★2024年11月20日更新 無駄とだと言われてもやり通す~そこに無限の泉があるから【暮らし・文化雑感】

【ブログ新規追加191回】

すごい朝焼けの今朝6時、これまた素晴らしい記事の紹介をする。

90歳で博士号、尽きぬ探究心 神大大学院で横浜の建築士;神奈川大学/カナコロニュースより。

【記事概要】

● 仕事と両立 がん闘病も経て

兼子学長(右)から学位記を手渡される白井さん=神奈川大学

 横浜市神奈川区に住む白井正子さん(90)が9月末、神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科で博士の学位を取得した。

一級建築士として長年、設計の仕事を手掛ける中で、重要文化財の背景にある人々の営みや歴史に興味を抱き、73歳で同大学院に入学。病気やコロナ禍などを乗り越え、350ページに及ぶ博士論文を書き上げた。

「学びたい気持ちは尽きない」。卒寿を迎えてなお探究心を失わないその胸の奥には、「論文を本にしたい」という新たな目標が掲げられている。(カナコロニュースからの抜粋)

                  ★

なんと、御年齢90歳の女性が建築の世界で博士号取得と。

この人の前では、年齢も病気も苦難も「よし!きたきた!全部力にするぞ!」みたいなものじゃないか?と感じた。

本当にすごいし、素晴らしいお手本を見つけた気持ち。

記事を読み込む中で、ふっと、湧き出てきたことがあった。それは、「この人の強さってなんだろう?」って。

文中には、「やりたいことをやろう!」と決意してはじめた歴史的建造物の研究。

たしかに一級建築士の資格を持つそれ自体が大変な勉強を重ねられたのだろうが、建築事務所を持ち、強面の男性をまとめながらの現場監督・・・筆舌を尽くせぬ日々だったであろう。

その中で、彼女を支えた一点は、「国内の歴史ある建物の研究」だった。そのひとつがあったから、これまで頑張ってこれたのだと。

すきなこと、本当にやりたいことを見つけて、そこに邁進するまでにどれだけの時間を費やしたんだろう?無駄や無理もたくさん重ねてきたんだろうな。

彼女の中では、きっと人生ってこんな感じなのではないか?と思い描いてみた。

● 無駄なことの積み重ねが強さを作る

私が思うに人生には「無駄なことに全力を使う」これこそが大事で、底力がつく根拠だと考える。

そんな無駄なことをやって何になる!?」と、他人の比類なき声はスル―して、無駄なことの積み重ねを続けるのだ。

例えば、わたしのブログとか(笑)稼ぐことに躍起になっていない、ごく自然体で毎日、楽しく雑感めいた文章を書き綴っている。

他人から見れば、「稼げないブログに価値はない!」と、見向きもしないだろうとよく思うけれど。

でも、続けていると、ある日ある時、突然の不測の事態に陥ってもカバーできる強靭さを自然に持つことができそうだと考えている。

わたしは、これまで効率の良さばかりを求めて色々なものを切り捨ててきた。だから、いざ必要なときにまた取り戻すところから始めなければならない。

それでは、かえって非効率だとやっと気がついた。

そもそも、無駄かどうかは人様に決めてもらうことじゃないし、知的好奇心を満たすことに関して無駄かどうかは己が判断する領域だ。

教養とは、すなわち、今すぐには役に立たない知識の泉

しかし、身につけておくと、いざ必要なときにすぐ取り出すことができ、役に立つことがある。

人生とは、少しの運とたゆまぬ努力で切り開いていくものなのだ。

たとえ、教養を身につける時間的余裕がなくても。世の中のスピードが速すぎてそれを待ってくれなくても、継続という努力をする。

こんなことを考えながら毎日、ブログを書き続けている。

無駄な教養の泉を持てば、表現したいことが列をなして現れる

つい最近、来年やりたいことが見つかった。今はそれの調査中。これも無駄かもしれない。

う~ん、楽しみ♪

ボジョレー解禁!美味しく飲むために~きのこ料理とチーズやスープをお供に/きのこスープレシピあり【暮らし・ボジョレーヌーヴォー2020】

【ブログ新規追加190回】

今朝、急いで買ってきた、ボジョレー・ヌーヴォー2020

コロナの影響だろう。店頭では例年より品数も種類も激減していた。

わたしは、大のワイン好きだが、実はボジョレーはちょっと苦手。

なぜなら熟成していない葡萄のジュースだから薄い。

フランス産ボルドーのどっしりとした深い赤、スペイン産の太陽を思わせる赤、若い頃を懐かしむイタリア産のミディアムなキャンティなど、それと、カリフォルニアワイン協会会員のわたしがもっともおススメする、ナパバレー産の赤。揚げれば好きな品種は切りがないほど。

赤一択だけどね(笑)

それでも、11月19日だけは、この新人に席を譲る。

でもね。一番お安いので充分(写真のヌーボーは税込み1000円)

今日は、オンライン会議が終わり次第、お祭り気分で頂く予定。あ~楽しみ♪

ポルチーニ茸のチーズ

● ボジョレー・ヌーヴォーとは~歴史と独自の製法

ボジョレー ヌーヴォーとは、フランス・ボジョレー地区でその年に収穫したぶどうを醸造した新酒ワインだ。

ボジョレーは、フランス・パリの東南に位置するブルゴーニュ地方の南部、美食の町リヨンからは北部に広がる地区。なだらかな丘陵地帯。

その名は、「美しい高台」を意味するボージュBeaujeuに由来している。

ぶどう畑は起伏に富んだ丘の東から南斜面に位置するため、標高が高い割に気候は温暖で日当たりもよく、上質なワインづくりに適している。

花崗岩質、石灰粘土層の土壌で、黒ぶどう「ガメ種」との相性が非常によい土地なのだ。

この地では白ワインやロゼワインもつくられているが、ほとんどがガメ種からつくられる赤ワインがかりだそう。

ボジョレー ヌーヴォーとしては白ワインは認められていない

またワインのつくりかたも他の地区のワインとは圧倒的な違いがある。

通常は、発酵の前にぶどうを破砕するのだが、ここでは収穫したぶどうの房を、そのままタンクにいれて発酵させる。

こうすることで、ぶどうの重さでぶどうが潰れ果汁が流れ出て自然に発酵が始まり、タンクの中に炭酸ガスが充満しはじめる。

そして、ぶどうの実の内部でさまざまな成分が生成され独特の風味が生まれるのだ。

収穫されたばかりのぶどうでできたボジョレーヌーヴォーは、渋みが少なく、フレッシュでフルーティな味わいになる。

一口飲めばきっと、寝かせたワインとはまた違った魅力に気付くはずだ。

● 赤ワインのためのきのこ料

料理小説からの抜粋。簡単で上品なきのこのクリームスープ。

きのこ類の軽いクリームスープ エリタージュ風

【つくり方】
 マッシュルームとセージをバターで炒め、ゆっくりと煮だして濾したものに、生クリームを加えて火にかけ塩で味つけをし、再び濾してスープを作る。

さらに別に炒めておいたジロル、しめじ、トリュフなどのきのこ類をパイで包み、オーブンで焼いた物を加える。

パイ皮を割るとプーンときのこの香りが口いっぱいに広がる

  料理小説「はじめての夜 二度目の夜 最後の夜」 村上龍・著(集英社)

自己投資にこだわる理由~一生、興味津々で楽しく生きたいから勉強する【暮らし・自己投資術】

【ブログ新規追加188回】

11月も中旬を過ぎると、書店店頭では年々早まっている来年用手帳&カレンダーなどの売り場は少しずつ縮小されていく。

空いたスペースはクリスマス&年末年始の書籍フェアに使うため。そういった書籍の中で目立つのは、やはりお金関係の本だ。

 どうやって仕事や人生で成功を収めて富豪になるか?と言う単純明快な内容のものから、本物の自己投資を実現する習慣、様々な投資法を説く書籍など。

お金のクセを見つけて、人と比べるのではなく自分のモノサシで幸福度を測るやり方など、それは、100人の著者がいれば皆それぞれ違う観点で執筆された書籍のオンパレードになっている。

思うに今の時代は、ネット社会であらゆる情報が多量(無数)に流れては消えていく状態。過日、流行った、24時間で消えるSNSとか。

流行った要因は、写真以外の文字投稿の場合「ストレス解消」の一言だ。おかしなことを書いてしまっても、消えるのだから大丈夫だという考え方。

わたしは、そこまでしてSNSを吐き出すツールだとは思っていないから、消えれば何でもありとか怖い発想だとしか思えない。

さて、自己投資の話に戻る。

● 本当の自己投資に結び付けることがらとは?

今、「これさえあれば一生安心だ!」というものがなくなりつつある。

つい数十年前までは、学歴や大企業というものが圧倒的な幅を利かせていた。

しかし、今は高学歴で無職やフリーター、大企業であっても倒産する時代・・・。

というわけで、もはや、お金は将来への自分への投資に使うのが一番なんじゃないか?と、考える。

ここで我が家の話をすこし。一人息子は、大学受験時に本人から「学費は全額奨学金で賄う」と決め入試にトライし自宅から通える大学へ入学した。

家計への負担軽減というだけではなく、早くから自立したくて仕方がなかったのだと。

本人の気持ちからそうした。現在は会社員として単身で暮らしている身。結婚などにはまだまだ、目もくれず仕事に邁進中だ。

そんなワケで教育費という枠がかなり軽減された我が家で、その当時、わたし達夫婦が何に自己投資したか?

2年間は、夫が東京都の援助を受けてとある大学院に通ったがこれは有難くも無償だった。

その後はお互いの仕事の負債を埋めるための資金に変わっていった。

いくつになっても、機会があれば学習機関へ戻り勉強をする。自己投資だと考えて時間とお金を費やすまさに先行投資を続ける。

そうすれば、次の視野が必ず開けるものだと考えている。

● 自己投資は見えない未来への道すじ

そうこうするうちに、3年目にわたしの大病をきっかけに、まずわたしのすべての収入がストップした。

夫もわたしの介護をするために会社を早期退職、慣れない自営に変わらざるをえなかった。

とにかく、持っている資産はすべて生きるための資金にあっという間に早変わりした。

この後からは、大変な状況にかまけて自己投資する余裕すら無くなっていったのである。

考えるに本気で将来の自分のためになり、後に回収できるような「自己投資」をする気があるかどうかが大事な観点だった。

意識的に収入の5%を自己投資に充てるなどの明確な割り当てを決めた上で、何をやるか?など自己分析をしっかりと詰めておくべきだった。

この先行きを見据える視点は本当に重要。

せっかくやったのに、投資じゃなく浪費になってしまい、道半ばで挫折してしまった・・・というふうにはなりたくないものだ。

自己投資には夢や希望がある。お金をかけてもいいし、かけなくてもいい。
人生は勇気さえあれば、本人次第で、いつでもどういう形でもまき直せる。

一生涯、勉強を積み重ねて、自分で自分にあっぱれ!と言ってやりたい(笑)

● 最後に

デザイナーの佐藤可士和氏の書籍を紹介する。

日々、様々な角度からデザインを考える。氏の博報堂入社時での会話から。

~博報堂に入社してすぐ、自分のデザインを営業に見せた。

可士和氏「かっこいいでしょう?」

博報堂営業部「どこが?」

可士和氏「なんでわかんないんだ?!」

ここで、デザイナーは「デザイン」だけでなく「言葉」を補うことが必要なんだと、その時はじめて理解した。~「1冊まるごと佐藤可士和」 Pen編集部 (阪急コミュニケーションズ) より

         

★2024年11月15日更新 文体が好きだから読む~もはや好きな文体がみつかったら文章とかどうでもいいのかも  【紙上講座・文体論】

【ブログ新規追加186回】

旅先でなぜか、文体のことをずっと考えていた。

わたしは、片岡義男氏や村上龍氏の作品の大ファンである。もう30年以上も。

それでも、そういった作品たちを肌身離さず読み続けてきたか?といえばそんなことはない。

だって、人の好みは日々移り変わるもの。無数に存在する作家の文体にたくさん触れて、好みの文体を見つけていくことは、わたしの一生をかけてのささやかなライフワークなのだ。

 文体とは

文章の様式。和文体、漢文体、あるいは書簡体など

筆者の個性的特色が見られる、文章のスタイル

と。

また、文体とは、文章を書くスタイルのことで、物語であれば主人公や作者の着眼点によって差が出てくるものだといえる。

この簡単な説明で文体のすべてを語れるわけではないが、要するに、個性的な文体を持つ作家なり書き手を見つけるのが、読者の最大の楽しみであるのは間違いないだろう。

ここで、「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」村上春樹(著)新潮文庫 からの一節を取り出してみよう。

~旅行というのはいいものだなと思う。

人の心の中にしか残らないもの、

だからこそ何よりも貴重なものを、

旅は僕らに与えてくれる。

その時は気づかなくても、

あとでそれを知ることになるものを。

もしそうでなかったら、

いったい誰が旅行なんかするだろう?~

村上春樹

わたしは、この数年、村上春樹氏のエッセイをかなり読み込んできた。それは、独特な乾いたというか、ストレートな表現がピタっと心に刺さったから。

無駄のないストレートでクリーンな文体。「僕ら」と言い切ることで、仲間、共有を図る憎い表現のしかたなど。

あらためて、独自の文体を持てる書き手の幸せを共有する、いうなれば、読み手=こちら側の幸せ感を村上春樹氏の作品が与えてくれた。

これこそが、「旅」であり「貴重な体験」だろう。

どうぞ、お好きな文体を見つけてみて。

きっと幸せ感が倍増するから。

毎年の定番を用意するのはもうやめる~わたしのお気に入りを刷新する話   【暮らし・脱定番】

【ブログ新規追加182回】

11月に入って、もうスーパーで鏡餅を売っているのを見て、何だか早すぎる!と思った。

お歳暮やクリスマスケーキやおせちの案内がされているフロアで、ボジョレー・ヌーヴォーの予約もやっている。せっかくの季節の行事を1つ1つ楽しむことがしにくいなあ〜と。

ちょっとした風情とゆったりとした時間の感覚がほしいとつくづく感じる。

                  ★  

クリスマス前のシーズンには、秋の楽しみの1つとして「キャンドルを灯す」という習慣を今までしてきた。

前回の引っ越し時、新しいキャンドルを2つ購入した。

1つはベリーの香りがすてきなピンクのエッフェル塔型のキャンドル風ライト、これは12月に入ったら毎日夕方に灯して、癒やしの香りを楽しみながら家事をするために使いたい。

もうひとつは石鹸の香りがフレッシュなキャンドルだ。多分新年を迎える用意をしながら、今年をしんみりと振り返る時に灯そうかしら。

日々の暮らしの中にお気に入りの映画と灯火を添える光の演出で、何でもない空間が特別なものに見える。

刻々と変化するキャンドルの光を見ていると、心が平らかになったような気持ちが広がり、とても素敵な瞬間だ。

                 ★

と、書いていてふっと頭をよぎったのが、もうさ、「お気に入り」とかいうセンチな表現はやめようと。

なぜ、そんな風に思うのか、それはある年代以上になってくると、自分の体と心、特に気持ちを上げ調子にもっていき愉しむことが大事だけれど、意外なほど難儀だとも感じる。

要するに、これまで幾度か書いてきたが、小さな感激や感動を「豊富な経験」が邪魔をするのだ。つまらないとね。

休みの日に今の自分をもっと上げ調にするためのポイントをノートにメモしてみたら、その数なんと77もあった!

ちょっと、ここにリストアップしてみると。

”1日に1回、「単純記憶力」を鍛えよう”

“太陽の高さや風向きを気にしながら歩く”

“かつお節をなんにでもトッピングする”

・・・なんて生活全般やったほうが良いと思うことをたくさん書き出してみて、いままでは、どんどんやっていくよう仕込んできたのだ。

きっと、飽きずに毎年やっている自作のお気に入りの習慣は、もう飽きたんだろう。

簡単なやりやすいものごとだけをどんなにこなしても満足には至らない。

わざわざ忙しい11月にスタートするのが良い!と思う何かを探して行こう。

張りのある毎日を送るキーワードは「刷新」だ。

さあ、新しい観点の新しい習慣を見出す11月。

※ 最後に

暮らしの手帖・編集長 / 松浦 弥太郎氏のことばより

 文章を書くのにコツはあるかと訊かれたら、どう答えたらいいかと、ふと考えてみました。

素材を生かしたり方法を考えたりと、文章を書くことは料理をすることに実に似ています。

文章は面白くなければいけない。

料理はおいしくなければいけない。

やっぱり似ています。そして愛情も必要というところも。                             松浦 弥太郎氏 くらしの手帖より

★2024年11月8日更新 毎日2時間ブログに向き合う~自分に与えるギフトの時間/呼吸をするように書く 【紙上講座・ブログ進化論】

【ブログ新規追加180回】

● 毎日書くのは楽しみであり、負担は一切ない

わたしにとってブログを書く2時間は、あきらかに自分への投資時間であり、自分へのギフト以外の何ものでもない。

慌ただしく、平凡な毎日。その中でも日々進化を続ける気持ちや想いを文字にして残す。

本当に素晴らしい意義深い時間だ。

己の感情を言語化する→思考の組み立て訓練になる。 また、言語化したことで、後々に振り返りができるのがいい。

これは、自分の消えない財産だと考えるようになった。

もう、目の前の幸せを追うだけじゃ飽き足らなくなっていた時、出会ったブログ。ここでは、自由に表現し続ける行為と深い思考そのものがささやかな財産になってきた。

日和見でもなく、過度に表現に悩むのでもなく、奔放に書きたいことを綴り続けるだけで、無上の喜びが得られる。

毎日更新する・・・これがまったく負担にならない。待ち遠しいぐらい(笑)

成功の秘訣は、思考をグルっと変えることができたからに他ならない。

それは、毎日、自分へ時間のプレゼントするというように思考を変換させた。

毎日更新の副産物は、思考の深堀りが容易になってきたところかしら。毎日書くといっても自分という人間の数%しか切り出せないもの。

その数%を言語化できたら、次の場面が必ず待っていてくれる。要するにネタ不足の心配などまったくない。

書けば、書くほど、書きたいことが溢れるのだ。

この、無限ループにハマってしまったので、わたしはブログ一本で、どこまででも行ける気さえしている。

以前のブログに「365日書く」という記事をあげているが、たとえ365日続けたとしても、その先、ずっと書き続けていくだろう。

365日書く」→リンク先http://miikostyle.blog.jp/archives/22235548.html

● 「いますぐ書けの文章法」を続けて今がある

いますぐ書けの文章法」堀井憲一郎・著(ちくま新書

【書籍概要】箇条書きにしてみた。

プロにとっては文章は「道具」でしかない。

アマチュアにとっては「個性が現れる表現方法」だ。

「漢字を減らせ」

「すぐ改行しろ」

自己表現したい人は文章書きにはなれない。

文章を書くことは、自分を〝さらす〟ことだ。

※ わたしは、この書籍から学んだ「漢字をへらせ」「すぐ改行しろ」を実践中。

● まとめ

毎日2時間を自分に与える→たかが2時間、されど2時間だ。

周辺のいろいろを手際よくこなして、時間を捻出する。これが、ただ、忙しい!だけでない充実した生き方に移行した。

目に見えるものも大事だし、大好きだけれど、目に見えない時間を最優先して生きることを選んだら、確実に人生が変わった。

誰も見ていないところで、じっくり積み重ねていけるのがブログの魅力。

これが、財産となって残って行くんだ。

嬉しいし、楽しい毎日。

立冬から生活美人を目指して~今年のやり残しをやりきろう!【暮らし・冬が来る前の雑感】

【ブログ新規追加179回】

11月7日は立冬。

この日を境に一気に冬へ気候が変わるのだそうだ。ココアが売れ始めるのもうなずける。

そこで、今年一年の目標ややり残した事柄の収束など、来年への希望と期待を込めて書いてみようと思う。

● 一年の終わりを11月にしている理由

わたしの生活全般の切り替え時期は11月。ここで、今年一年の総まとめを行う。

総まとめの内容。

①家計・・・仕事の収入や来年の展望などを思い描き、ざっくりと翌年一年でかかるお金を見通す。

②人脈・・・人の動きに応じて、住所や連絡先の書き直し、追加など。今ではあまり年賀状も書かなくなったから、気をつけておかないと消失しかねない記録などの更新。

③自己研鑽・・・読んだ本の記録はしてはいないが、来年一年間を費やして学ぶ内容の選定。ここが一番楽しいかも。

12月に入ると、師走のせいか、どこか気持ちが落ち着かない。だからこそ、秋と冬のスキマにこんな自分自身の生活一切を取りまとめておく期間が実に大事なのだ。

毎年の恒例にしているのも、わたしの性格というか習性からきている。

根っから落ち着きがなく、常に新しい事や面白そうな事、珍しい事などにアンテナを張って生きてきた。

取りまとめが大好きで、どんどんやって行くうちに、年末が前倒しになったってわけ。

しかし、悲しいかな、年齢を重ねるうちに、かなりの経験そのものが、自分を諭してしまう。

「もうね、無理はしないの」とか。

「誰とも張り合わないの」など。

50代特有の言い訳がつい、口からこぼれそうになる。

それでも、「えいや!」と、元気を出して、やることリストを作り、どんどん手をつけてやって行きたいのだ。

そうでないと、興味を引く事柄が少なくなり、人との出会いもマンネリしてくるかな~と、感じている。

要は、今までの自分から「脱皮」するための11月なのだ。

● 本物のニューノーマルを目指すのが来年の目標

コロナ禍の中、ニューノーマルを真剣に捉えて、思考も行動も真っ先に変化させよう。

きっともう、今までのやり方や生き方には戻れないし、戻らない。

戻るなんて、自分が飽きてしまって、つまらなく感じてしまうのがわかっているから。

素敵な事や美味しい物、美しい景色などは、ほんの少しあればいいんだ」と、いつも思う。

まだ見ぬ景色は、自分が奇跡を掴んだ時に見えるものだろう。

そして、奇跡はお金で買えない経験。

いっそ、脱皮するために、全部捨てるのはどうか??_などと考えてもみた。

いいや、捨てるのではなく、取捨選択を研ぎ澄ますのだ。

何でも前向きに「やる事」には大きな意味や希望があり、そこに向かって集中しなければ何事も成就しない。

反対に「捨てる事」にはそれ相応のリスクがあり傷を伴うけど、いつでも容易く捨て去るのが可能だ。

とすると、できる限り自分で選び取った生活や家族、仕事、友達を大切にして、時には支援を受けたりするのも許容せねば、「奇跡」など絶対に起きない。

こう一人納得している。そこで生活美人のポイントは、

今ある材料で組み合わせるのが正解~と、こんな風に考えをまとめた。

やっぱり未来が美しくなるヒントって、生活の現場にしかないのだろう。

わたしの住む街では、11月15日「コロナ終息を願う花火」が2回打ち上げられる。なんてベストなタイミング!

この日までにやり残しをやり切り、次の年への展望を描きながら夜空を見上げて、花火に酔いしれたいと願う。


11月から12月。卒業も入学もない平凡な日々に喝! を入れたいと思いちょっと語ってみた。

冬が来る前にね。

巣ごもり食品と家のご馳走雑穀ご飯~デトックスを兼ねられるご飯&パンの話    【健康・雑穀とは】

【ブログ新規投稿178回】

新型コロナウイルス感染防止にともない、外出を控える動きは当分まだまだ続く。仕事中に寄るコンビニにも「巣ごもり食品」?だと思える商品が増えてきた感じがしている。

また、単なる巣ごもり需要ではなく、在宅勤務で鈍った身体を気遣うかのような、糖質を従来より50%も軽減したロカボドーナツや糖質制限パンなどを見つけた。

写真は巣ごもり食品 くるみ雑穀パン

コロナ禍になって、くだんのビジネスマンもみな健康志向になっているんだそう。タバコを辞めた、ウオーキングをしている、パンやご飯を減らしているなど。

かえってコロナがわたし達の健康志向を引き上げたのだろう。

● 年末にかけて腸の汚れをデトックスしよう

11月に入って、公私ともども多少時間がとれるようになってきたら、とたんに思い出したように体の調子が悪くなった。

腸の具合が???で、どうも前からだが腸の動きが悪いらしく、昨日はあまりにもおなかが痛かったので雑穀米で対処した。

どうやらデトックスの必要があるようだ。

どうにか早く治したいところなので、腸をきれいにする食べ物が必要であるなと考え、雑穀に注目してみた。

写真は話題のスーパーフードを詰め込んだ雑穀米

これが、わたしの腸活ご飯。

入っているのはこちら→大麦・もちきび・あわ・ひえ・アマランサス・キヌア・黒米・赤米・はと麦・発砲玄米・黒ゴマ・白ゴマ・とうもろこし・たかきび・黒豆

● もち麦の美味しさ、満足感でダイエットも叶う~理想の主食

食べながらダイエットしたい!食べながら身体に負担のかかる糖質を制限したい・・・など、日々の食べ方や食生活はなんて、深くて重いんだろうと、よく考える。

それは、ひとりひとり皆、摂りたい食材が違うことや、我が家のように長期に渡る食事療法を続けている家庭などでは、「食べる=生きる」に繋がる重要なミッションなのだ。

それでも、食べ物の魅力には敵わない。どうせなら食事療法であっても美味しく食べたいし、制限中の糖質は「最高のご馳走」として、たまに食べる日を設けるなどして楽しむ食生活を送りたい。

しかし、ダイエット中に「ご飯食べたい!」という衝動にかられることも多い。そういった場合はたいがい白米の摂取が多かったのでは?と振り返るようにしている。

健康面にも気をつけながらダイエットをしたい! という場合には話題の「もち麦」をすぐに取り入れて切り替えてきた。

もち麦入りのおにぎりは、おにぎりひとつでレタス一個分の食物繊維が摂取出来るのも人気の1つだ。

食物繊維を取りながら、見た目もプチプチや大豆などカラフルで、もちもちとした甘みのあるご飯は、本当にご馳走そのもの。

● もち麦のダイエット効果

写真はもち麦パン

もち麦は大麦の一種で、米にうるち米(普段食べている米)と、もち米があるように、大麦にも「うるち麦」と粘りのある「もち性の麦」がある。もち麦は後者のことを指す。

名前の通り、普通の大麦よりもっちりとした食感と、100グラムあたり10グラム以上もの食物繊維を含んでいるのが特徴。

白米の食物繊維は100グラムあたり0.5グラムなので、なんと約20倍もの量が含まれていることになる。

そのため、ダイエット中に気になりがちな血糖値の上昇は白米の半分程となっている。

● もち麦のダイエット成分

そして、最も注目すべきもち麦のダイエット成分は、もち麦の食物繊維の大部分を占めている「β(ベータ)-グルカン」という水溶性食物繊維だ。

この成分はキノコや酵母にも含まれ、同じ大麦ならうるち麦よりもち麦のほうがより多く含まれている。

β-グルカンは、胃や腸の中で他の食べ物と混ざり合い、脂質や糖質の消化吸収を抑えるはたらきを持っているといわれている。

食後の血糖値抑制効果のほか、悪玉コレステロールを減らしながらも善玉コレステロールを減らさないという特徴も併せ持っている。また、腸内環境を整える作用あり。

いいところづくしのもち麦!

 どうぞ、きれいな腸の習慣をもち麦で果たしてみて!


★2024年11月5日更新 オーケストラを5倍楽しむ方法~ニュースタイルの演奏会/鑑賞報告 【暮らし・音楽】

【ブログ新規追加177回】

11月3日、1年ぶりにコンサートホールでの演奏会を鑑賞した。

舞台の様子が今までとはまったくといっていいほど違う。それは、演奏者の譜面台数の多さだ。今まででは、たいがい二人で一本の譜面台を使う。

それには、理由があって、二人で片方の演奏者が譜面をめくる役目があるからだ。

しかし、今回は各自一本の譜面台を持ち、それぞれが約Ⅰm 離れての演奏。果たして音のまとまりはどうなるのだろう?

お互いの呼吸や間合いなど、距離についての試行錯誤が見て取れる配置だった。

結果オーライ。

楽団員がより互いを意識し、オーケストラという演奏形態を存分に楽しんでいたことが音からも、ステージからも溢れていた。

● 指揮者は時間を彫刻する ~指揮者;佐渡 裕氏「棒を振る人生」より

 クラシック音楽は芸術と呼ばれる。
確かに素晴らしい作品はあり、神々しい演奏はある。

しかし音楽だからといって、それがすなわち芸術だとは限らない。

例えばイチローがとても難しいボールを高度な技術で打ち返したとき、人はそれを「芸術的なバッティング」と呼ぶ。

普通の人間にはできない技をとても美しい流れで見せた瞬間、それは「芸術」と呼ばれる。

しかし、僕は自分を芸術家だと思ったことはない。

それは周りが与えてくれる称号のようなものであり、僕自身は自分のことを 「音楽を扱う職人」 だと思っている。

楽譜という設計図をもとに、なかなか思いどうりにはならないヴァイオリンやフルートの専門家たちを動かして、地道に音を組み立てていく。

その作業はむしろ現場監督の仕事に近い。
                       佐渡 裕

わたしは、もうずいぶんと長い間、楽器を演奏することから離れている。しかし、佐渡氏の「棒を振る人生」を再読して、考えが一変したのだ。

そうか。

芸術というよりは、職人なんだと。それなら、大曲が一曲きっちり弾けなくとも、誰に聞かせなくともいいのだと解釈した。

なまじ、プロで演奏してきた・・・という自負がかえって、音楽への高い壁となっていたんだと気づく。

これからは、興味のある作曲家の解析したい曲を分析していこう。これをライフワークにしたくなった。(実は得意分野)

分析をじっくりやって、作曲家の曲の構成や思いを知り、独断で演奏を続ける。

もはや自由研究の域だ。これで、演奏家の端くれの活動になるね。

とても嬉しい。

早速、曲の分析からはじめよう。わくわくの愉しみがひとつ増えた。

● オーケストラを5倍楽しむ方法

以前は週末電車に乗ると、楽器を抱えた人をよく目にしたものだ。

もしかしたらその多くは、アマチュア・オーケストラの団員だったのかもしれない。

現在、公共施設の充実に伴い日本には市民や学生のアマオケが多くできており、東京地域だけで約400団体、全国では1000団体を超えているそうだ。

昔はチケットを購入し、都内の有名ホールで聴く演奏会ばかりだったが、ここ10年ぐらいの間にアマチュア・オーケストラに所属する人が増えて、プロ顔負けの演奏会が多数、各地域のホールで開催されている。

しかも、そのほとんどが無料である。

私も今では、有料、無料にかかわらず、聞きたいものがあれば行ける範囲で行くようにしている。

プロとアマの違いは簡単に言うと、そのことで食べていけるかどうかだけである。

アマオケの団員募集を見ると楽器を習い初めて2〜3年、週末に練習参加できることなど、ハードルの比較的低い募集が多い。

このところ、演奏する機会も鑑賞する機会も格段に増え身近になった音楽を、生活の充実のために使わない手はないだろうと思うのである。

※ 昔、ブラスバンド部や軽音楽部などに所属していた人ならば、こういった楽団では常時、メンバーを募集している。

プロの指揮者、歌い手、弾き手と共に一曲を作り上げる醍醐味が得らえる。副産物としての友達や教養、音楽の知識など。

● オーケストラを5倍楽しむ~わたしの方法

ここで、私なりの「オケを5倍楽しむ方法」を書いてみよう。
1,ホールを楽しむ
  このところ建て替えなどで新しくなったホールや劇場に出かけることで
  非日常の雰囲気を味わう。
2,クラシック音楽の曲自体に焦点を当てる
  好きな曲の譜面にかかれた記号を、いかにオーケストラという集団で
  音にしているかという場面を堪能する。
3,楽器の美しさを楽しむ
  約、15種類の楽器を一同に目にすることができる。
4,ステージ衣装も必見
  ソロを務める女性のドレスやソワレなどを楽しむ。
5,指揮者の音楽性を読み取る
  音の組合せや仕上げ方の妙、指揮の個性、解釈や盛り上げ方を読む。

● 次にオーケストラの構成例を示しておく。


 弦楽器
   第一ヴァイオリン(8人)、第二ヴァイオリン(7人)、ヴィオラ(3人)、
   チェロ(5人)、コントラバス(3人)
 管楽器
   フルート(3人)、オーボエ(3人)、クラリネット(3人)、ファゴット(2人)、
   コントラファゴット(1人)、ホルン(4人)、トランペット(2人)、
   チューバ(1人)、  トロンボーン(4人)
 打楽器
   パーカッション(1人)
に全体のコントローラが加わる。
   コンサートマスター or ミストレス(1人)、+指揮者 合計52人
———————————————————————————————–
ベートーベンの交響曲第9番(合唱)などだとさらに舞台に上がる人が増える。構成をこうして改めてみると、曲全体をまとめる指揮者の力は計り知れないものと感じる。

 ● 最後に

さすがにアマオケといっても、指揮者は全体の指導と仕上げを兼ねるため、指揮者がアマチュアである楽団はほぼない。

常任を雇っているところや契約で数名が代わるがわる演奏会を支えるという具合だ。普段はよく知られている交響楽団に所属しているプロが多く、演奏のクオリティはある程度保たれているようだ。

私はピアノ専門なのでオケに参加の経験がなく、大集団で演奏できるということに憧れをもっている。

邪道かもしれないが、この1〜2年くらい好きなチェロなどのレッスンに通い、音が整ってきたらどこか程よいアマオケに入団して、交響楽団の舞台に立ちたいなどと夢にみている。

コロナの影響で疲れていた心身を、各段にリフレッシュできる ”音楽に触れる時間” を確保してみてはいかが。



火を使わない!材料3品で作る柿ムース~ビタミンを摂るならムースがおすすめ/レシピあり【健康・柿料理】

【ブログ新規追加172回】

ビタミンAビタミンCが豊富 。

どの品種にもペクチン、βカロテンをはじめβ-クリプトキサンチン、ゼアキサンチン、リコピンなどのカロテノイド、ビタミンCを多く含む。

ちなみに、ビタミンCは1個で一日の必要量をほぼまかなえるくらい含んでいる。 疲労回復、かぜの予防、ガン予防、老化防止に効果がある。

先日の奥多摩の帰りに、農家さんから、柿を10個頂いた。「硬くて、甘くない」という。それでも、旬の果物には変わりない。

美味しく、健康的に食べられないかと、調べていたら、材料3品で作る「柿ムース」に出会った。

そこで、今朝は早速、柿ムースを仕込んでみた。火を使わないのでソースやピューレとは違う。しかし、わずかに砂糖を使ったので、デザート感覚になった。

早速レシピを紹介しよう。

[材料]量はあくまで目分量とする

柿・・・ 適量

レモン汁 ・・・数適

砂糖・・・ 甘さに応じて

[作り方]

1、柿を剥き、種がある場合は種をとる。

2、柿をミキサーにかけて攪拌する。このタイミングでレモン汁を入れると色がキレイ。

3、少し残しておいた柿の刻んだものを乗せるといい。

これで出来上がり!パンやクラッカーなどに合うふわふわのムース。

秋は、疲労回復、かぜの予防、ガン予防、老化防止に効果がある柿のムースをぜひ、作ってみて!