マーガレットハウエルの紺ニットを着る / 真冬のおしゃれはニットでキメる~ショートエッセイもあり♪【暮らし・普段着のおしゃれ技】 

【ブログ新規追加241回】

年のはじめには、一着ぐらいは新しい服に身を包みたい。

しかし、年々、そういった「ハレ」の気持ちは薄れつつある。

昔と違って今では、おしゃれ着というカテゴリーがわたしの中ではどんどん消えてしまって寂しい(泣)

それでも、どこか、自分なりのおしゃれを追及したいのだ。

真冬の極寒い朝、仕事に出る時、ふわっと優しいモヘアの軽いニットが欲しくって、3年前に、セールで手に入れた「マーガレットハウエル」の八部袖ニット。

どこか、昔を感じさせるモヘアの優しい質感に即買い。セールで半額だったお宝ニット。

袖が短いのは、仕事や家事にはうってつけ。袖をたくし上げなくてもいいし、何しろニットが痛みにくい。

このニットを買って良かったのは、身体にフィットしたサイズ感。

ダボつかず、ピタピタでもなく、コートの中でももたつかない。

ホントは、毎年、一枚づつ買い足したいと思えるニット。

洗いざらしの白シャツを中に着込んで、女子?みたいにラフに着こなすのも好き。

同じ、ニットでも春色ストールを首に巻いたり、白シャツを着こんだり、着方によって、ずいぶん印象も変わるもの。

さて、服の話はここまで。

新年はじめのショートエッセイを一本どうぞ。


ショートエッセイ

「かけがえのない日常のルーティン」

~朝~

朝起きて、布団の中で少しだらだらとする。

そろそろ起きなければと意を決して、布団を蹴って飛び起きる。

勢いあり過ぎで、足がつる悲劇もたまにある(泣)

真冬でも窓を開け、日の光を入れると、さっきまでの寝ぼけた頭が

あっという間にスッキリするんだ。

「さあ、今日も張り切って行こう!」と、何十年も自分に向かって同じ呪文を唱える。

お湯を沸かしている間に、いつもの豆をミルでガリガリと挽き、香り高いコーヒーを淹れる。

トーストは、少し焦げたのが好き。目玉焼きをちょいお焦げトーストにのせて黄身のとろみを楽しむ。

そして洗濯機を回しながら、今日着るシャツだったり、ボトムスだったりとハンカチなんかをサッとアイロンするのだ。

一日のはじまりはだいたいこんなかんじ。

~夜~

仕事を終えて夕暮れに帰宅。

ほぼ、疲労の塊だから、休まず鍋を火にかけブイヨンスープを温める。

鍋は別に疲れているわけじゃないから(笑)機嫌よくコトコトと音を立てる。

鍋を疲れついでに覗き込みながら、台所で立ったまま、ワインとかを一杯呑むの。

こうやって、一日を振り返りながら、鍋ものを夫とつつくのが真冬のルーティンだ。

で、だいたい9時頃には眠くなるから、その前にお風呂ですべて洗い流す。

本来なら、このまま布団へ直行したいのだけど、やり残している軽い仕事や

夢のための勉強、野望を積み上げる読書も大事なわたしのルーティン。

毎日、毎日、これのくりかえし。

旅に出たり、気ごころの知れた友人と飲んだりするのも今はお預け。

だから、こんなとりとめのない普通の毎日があって本当に良かった。

もし、この平穏な毎日がなかったら、とうにわたしはダメになっていたかもしれない。

好きな人やモノ、コトに囲まれて靜かに暮す。

これ以上があれば、求めて行くけれど、

答えは見つからなくてもいい。

わたしを支える幸せなルーティンの話。


★2024年1月12日更新 カンタン手作りおやつ~台湾風フィナンシェ・栗の渋皮煮入り / 表面はきつね色でも中はまるでプリン!【暮らし・台湾風スイーツ】

【ブログ新規追加240回】

連休最終日。おせちの余り(栗の渋皮煮)を使い切る簡単ケーキを焼く。

フィナンシェを焼こう!と、思い立った。本来は小さな型に入れて焼いた焼き菓子。

わたしは、耐熱容器に入れて、細長く焼いて、適当に切る。

フィナンシェとは・・・フィナンシェまたはフリアンとは、フランス起源のバターケーキや焼き菓子の一種。

17世紀にナンシーの”L’ordre des Visitandines”の修道女によって作られたことから古くはヴィジタンディーヌと呼ばれた。

なお、フランス語の発音では「フィナンシェ」より「フィナンシエ」に近い。 ウィキペディアより。

しかし、冷蔵庫にはフィナンシェに必須のバターがない。では、どうするか・・・以前台湾風カステラを焼いた時、バターの代用品でサラダ油を使ったが美味しくできた。

あのレシピで作ろう。

しかも、牛乳も切らしていた。これは、コーヒーミルクで代用する(笑)

いつも、万全の用意で作るわけじゃないもんね。

というわけで、早速、自己流「台湾風フィナンシェ」を作り始めた。

ここで、あんまりに簡単な「台湾風フィナンシェ・栗の渋皮煮入り」のレシピ紹介する。

下の写真が焼き上がりの様子。(表面はカリっと、中は固めのプリンみたいなとろみ)

~栗渋皮煮の台湾風フィナンシェ~レシピ

【材料】11,5×19×5㎝の耐熱容器一台分

● 卵黄・・・3個

● 卵白・・・3個分(直前まで冷蔵庫に入れておく)

● サラダ油・・・30g★バターの代用品。

● コーヒーミルク・・・30g★牛乳の代用品

● 薄力粉・・・30g

● 砂糖・・・30g

● 栗(渋皮煮)・・・2個

【作り方】

① 耐熱容器に、容器よりも一回り大きく切ったクッキングシートをくしゃくしゃにしてから広げて敷いておく。

② コーヒーミルクをカップに入れて、ふわりとラップして10秒間レンチンする。サラダ油も同様にカップに入れて、ふわりとラップして30秒間レンチンする。

③ ボウルに卵黄、コーヒーミルク、サラダ油の順番で投入しそのつど泡立て器でよく混ぜる。全体が良く混ざったら、ここで薄力粉を加え、よくすり混ぜる。

④ 別のボウルに卵白と砂糖を入れて、泡立て器でよく泡立てる。ここで、「つのが立つ」という泡立ては必要なし。3回にわけて、もう一つのボウルに入れてよ~く混ぜ合わせる。

⑤ ケーキ種を耐熱容器に半分の高さに入れて半分に割った栗をポンポンと落とす。耐熱容器を天板に載せ、耐熱容器の周りにお湯を注ぐ。

⑥ 160度に予熱しておいたオーブン(トースターでもOK)で25分焼いたら出来上がり。

※ このフィナンシェの場合は、ふわふわを目指してはいない。よって、ハンドミキサーは不要。

※ 「中身がプリン状態」がお好みの場合は、焼き時間25分で、トースターで焼くと簡単にできる。(オーブンだと焼け過ぎて固くなりやすい)

※ 台湾風カステラを焼く場合は、まったく同じレシピで、コーヒーミルクを牛乳に替えて、卵白をハンドミキサーでしっかりと固く泡立ててオーブンで焼けば、ふわっふわのカステラが焼ける。

                   ★

というわけで、家にあるものだけで簡単にできる「台湾風フィナンシェ」の作り方でした。

代用品でもとっても美味しいケーキが焼けるよ(笑)



連休3本「読書の価値を考える」インプットとアウトプット~ネットに読書感想を上げる意味は?/よりよいアウトプット法【紙上講座③・インプット&アウトプット論】

【ブログ新規追加239回】

わたしのブログでは「本」のアレコレを主体にした記事が中心だ。

で、この連休は、「本の価値」を上げる内容の記事を3本書き起こした。

第3回は、ネットを使う場合の感想や紹介の書き方を、簡単にまとめてみた。

ネットでの読書感想とか、本の紹介のいわゆる、アウトプットの本意は、フォロワーなど他者に対して「わたしはコレを読んだ」「こう感じた」などを伝えるのが第一目的だ。

なぜ、そうするのかといえば、今「コレ」を読んでいる人との共有や、「コレ」については話ができる、よもやま講義ができる?用意があるよ…と、自己開示しているようなものだからだ。

特に、同じ「コレ」を読んだ人に出会いたい、という強い思いを感じる投稿もまま見受ける場合がある。読み手であれば、あるほど、共有・共感を求めているのだと感じる。

ここで、せっかく読んだ本の「よりよいアウトプットの方法」を2つあげてみよう。

● 読書感想&本の紹介~こうすればもっと伝わる!

読んだ本の共感を得たい!・・・本の具体的な紹介(著者・出版社・値段・表紙)などの表記と「具体的に、どう感じたのか?」の点をアウトプットしよう。

(本の表紙をアップする場合に気をつけたい点は表紙の載せ方。全部を見せずに部分的に切り取る。著作権に引っかからないようにしよう)

意外だが、「どう感じたのか?」を自分の言葉で書くことが、実は一番読者には刺さる。

ただ、どこが良かったとか、どこが印象的だったとか(最近では、エモいとかいう・笑)という本の場所だけを表示するのは「まったく伝わらない」のだ。

※ 自分の言葉で、「どう感じた」を、キッチリ書いてみよう。

(ブックレビューという本を紹介し購入を促す文章では主観はご法度だが、感想の場合は、反対に自分の主観がないと伝わらない。また、いくら主観であっても好き嫌いを上げる行為は共感度を著しく下げる)


② 本文の引用にはご注意を!・・・ある書評ブログに、その本自体の内容を丸抜きして、文字数を埋めている記事があった。

これは、その本に棒線をラインマーカーで引いただけの記事。わたしは本にラインは引かない。

書評ブログにある本文丸抜きは、ここは!と思う部分に棒線を引く、一種の作業の一環だろう。そこを後で自分で読んで、ブログのネタにしているのがよくわかる。

しかし、なぜ、そこを取り上げたのか?「自分にとって大事だったから?」それとも、「不特定多数の人に大事そうだったから?」これが、曖昧になっている場合がある。

この観点の違いは大きい。

読書感想や本の紹介であれば、「どうしてこの本なのか?」「なぜ、皆に知らせたいのか?」など、書き手の目的がそこには必ず潜んでいる。

そこを、しっかりと自分の言葉で抜き出せれば必ず読者に伝わる。

結局、ネットのスクロール「0,2秒の世界」で読者が欲しているのは、「あなた自身のなぜ?」が、かいま見えるか?どうかだけだ。

本の全文掲載は著作権法違反にあたる。歌の歌詞なども同様。文章のスタイル、長短は関係ない)

● 感動を要約して伝えるには~自身の体験と重なる部分をアウトプットする

TVで、素晴らしいコメントに出会った。

1月10日、昨日TBSテレビ「サンデーモーニング」の人気スポーツコーナーで元野球選手の張本勲氏が新年第98回箱根駅伝の話を振られてのコメント「創価、2位。さぞ、悔しかっただろう!」と。

なぜなら、張本氏自身が、現役時代、「2位」という立場に長く苦しんできたからだそうだ。

張本氏、続けて「あの日は、泣いたね。あっぱれ!!」と、締めくくった。

どうだろう。

わたしは、通りいっぺんのコメント「駒沢大がゴール200m手前で創価大を抜き去った!あっぱれ!」と口々に語られる中、張本氏は自身の体験を要約し尽くしたコメントを一瞬で披露。超要約が心底響いた。

もちろん、関口弘氏の名ファシリテーター役が、上手く「張本さんも2番で苦しんだんだね」と、良い返しをしてくれたのが機縁だが。

そうそう、コーナーの始めにこんなことも言っていた。

張本氏「勝負にはまさか!があるからね」とも。

お見事。

一流は勝負師でなければならない!とこれまた一瞬で語られた。

どんな文章でも、ダラダラ説明しがちな場合は要約しよう。時には言いたい部分をあえて捨てるのも大事なのだ。

                ☆彡

3連休、「読書の価値」をテーマに、ちょっとためになる記事を書いてみた。

① つまらない本に出会った場合のこなし方

② 読みずらい?小説を読了するには著者のエッセイで興味を倍増しよう。

③ ネットに読書感想&書籍紹介を上げる~伝わる書き方

読書を今まで以上に楽しめるように注力した。

本の価値は、誰もが子どもの時から知っている。

しかし、今は、なんでもネットで「検索」できるし、娯楽だって山のようにある。

それでも、本を読むことでしか得られないものは無数にあるのだ。

次回があるなら、「本選びの極意~大切にすべきただ1つの原則/出版営業の視点」とか、

シリーズで書いてみようかな(笑)


★2024年1月10日更新 連休3本「読書の価値を考える」エッセイを読む~他人の思考をのぞき込む体験/小説の前に作家自身のエッセイを読んでみよう【紙上講座②・読書論】

【ブログ新規追加238回】

昨日は、のっけから「つまらない本」のこなし方などを滔々と述べてみた(笑)

今日は「小説を最後まで読み切る最良の方法」をお伝えする。

またまたぁ~~~~そんなことが簡単にできるの?

はい!できます。

それは、読もうと思っている作家自身の書いた、エッセイをまず読むのだ。

できれば、2~3冊ぐらいがいいだろう。

● なぜ小説の前にエッセイを読むのがいいのか~人の思考を覗き見て相手を知ることで興味が倍増するから

エッセイ(随筆)とは、何か特別なテーマがあるわけではない。その時、思いついたことや考えたこと、妄想などをつれづれに書く、という文章だ。

私は、エッセイ好きだが、その昔は、他人の書いたつれづれの散文というか雑文を読む価値があるのだろうか・・・?などと、生意気に思っていたものだ。

ただ好きな小説家、例えばわたしの場合、「スローなブギにしてくれ」の著者・片岡義男氏や「西郷どん」の著者・林真理子女史など、小説自体も抜群に面白いのだが、彼らの書いたエッセイはさらに群を抜いて面白い。

そこから作家の日常を知りたくて、「エッセイ→小説」を読む読書方法をひたすら続けてきた。

で、気づけば、片岡義男氏と林真理子女史の小説作品はほぼ、全巻網羅するぐらいの読書数となった。

別に全巻読破!を掲げていたわけではないし、それを誰かに話したり、共有することもなかった。

あえて言うなら、ブックレビューライター時代に、「レビューが読みやすいのは、何か書き方に秘訣があるのでしょうか?」との編集者の問いかけに、「エッセイを読みまくってきたからかしら?」と答えた記憶がある。

一方で、エッセイにハマった小説家も何人か(笑)おひとり上げるとすると、この方だ。

村上春樹氏。氏の名立たる小説の多くは、未だ未読だ。ただ、氏の書く日記のようなエッセイが、それはそれは面白い。

職業としての小説家

【書籍概要】

いま、世界が渇望する稀有な作家──
村上春樹が考える、すべてのテーマが、ここにある。
自伝的なエピソードも豊かに、待望の長編エッセイ。

「目次」

第一回 小説家は寛容な人種なのか

第二回 小説家になった頃

第三回 文学賞について

第四回 オリジナリティーについて

第五回 さて、何を書けばいいのか?

第六回 時間を味方につける──長編小説を書くこと

第七回 どこまでも個人的でフィジカルな営み

第八回 学校について

第九回 どんな人物を登場させようか?

第十回 誰のために書くのか?

第十一回 海外へ出て行く。新しいフロンティア

第十二回 物語があるところ・河合隼雄先生の思い出

あとがき

「MONKEY」大好評連載の<村上春樹私的講演録>に、
大幅な書き下ろし150枚を加えた長編エッセイだ。

物書きを目指す人も、そうでない人でも誰でも楽しめる内容に驚き。

                   ☆


小説という、ある意味「風景や情景をことごとく説明する文章」を面白い!と感じて最後まで読み終えるのは、実はすごく大変なことなのだ。

だから、せっかく読もうと思う小説家の作品があるのであれば、その作家が書いたエッセイを読み、その人の思考を覗き見る楽しさをプラスするといい。

すでに、作家の日常をかいま見る楽しさを知っているからこその、充実した読了が叶うかもしれない。

さあ、読了を習慣にしよう!


連休3本「読書の価値を考える」読書というパラダイスをさらに磨く「つまらない本」をどう読むか?の攻略【紙上講座①・読書論】

【ブログ新規追加237回】

新年仕事初めを難なくやり通せた今週。

今後、1都3県に発出されるであろう、2度目の「緊急事態宣言」の内容にヤキモキしつつも、現場では、新年の挨拶を毎日、元気に淡々と繰り返してきた。

「ああ~、これがわたしの仕事の現場だわ~~」と、客先への訪問を一件、一件終わらせるたびに、喜びを噛みしめる。

この先、コロナ禍だろうと、出版不況だろうと、抗い続けて仕事に邁進する腹づもりでいるのだ。

さて、七草粥も終わった(実は食べず・(´;ω;`)ウッ…)今週末、3連休だと?何だか、あんまり仕事もしてないのに、休んでばかりじゃあね・・・。

せめて、このブログでは「読んで役に立つ」「あなたの時間をムダにしない!」とか、普段から言っているのだから、連休3日間は、「読書の価値」を考える記事を書いてみよう。

せっかく買ったのに「つまらない本」だったら~「つまらなさ」の料理法

「つまらない」という負の感情は、人との関係とかにも良く似ていると思わない?

大昔、こんなことがあった。

友人の結婚式の二次会での出来事。友人が、あの人、この人と色々考えて、より良いと思う席順を決めていたのだが。

当日になって、丸いテーブルに8人の男女。わたし達夫婦とその他3人づつの独身男女。

もちろん、知らない人も数人含まれていた。

友人のかなり近しい友達だと思われる男性から突然発っせられた一言。

「この席、つまんない!どーしてこんな知らない人ばっかりの席にしたんだよ!」と、友人に文句の矢を吹いた。

友人は、自分をよく知る人間だから、知らない人同士でもエピソードなどを交えながら気軽にムードメーカーになってもらいたかったんだと言っていた。

しかも、その「つまらない」発言の彼は、その後、他の席を渡り歩き、すべての席で「つまらない」を繰り返して結局、元の席へご帰還(笑)

何が「つまらない」だったのか。そんなに人のお祝いに自分を投影したかったのだろうか。

とても哀れな幕引きだった。

彼が回遊中に、わたし達の席では、7人がみんなで友人夫婦のエピソードを順々に語り合いながらとても話が弾んだ。

さて、本題の「つまらない本」だが、せっかく身銭を切って買った本が最後まで読めないことは、わたしにも良くある。

人との関係に似ていると言ったのは「たまに生理的に合わない人」がいるのと同じで、本の場合も「嚙み合わない本」というのが、存在してるのだ。

しかし、人間関係と決定的に違うのは、本の場合は「つまらなければ、即シャットアウトできる」ということだろう。

いとも簡単に、というかお手軽に。だって、本を、またはネットを閉じるだけだから。

わたしも年間300冊は目を通す書籍。その中の約10%は、そういった肌の合わない本がある。

では、「つまらない本」の価値の見い出し方を書き出してみよう。

                ☆彡

① まず、何が「つまらないのか?」を5秒で考える。(文章の語り口、文体が合わない、紙の質、厚さ、タイトルが本文の表すのとの相違、電子書籍の場合はデザインの好き嫌いなど)

② 続けて読むか決める(再度、目次に目を通す)

③ 続けて読まないと決めた本は、せめて大見出し、中見出し、小見出しまでざざ~~っと目を通す。

④ 続けて読まないと決めた本の表紙、カバー、奥付、帯や最終ページ、あとがき、値段などすべてをこれまたざあ~~~っと見て終了。

お気づきだろうか。①~④まで、すべて読んではいない。「見ている」のだ。(笑)

ここまでで、ものの5分とかからないだろう。

これで、読みたかったけど「「つまらない本」に格下げされた本の成仏ができるのだ。

                ☆彡

どう?何だかスッキリしない?

こんな独自の本の読み方=見かたもあるってことをいつか、書こうと思っていた。

冒頭に触れた、「つまらない!」を連発して、周りからひんしゅくを買ってしまった彼も、すぐにシャットアウトせずに、周りへの興味を発揮して「つまらなさ」の攻略ができたら、良かったのにね。

結局、「つまらない」と感じるのが悪いのではなく、簡単に自分の嫌い!という思いを発したために損をしてしまった。

本でも「買った金額を取り戻せ!」ということではない。

食わず嫌いは結局、大損」をするから、本が好きならば、本の価値を上げるためにも、自分なりの攻略方法を持っていた方が断然よいだろう。

● 最後に

つまらない本も最後まで目を通す努力が、寒いこの3連休にやりがいに変わるかも(笑)





★2024年1月8日更新 SDGsを5秒で説明して!~むずかしい・おぼえにくい大事な言葉は簡単に要約して身近に使おう【暮らし・環境問題】

【ブログ新規追加236回】

持続可能な開発目標

じぞくかのうなかいはつもくひょう持続可能な開発目標とは国連の持続可能な開発のための国際目標であり、17のグローバル目標と169のターゲットからなる。

SDGsとは、これらの英語の頭文字と最後のスペルをとったものである。

                  ☆彡            

SDGsを5秒で説明して!

やってみよう。

「ずっと前から、やっていた習慣が、地球に優しく、簡単でつづけやすいのならそれがSDGs」と。

こんな感じかな。

説明すると、ずっと前からやっていた習慣を2つあげてみる。

① エコバッグを持ち歩く。

② 夜べジ(平日の2日間ぐらいは、肉を食べない日を設ける・野菜オンリーの食卓を実現する)

※ ②に関しては、食べ盛りではない大人に必要なエネルギーを知った上でやっているSDGs。

細かく記せば、洗剤の使い方の工夫(水への溶けやすさ)や、衣服を無駄に買わないとか、ごみの減らし方とか、たぶん20個以上あるだろう。

しかし、エコ生活のポイントはただ1つ。

継続できるかどうか」なのだ。

日々の生活の中に持続可能な地球環境に良い習慣を落とし込むのには、時間もお金もかかる。

例えば、家の照明を白熱球からLED電球に替える・・・今でこそ、イオンなどで安いLED電球が手に入るが、ちょっと前までは、それこそ、家中やったら、軽く20万円はかかったというから恐ろしい。

エコバッグもミートを減らすことも実際、簡単でお金がかからない方法を常に模索するわたしが、とりあえず、身近にできることから始めて続けている習慣だ。

いくら、国連が世界中に叫ぼうが、個人が無理なく、無駄なく、自然に気がついたらやってきたことだけが、本物のSDGsなんではないだろうか?

さて、今日から、緊急事態宣言下での生活が始まる。まず、仕事の無理ない継続と食品の確保、巣ごもり対策をしっかりしよう。

身近な、むずかしい言葉を簡単に置き換えて、生活にどんどん取り入れてみて。

サスティナビリティライフよ カモン!

今までの思考の先がパッと見つかるかもよ(笑)


人生で二度三度生き直せる~働き方の思考をぐるっと変える方法【仕事・2021年の働き方】

【ブログ新規追加235回】

人生の中で、「仕事に生きる年数ってどのくらい?」と、前もって決めている人って意外と少ない。

だいたい、フルで40年ぐらいか・・・はたまた40年後の先は、端々の仕事について、10年と、50年を充てるぐらいか。

いや、何を生業にするかでこの就業年数は大いに変わるだろう。

しかし、いついかなる場合であっても、「仕事を手放さない」と、思考を続ける判断が一番大切ではないだろうか?

のっけからで恐縮だが、2015年に初出版した著書『20代~50代の働く女性へ。一生、働き続けよう。意識変革と夢の実現。お金はかかりません!古暮由実 (著), MBビジネス研究班 (著, 編集)を再度、紹介する。

2016年当時は、第二次安倍政権施行の「女性活躍推進法」により、女性の働き方に「光」が当たった年だった。

女性の一生とは、結婚、出産、子育て、親の介護、自身の更年期などまさに激動だ。

その困難をどのように乗り越え、自己実現を果たすのか・・・ピンポイントで一気に執筆した。

この書籍を執筆したことで、わたしの執筆テーマが「女性の働き方・生き方」分野に絞り込めたのがとても有益だった。

編集者とのやりとりの中で、もっとも活かしたい!と依頼を受け拡大した項目がある。それは、どのようにしてもできる限り、「仕事を手放さないことを明言した章」だった。

タイトルの「一生働く」というフレーズはかなり強烈なものだっただろうと懐古する。

その「一生働く」ことを支える、数々のメンタリティ継続の秘訣をまとめさせて頂いた。すべて、わたし自身の体験から書いたもので、一切、人まねではない内容に自負する一書となった。

2021年、コロナ禍の現在あらゆる場面で、「継続できる仕事の強さや安心感」は働き盛りの年代の人だけでなく、誰でも欲しいものの一つではないだろうか。

                ☆彡

● カズとヒデの仕事観の違い

例えば、サッカーで往年現役を続ける三浦知良選手と、30代初めで誰もが「えっ?やめちゃうの?」と驚きの行動を取った中田英寿選手。

両者の違いは、働き方の大きな違いを見せつけているものだった。三浦知良選手の著書『やめないよ』(新潮新書)にもあるのだが、三浦氏の持つ現役を続けるモチベーションのすべては「キング・カズ」を演じ切ることにあるのだ。

三浦氏ほど熱の高い人であれば、どんな仕事でもほぼ成功するだろうし、引く手あまただろう。

それをすべて横にどけて泥臭く現役を淡々と続ける。

どうだろうか。賛否両論かもしれない。しかし、「キング・カズ」は三浦氏だけが演じられる生きるキャラクターなのだ。

だから、できる限り続ける。

ともすれば、執着の強さがあげられる三浦氏の判断だが、角度を変えれば、執着することで今までの自分のやってきたことに価値を持たせて「メンタリティ」という分野で第一人者として生き続ける。

一方の、早期リタイア、中田英寿氏の場合は、世間から「まだ、充分にやれるのにもったいない」と言われる中、惜しまれつつ衝撃の引退。この仕事観の判断はあまりに対象的だ。

執着せず、次の人生を最高の生き方の最中であっても、冷静に淡々と思考を続けて行った結果、ドイツワールド・カップで選手を辞めることは前もって決めていたシナリオだった。

早期リタイアの中田氏の視線の先にはいつでも、好きなこと(日本の伝統工芸や日本酒などの伝統継承)など、新たな荒野に挑む「チャレンジャー」として、生き続ける姿だった。

現在は、いくつもの企業とのコラボ経営などから高い視座と独自の仕事観を合わせ持つ中田氏。

中田氏の働き方には今後も注力を続けて行こうと考える。

自身をキャラクター設定することで価値を可視化する三浦知良氏。自身をサッカー職人だと言い切る中田英寿氏。どちらも非常に魅力的だ。

               ☆彡

ここで、今、再び読み直したい仕事を取り巻く未来のテキストを紹介する。

● 今、再び『ワーク・シフト』孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉を勧める理由

  

言うまでもなく、一つの仕事だけで一生を終えるのではなく、複数の仕事への可能性を示唆するリンダ氏。

そのために生涯学習を日常的に取り入れることや、コミュニティの在り方まで様々なエッセンスを元に勢いよく、「人生を生き抜く術」を与えてくれる最重要書籍の一冊だ。

詳しくは、書評【選書】に書いたのでそれを添付する。

働き方に興味・関心がある方には、ぜひ読んでみて頂きたい一書だ。

今、考えているのは、先に出版した書籍の続編。(kindle出版にうってつけかもしれない)

それは、60代からの女性を取り巻く、働き方と自己実現術を網羅した内容のものだ。

出版業界では、雑誌の存続が難しい世相になっているが、わたしが注目するのは、「テキスト」の分野の書籍。

ホリエモンこと堀江貴文氏も「テキスト」の重要性を自身のYouTube番組で話されていた。副読本の価値を改めて知ることとなった。

今後も、「役に立つ」をモットーにブログや書籍の執筆を続けて行こうと決意している。

風の時代に入ったそうだ~風の時代とは/時流を読むキーワードを調べてみた【暮らし・風の時代】

【ブログ新規追加234回】

昨年末、盛んにメディアや各WEB上で、「風の時代に入る12月22日鏡リュウジ氏の記事とか、TVの対談で歌舞伎役者の市川海老蔵氏のコメントに「風に流される生き方」とか、ミュージシャンの奥田民生氏の名曲「風は西から」が何度も流された。

わたしは、同時期に3回、同じキーワードに触れたら、そのキーワードは必ず深堀りをする。兆しをつかむのだ。

兆しは、仕事の方向であったり、人生の方向転換だったり、今回の新型コロナウイルスの自然の驚異が示す警告だと感じるから。

さて、冒頭の「風の時代」とは、簡単に触れると、いわゆる西洋占星術の「星読み」のこと。

西洋占星術の第一人者である真木あかりさんの記事から「風の時代」の基本ルールを抜粋する。

⦿ 風の時代とは

2020年12月22日、木星と土星が重なる「グレート・コンジャンクション」が起こります

グレート・コンジャンクションは20年に一度起こる「時代の節目」なのですが、約200年ごとに、エレメントを変えるという特徴があります。

エレメントというのは、占星術で定義されている、この世を構成する元素のこと。火・土・風・水の4種類があり、これまでは「土の時代」でした。

土の時代では、金銭・物質・権威等が重視されます。対して風の時代では、知性・コミュニケーション・個人等が重視されるようになるのです。

⦿ 風の時代~具体的な変化は

といっても、こうした現象は12月22日にパキッときれいに切り替わるわけではありません。

たとえば、電子マネーやサブスクリプション系サービスの普及はいかにも、所有から開放される「風の時代」を象徴する出来事です。

コロナ禍のなかテレワーク化が進められたのも、場所という「土の時代」の制約から解き放たれた、時代の移行のひとつと言えるでしょう。

変化はすでに起こっていて、12月22日以降も同じように、少しずつ広まっていきます。そして「土の時代」の価値観は次第に古びていくでしょう。(WEB VOGUE/2020年12月2日記事より)

と、「風の時代」に入る前の基礎知識をWEBから学んだ。

時代が変わることを世界中の先進国の民衆は、ほぼ、身体で感じた2020年。一気に平等なスタートラインに立たされた不思議な出来事だった、新型コロナウイルスの発生。

自然の驚異は、とどまることを知らず、まだまだわたし達に迫り続けるだろう。そんな時に「星を読む」という太古の時代からの人間の「知恵」を考えに取り入れるのもありなんだろうな・・・と、何となく腑に落ちた年末だった。

本来、スピチュアルなものにはあまり関心が湧かない、わたしのような人も、今年の運勢を星読みしてみたら?

えっ?

もうやってるよ!

それじゃあ、わたしも「星座/牡羊座・血液型/O型」でしいたけ占いのお世話になろうっと(笑)

※ しいたけ占い・2021年上半期予想・・・https://voguegirl.jp/horoscope/shiitake2021-h1/

最後に。

「風の時代」は、既存の価値観を拭う勇気が試される時代の到来だ。

★2024年1月5日更新 散歩・ウォ―キング・トレッキング~デイリーアウトドアを極める【健康/トレッキング・アウトドア編】

【ブログ新規追加233回】

わたしの趣味は、写真を撮ることと、里山を歩くトレッキング。

春浅い1月は、里山トレッキングの始まりで、山野草ハンターのわたしは、

身体がうずうずしてきている最中。

1月の目指す植物を決めて、どこへ見つけに行くか。関東一円で考えるのが楽しみのひとつ。

年末年始はコロナウィスル感染予防で、食品を近所に買いに行く以外は、一切出かけなかった。

しかし、休み最終日の昨日は、身体を動かすこと、歩きはじめをしようと、車で30分圏内の里山へ出向いた。まず、西側をぐるっと一回り歩く。次に南側をもう一回り歩く。

風も少なく、里山頂上での軽いウォ―キングは、昼頃の温かい気候の中で、心底気持ちのいいものだ。

さて、なぜ、歩くのか?それは、第一に「健康維持のため」であり、歩くことで「四季折々の自然に出会えること」が楽しいからだ。

そんな、散歩やウォ―キング・小さな山へのトレッキングを趣味にするようになって気をつけていることを書いてみよう。

                  ☆彡

● まず、散歩を極める~通り過ぎていた自然の景色に幸せは溢れている

わたしの大好きな、アウトドアのひとつが散歩。所要時間10分~30分、半径800mから1㌔の軽いウォ―キングだ。

たとえば、電車での仕事には駅までをウォ―キング。自粛中には、この半径1㌔の散歩&ウォ―キングで随分、身体も気分も救われた。

近所の都立公園を散歩する楽しみは、植物に付けられているプレートを読むことや、鳥の名前を覚えること。

四季の変化と繋がって行くと、公園の木々や植物たちと、顔見知りになってゆくのが嬉しい。

たった30分でも、金木犀の香りにその存在を知り、タンポポの綿毛が「こっちへおいでよ」と誘ってくれる散歩の楽しいことったらない。

                ☆彡

● 体力がなくても、気軽にトレッキング~エンジョイの精神で自然と共生する

年々、体力の衰えをひしひしと感じている。ただ、それを嘆いたり悲観したりはしない。

トレッキングであれば、頂上を目指さない「walkingtrail」をする方針で、この数年は山岳ではない、里山で歩く楽しみを満喫してきた。

無理は無謀なだけ。体力が足りないのなら、トレッキング時には、持ち物を最低限まで減らし、山道を身軽にハイクする「ウルトラライト・ハイク」とかも、ちょっとだけ取り入れている。

例えば、歩く時間とコースで持ち物を究極まで減らす。

わたしの場合はバッグやリュックは持たず、腰を冷やさない長さのコートのポケットに、スマホ、メガネ、ミニタオル、小銭、を入れる。あとは、カメラは首から下げて。これだけで、4~5㌔ぐらいのwalkingtrailに行く装備だ。

何も持たないと自由度が非常に高く、心底歩くことに集中できるのが最高にいい。

また、服装の工夫は、超軽量なダウン、インナー、タイツ、ネックマフラー、手袋、レギンスなど、薄くて温かいものばかりにしている。

疲労回復には、高機能の着圧タイツとかも履いているけど、仕事にも使って腰を守るようにしいる。

しかも、トレッキング時だけでなく家でもまったく同じにして身体を冷やさないようにするのが一番大事。寝袋やダウンなども寒い家の中では大活躍よ(笑)

                ☆彡

● 楽しく歩くために必要な栄養素を事前に摂る

別にサプリメントおたくじゃないのだけれど、歩く趣味を持つようになってからは、積極的に筋肉疲労や全身疲労に効くサプリメントや肉、魚、野菜を良く摂るようになった。

数年前から、夜、布団に入る時に「メリメリ・・・」っと、骨がきしむような感覚があり、怖くてすぐに骨密度を調べてもらったが、その時は、まだ大丈夫な状態だった。

ただ、数年に一回発症するギックリ腰や、背中の痛みなど、養生する箇所がどんどん増えていくのが現実。

そのことがきっかけで、肉・魚・野菜の養分をしっかりと身体に取り込むのに注力しはじめた。

何事も兆しをつかむのが大事だね。

~自然とつながって、心豊かに暮らそう~

文章論10本勝負 第10回~2021年に挑戦することを決めた【紙上講座⑩・来年への展望】

【ブログ新規追加231回】

文章論10本勝負も今日で終了。10本に文章にまつわる様々な気づきを詰め込んでみた。

しかしながら、わたしの頭の中では、「次は何処へ行こう?」このことばかり考えていた。

WordPressを習得して、Googleアドセンスも取得し、ブログの収益化を果たすことができた2020年。

あとは、成長路線に載せるだけだ。

わたしにとっては、WEB上で文章を基軸に「仕事を作る」のが、一番やりたいことなのだとわかった。

で、色々と模索中であるが、「kindle作家」として、年に数回のセルフ出版を果たそうと考えている。

やりやいことをしっかりと捉えてやりがいに昇華し、あわよくば仕事になるよう執筆環境を整えようと考えた。

※ 電子書籍と電子出版全般の詳細は、「文章論10本勝負 第六回」で取り上げた。ここに記事を添付する。

わたしの強みは、「一度決めたらよほどのことが無い限りやり通す」という習性だ。そこを重視してこの案件に集中してみたいと思い立った。

kindle出版の一冊目の審査が通り、無事出版となったら、ブログのお知らせで発表する予定。

まだ、構成も内容もまったく絞り込んではいない。

頭に汗をかく毎日を手に入れるのが、目下の目標なのだ。

                ☆彡

2020年のことを、どうこう言うつもりもない。ただ、まだまだコロナの終息には時間がかかりそうだ。

先行きが見えないのなら、自分の先行きぐらいはしっかり決めておこう。

【お知らせ】

ブログ読者の皆様、常々本当に感謝しております。

今後の予定ですが、12月31日~1月3日まで、ブログはお休みとなります。

2021年1月4日より投稿を始めます。

また、明年もどうぞ、お付き合いください。

2020年12月30日    Miiko