★2024年9月20日更新 下町アルプスの半分を縦走ハイキング~都会の尾根道を歩く~3つ登ったが山は1つだけだった(写真多め)【風景・下町アルプス】

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東京アルプス、鎌倉アルプス、沼津アルプスと、日本の各地には低山を数珠つなぎに尾根道が歩ける場所がある。

東京には山の手アルプスと下町アルプスがある。

いつだったか、TV番組の「初耳学」で知った、日本の山信仰は江戸時代の富士山信仰からきたものだと。

東京には小さな丘(20m未満)の山が200はあるそうだ(驚!)

それは、実際には山ではなく、地元の丘を山に見立てて、山が欲しかった住民たちが〇〇山となずけたらしい。

今日、下町アルプスと呼ばれる7つの山のうち、3つを縦走してきた。歩いた距離はすべてで約3キロ。(下町アルプス全行程は約7キロ)

コースタイムはゆっくりの2時間弱(都心ゆえ、あちこち寄り道多し・笑)

ほぼ、平地だし、途中で飛鳥山のパークレール(あすかるご・無料)に乗ったり、帰りも車をピックアップしに行くのに都電さくらトラム(大人168円)を乗ったりと、乗り物を楽しみながら小さな山跡を縦走した。

※コースプラン・・・京浜東北線上中里駅→平塚神社(平塚山)→海野川公園(舟山/ここからはあすかの小径を歩く)→飛鳥山公園(飛鳥山・標高25,4m/あすかるごで下山)→北とぴあ(大展望パノラマ)→都電で王子駅から梶原駅(車を停めてある)で降り終了。

未だ、緊急事態宣言中。なるべく早朝からお昼までに終えられるコースを組んでみた。油断しないで、それでも楽しむために知恵を絞るのだ(笑)

では、写真で順を追ってみよう。

京浜東北線(上中里駅と飛鳥の小径入口)

駅を出ると、急な坂「蝉坂」が現われる。ここの横に1つ目の山がある。

平塚神社(平塚山山頂)上中里駅から2分ほどで山頂に到着(笑)

2つ目の山(舟山)はお隣り、海野川公園に山跡がある。

農業試験場を横目に飛鳥の小径を歩く。国の重要な印刷物製造をする印刷工場など趣のある場所も撮った。

で、最後は3つ目の山「飛鳥山」へ登る。標高モニュメントで記念撮影

ここから王子駅までパークレールあすかるごに乗る。(25.4mの下山)

飛鳥山から北とぴあの大パノラマ展望(無料で利用できる)で東京を眼下に見下ろす。遠くに筑波山も霞んでいた。

最後は王子駅から都電に乗って梶原駅で下車。

               ★

さて、飛鳥山はかの「渋沢栄一」ゆかりの地だ。

本宅(晩香盧)と書庫(青淵文庫)が空襲にも焼けず今でも残されている。

現在、NHK大河ドラマ「青天を衝け」の撮影展示会(有料/事前ネット申し込み)が期間限定で催されている。

駆け足でゆかりの地を紹介しよう。

本宅(晩香盧)

書庫(青淵文庫)

「青天を衝け」大河ドラマ館フォトスポット(意外とカッコイイ~イラストが・笑)

写真ラストは渋沢栄一像。

朝7時に出発して、9時半から下町アルプススタート。だいたい予定をこなしたと思い時計を見たら12時。

北区王子界隈は意外なほど歩きやすくコンパクトな印象だった。

山あり、トレッキングやハイキングあり。飛鳥山では芝生広場でディ・キャンプを楽しむテントがた~くさん!

歴史や電車、展望も堪能できる。

行って良かった下町アルプス縦走。

次は残りの(田端から上野)の山4つを制覇するかな。

装備もほぼ要らない、地味に楽しい低山ハイク。

それでも登頂気分を味わえるすごさ(笑)

おススメよ。

★2024年9月16日更新 彼岸花~たまには季節の花をテーマに【写真で綴る旅・植物】

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SNSのタイムラインに彼岸花が多く投稿される今週。

もう、そんな時期?

あわてて、近所のお寺さんの駐車場にカメラ片手に出向くと、ほぼ満開に近くところ狭しと咲き狂っていた。

まだ、痛みは少なく夕方でもきれいに撮れた。

今週、台風がやってくるまでの命かもしれない。

間に合ってよかった。

さて、彼岸花の花言葉を調べたので載せておこう。

彼岸花の花言葉

「悲しき思い出」

「あきらめ」

「独立」

「情熱」など。さらに追えばまだまだあるようだ。

「悲しき思い出」の由来だが、お墓のある場所には何故だか彼岸花が咲くケースが多い。

それは、お彼岸頃に咲くからだそうで、特別、不吉な謂れがあるわけではないそうだ。

お彼岸に咲くことから、人の手によって植えられた場所がお墓だった・・・という話。

また、毒性であるが、彼岸花にはリコリス属の植物に多く見られる強い毒性「リコリン」という物質が球根の根に含まれている。

人間が誤食した場合、死に至ることもあるそうだ。しかし、正しい毒抜きを行えば食用花にもなる。

先人の知恵で、毒性のある彼岸花を田畑のあぜ道や寺院に植えることで、モグラやネズミを寄せ付けず、田畑や家、墓を守ってきた。

「きれいな花には毒がある」は、

ほんとうだった(笑)

★2024年8月30日更新 夏の終わりは地元でトレッキング~大展望ハイク「陣馬山」~写真多め【風景・展望ハイク】

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陣馬山へは四方からの登山道が延び、複数のルート設定が可能だ。

今日は、夏山最後として、「陣馬山・標高857m」へ登ってきた。

東京・神奈川にまたがる陣馬山は、かつて武田氏と北条氏が戦った時、山頂に陣を張ったことから陣張山と呼ばれ、さらに転訛して陣場山となったのだそうだ。

地元で古くから愛されてきた懐かしき里山風景をドライブ(家から40分)、車で行ける登山道「和田峠・標高670m」の駐車場に到着。(一日800円)

和田峠駐車場から約40分かけて山頂を目指して山行スタート。

かなりの急登が続く登山道は半分ほどが木道階段の「男坂」こちらは真っすぐに近い山頂への道だ。ただ、急登がほぼずっと続く。

しかし、山頂まで健脚であれば約30分!と、恐ろしく早いルートだ。

男坂↓

一方の比較的なだらかな山あいを縫うように登る「女坂」心臓疾患を持つ夫は迷わず「女坂」を選んで登り始めたので後を追う。

女坂↓

しかし、なだらかだと思った「女坂」も実はかなりの急登だった。

あと400mの標識に元気をもらい、夏の植物を撮影しながら、山頂近くであの「馬の像」が見えた時は軽く小躍りしたもん(笑)

で、山頂に到着。ここまでで、家からまだ2時間!やっぱり近場の大展望ハイクっていいな・・・と、ひとりご満悦だ。

山頂の清水茶屋で山バッジを買い、さっそく帽子につけてみた。陣馬山だもの「馬」があるやつにしたよ。

清水茶屋の御主人にテラスでお弁当を食べていいか?ガスバーナーは使えるか?など確認して席を取らせてもらった。

今日の山飯・・・トマトとコンビーフのカレー(レシピあり)・くろごまフランスパンとガーリックライス添え・ゆで卵とキャベツのサラダ。

「トマトとコンビーフカレー」トマトジュースのまろやかな酸味で爽やか♪ レシピを紹介する。

• 材料

コンビーフ缶・・・80g一缶

有塩トマトジュース・・・180ml

カレー粉・・・大さじ2

ウスターソース・・・適量(個包装がいい)

塩&胡椒・・・適量(小さな瓶づめを用意)

パン&ご飯

• 作り方

コッヘルかシェラカップにコンビーフ、カレー粉、ウスターソースを入れて、スプーンで良くかき混ぜる。良く混ざったらトマトジュースを全部入れる。

ガスボンベを発火させて、靜かにコッヘルないしシェラカップをバーナーに乗せ沸騰するのを待つ。

すぐに沸騰するのでガスを弱火にし、1分ほど煮詰めて火からおろす。

お好みでフランスパンや白ご飯と一緒に食す。

塩加減が足りない場合は最後に味を調えると良い。

※ パンは最後にカレーをきれいに拭うことができるのでおススメ。作り方のコツは「火にかける前にコンビーフにカレー粉とウスターソースを混ぜ合わせ、味を均一にすること。これで時短調理が叶う。

速攻で本格山カレーができる!

わたしは、ガラムマサラとローリエも入れた。これで味も香りも本格的~~♪

そうそう、食べる前に、眺めの素晴らしいテラスで「ペリエ・レモン」で乾杯!そして、シュワシュワペリエとカレーの山ご飯を堪能した。

で、しばし、憂さを晴らす絶景と山の涼やかな風に吹かれて汗も一瞬で消えた。方向では、わたしのずっと後ろにもくもくした雲のあたりが富士山。

晴れていても霞んで見えない。チョットだけ残念。

さて、季節の花を見ながら下山する。

和田峠駐車場までは、男坂の急下りを頑張る。

木道下だりの途中で一瞬足が止まった。「熊」でるのね(汗)

というわけで無事登山を終えて、14時過ぎには帰ってきた。

約5時間の山行。いい気分転換だ。

9月からの仕事がどうか順調に行きますように・・・と、願いながら歩いた。

悩みや苦しみがある時は「山」へ行こう。

高原や森林の持つ清廉とした空気を吸う。そして山頂から圧倒的な展望を見せてもらい、心や体の根本から元気を注入するのだ。

そうしたら、くよくよしていたことも「なんでもないさ!」ってなる。

そのぐらい、自然の驚異に触れるのは大切なのだ。




ああ~、森で暮らしたい(笑)


47都道府県どこまで足を踏み入れているか~自分の旅記録を徹底調査する🎶【風景・旅記録】

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47都道府県、いったいどのくらいどこへ足を運んだだろう?

徒然に思い巡らせても実際の数字が分からないから、全部書き出してみようと思う。

自分の足跡を知るいいチャンスよ。

自分の国だもの、いつかはすべて踏破したい。

ぜひ、あなたもやってみて。

                 ★

日本地図を見ながらどうぞ。(〇=行った、△=通り過ぎた、✖=行っていない)

1、北海道〇

2、青森✖

3、秋田〇

4、岩手△

5、山形〇

6、宮城〇

7、新潟〇

8、福島〇

9、石川〇

10、富山〇

11、福井〇

12、栃木〇

13、茨木〇

14、群馬〇

15、長野〇

16、埼玉〇

17、東京〇

18、千葉〇

19、山梨〇

20、静岡〇

21、岐阜〇

22、愛知〇

23、京都〇

24、三重〇

25、滋賀〇

26、兵庫〇

27、大阪〇

28、奈良〇

29、和歌山✖

30、鳥取✖

31、岡山〇

32、広島〇

33、山口〇

34、島根〇

35、香川〇

36、高知〇

37、愛媛〇

38、徳島〇

39、福岡〇

40、佐賀〇

41、長崎〇

42、大分〇

43、宮崎〇

44、熊本〇

45、鹿児島〇

46、神奈川〇

47、沖縄〇

ふう~、終わった。というわけで旅好きのわたしの残すところは「青森」「鳥取」「和歌山」

踏破寸前(笑)

これで見ると、✖3△1。

コロナ終息祝いでは、✖&△を攻めてみたいな。

青森や岩手、遠いけどなんとなく憧れがあるし。鳥取砂丘もね。あっ和歌山も~♪

こんな旅の遥か先のことをひたすら考えていた夏休みだった。

で、東京から出ないのが基本だから、まだまだ油断せず晩夏を楽しみたいと思っている。

月末の仕事が始まったばかりで、もう休みのことを考えている能天気さ(笑)でも、こうでなくっちゃね!

東京の山・丘陵に咲く山野草花ごよみ~夏の花【植物・ 夏の山花】

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山や丘陵に古くから自然自生している「山野草」が大好きだ。

子どもの頃は、父が出張先から送ってくれる絵葉書セットに多くの植物があった。

それは、「高山植物」で、森林限界を超えた高い山にだけ咲く、見た目は儚いが強靭な体力を持ち合わせている植物を絵葉書から知り調べることが小学生からの趣味となっていった。

高山植物への憧れは募るが、森林限界のある高山はこの東京にはない。

小学5年生の時に家族で登山した富士山でわずかに高山植物の初鑑賞ができた。

溶岩石ばかりの登山道には可憐な高山植物がささやかにこじんまりと咲いていた。

※ 富士山で見られる高山植物→イタドリ、イワツメクサ、シモツケソウ、フジアザミ、ミネヤナギ、クルマユリなど。

中学2年生の時、林間学校で美ヶ原~車山の登山で高山植物(ニッコウキスゲやコマクサ)の咲き乱れる様を見て、ずっと憧れていた高山植物の虜になった。

まるでアルプスの少女ハイジの世界だったから(笑)

一時は、母の影響で園芸種が好きになったが、自分で育てるよりも山や丘陵で希少な花を探す山野草ハンターが断然面白く、この数年は山野草ばかりに興味の先は移って行った。

では、これまで山や丘陵で撮った春・夏の植物をすこしづつ紹介しよう。

                  ★

• ヤマユリ(夏・三頭山で撮影)

発芽から開花まで5年以上もかかる。風貌が豪華で華麗であることから「ユリの王様」と呼ばれる。

• ヤマオダマキ(夏・道の駅滝山の山野草コーナーで購入した。しかし山野草を家で育てるのに難儀し、あまり長く咲かせられなかった。やはり山野草は山の中でひっそりと咲くのを見つけるほうがずっと楽しいし、花にとってもそのほうがいい。)

オダマキとは麻などの繊維を巻いた管のこと。花の様子が似ていることからこの名前がついた

• 山帰来の実(夏・市内丘陵で撮影)

クリスマスリースに欠かせない赤い実。青い実を初めて見つけた時は狂喜乱舞しながら撮った一枚。

• レンゲショウマ(夏・厚木市 荻野運動公園で撮影)

森の妖精と呼ばれる白レンゲショウマ。本州の太平洋側(温帯地域)に分布する希少な山野草。

シュウカイドウ(夏・御岳山で撮影)

ベゴニア科の多年草。夏から初秋に草丈70㎝ほどに生長する。偏心形で左右対称の葉っぱを交互にはやす。

この葉っぱは最終20㎝まで成長し、葉そのものにシュウ酸が含まれる。

20日に登った御岳山でも、夏の花の競演が繰り広げられていた。

TOPの写真ではわかりにくいと思うが、オニユリ、ミズヒキ、レンゲショウマ、ツユクサ、ノギク、ギボウシ他いくつもの花々が一堂に会した模様を見られて登山の疲れも忘れて撮った一枚。

また、登りに全集中したから、コアジサイやシモツケの風情を撮るのを止めてしまった。ああ~残念(泣)

でも、レンゲショウマの園地では30分ほど夢中で撮影した。たぶん一日中撮っていられるだろうな(笑)

花の風情はその時かぎり。雨や風でまったく違うものになってしまう。

まさに一期一会の出会いなのだ。

秋は紅葉が待っている。

樹々や草花への想いは尽きない。

★2024年8月21日更新 「東京登山・写真で綴る御岳山/みたけさん」【風景・御岳山】

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御岳山は東京都青梅市にある標高929mの山。

古くから山岳信仰の対象となっており、山頂には武藏御嶽神社が建立されている。

天空の集落と言われる御坊(おし)集落があり、現在では25軒の宿坊がある。登山の疲れを癒す精進料理を1000m近い山の上で味わうのも乙なものだろう。

これまでこのブログでは、東京の西の最果てを度々紹介してきた。

今回は本丸となる御岳山を登ったルートと、見どころを紹介する。

御岳山の入口は滝本駅~そこからケーブルカー(急勾配22度)に乗る事6分で、御岳山駅に到着する。(御岳山登山口から徒歩で御岳山駅を目指すと、約「1時間20分」かかる。これは健脚な場合だそう。

わたし達はケーブルカー(往復1130円)を選んで始発の7時30分に乗り込んだ。車は滝本駅前にあるTimes24(平日24時までは一日1100円)に停めた。

※ ケーブルカーはコロナの影響から乗車人数制限をしているが、夏場は15分おきに臨時列車が運行されている。駅の構内ショップの品揃えもまあまあで、わたしは、登山記念の山バッジを夫と共に購入。)

さっそく山頂で帽子につけてみる。名物ピンクのレンゲショウマと山、ピッケル&ロープ、山の名&標高と小さいながら可愛いデザイン。

御岳山駅で早朝(7時50分)の東京を眺める~オリンピックマスコットのモニュメントもあった。

レンゲショウマ(夏山野草)の群生地へ急ぐ~富士峰園地で5万株のレンゲショウマと対面する。

ケーブルを降りて、徒歩5分の富士峰園地は北斜面に5万株のレンゲショウマが群生(自生)している。

8月後半から9月初旬にかけて淡い紫色の3㎝相当の花を咲かせる。レンゲショウマはキンポウゲ科の多年草で、細長い花茎を伸ばして3~4㎝の花を下向きに咲かせる。

レンゲショウマの名前の由来だが、蓮の花に、葉がサラシナショウマににていることからそう名付けられた。

希少性の高い山野草なため、園芸種でも販売はされていない。わたしが今まで見てきた場所は東京では御岳山と高尾山、神奈川では荻野運動公園に咲いている。(自生の植物の場合、気象状況で毎年同じ場所にきっちり咲くとはいえない。)

希少な草花を守るために、富士峰園地の入口には門扉と網シートが張ってあり、それぞれが門扉のポールを外して靜かに園地へ入場する。

木道階段も急勾配で、油断したら滑りそうな極めて危険な場所だった。

しばらくアップダウンが繰り返される山道をトレッキング~御岳山ビジターセンタを目指す

天空の集落(御坊/おし)へ足を踏み入れる

宿坊の入口(丸山荘・高級そう!)

右側の道下のれんの先は「JR青梅線 鳩ノ巣駅」わたし達は武藏御嶽神社(山頂)へ向かう。

途中、神代ケヤキに出会う。

武藏御嶽神社参道の斜面にそびえる樹高23mの御神木である。樹齢は1000年を超えているそうだ。(大国西の尊が云々…とか熱心に教えていたお父さんがいた・笑)国の天然記念物。

武蔵御嶽神社参道をゆく(緊急事態宣言中で8月22日まで、すべての商店が閉店している)

ここまで、天空の集落を歩きながら武藏御嶽神社を目指す。山の中は一般道はなく、生活者道路として軽自動車が通れるぐらいの道しかない。

50CCのバイクに何度も出会う。急勾配の坂道を上がり続けるから、バイクや軽トラックの音が聞こえたら、ひと休みと路肩に避けて待つのもいいものだ。

大自然に包まれて癒されるパワースポットの御岳山山頂

で、やっと武藏御嶽神社入口に到着。湧き水のお水取りでしばし涼をとる。

ここから、石段(たぶん200段以上はあったような・笑)最後の登りに挑む。

これが延々と続く先に神社が姿を現わす。

ここまでで、午前9時。ほぼ計画通り。

このあとは、長尾平まで下り(200m歩く)休憩をとる。(山飯も作る)

朝9時30分の山飯。(コッヘル2つのセットにはバーナとガスボンベが収納できるので気に入っている)

長尾平には、緊急離着陸できる東京~御岳山へリポートがある。

ヘリポートからの眺めを堪能するわたし

ここからが険しい下だり道が続く。

滝や岩のガーデンへのルートだが、あまりに悪路のため滝はやめてロックガーデンまでとした。(所要時間2時間)

美しい緑苔むすロックガーデンは、入口からすでに崖を下る鎖場だった。もう、ここまででかなり歩き疲れたので入口の崖を見て終わり!とした。

目の前に苔むした巨岩と鎖場があり、ここからはクライマーの聖地だとも言われていた。

で、ロックガーデンから、ゆっくりと御岳山駅への帰りを目指す。

途中疲れのせいか、あまりにゆっくりなわたしの足取りに、すれ違ったご夫婦から、「足つったの?68って薬持ってるけど飲む?」といきなり声をかけられた。

※ 68とは→漢方薬 芍薬甘草湯のこと。

気軽に声をかけてくれたご夫婦。ホントに有難い。山慣れしているようで、旦那さんが、「木の根は踏まないようにゆっくりとね!」っと、優しく促してくれた。

こんなふれあいが充実した登山となる。

実は、6月に患った皮膚細菌感染症で食が細くなり4キロも体重が減った。

足の筋肉の衰えを危惧していた。

今回、久しぶりの山行でハードに歩いてみて、自分でも驚くほど足が弱っていた。トレーニング開始しよう。

御岳山は、どこも入口だけは砂利が敷かれて歩きやすくなっているが、少し山に入ると木の根っこだけの道や岩だらけの道になる場所がひどく多かった。

悪路にも勇敢に挑戦できる脚力を取り戻したいと切望した登山だった。

これから、トレーニングをしながら秋の山をどんどん楽しむつもり。

まあ、足つりに気をつけてやるね(笑)



東京で本格的トレッキングをする~「日帰り御岳山」準備編【風景・登山】

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やっと晴れ間の見えた今週の中盤。山は昨日まで雨でも今日晴れたらもう大丈夫!とか絶対に危険。

で、一日おいて、今日待ちに待った「わたしの夏休み」が実現した。

はあ~、長かったな。

しかし、山頂の清々とした空気は、わたしのこれまでの鬱々を洗い流し、辛抱した甲斐があったと、つくづく感じる素晴らしい眺めだった。

※ 今朝7時50分の御岳山(山頂にほど近い見晴らし台にて)

御岳山は8月後半にどうしても行きたかった場所だ。大好きな夏の山野草(自生)が咲き乱れる様を見られる絶好の期間だから。

御岳山の詳しくは、明日まとめてアップする。

今日は昨日まで準備していたあれこれを振りかえってみよう。

• 準備品のあれこれと入山前にやっておきたい準備とは

御岳山HPによると、近年、山ブームにより登山の準備をされない人が増えている。これだけは必ず用意してしほしいという要請が求められていた。

① 登山靴(かなり険しい木の根ばかりの道や岩だらけの道(悪道)が多く、普通のスポーツシューズでは登山が難しい)

② ヘッドライト(山の天気は変わりやすく、薄暗い森の中では必要。わたしは100均セリアのLEDライトを購入)

③ コンパス(近年の山ブームで地図を持たず、きままに登山を楽しむ道中で、道に迷ってしまう人がとても多いと。せめて自分の位置を確認できる術を持って欲しいそうだ。わたしのコンパスは懐中時計型・夫から貰う)

この3点を用意して!と、書かれていた。

またスケジュールだが、今日、早朝から登山を始めて、13時には下山の予定を立て、 スケジュール計画も分単位で立てた。

行き当たりばったりが一番危険度が増すそうだ。

※ それと、重要なのが、「登山申告」をすることだ。これは、今では無料アプリに登録してそこから申告するのがベター。また、身近な人にも登山先や日時などは伝えておこう。

忘れた場合も山の管理センター(御岳山ではビジターセンター)に申し出ておけばいい。(朝早いなどでもセンターのポストに申告のメモを入れて入山しよう)

• 山に持って行きたいもの(バックパックには)~今回はコッヘルセットとバーナを持参で山飯♪

一応、お稲荷さんのお弁当を用意した。また、山では意外なほど汁ものが美味しい。御岳山では御獄汁というご当地名物がある。ケーブルの駅や土産物店で買える。

そんな名物汁ものを買ってお湯を沸かして飲めば旅の気分も最高だよね。

わたしは、キャンプで人気の具入りラーメンを持って登った。御岳山はバーナ使用が許可されている。

今朝は朝9時のラーメンタイムを敢行した。大汗をかいた後のラーメンは美味しすぎる(笑)

途中、歩きながら食べられる行動食も今日はオートミールバー(フルーツ入り)を用意した。わたしはカロリーメイト(チーズ味)が大好きで、普段でも仕事の合間に良く食べている。

あとは、水(飲み水、ラーメンの分)、カッパ、トレッキングポール、手袋、薬、メモ、地図、日焼け止め、などetc.

と、こんな具合で持ち物だけでもかなり重くなるから、どうやって軽く荷造りできるか?がとても大事だろう。

バックパック以外に貴重品やカメラなどをサッと出せるように、サブバッグも必要だ。

また、持ち物だけではなく、体調の管理もぬかりなく。わたしは、16日から19日までの4日間、禁酒を励行した(笑)

で、今日、晴れて山行が無事終わったんで飲んでます(笑)

と、こんな準備を毎日少しずつしながら天気の回復を待った夏休みだった。

                 ★

最後の写真は、東京~御岳ヘリポートに登った一枚を。

では、御岳山の本編②は明日。




月にはそれぞれ名前がある~7月24日のバックムーン~名前の由来と『1Q84』の話 【風景・月の名】

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7月24日(土)はバックムーン(男鹿月)。

トップの写真は午後22時30分頃。いつものカメラで月の「光」を存分に蓄えた一枚を撮った。

2021年7月24日(土)に満月「バックムーン」を迎えた。夏の満月は、冬の太陽の軌道をたどるため、低空に見えるのが特徴だ。

また、土星が木星に接近するもうひとつの天体ショーも行われる。時間が生命線な天体ショーは肉眼だけのわたしにはちょっと無理だから、トップの一枚を撮っただけで充分に満足だった。

バックムーンという名前の由来

満月には、各月ごとのムーンネームがあり、7月の満月は「バックムーン」と呼ばれる。

名前の由来だが、アメリカの先住民が名付けた名称だそう。7月になると雄鹿(Buck)の角が生え変わることから、そう呼ばれるようになった。ちなみに夏の嵐の多い季節には「サンダームーン」とか、トウモロコシが実る季節には「ライプコーンムーン」など、ユニークな、名前を持つ月もいるようだ。

しかし、どの月も全部おんなじ月だけれど(笑)

資料元→https://news.yahoo.co.jp/articles/66a421d5127ae94369ae4de7c04244005bda6a11(ヴァンサンカン25ansより)

『1Q84』を全巻読み終えて~ちょっとだけネタバレを~

村上春樹氏の大ベストセラー長編大作『1Q84』全巻を読み終えた。

この「1Q84年」の世界に没入したということがわかる唯一の現象は「月が2つ見える」という現象というか症状が各々に起こることだ。

ダブル主人公の「青豆・女性」も「天吾・男性」も皆、ある日を境に夜空に月がふたつ浮かぶのを日常的に「目」にするようになる。

二人は長い間、離れ離れになっていたが、様々な殺人事件への関与を繰り返しながら、どんどん再会への運命軌道が興されてゆく。

最後には手と手を取り合い「1Q84年」からの脱出を見事に成功させる。

ずっとサスペンスと宗教、詐欺師とのきな臭い攻防を読み続けてきた読者へのご褒美は、青豆と天吾が最高級ホテルのスイートから眺める「現実に戻った一つだけの月」だった。

そう、『1Q84』は月が取り持つ、壮大なラブストーリーだった。

※以前のブログも一緒に載せておこう。





青田をドライブする~あまりお米を食べなくなったけど、見渡す限りの田園を鑑賞するのは格別🎶【風景・青田】

【ブログ新規追加420回】

緊急事態宣言下だが8月盆休みまでは仕事最優先の日々。

都心にほぼ近い所や神奈川県の奥地など、100キロ強の長距離には「エイ!」と、朝から意気込んで出かけている。

今日はオリンピック直前の影響か、朝からどこの道路もひどい渋滞だ。

いつもの倍は移動時間がかかってしまった。しかも冷房をガンガン入れながらの運転で喉の痛み発生中(泣)

明日、もう一日、長距離運転をこなしたら4日間休みだもん。みんな頑張ってるって思って、渋滞にもへこたれなかったよ。

今日も頑張った自分へ、仕事の移動中に景色のご褒美をしてあげた。

眼下に広がる青田を。

先月はまだ植え付けられたばかりのチビ稲が、今日はぐんぐん大きくなって風にそよそよと揺れる。

農道には農業車両優先と書かれた看板が。

そこを、ちょっとだけ車で通らせてもらった。どこから見ても見つかってしまうよ。かくれんぼはできないね(笑)

                 ★

見渡す限りの青田。

これから稲穂が出て40~45日頃を過ぎると、黄金色の稲穂が垂れ下がる。

さあ!農家さんの最盛期、「稲刈りの時期」となる。早く刈り過ぎると未熟粒が多くなり、収穫量が減ってしまう。

反対に遅れると、収穫量は増えるものの、 籾が熟れすぎて米の色つやが悪くなり品質が低下してしまうのだそうだ。

資料元→https://www.kubota.co.jp/kubotatanbo/rice/harvest/reaping.html クボタお米ができるまで(収穫から食卓へ)

                 ★

このごろ我が家では、お米をおかずの一つととらえる食生活に落ち着いた。

外営業に持っていくお弁当だけをお米にしている。平均週に3回ぐらいかな。

できるだけ、お弁当の日が楽しみになるように美味しいお米を使うようにもなった。

夫の食事制限も6年を過ぎて、量が必要な年代ではなくなった。

だから「美味しいお米を食べる日は仕事をしっかりとする日」と決めた。

一生であと、どのくらいお米を食べるんだろう。

農家さんのご苦労を思いながら、わたしが大金持ちだったら「青田買い」をさせてもらうんだけどなあ~(笑)

とか勝手に考えながら運転してた。

ここに、「青田買い」の意味も載せておこう。

青田買い」とは、稲が青いうちに、収穫量を見越してその田の米を買い取ること。   




奥多摩から東京随一のラフティングメッカ青梅白丸まで視察する一日~ディ・キャンプ穴場を見つける【山・キャンプ/東京西多摩編】

【ブログ新規追加418回】

以前、上司(女性)から、「GWに〇〇さんちの方(三多摩地域でという意味)でラフティングやったのよ!」と、自慢げにいわれた場面があった。

都心に住む彼女は、奥多摩の大自然や多摩川源流のきれいさに心底驚いたと。

「あそこも東京でしょ!?」って。

実際に奥多摩方面でラフティングをやれる場所や溪谷がどんな感じになっているのか?わたし自身、それまでまったく興味もなくほとんど知らなかった。

で、月日が流れてようやっとラフティングの聖地へ。

早朝、奥多摩湖をスタートに→奥多摩駅(観光パンフもらい)→数々のキャンプ場の視察(駐車場高い!印象はイマイチかも)~ラフティングのメッカ青梅柚木(こちらは今回の◎)と、家から1~2時間で行ける景色の良い場所をぐるっと回ってきた。

丁度、ラフティングが催行されていて、川下りを見ることもできた。ラッキー🎶

1、峰ヶ谷(奥多摩湖の端っこ)

2、JR奥多摩駅(駅前には5台ほど適当な駐車スペースがある。トイレ休憩に最適。観光案内所もあり)

3、青梅市柚木町無料駐車場(待合所、キレイなトイレあり。10台ほど停められる)下の標識(軍畑)の横から河川敷に降りられる長い階段がある。

視察のお土産は、多摩川上流でのディ・キャンプが可能な場所が上流だけでなく下流と2ヵ所も見つけられた。

できるだけ、人が少なく、きれいなトイレがあって、火がおこせて、無料駐車場がある夢みたいな場所(笑)あるんだね。

視察した甲斐があった。

(奥多摩や秋川の渓谷はすべて秩父多摩甲斐国立公園内にある。そのため、渓谷へは簡単に降りられないし(入場料あり)、駐車場もほぼ有料ばかりだ。)

中州で、ディ・キャンプをしていた人がいたのを発見した。今日は絶好のディ・キャンプ日和だが、雨の後の増水やこの場所から21キロ上流のダム放水など、危険な場合もある。

常に、情報を集めておこう。ラフティング催行日にはディ・キャンプもできるとの情報もあった。

※たった今、TVの速報で、今日午後2時ごろ、奥多摩町の一部で土砂崩れが起こったそうだ。

詳しいことはわからないが、危うく、自然の驚異に触れてしまうところだった。

いいお天気でも油断してはいけないのよね(泣)

                 

奥多摩の源流から流れを擁する白丸湖。そこから下流を目指すラフティングやカヌー。

その河川敷に降りられる場所を青梅市柚木町に見つけた。よ~く調べてみると、青梅市柚木町ってラフティングのメッカと呼ばれている場所だった。

カヌーショップやラフティングツアーショップがいくつもあったし。ワゴン車にラフティング客を乗せて送迎する場面も見た。

ちょっとお店の表示を見てみると、ラフティングはだいたい一人8000円程度。

東京とは思えない水の美しさで知られる白丸あたり。流れも穏やかで初心者でもカヤック体験とかできるのだ。

                ★

今月は病後のリハビリを兼ねて山と渓谷の視察に訪れた。

やはり、足の筋力が落ちてしまったので長距離運転がまだ怖い。トレーニングして、以前のように長距離が普通になったら、まず、この水の美しい白丸でディ・キャンプから始めよう。

夫の釣り場にもなるし、わたしは写真の腕を磨くのが目的のディ・キャンプだ。

小さい頃のように、奥多摩源流の渓谷や湖・山のポテンシャルを遊びで体験するんだ。わくわくするね。

三多摩で冒険だってできるよ(笑)