ちょっと痩せてしまったので、毎日しっかりとタンパク質と炭水化物を摂る。

お互いにタンパク質はアミノ酸豊富な豚肉をメインに食べる。

• 当日の食事計画→ 登る直前に350mlぐらいの水分を摂取する。(脱水症状回避のため水分は登る前に飲むのが鉄則・前日には飲酒も控える) 登りながら1時間に1回は5分休憩を取り、その時行動食(クッキー、チョコレート、栄養補助バー、など)を食べる。(今回は2回分の行動食を用意する予定。カロリーメイト大好き(笑) お昼は作らず20分休憩。(荷物を軽くしたいし、高山ではガスバーナー使用が心配)登る前にコンビニでパンやおにぎりを買っておく。それを食べて下山。

温かいコーヒーや美味しい現地ならではのご飯は下山後のお楽しみにする。

山頂に立つ足も、絶景を眺めるその瞳も、すべてはそれまで摂ってきた栄養で構成されている体の一部。

安全快適な登山には、栄養学や事前準備がことのほか大切なのだ。

※ 山の栄養学に最適な書籍の紹介

山登りABC もっと登れる 山の食料計画~栄養学の知識が山登りを変える』芳藤 勲・著(ヤマケイ新書)

一年の間に幾度も登りたいと願うから、体づくりから始めているよ!という話。

山は登る前から「花よりダンゴ」なの(笑)

忘れられないことば~8月になると思い出す~花森安治【暮らし・暮らしの手帖】

【ブログ新規追加805回】

毎年、8月になると思い出すことばの話をしよう。

どんなに、みじめな気持ちでいるときでも、つつましい、おしゃれ心を失わないでいよう

『暮らしの手帖』創刊者、花森安治氏のことばだ。

ここで、花森安治氏のプロフィールを。

花森 安治(はなもり やすじ)は、雑誌の編集者であり、グラフィックデザイナーでもあった。社会活動も盛んに行っていたゆえ、ジャーナリストでもあり、広告宣伝ではコピーライターも務める。生活雑誌『暮らしの手帖』の創刊者。

平成26年NHK放映、朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』は、花森と大橋による『暮らしの手帖』創刊に至る軌跡をモデルにしたフィクション作品だ。

当時の制作統括チームのディレクターの話によると「戦争によって、社会不安が増して、未来への見通しが立たない世の中では、工夫して生きるとか、毎日を大切にするというものが、大きな意味を持つようになった。そこで、生活全般に独自の視点を持つ花森安治という人物を時代の真ん中に置き、作品を盛り上げようと企画制作した」と。

わたしは、連ドラのファンではないが、唯一2本だけ作品を全編通して観たことがある。

『とと姉ちゃん』と『花子とアン』だ。どちらも出版関係でとても身近に感じて、毎日、夢中で観てた(笑)

                ★

さて、わたしが『暮らしの手帖』を初めて手に入れたのは2009年8月のこと。

突然の脳出血に倒れ緊急搬送され一命を取りとめた。

その後、見舞いに来てくれたわたしより7歳歳上の知人より、「入院生活、暇でしょ?これでも読んで和んでね!」といい、ベッドにポンっと、置いて行った。

わたしは、『暮らしの手帖』のことを知ってはいたが、中まで拝読したことはそれまで一度もなかった。

だって、昔の雑誌ぽくって、そうそう、農協の雑誌?小冊誌?「家の光」だっけな。あれに似ていると、勝手に思い込んでいた。

その知人が言っていた。「暮らしの手帖は私の愛読書。長年、年間購読してるわ」と。

確かに質実剛健な知人の暮らしぶりにはいつも注目してたんだ。

保存食づくりが得意な人で、北向きの旦那様の仕事部屋に、毎年漬け込んだ保存食がずらずら~~~っと並んでいる。

旦那様いわく、「仕事に煮詰まると、この保存食と目が合う。瓶の中でどんな変化が生まれているのかな?」とか、言ったとか、言わなかったとか(笑)つまみ食いも毎度のことだったそうよ。

そろそろ、いい感じに上を向き始めたらっきょうの甘酢づけや塩の吹いた梅干しやら、幾度もご相伴に預かった。

そんな、生活上手な知人が愛読してる雑誌か。

パラパラとめくると、「夏の終わりのアイスクリームは木のスプーンで」と、何だか素敵なコピー文が目に飛び込んできた。

そして、先の花森安治のことばがあった。「どんなにみじめな気持ちでいるときでも、つつましい、おしゃれ心を失わないでいよう」と。衝撃を受けた一文。

これって、病気で命拾いしたわたしへの花向け?それともご褒美?

「そうか!」

「わたしはこれから一生涯付き合う、言語障害という後遺症に悩んでみじめになるより、一刻も早く麻痺から立ち直って、これまで以上におしゃれをして、仕事(出版営業)に戻るんだ!」と。

そして、一刻も早くおしゃれがしたくてたまらなくなり、肚の底から、回復への意欲が沸き上がったのを今でも鮮明に覚えている。

昔のことばがわたしを一瞬で蘇生させたという話。

もうひとつ、花森安治のことばを。

きよらかなおしゃれ心に灯をともそう

「山の日」登山に魅了されて~登山のコツを近所の超低山で再確認【暮らし・山の日】

【ブログ新規追加802回】

当初の予定では、8月10日~12日は日本海側にほど近い、とある風光明媚な山へのトレッキングを2泊3日で予定していた。

しかし、先週、8月の長期気象予報を詳しく調べていたら、出かける方面の気象が著しく悪い。線状降雨帯がど~んと横たわる非常に厳しいお天気予測だった。

そんな長期予報を見ていた時、夫が「予定は変えられる?」と。

わたしは予定を大幅に遅らせることで自分を納得させた。なぜなら、すでに宿泊先を予約済みだが、やはり気象が一番気になることろだからだ。

すぐに宿泊先に問い合わせたところ、8月25日~27日の3日間、2泊の予約変更ができた。滑り込みセーフって、ところだった。

で、今年の我が家の「山の日」は8月25日~27日に決定した。

くしくも、今朝、某テレビ番組でこの山を紹介していて、LIVEでお天気が確認できた。何とか晴れ間が出ているが、一見すると「総曇り」とでも言おうか。ちょっと残念なお天気だった。

現在、東北方面では水害で多大な被害が出ている。一刻も早い気象緩和を願うばかりだ。

                   ★

「山の日」の今日は、家から徒歩で山頂を目指しても30分とかからない「ひよどり山・標高65m」の山頂にあるキバナコスモス畑を見に行ってきた。

今日は快晴だったが、雲が多くて富士山は拝めず。

でも、美しいキバナコスモス畑で撮影三昧の夏休み。

近所でも最高(笑)

                   ★

さて、山への旅も後半に繰り下げたので、山行の準備にもぬかりなくやっておきたい。

例えば、低い山であっても装備が不十分だった場合、若い時のように体力で押し切れない。でも年齢とともに落ちた体力を補うのが知力と技術力なんだ。

山を登るコツなども豊富に編集されている「ヤマケイ新書・山のABC 登山のQ&A ワンダーフォーゲル編集部編」はわたしの必読書だ。

この書籍で再確認中なのは、「トレッキングや登山のプランニング」「装備選び」「地図選び術」など、初心者のわたしには覚えておきたい登山の基礎知識が満載。

こういった専門書で、再確認をしながら、登山の日まで賢明に準備を重ねて行きたい。

山に魅了されたきっかけは、中学2年生の時登った車山(標高1926m 長野県茅野市北山)だ。

それまでも、両親や弟、父の友人と一緒に富士山や八ヶ岳を登ってきた。

中学の林間学校登山では「車山高原山頂に立った時、それまでの汗が一瞬で引いた。爽やかに吹き抜ける風や、ニッコウキスゲの花畑、数々の高山植物がクサクサした日常を一掃し、疲れていた心を癒してくれた」と、こんな記憶がある。

だからか、今でも植物はお花屋さんで買う園芸種より、山に自生する山野草が大好きで、花に会いに山に登ってきた。

少々、年齢を重ねた現在は、無理のない山行を心がけている。多少の「登りのコツ」も自分なりに積み重ねてきた。

意外だが、登山の足取りの秘訣は「抜き足・差し足・忍び足」だそうだ。

言葉の意味は(誰にも知られずそうっと音を立てずに歩くこと)だ。

泥棒さんの「足取り」のたとえで有名よね(笑)

でも、山でもこうやって、抜き足・差し足・忍び足で、一歩、一歩登るのが、疲れにくく、より高い所まで登るための秘訣なのだそうだ。

長く登山を楽しむ、安全な登山を目指すのが一番大事。

そんな、登山に最適な図書と季節の花の紹介をしてみた。

では、また!

muji~無印良品の大ヒット商品「ジュートマイバッグ」を手に入れる【暮らし・muji】

【ブログ新規追加801回】

わたしのブログでは、「日々のあれこれ」を中心にちょっと素敵な物や、話題のことがらなどを「低価格」という視点を盛り込みながら毎日書き続けている。

まさに、好きなモノやコトを集めまくった「電子版スクラップブック」(笑)

で、今日、手に入れた無印良品の「ジュートマイバッグ」も仲間入りを果たした。

昨日、営業先のショッピングモールの無印良品では、一番大きなバッグがあと数点・・・。

「えっ?やっぱりすごい流行ってんだねえ・・・」と、肩を落とし、翌日に賭ける。

今朝、健康診断を地元の駅近総合病院で受けてから、駅ビルの無印良品へ直行したら、

あらあ~~~~~。再入荷されて棚いっぱいに「ジュートマイバッグ」が陳列されている!

売り場で、一番小さなA6サイズを手に取った。

瞬間、あちらからもこちらからも見つけたお客さんがどんどん、かごに入れて立ち去る。

ああ、このスピードじゃあ、すぐなくなるよね(笑)

【サイズ:料金、耐荷重】
・A6:170円、9kg
・A4:250円、20kg
・A3:290円、20kg
・B5:190円、16.5kg

詳しくは、こちらの記事から→https://www.pretty-online.jp/news/3806/

マチ付きで小物はこれ1つで全部入っちゃう。取っ手も柔らか素材で太くてとても可愛い。

現在、このバッグを使ったクラフト手芸が大流行中。(平和でいいね)

100均で売っているデコパージュ(石鹸で作る飾り物とかわたしもやった経験あり)用の糊や筆を使って、スタバなどの可愛い紙袋をジュートマイバッグに貼り付けて行く。

参考動画も載せておこう。(https://www.youtube.com/watch?v=HsNH90HG4sk)

ま、わたしはデコパージュしないで使うよ。

真夏にぴったりの可愛いバッグ、しかも激安だもん。

全サイズ、買っちゃおう?とか迷って、A6サイズ(税込み170円)に着地。

明日から、毎日使いこなすゥ(笑




★2024年8月9日更新 明日から夏休みだ~今日は前夜祭~食べたり、飲んだりの7日間のはじまり。【暮らし・夏休み】

【ブログ新規追加800回】

夏休みに読みたい本を借りたり、食べたい物を見繕ったりしながら、今年最高の猛暑日の営業が終わった。

終わったと言っても外でのパフォーマンスが終わっただけ。これから、やれ日報を書くだの、注文書の作成だの、上司との綿密なやり取りが2件待っている。

それでもわたしの頭の中は、ほぼ夏休みのワクワク感で充満してるんだ(笑)事務仕事だけを残すなんて、よく頑張ったよね。私。

しかも、平日完全禁酒!これは6月1日からずうっと続いていて、面白いほど身体が順応している。ただ、8月、旅行で平日が2日間ある。ここでは、自分を甘やかそうと、目下考え中。

さて、ほぼどこへも行きそうにない夏休みなんだけれど、今日、アナウンス頂いた、とあるイベントに参加することにした。(それはまたブログで紹介しようと思う)

だから、プライム観たり、好きな物を食べたり、土日祝と飲んだりするよ。これだけでと~っても楽しみなのだ。

たとえば、わが家の食卓はこんな。とか、毎日書くかも(笑)

今日のお昼に「激辛パスタ」を作ったので、それをモチーフに小説風に書いてみようか。

                   ★

真夏の妄想食卓

ランチともディナーとも違う真夏の夕方。

炭水化物だらけの美味しいご飯を食べよう!という夏休みの前夜祭。

「きりりと角の立ったサンドイッチの中身は厚焼き卵と薄切りのきゅうり。もちろん辛子マヨネーズで。家族の好みの固さにぴったりのタイミングで茹で上がるパスタ。ソースはなんとコチュジャン!激辛だそうよ」と、彼女は心配風を吹かせる。

そんな見え透いた芝居の裏では、「何を言おうと猛暑なのだ!汗ダラダラでアルデンテに茹で上がったパスタ食べよう!」と、鼻息も荒いのはお見通し。

おもむろに立ち上がった僕は、グラスにウイスキーとキンキンに冷えた強炭酸水をゆっくりと注いだ。

「コロナでさ。外で食べなくなって随分経つじゃない」「でも、こうして家のテラスで食べる出来立ての食事に、ずうっと憧れてたのよ」と、彼女が言う。

そこへ、出来立てのハイボールを手渡しながら、「ようこそ、妄想じゃない食卓へ!」と、招いて差し上げた。

あしたは、「シラスのオリーブ漬けと大葉いっぱい使ったパスタをお願い!」と、僕も負けずにずうっと食べたかった生シラスのパスタを彼女にオーダーしてみた。

このメニューの肝というかポイントは「生のシラスをオリーブオイルに漬けておかないといけない!という部分だよ」と、彼女に教えておいた。

なぜなら、「こうしておかないと、シラスが固まってしまうからね」と、付け足した。

さ、明日までの時間で、彼女が新鮮なシラスをオリーブオイルに漬けこめたらこの料理は完璧になる。「新鮮」と「漬け込み」のどっちが欠けても美味しくなくなる。

やっぱり、「美味しさの妄想」をしっかり働かせてね・・・と、激辛パスタに耐えた僕は願うばかりだ。(656文字)

                    ★

どう?食欲をそそられた?そーでもないかな?

印象に残る食事のシーンを、ぎゅっと詰め込んだ食卓の風景とはどんなだろう?

きっと、「馬鹿みたいに美味しいとか言わなくても、わかるもんよね。美味しい顔があれば」みたいな展開じゃない方が面白いんだろう。

まあ、一生、文章表現遊びは続くんだから、焦らずに、まずは夕食の支度をしよう。

「豚キムチ炒め」「白米」「きゅうりの浅漬け」あとは、どーしようかな?

と、こんな風にご飯のことで頭をいっぱいにできる夏休みは「ブラボ―!」だね(笑)

では、また。

文章のアレコレ~時間があったので目指す文章を考えてみた~今後に活かす文体を見つける【紙上講座・文体】

【ブログ新規追加799回】

ワクチン熱が下がっても、熱の後遺症でだるくすぐに元に戻れなくて、昨日は少し思考の面で考えを取りまとめてみた。

時間がある時だからこそ、文章があーだ、こーだとか、本当に目指すべき文体など、かなり考えておかないとと、ずうっと思っていたんだ。

そういった、考えのとりまとめをしておかなければ、なかなか使えないし、使えるようにならないのが文章のアレコレ、文体というものなのだ。

改めて「文体」とはどーいうものなのか?調べてみた。

文体とは→文章の様式。和文体、漢文体、あるいは書簡体など。筆者の個性的特色が見られる、文章のスタイル。(資料元;https://kotobank.jp/word/ コトバンク

そうか。個性がにじみ出る文章表現がスタイルとなり、作品となればそれ自体が文体と言えるのだと改めて知った。

で、今のわたしが考え尽くす文章のアレコレはこうだ。

ディティール説明が少なく、それでいて情景が浮かぶ文章

贅肉の一切ない、彫琢された文体」(※ 彫琢とは→宝石などをきざみ磨くこと。比喩的に文章を磨くこと。)

元々、「中学生がスラスラ読んで理解可能な内容」や「難しい漢字を用いないで書く」のが、わたしの長年のスタイルだ。

これを逸脱すると、文体がめちゃくちゃになってしまうので、おおかた守ってきたかしら。

どんな物を書くかで、文体を決めたり変えることはしないし、何人もの自分がいるみたいで気持ちが悪いものだ。

今後も、没個性にならないように、華美な装飾は避け、硬派なわかりやすさを目指して書くのは変わりないだろう。

昨今、プロとアマチュアの境界線があいまいだ。

文章の世界でも言わずもがなである。

だからこそ、文章の技巧に頼るというよりは、モノゴトを見る眼の深度を上げることが大事だと思う。

細部のリアリティがあってこそ、はじめて揺るぎないノンフィクションが構築されるんだ。

フィクション(創作)の話はまたの機会に。

小さな、情景描写に心血を注ぐ・・・そんな文章を連ねて行きたい。