★2024年9月16日更新 白馬岳・八方尾根から見る白馬三山【風景・日本百名山②】

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最高のお天気となった、白馬八方尾根登山。

誰が言ったのかな?WEBでは盛んに「白馬でも八方尾根は登山じゃなくて観光だよ」とか、「普通の服と靴で大丈夫」とか。ここは、登山装備(軽登山靴、手袋、ヘッドライト、雨合羽、長袖の服、トレッキングポール、ザック、水、方位計、簡単な食料、帽子、サングラス)が必要な山だ。

初心者向けの山だから・・・そんな話を鵜呑みにして登山にはまさかこないだろうと、高を括っていたら、まさかの「素足にサンダル女子」「ノースリーブワンピ女子」「うっすい靴下にシャワーサンダル男子」とか(驚き!)それが何人もいるんだよ。

あんな薄いサンダルじゃ、リフトの乗り降りでさえ怪我しそう。

もうね。サンダル履きでは、まったく登れない八方尾根の登山道。

上から目線のWEB記事には本当にがっかりする。実際に登ってみて言ってるのだろうけど、急勾配で岩がゴロゴロの道なのよ。

これを一歩、一歩、歩くんだよ。

タイムコースもっと長く取った方が無難。

リフト乗り場で、わたし達は11時に下山し始めた時、登ってきた高齢の男性がやはり高齢の女性軍団を引き連れて、「まだ11時でしょ!大丈夫!時間はたっぷりあるから!」と。

リフトの最終は16時30分。相当急がねばならない。タイムコース通りに行くと往復だいたい3時間弱。

で、11時からでは2時?無理だよ。そんなに早く登れないし下山もできない。とても危険な滑落箇所も多い。(女性はトイレ休憩も長めだということを忘れてはいけない)

初心者向けとか書かれていても、初心者向けでない山がとても多いと感じている。「若くて健脚」でない場合、WEB記事の鵜呑みは絶対にダメだ。

と、冒頭からミスマッチした様子をつらつら書いてしまった。

WEBでブログを公開している身だから、正確さが一番大事だと常々考えている。

盛った話や、無理を承知で危険を冒す登山は絶対にしないし、そういった記事は書かない。

趣味に毛が生えただけのアクティビティだし(笑)

                   ★

八方尾根はピーク(頂上)があるわけでなく延長先に唐松岳(2696m)が控えている。

時間に余裕がある場合は日帰りで唐松岳のピークを目指す猛者もいるが、だいたいは途中で下山するようだ。

もっとすごいのはキャンプ道具を背負い、唐松山荘という山小屋にキャンプを張って翌日登頂を目指す人もいる。女子でも挑戦する人はかなり多い。

しかし、今日はめっちゃいい天気だったが、ガスが濃く雨もかなり降るので安全に登山を楽しむためには慎重にならざるを得ない。

わたし達は夫の心臓疾患があるから、今回も行けるところまででストップしょうと決めていた。(第一ケルンまで)

それでも、朝一番のリフト(8時15分)を2本乗りつぎ、北アルプス・白馬三山を眺められたし、八方尾根の尾根歩きも実現した。それでも尾根は細くてバランスを崩しやすいから要注意。

そして足下に佇むどこまでも続く雲海。綺麗すぎ(笑)

また、今回は岩の道に気を取られてしまって、カメラの撮影モードが変わってしまい、急におかしな写真(連写?パノラマみたいな?)のも撮れてしまった。これにはがっかりだわ。

やっぱり、こういう部分が初心者っぽいよね。

で、下山時に必ず食べようと八方尾根ソフト(バニラ&ブルーベリー・300円)を食べて満足。

さて、次はどこへ?帰りのリフトで話あった。

次は、今回の色々を踏まえて、お互いに同じ場所をとっさに選んでいた(笑)

とにかく、無理のない、少しずつ経験を積む登山やトレッキング・ハイキングを目指す。

明日は早朝から、長野をもう少し楽しんで帰ろう。

では、また。

※ 白馬三山とは→白馬三山(しろうまさんざん)とは、富山県と長野県にまたがる3つの白馬岳杓子岳白馬鑓ヶ岳)の総称。その周辺の山岳一帯を白馬連峰と呼ばれる。山域は中部山岳国立公園に指定されている。高山植物が豊富で、代表する山として白馬岳が花の百名山及び新・花の百名山に選定されている。(Wikipediaより)

北安曇野郡白馬メインストリート探訪【風景・長野】

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今回は、ペンションに2泊する。チェックインは16時。(実はペンション宿泊は初めて・笑)

チェックインを終えたら、白馬駅周辺のメインストリートを車で探訪してきた。

まず、第18回冬季オリンピックジャンプ台を見学。

続いて、明日トレッキングする八方尾根へ行くための道順を調べに、東急白馬ホテルに行きコンシェルジュに地図を頂き、詳しく道順を教えてもらう。

わたしは東急カード会員だから、なんでも現地で困った時は、東急ホテルないし、系列ホテルを訪ねている。

そこで、溜めておいたポイントで食事をしたり、買い物をしたりと重宝している。

明日、リフトを乗るために行く黒菱駐車場は、勾配のきつい道や狭く対向車に気を付けなければならないこととかを教えてくれた。

しばらく、ホテルの中庭でゆっくりし、ショップでお買い物をしてきた。

そこから、2020年コロナ真っただ中にオープンした体験型複合施設「Snow Peak LAND STATION HAKUBA」(スノーピークランドステーション白馬)へも足を運んだ。

スターバックスが入っているが、中庭から見る白馬岳が素晴らしい。あいにく夜になったんで、ライトアップされて、それはそれでとてもきれい。

隈研吾氏デザインがいい感じだ。

白馬限定品のチタンマグカップも売っていた(2170円)

さて、今日はお天気に恵まれた一日だったが、雲が多く、南アルプスも穂高も北アルプスも富士山もほぼ隠れてしまっていた。

明日は、どんなお天気だろう。

それでは、また。

八方尾根自然研究路へ~トレッキング準備中~憧れの北アルプス【風景・白馬岳】

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明日15日~17日の予定で長野県北安曇野郡白馬村北城へ行く。

お天気が最重要!

なかなか思い通りの気象に恵まれず、7月、8月と度重なる予定変更に気持ちが折れそうだった。

現在、台風14号の影響など心配は尽きない。

が、このシルバーウイークに入る直前がチャンス!

今度こそ、お天気の神様に願い続け無事故で行ってきたい。

夏山で高山植物の鑑賞や早朝のモルゲンロード、雲海の中の登山などずっと楽しみにしてきた。

モルゲンロードとは→「モルゲンロード」とは、早朝に昇り始めた太陽の光に照らされて山肌が赤く染まる現象のこと示す登山用語のこと。

語源はドイツ語で「モルゲン(Morgen)」は「朝」、「ロート(rot)」は「赤い」という意味になる。

朝日に照らされた幻想的な山の頂は、まるで早起きだけが鑑賞できる自然の絵画のよう。

※ 資料元;https://weathernews.jp/s/topics/202110/040055/ 「モルゲンロード」が出現 山頂から紅に染まる北アルプス

夏から秋へと季節が移り変わったから、着る物を考えながら準備している。

まあ、あんまり変わらないよ(笑)いつも通り。

とにかく、日常の垢を落としに行くトレッキング旅。

現地の美味しいものを見つけるのも楽しみ。

毎日のブログは現地からアップできる予定。

それでは、準備に戻ろう。

では、また!

宮ヶ瀬湖をパノラマで撮る~神奈川県緑区(相模原市)の秋におすすめスポット紹介🎶

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懐かしいパノラマ写真をファイルから発掘(2018/8月の一枚)

で、神奈川県の宮ヶ瀬湖・服部牧場・オギノパンを紹介する。

宮ヶ瀬湖は、東丹沢にある宮ヶ瀬ダム建設によってできたダム湖である。神奈川県愛甲郡愛川町、同郡清川村、相模原市緑区の3市町村にまたがる。 宮ヶ瀬ダムは中津川をせき止め2000年12月に完成したが、宮ヶ瀬湖自体は宮ヶ瀬ダム完成前の試験湛水によって1998年にできていた。 (Wikipediaより)

貯水量: 0.193 km³

面積: 4.6 km²

集水域: 213.9 km²

流入元中津川

流出先中津川

所在地: 神奈川県相模原市緑区愛川町

愛川町には、毎月一回仕事で訪れる。ただ、宮ヶ瀬湖まではかなり距離があるゆえ、仕事ついでに立ち寄るような場所じゃない。

愛川町付近では、最近もTVで紹介していた「服部牧場」や本社工場直売の「オギノパン」など有名スポットもある。(詳しくは名前↓のリンク先に紹介)

9月後半は連休続き。意外といい所が多い相模原市。一日中楽しめる「宮ヶ瀬湖~服部牧場~オギノパン」というコースを組んでみた。(実際2018年にやってみたらかなりいいコースだった)

首都圏からもほどよい距離の神奈川県。

風光明媚な湖を堪能してと馬や牛と触れ合い、美味しいソフトクリームが頂ける牧場でひと遊びして。帰りには工場直売のパンを買う・・・こんな初秋を感じる神奈川ドライブなんていかが?

★2024年8月28日更新 山の神に会いに行く【風景・南アルプス / 赤石山脈~八雲池】

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「南アルプスの山荘に来ませんか?」

こう誘われてから、早や2年。

昨日、念願叶って、夫の友人を訪ねて山梨県へ行った。今年はもう、山梨は4回目になる。

春の松本~美ヶ原の往来では山梨を突っ切り、5月の清里、塩山では山梨を堪能した。もう、慣れっこの道のりだ。

昨日は天気予報とは打って代わって晴天(笑)

ちょっぴり残念だったのが、雲が多くて富士山が拝めなかったの(泣)

でも、旬の到来を告げる、葡萄の露店販売をこれもか!というぐらい冷やかしながら、葡萄畑の晴天ドライブを楽しんだ。

夫の友人 O氏は、赤石山脈にある「八雲池公園」の敷地内にログハウスと少々の山林を保有している。偶然見つけて購入し、すでに18年が経つのだと。

東京にも自作のログハウスを持っている。20年ほど前にそちらにもお邪魔させて頂いた。

自分で建てたログハウスに興味津々で伺った。

そこで頂いた奥様の焼いたアップルパイの美味しかったことが未だに忘れられない。

(東京八王子市のログハウスにはご家族が住む)

O氏は完全な二拠点移動を軽々とこなしつつ、山小屋生活を謳歌している。

今回、お邪魔した山荘は標高920m。

とても涼しい。

ご本人いわく、まるでTV番組 ぽつんと一軒家!みたいだと(笑)

お天気次第でログハウスからは富士山も見えるそうだ。

冬の寒さも絶品で、大型の薪ストーブを燃やすために、今から山林の樹々を伐採して、薪を用意する木こり職人にもなっていた(笑)

(安全に生活するため、チェーンソーなどの道具の使い方や樹木の倒し方など、キチンと講習を受けてやっていると)

スーパーで色々買い物をして山林でBBQを囲んだ。

写真では野菜しか写ってないが(笑)甲州牛や葡萄牛のサイコロステーキ、ワイン豚のカルビなどお肉もいっぱい食べたよ。

(全員、運転を考えてノンアル・スーパードライゼロで乾杯)

野鳥の鳴き声しかしない、靜かな森の中で、ゆっくりと積もり積もった話をした。

最後に飲んだ、深煎りブラックコーヒーが美味しくて唸る。

コロナ対策はしっかりとしつつも、こうして友人とゆっくり森で過ごす・・・贅沢な時間を満喫した。

BBQのあとは、トレッキングシューズに履き替えて、山林の遊歩道から八雲池周辺をトレッキングした。

ネット検索をしてみたら、八雲池は冬場が見頃らしい。

厳しい寒さで池の水がすべて凍ってしまい水がなくなるのだそうだ(驚き!)

O氏も寒さ対策で、大型の薪ストーブ、アルパカストーブ(これは鍋ややかんをかけて使う)、普通の石油ファンヒーター、台所用には火鉢まであった。

起業家のO氏。IT会社を立ち上げて軌道に乗ったところで有能な方に譲り、現在は悠々自適生活を満喫中。

話題の豊富さにはいつも驚かされっぱなし。

興味を持ったことはどんどん始めてしまう、挑戦型の人生にこれまでも触発を受けてきた。

10年ぶりにこうして、山の神(木こり)となったO氏に会えた。

次はいつ会えるかな。

大好きなコーヒーを持って、いつでも行くよ(笑)

今年の夏山は赤石山脈の八雲池付近の山林で終わり。

登山靴が物語る~わたしの夏山どこ行った?【風景・予定変更】

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山を歩いていると、人の足元が気になる。特にベテラン風情のおじさんたちが「学生時代から履いている」と言わんばかりの立派な登山靴を履いているのを見るたびに、心からかっこいい!と思う。

そんなわたしの履く登山靴は、もう10年選手「HAWKINS トレッキングシューズ GT](現在は廃番)片足500g の軽登山靴。

で、本革裏のバックスキンが表になった、オーソドックスなハイカットだ。

これのいいとことろは、ぬかるみでも雪でも石でも岩でもまったく足に支障がなく、いい意味でガンガン履ける。

ガンガン履いて、よ~く手入れしながら、自分の足に馴染むように育ててきたんだ。

しかも、手入れもとてもラク。ブラシでサッと拭って日陰干しするだけ。

布のトレッキングシューズではこうはいかない。特に雨やぬかるみでのしみ込みや汚れが気になって歩きに支障が出てしまうから。

来年には、ゴアテックスの頑強な一足を買おうと思うけど。(もう、モデルは決めているのん)

                  ★

さて、8月25日~27日の北アルプス山行は、またもや延期となった。先週末90日間ウエザーニュースで調べてみたら、やはり、今年は線状降雨帯が長引いて、しかも台風10号の発生もある様子。

ずっと、降水確率が60%から下らない日がなんと、9月中旬まで続くと見通しでは予報されていた。

ああ、3か月先まで見通しての登山計画を立てるべきなんだと、多いに反省した次第。

でも、山は逃げない。9月後半に予定を変更した。ちょっぴり残念なのが、夫が見たい!と言っていた「真夏の後立山」が秋になっているってことぐらい。

山の夏はとても短い。せいぜい7月~8月だ。9月は早いところでは紅葉もはじまってくるし、雪になる場所すらある。

そういえば、去年、東京の高山「三頭山」に登ったのは9月11日だった。ガスで煙る山頂ではすでに紅葉が始まっていて驚きだった。

9月の紅葉まじりの北アルプスを楽しみに毎日を頑張る。

しかし、8月27日に友人の南アルプスの山荘にお邪魔する予定は変わらず。この夏は春の続きで南アルプスを眺められそうだ。

見る山も素敵よ。

自然の驚異には、つくづく襟を正して向き合おうと決めている。お天気はその入口だ。

行きたい!登りたい!ではなく、安心・安全に務めるのが、長く山を楽しむ秘訣だろう。

最高の日まで、体を作り、道具を手入れしてただ待つのみ。

ずいぶん、わたしも成長したな・・・と、思う夏の終わり。


★2024年8月12日更新 夏休み3日目~近所の都立公園内にテントが張れる!~今朝、さっそくやってみた~つかの間キャンプ気分を味わう【風景・テントで熱中症対策】

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昨日、近所の都立小宮公園に行き、テントが張れるようになったという看板があちらこちらに立っていたんで、さっそく、今朝、一番小さなサンシェード(Coleman)を持って行ってきた。

まず、事務所で簡単なテント使用の案内チラシを頂いた。

で、都の職員さんが「この内容に沿って、公園内、どこでも、お好きな場所でどーぞ!」だって(驚き!)

ひよどり山山頂の広場がよさそう。

さっそく、車で一番近い駐車場まで行き、サッと我が家のテントというかサンシェードを建てた。

テント使用の目的だが、案内によると、「熱中症予防」であるそうだ。

案内の内容を書き出してみる。

• 一辺2メートル以内の少人数用簡易テントのみ使える。(我が家のサンシェードは2m10㎝/1m80㎝で、ほぼクリア)

• 必ず一方向以上を解放し、締め切らない。

• ペグ打ち、ロープ固定はできない。

• 見通しのよい広場で建てる。ただし、広場の中心など、他人の迷惑になる場所や混雑時には建てられない。

• 強風に注意。悪天候時は使用不可。

• 利用時間は午前8時30分~午後5時30分。長時間の使用はできない。 

尚、火の使用は不可。    

都立小宮公園→https://www.city.hachioji.tokyo.jp/kankobunka/002/005/p003411.html 公園HP

小さなお子様からご年配の方まで、遊具で遊んだり、深い森を散策したり、畑の草花を楽しんだり、東京屈指のバードサンクチュアリとして名高い都立小宮公園。

ぜひ、一度訪れてみてはいかが?

テントも張れるしね(笑)

2024年7月29日更新 高崎でモネを観て~行田で古代蓮を見る午後~モネは少し離れて観るのがいい。古代蓮は真近で咲き誇る姿を見るのがいい【写真で綴る旅・睡蓮】

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昨日の郡馬旅の続き。

郡馬県立近代美術館では、モネの睡蓮にも出会えた。

1914-17
油彩・カンヴァス
131.0×95.0cm

「睡蓮」のごく簡単な解説をどうぞ。

 モネは1883年から、パリ北西の町ジヴェルニーに転居し、自宅に丹精こめて庭園をこしらえた。

モネはこの庭園を20年かけて完成し、「最も美しい自分の作品」と自負している。

1900年以後26年に亡くなる直前まで、モネはこの庭園のなかに作られた、睡蓮が浮かぶ「水の庭」を主題に選び制作を行う。


 これらの作品では、モネは睡蓮の葉の広がりと水面に浮かぶ花によって、鏡のように静かな水面の存在をあらわしている。

そして、水面の鮮やかな青色には空の色まで反映され、大胆な筆の動きは、水中に動く水草と水面に映る柳など周囲の樹木のすがたとが渾然一体となった様子をみごとに表現している。


 睡蓮の池を主題としたモネの作品では、当初、構図のなかで空と池がそれぞれ半分を占めていた。

やがて空は画面の上部に後退し、1905年以降は、画面全体をほとんど睡蓮の池が占めるようになり、画家の眼は水面により接近していく。

こうして、青と緑、そしてピンクの色彩が広がる画面から、水面に映る空を走る雲、池の周囲にそびえる樹木、そして水流に漂う水草の動きを知覚する働きは、見る人の感覚に、そして見る人の内面により深くゆだねられるようになる。

そのためであろう、自然界の静と動のドラマを注視し、ついには生命の神秘にまで迫るような深い内容をそなえたモネの晩年の睡蓮の連作は、個人の内面への洞察を深める20世紀の芸術家に、とりわけ高く評価されている 。(資料元→https://mmag.pref.gunma.jp/works/monet 群馬県立近代美術館HPから)

                   ★

これまで、数々の美術館で、モネの睡蓮に出会ってきた。

それこそ、世界中に相当の数の作品があるだろう・・・な。

で、調べてみたら250点のシリーズ作品だということがわかった。

睡蓮》はクロード・モネによって制作された約250枚の油彩絵画なるシリーズ作品

現在では、日本国内にある13ヵ所の美術館所蔵にて、モネの睡蓮は鑑賞できる。

13の美術館の資料はこちら→https://media.thisisgallery.com/20200123 (モネの作品を所蔵する日本の美術館13選)

まだ、13枚すべてを観てはいない。これから、毎年ひとつ、ひとつ鑑賞して行こうと計画中だ。

しかも、フランスにある、「オランジュリー美術館」(モネの睡蓮の間)にも生きている間に訪問したいと願っている。

                  ★

さて、ひとしきり、美術鑑賞を終え、次の場所は夫があらかじめ調べておいてくれた、埼玉県行田市の「行田古代蓮の里」という自然公園に行った。

睡蓮は、朝からお昼頃までが、花弁が開き大変に美しいとされているが、夕方にはつぼみにもどって、口をきゅっと結ぶ姿がまさに「睡蓮」そのものなのだ。

で、昨日は午後3時半過ぎに目的地へ着くも、やはり眠りの準備をはじめた無数の睡蓮たちに圧倒されてしまった。

また、風がつよく、ざわざわと風を受けながら葉の生い茂る様も圧巻だった。

まだ、結びきらない花を探し求めて園内を急ぎ足で回る。

やっぱり、朝見にこなくっちゃね!と心底思った、蓮池の鑑賞だった。

かのモネもたくさんの風景画を描いているが、何よりも描きたかったのが「朝の光」だそうだ。次いで、「昼の暑い日差し」そして、「夕方のうすぐらい空」どんどん表情を変える蓮池で生涯、光を描き続けたんだ。

~モネを観てから蓮池に行く~なんとも贅沢な日帰り旅だった。

撮影をしながら、閉まる寸前の売店でゴーヤの詰め合わせと🍅の詰め合わせを購入(笑)

で、深谷バイパス→国道17号→国道16号で6時に帰宅。

最近は、コロナ禍で首都圏近郊の北関東は「群馬・茨城・栃木」などに小さな旅をするのが流行っているらしいよ。

まだまだ、行きたいところはいっぱいあるしね。

楽しみは尽きない。

群馬の「ゲルニカ」を観に行く~群馬県立近代美術館にて【旅・パブロ・ピカソのタピスリー】

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群馬県高崎市にピカソの「ゲルニカ・タピスリー」がある!と、知ったのは今月に入った頃。

群馬馬県立美術館の所蔵品だそうだ。毎年、期間限定での公開となっている。

※ 2022年一般公開→7月2日~8月28日

ピカソ自身が関わったタピスリー(つづれ織りの織物)は3点のみ。「ゲルニカ」の原画はスペインのプラド美術館所蔵。

では、あと2点のタピスリーは?どこに?ちょっと調べてみた。

ピカソはこの絵画と同じ図柄のタペストリーを3つ制作しており、ニューヨークにある国際連合本部の国際連合安全保障理事会議場前とフランスウンターリンデン美術館と日本の群馬県立近代美術館に展示されている。

(余談だが、 日本の徳島県鳴門市にある大塚国際美術館には絵画の実物大のレプリカが置かれている。)

というわけで、大変貴重な作品が群馬で見られるとあって、今日、朝から車を飛ばして行ってきた。

作品紹介「ゲルニカ」について

スペインの小さな町ゲルニカは、戦争で爆撃を受け、大勢の人々が殺された。

ピカソは、この出来事に激しく怒り、巨大な「ゲルニカ」という作品を描き、世の中に戦争の恐ろしさ、悲惨さを伝えようとしたのだった。

この「ゲルニカ タピスリー」はピカソが描いた原画をもとに、ピカソ自身が職人を選び、糸の色に精密にこだわった作品に仕上がっている。特にグレーの配色が素晴らしい!と、ピカソ自身も絶賛したそうだ。

また、原画を上手く表現されているとも。

                   ★

作家であり、キュレーター(学芸員)でもある原田マハ氏が、箱根ポーラ美術館での「ゲルニカ タピスリー」巡回企画展での講演の記事が見つかったので載せておこう。

原田マハ氏のお話で、大変興味深かったのが、「タピスリーは作ってよい点数が世界基準で3点まで」なのだという話。

キュレーターならではのうんちくも豊富で、しかも、彼女の作家名「マハ」のことまで話されていた。

原田マハ氏の話を読んだだけでも、この7mもあるタペスリーを観に行きたくなるはず。

今年は戦争を考えるだけではない、本物の戦争が海の向こうで起こって早や半年が経つ。

現実の戦争がTVで放映され目の前に広がっている。

こんな状況に、一刻もはやく停戦終結を願う日常がある。

だからこそ、何もできなくても、誰にでもできることがある。

それは「忘れない」ということだ。

★2024年6月21日更新 植物図鑑「アガパンサス」~薄青い梅雨に咲く花【植物・梅雨の色】

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アガパンサス

南アフリカからやってきた。ユリ科で梅雨に清々と咲く薄青い花。

花言葉→「恋の訪れ」「ラブレター」「知的な装い」

雨の中、一枚だけ撮ってきた。

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英名 African lily

和名 紫君子蘭

別名・流通名 アフリカンリリー

科名 ユリ科

属名 アガパンサス属

原産地 南アフリカ

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アガパンサスは、ユリ科の多年草で、5月下旬ごろから7月頃、光沢と厚みのある葉が茂った中からすっと花首を立ち上げて花火のような放射状の涼やかな青い色の花を毎年咲かせる。

南アフリカが原産で種類は10~20種あり、その性質は大変丈夫で育てやすいため、公園や花壇の植え込みなどによく植えられてるのを見たという人が多いだろう。

学名の「Agapanthus(アガパンサス)」は、ギリシャ語で愛を意味する「agape」と花を意味する「anthos」が語源となり、愛らしい花の美しさからこの名前が付けられている。

                   ★

育て方の特徴をまとめてみた。

アガパンサスは、冬でも葉が枯れない多年草タイプのものと、冬になると地上部が枯れる宿根草タイプのものがある。

大きさは、大人の膝丈にも満たないくらいの大きさのものから、1mを超える大型のものまであるそうだ。

花色は赤みがかった紫~青紫、白があり、青紫色の花でも、色は濃いものから薄いものまでさまざまでバリエーションにはことかかない。

つぼみのまま花が開かないといった、少し変わった面白い品種もある。

資料元→https://lovegreen.net/library/bulb/p88845/アガパンサスの育て方