ワンテーマの旅は「わたし遺産」から発信~並木を見たり天然酵母のパンを買う滋味深い場所の案内 【写真で綴る旅・東京西多摩地域】

【ブログ新規追加202回】

現在の秋川メタセコイヤの紅葉

昨日、旅の準備を中心に記事を書いた。それから一日中、12月は何処へ行こうかな?と、考え続けている。

秋川のメタセコイヤ並木を逆光で撮る

昨日の新型コロナ感染者数も500人越えで、もう、それすら慣れてしまっているさたなのだ。どうやって、少しでも出かけられるか?

これが、ゲームでなくてなんなのだろう。振り回されるより、いかに少ない選択種でも、選び抜いて外へ出てゆこうと考えている。

なにも、派手で遠いところを狙ってはいない。それこそ、コロナの餌食でしょう!GOTOも来年6月末まで伸びたようで、また利用できる日も来るだろう。

今は、近場のしかも一日一箇所の「ワンテーマ」の旅にこだわってみようと思い立った。

● このブログで紹介を続ける東京都西多摩地域でのワンテーマ

このブログで紹介を続ける東京都西多摩地域でのワンテーマとは、東京多摩地域を始め、東京近郊の方なら誰でも思い立ったら低予算で直ぐ行ける所ばかりを季節感とともに紹介してきた。

特に以前から親しんできた西多摩地域は自分ではそれほど記事になるとは思えなかったが、意外にも見どころが多く毎回楽しんで執筆してこれたことに満足している。

まだまだ記事にしていないスポットは多いが、「ワンテーマ」の旅、なにか1つに目的を絞って、訪れた所でのエピソードを書き残したいと考えた。

秋川のメタセコイヤ並木

● 東京都あきる野市の歴史あるメタセコイヤ並木の話

ワンテーマ」の旅にふさわしい場所を紹介しよう。

東京都西多摩郡日の出町、私のワン・テーマは、この6年間通い続け毎年紅葉の時期になると「気になる場所」であるセコイア杉の並木が延々続いている場所だ。

でもそこは、都の管理地らしく金網で囲まれ入れない。いつも仕事で通りすぎてしまっていた。

今年こそは!と思い、夕方近く車を停めてやっと金網の隙間から写真に収めた。調べてみたらそこは旧秋川高校の敷地内であるということ。

当時、都立高校唯一の全寮制男子高校で、私の中学の同級生もひとり入学した子がいた。五十数年前に1期生が1メートルほどの「メタセコイア」の木を1本植樹したことがきっかけで、毎年植えられてきたそうだ。

今では300メートル続く並木になっている。フェンスの外で写真を撮っている人がけっこういた。

とにかく不思議なくらい雰囲気があり存在感たっぷりの並木だ。一瞬だが「冬のソナタ」に出てくる春川の並木を思い出した。

写真は韓国・春川のメタセコイヤ並木(冬のソナタより)

イチョウもドウダンツツジも、すぐそばで綺麗に紅葉し並木外側の周辺を取り巻いているのだが、高校は廃校となり保存された「メタセコイア」はその中でひときわ堂々とその姿を際立たせている。そんな初冬風景に感激して帰途に着いた。

● ワンテーマの旅のお楽しみ周辺情報

メタセコイヤ並木を見たら、そのあとは、秋川渓谷での温泉や、日の出イオンモールでの買い物、途中の羽村市を拠点とする東京のスーパー福島屋で地元の野菜を買ったり、羽村動物公園でしばし、動物たちとたわ群れる・・・とか。

福島屋羽村店

● 福島屋では、毎回天然酵母の焼き立てパンを買う

この日も、お昼には羽村市の福島屋本店で天然酵母パンを買い求めた。福島屋は知る人ぞ知るちょっと高級なスーパーで、10店舗ある支店のうち品川大崎や麻布六本木など都心の店舗が多く、品揃えはあの紀伊国屋風だ。

私はずっとスイーツ&パンの専門店かと思っていたが実際はスーパーだった。羽村は仕事の途中コースなので、随分あとになってから気がついた場所だ。

八海山や越乃寒梅の酒粕とか、欲しいものが必ず見つかる。

新鮮な野菜や果物、数多く並べられた各地の特産品が目を引く。他にもちょっと高そうなお菓子などが1品1品、それほど広くない店内に美しくディスプレイされている。

たかが「食」されど「食」。豊かさの度合いが高まるなあ、と思いながらしばし休憩をとる。

● 東京都最西端の本格的動物園で動物とたわむれる

羽村駅から車で5分ほど直進すると、日本で初めての町営動物園としてスタートし、昭和57年に開園した「羽村市立動物公園」がある。

昔、息子の保育園で遠足に行った懐かしい場所だ。

30種の哺乳類、鳥類は20種類、爬虫類2種類とたくさんの動物に触れ合える貴重な動物公園で、息子もミーアキャットを間近で見てびっくりしたり、SLの前で写真を撮ったり、広い園内で迷子になったりと、大変な1日だったことを思い出した。

羽村動物公園公式HPより

動物公園の1番人気はレッサーパンダで、入口に顔が出ていて、この園のシンボルとなっている。

今回は時間が取れそうもないので、時間をとってもっとゆっくりと動物と触れ合いにこよう!と思いながら通り抜けた。

● 近場のワンテーマを見つけて、コロナ禍でも日々楽しもう

私たちのまわりにある様々な好奇心の扉。

アートや歴史、ファッション、アウトドアなど上げればきりがないほど。世間にはまだまだ知らないことがたくさんあるはず。

だが、気づけば、いつも同じところで買い物をし、同じネットで情報を検索する~訪ねるお店なども同じになってと。

要するに代わり映えのしない日常になっていく。

そんな時の新しい扉は「ワンテーマの旅」に限る。ワンテーマを追求することで、それまでとは違う「日常を刺激する」扉になるのだ。

ワンテーマの旅」はその新しい扉をあける絶好の機会。日常の雑事から離れ、ちょっと気になる一つのテーマと向きあえば、豊かな新しい感触が自分の中に醸しだされてくる。

まだ先のことだが、今から予定して探していきたいのが、多摩地域の歴史ある場所に「桜」を見つけにいくこと。大体の場所の検討はつけているのだが、聞く所によると見事な枝垂れ桜が見れるのだそう。

冬の寒さも桜を想いうかべるとほんのりあたたか、「ワンテーマの旅」って、本当に日常を変えるスパイスであり、自分だけの「わたし遺産」でもある。

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旅の準備はお好き?~わたしの趣味ともいえる旅企画の話 【ホテル・準備と宿編】

【ブログ新規追加201回】

「浮世の憂さを晴らす」には、旅が一番いい。しかも、単に行きたいところへ出向くのではなく、入念に調べて旅の企画を練るのが最高に楽しい時間だ。

以前のブログから~「旅のコンセプトを考える」→リンク先;http://lifetour.blog.jp/archives/1050103798.html

それでも、旅の予定を立てて、それまでに「あれも!これも!」と、こなすのが、毎度しんどいなあ~と、実は感じてもいる。

旅に出る前のわたしの状態はまず、こんな(笑)

旅に出る朝、十分に寝足りていたことはある?私はいつも睡眠不足。

ゆうべの疲労を引きずって、体調は「底」に近い状態で、こんなふうで旅程の第1日を、つつがなくすごせるかしらと思うほど。

行きの乗り物の中で熟睡し、現地に着く頃、ようやく並の水準にまで回復している感じ。

「もっていくコーヒーを探して、夜の11時過ぎにまだ、コンビニをうろついていた」とか「着るものを考えていて、はっ!と気づいたら午前1時を回っていて、最後の方は熟慮も何も放棄して詰め込んだ」なんてことばかり。

誰にも、思い当たるフシがあるんじゃなかろうか?

さて、旅支度の話をもう少し。

 ある文学者がエッセイに書いていたことに、「旅は出かける前が一番楽しい」とあった。

私は「嘘でしょ!」っと思う。出かける前こそが準備に追われて一番苦しいんじゃない!っと言い返したいくらい。

留守宅の戸締まり、行く先の様々な調べもの、荷物に入れるものの取捨選択なんかがもう、大変で全然楽しくなんかない。

たぶん、作家のいうのには、旅を企画する過程が最高に楽しいと、言っていたのだと思う。

作家とは違い、わたしなどは、仕事や家のことで時間に追われている主婦だもの、いつも夫からは「時間の見積もりが甘い!」などと小言を言われ、なかばふてくされる始末。

頭が煮詰まってくるのに耐えつつ、「もう!面倒!いっそのこと行かない方が楽」と放り出したくなることもある。

でも過ぎてみれば、旅支度の焦燥感に駆り立てられたような感じには独特のものがあり、やめられない媚薬のような高揚感が旅に期待を持たせていくのだ。

最低限のポイントだけは押さえつつ、愉しみながら余裕のある旅仕度がしたいものだ。

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で、具体的に今すぐ旅に出る予定などはない。新型コロナ感染が増大中で、うかうか出られない、年末で忙しい、寒い・・・など、わたし的には出にくい理由がある。

そんな時は、向こう1年ぐらいまでの旅を先回りして、企画を立ててみる。これが、実は一番の趣味なのだ。

行きたい場所、みたいものや食べたいものをリストアップ。乗り物、宿、決める事柄はとても多い。

ちょっと前のブログに書いたが、今、東京は新ホテルが続々とオープンしている最中。注目しているのが、ご近所、東京都立川市の「SORANO HOTEL] ビジネスとラグジェアリ―の中間型。

新宿から30分で、温泉水を使用したインフィニティプールから富士山を楽しめる!

全客室52平米以上、昭和記念公園を一望できるパークビューのバルコニー付き。

良く知っている場所ならではの親近感もさることながら、このホテルの持つ「非日常感」を一度、体験してみたい。

しかし、東京多摩地域では高額でちょっとびっくり!GOTOがあるうちに行けるかしら。それまでに、今月は仕事帰りにラウンジにでも寄ってこよう。下見ってことで。

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さて、旅の持ち物だが、先日の東京一泊では、仕事バッグよりも小さなバッグを持っていった。

旅の必需品も今では、薬や化粧品ぐらいしか持っていかないし、3泊ぐらいまでならほぼ、日帰りと同じ状況の荷物しか持たない。

何で移動するかが大きなカギだが。国内で車移動だとなんでも詰め込んで出かけられるので目いっぱい荷物を積んでいく。これが一番準備しないパターンの旅。

電車、バス、飛行機とかになるとどれだけ「軽く」できるか、ということが一番重要であるから、紙1枚でも(笑)減らしたい。

財布もスマートにして、余分な書類や本もできるだけ持たないようにする。本の類が特に重いのでガイドブックなんてありえないしね。

ほしい情報や交通経路は事前に調べてメモするなどはしっかりとやっているつもり。衣類の取捨選択が女性の場合一番の難関じゃないかと思う。

寒いのが堪えるので、全季節ではユニクロのウルトラライトダウンをバッグの底に入れておくのが定番だ。

どのくらい持たないで出かけられるかゲームの攻略と似ている感じ。

あと旅行雑誌によくある提案だが、「着古した衣類で出かけて、現地で買って古着は捨てるのがおすすめ」という話は私は反対。

買うのは良いが、現地で捨てるということには抵抗があるからだ。

さて、年末年始、出かける予定はない。

それでも、いつでもすぐ出られるように、少しずつ準備をしようと思っている。

実際には直前にバタバタとやって、必ず私の場合忘れ物は絶対あるし、後悔してしまうような洋服のコーディネートになったりしちゃうんだろうなあ、と。

しかし、旅は非日常だからこそ、ちょっとしたアクシデントは返って楽しむほうが良いのかもしれない。

リスク対策などポイントは押さえつつもバッファは確保し、ちょっとゆるいくらいが丁度いいと感じる。

「心を穏やかにし、鎮める旅がしたい」というのが今の気持ち。夕暮れの空の色や冬の到来の強い風に吹かれたりしながら、自然が創りだす美しさに圧倒されたい。


日常からわずかの時間でも離れて得られる ”心を整える時間” こそが私の「Better Life」なのだから。


                                                                    

  

                                                                               

東京の四季を撮る~自然が織りなす表情に魅せられ続けている【写真で綴る旅・写真を撮る理由】  

【ブログ新規追加196回】

近所の夕暮れ

ブログ名「Sun TAMA-Style」は文字通り東京の三多摩地域そのものを名前にしている。

そして、一年中、東京都の自然を写真に撮り続けている。

新型コロナ感染の危機がなくても、ずっとわたしは以前から、東京都の三多摩地域を好んで訪れ、カメラを向けてきた。

それは、意外なほど、美しい自然が身近にあるからだ。夕やけ小やけの歌が生まれたのも良くわかる。

東京都の指定する「東京名湧水57選」や、三多摩地域の天然記念物など、まだまだ訪れきれてはいない。

都心の写真の師匠は、作家・片岡義男氏だ。氏の撮る写真の大ファンで、氏の作品のカバーはかなりの数で氏自身の写真が使われている。

特に、東京の写真が素敵だ。

これは、電子書籍のみで拝見できる写真集。

東京を撮る』片岡義男・撮影/文(Voyager)

わたしは生まれも育ちも東京の三多摩地域。しかも、まだ一度もここ以外に住んだことがない。純正民なのだ(笑)

要するに都心はお出かけの範囲(笑)

さて、現在、このブログの一番人気記事は「奥多摩」の記事。何万というプレビューと何千という記事訪問者数だ。

普段、まったく狙って書いているわけではないが、さすがにヒットするのは心底嬉しいし、参考にしてもらえているのであれば、なおさら有難い。

検索流入で人気のキーワードが「奥多摩 紅葉 渋滞」「鳩ノ巣 秘境 絶景」など。秋の紅葉直前に訪れた記事がバズった。

わたしの使うカメラも夫からもらった中古オリンパスで、一眼の部類ではそれほど精度が高いわけじゃないだろう。

しかも、撮影技術がすべて自己流だ。それでも、たまに「写真を楽しみにしている・・・」といったメッセを頂く。感謝に絶えません。

素人にもきれいな写真が撮れる奥多摩の大自然。被写体が素晴らしいのだろう。

特に、紅葉の美しい場所が目白押し。そしてほぼ無料で入れる。

きれいな紅葉の条件に「気温」がある。夜半の急激な冷え込みで、赤く染める部分と黄色く染める部分が決まるのだそうだ。

葉に赤をたくさん残すには、急激な寒さと昼の陽気が必要で、奥多摩や三多摩地域はそれに相当するということだ。

厳冬に耐えるほど美しい紅葉が見られる。

そんな東京都の最西端。

美しくなる条件の詰まった東京の自然を、割と簡単に装備もなく歩けて写真も撮りやすい・・・これこそが、写真を撮り続けられる理由なのだ。

わたしにとって、東京でのwalkingtrailやカメラの趣味は、時間や金銭的なムリ・ムダが一切ない最高の趣味。

だから、続けられる。

● 参考になる書籍紹介

東京 森のカフェ』棚沢 永子・著

【書籍概要】

出かけよう。東京の森へ。癒しのカフェへ。

東京には緑が少ないと言われるけど、そんなことはない。

ちょっと目を凝らせば、意外なほどたくさんの自然をみつけることができる。

東京の郊外に足を伸ばして、鬱蒼とした森の中を歩き回ったり、

ささやかな緑を大切にしている人たちと話したり。

そういう出会いがあった時は本当に嬉しくなる。

豊かな自然に彩られた、新しい出会いの物語。

36話。

Twitter公式;リンク先→https://twitter.com/morinocafe77

                 ★

walkingtrailとカメラが趣味のわたしの愛読書。

東京という地域の自然を求めて歩き回るための必読書だ。

若干cafe情報が古くなりつつあるが。

cafeに訪れる際にはぜひ、お電話入れて下さい。

冬場はやっていない、もう閉店している・・・こういった状況がたまにあるから。

ネット情報も更新されていない場合もあり。

まだまだ撮り続けよう。

わが町のイチョウを見に行く~風物詩「おつまみ銀杏」の作り方あり【健康・植物/イチョウ】

【ブログ新規追加193回】

晩秋の連休二日目、晴天に恵まれた朝。

わが町の「イチョウ並木」を早朝、見に行ってきた。昨日の強風でずいぶんと葉が落ちていた。やっぱり、先週末ぐらいが最高のきれいさだっただろう。

お目当ての銀杏拾いも、もうほぼ無くなっていた感じ。もちろん銀杏落としのイベントがあったのか?わからないけど。

まあ、コロナ禍でそぞろ歩きをするつもりはなく、いちょう祭りの終点「多摩御陵」の綾南公園に車をとめて、御陵付近のイチョウやさまざまな植物を楽しんできた。

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もみじ祭りが始まっている高尾山に近い多摩御陵は、高尾山同様に美しいもみじの紅葉も見られる。

帰りに「道の駅 滝山」に寄り、銀杏を購入。今晩の酒の肴になる。季節を味わう絶好のチャンス。

で、「おつまみ銀杏」の作り方を紹介しよう。

 おつまみ銀杏 ※レンジで作る一番簡単な食べ方(2人分)

[材料]

生の銀杏・・・適量

塩・・・ひとつまみ

紙封筒・・・茶封筒や普通の白封筒でOK

[作り方]

① 銀杏を茶封筒などの適当な封筒に入れ、500Wのレンジで40~50秒チン。数個が破裂すればOK。

② 破裂しないで殻が割れていないものは,キッチンバサミ等の殻割り部分で割って塩を振って食べる。

◎ 尚、銀杏は食べ過ぎに注意しよう。

1日に10粒以上食べると体調に悪影響が出るケースがあるよう。

イチョウに含まれる『メチルピリドキシン』という成分が体内のビタミンB6の働きを邪魔する。

ビタミンB6が働けなくなると、嘔吐、下痢、呼吸困難などの症状が出て、 やがて、中枢神経に異常が 起こる。

くれぐれも、言い伝えのように「歳の数以上は食べない」ようにしたい。

わたしは歳の数じゃ、すでに食べ過ぎ!だから、10個だけ・・・と決めている。

できたての美しいエメラルドグリーンの銀杏に今年も逢える。

ああ~楽しみ♪

秋花巡礼~日本画(屏風絵)から探す秋の七草【植物・美術エッセイ】

【ブログ新規追加187回】

秋の七草・・・萩・すすき・オミナエシ・桔梗・撫子・葛・フジバカマ

「秋の七草」は、奈良時代の歌人、
  山上憶良(やまのうえのおくら)が
  万葉集において選定した。

 「秋の野に 咲きたる花を
  指折り(およびをり)
  かき数ふれば
  七種(ななくさ)の花
  萩の花 尾花葛花 撫子の花
  女郎花 また藤袴
  朝貌(あさがお)の花」

※ 朝貌(あさがお)は桔梗。

春の七草は「七草がゆ」にして食を楽しむものだが、「秋の七草」は花を愛でて楽しむもの。

● 日本画で秋の七草を見つける

秋も終盤の15日は、我が街の美術館にて、日本画を堪能してきた。

そこで観た作品の映像から、ハッと!気づいたのが、「古の画家たちは、足元の季節を切り取って作品を作ってきた」という真実だ。

● 横山大観「春秋」

屏風画はその大きさからスマホで撮り切れず。残念。

左隻の「」だけを撮ってみた。今回の展示は撮影OKの作品が多く、それを目当てに来館される人も多そうだ。

【作品紹介】横山大観「春秋」

右隻に春のしだれ桜とたんぽぽ。左隻に秋の楓とりんどう、おみなえし、芒が描かれる。左右に季節の風趣を対比させて、没線主彩、たらしこみなどを用いながら、琳派風に描いたもの。

余白を大きく残すなかに、凛と咲くたんぽぽ、真っ青なりんどうが双方の画面を引きしめ、さらに落ちかかる一葉の楓が一瞬の時の流れを意識させ、静寂な雰囲気を与えている。

五浦時代に描かれた優品のうちの一つ。

一枚の屏風の右側に「春の花」、左側に「秋の花」を配置。このことからもわかるように、日本画の真骨頂は、反シンメトリー。左右対称ではない自由な画風が好まれたのだ。

今回の展覧会で秋花の魅力に感化されて、急いで、我が家の近所の自然公園に出向いた。

● 自然公園で見つけた秋の七草たち

もう、冬まじかで秋花も終盤。秋の七草のフジバカマはそこかしこに咲いていた。ノコンギクやオミナエシ、すすき、紅葉、竜胆(りんどう)を見つけることができた。大観の屏風絵にはやはり、桔梗ではなく竜胆(りんどう)が一輪描かれていた。

竜胆(りんどう)は公園内のある場所にまとまって咲いていた。ここは、毎年おさえている場所で、今年もその場所で可憐な青い花と出会えた。

とても幸せ。

大観の屏風絵にあった紅葉。公園でもばっちり紅葉していた。まさに同じ風景。屏風画と自然公園のマッチングを大いに楽しんだ秋の休日。

大観(水戸出身)もこの武蔵野に住んでいたのでは?と思わされる素晴らしい作品との出会いだった。

ぜひ、季節と美術作品のコラボを見つけてみて。

毛利庭園(毛利甲斐守邸跡)の紅葉を愛で、NYの名支店でステーキを頂く東京旅③【ホテル・東京/紅葉と名店探訪】

【ブログ新規追加186回】

11月13日(金)爽やかな晴天。

お天気の良さに惚れ惚れする。午前中は、ホテルのお部屋にのんびり滞在。早朝の最上階での露天風呂は、インフィニティ風呂風で、天空に浮かぶような作り。

そして、例のごとく一人占め。コロナ禍での人混みを避ける狙いは今のところすべて順調に通過した。

ホテルのベッドはシモンズ製。化粧品のアメニティはすべてポーラ。こういった設備などの点もホテル選びではとりわけ重要になる。

そして、今回、この4つ星ホテルに決めた決定打は、六本木の名店10軒から選ぶ食事券つきだったのと、その中にNYの名店「エンパイア・ステーキ・ハウス」があったから。

もう、嬉しくてびっくり。NY国連にほど近い場所にあったその名店が2017年に日本に初出店したと噂ではきいて知っていた。

店内の仕様は本店同様に1920年頃のNYの世界観を再現している。あの映画「華麗なるギャツビー」レオナルド・ディカプリオ主演の映画のデザインを取り入れた店内。

店内の仕様を写真に撮らせて頂いた。

思いつきや通りがかりで入るのではなく、前もって予約を取ることで、何かお祝いがある場合は伝えておくと、ホテル同様に丁寧なサービスが受けられる。

わたしは、ネット予約だったので、当日入店の際に「主人の誕生日で予約しました」と、一言告げると、「わかりました!」とひとつ返事。

そして、通された席は、ソファのボックス席。記念日をしっかりと伝えると、こうした対応も受けられる。

ちょうど、10人ぐらいの男女のグループも同時入店で、入口付近の若干、せわしない場所に案内されていた。コロナ禍でのことでだろう。

しかし、入口にはコンシェルジュがいて、コートを預かったり、様々お客様からの要望を叶えるために待機していたから大人数対応ともいえそうだ。

大きな窓から、その10人がステーキを食べながら、密にならないように広く場所を取っている雰囲気が外から見えて、いいお店の宣伝になる。席の案内の仕方や考え方でその店のもつクオリティもはかれるもの。

さて、食事中に受けられる一番のサービスとは~わくわく。

● 「EMPAIE・STEAK・HOUSE」のランチコースメニュー

ランチはコースで全6品。

1,NYクラムチャウダー

2,プライム・グレード・ステーキ(サーロイン/ミディアムレアで)

3,付け合わせ/フライドポテト・ホウレン草のソース

4,2種類のパン/バター

5,デザート / これがお店からのサービス

6,深煎りローストコーヒー

通常、税込み5000円コース。これがホテルプランで0円。で、わたしが払ったのはサービス料(860円)のみ。

● 食後は毛利庭園に紅葉散歩に行く。

毛利庭園歴史

慶安3年(1650年)、毛利元就の孫、秀元が甲斐守となり、麻布日ヶ窪の地に上屋敷を設けた。 .

.. 昭和18年3月、「毛利甲斐守邸跡」として旧跡指定を受ける。

昭和27年3月にはニッカウヰスキーの東京工場となり、昭和52年には、テレビ朝日が当地を取得。

おなかいっぱいで10分ほど散歩。テレビ朝日内の毛利庭園で紅葉を見て大江戸線~京王線で帰宅。

                                                            ★                       

余談だが、14日の今朝、TV番組「旅サラダ!」で、~ご褒美旅 東京のおすすめ!~をやっていた。渋谷新名所とか。ちょっと笑う。

東京は、見どころが多すぎて、観光やアクティビティの焦点が絞り込みにくいとも言われている。

わたしも、銀座や大手町、有楽町とか大好き。しかし、夫の「ちょっと意味深い年齢を祝う」という目的に従い、お祝いのために忠実に真剣に、使えるクーポンやポイントなどのサービスを駆使して、ひとり約5000円の旅が実現した。(実計算では、本来二人で45000 円ぐらいの内容)

GOTOも今後感染拡大による大幅な変更があるかもしれない。絶妙なタイミングで使えて良かった。

これでもか!というぐらい情報を集めて、使えるクーポンやサービスを徹底させる・・・ゲームをクリアする作業によく似てる。

めんどくさい!と思えば、お金を使うしかないけれど。

わたしはコスパを追及するのが信条だからゲームを続ける。

★2024年11月13日更新 遊び尽くす東京 / 渋谷の新スポット&けやき坂イルミが始まった六本木②【ホテル・東京新スポット探訪】

【ブログ新規追加185回】

首都東京。東京には楽しいスポットがたくさんある。

しかし、昨日の新型コロナ感染者数393人!夕方のTVを六本木のホテルで観た。すえ怖ろしい数。

それでも、つかの間の旅気分を味わいたくて、夫の誕生日を都心で過ごすことに決めたのが10月末。

コロナ対策も万全で、無理せず、人混みを上手に避けて旅しようと念入りに用意をしてきた。

● 午前中は渋谷新スポットを攻める

11月12日、午前中は、新スポットが目白押しの渋谷(宮益坂付近)を探訪。新宮下パークなど新感覚スポットを中心に訪れた。

天上がガラス張りになっている書店

JR井の頭線を降り、宮益坂付近に出来た、まず、商業施設 渋谷スクランブルスクエア で、趣味の書店巡りをするため、TSUTAYA BOOKSTORE 渋谷スクランブルスクエアを訪れた。(この書店は素敵過ぎるので、別の回でしっかりと紹介する予定)

次いで、新宮下パークへ行く。公園と商業施設とホテルが長い橋の上にある。NYの空中庭園を手本にした作りだそう。フードコートやホテルのコンセプトは「東西シルクロード」アジアやインドのお料理が豊富に頂ける。バーのクラフトカクテルや、かかっている音楽も無国籍、まったく新しい感覚のパークだ。

パークの裏手には飲み屋街がひしめいていた。平日、朝から、女子のグループが流行り?の「ジン・ソーダ」を相手に話し込んでいた。

氷なしのジン・ソーダ。女子でもつまみなし。強すぎてヤバイね。

新宮下パークホテル・シークエンス

で、パーク内のホテルやショップを見て回って、フードコードで軽くご飯を食べる。それから、宮益坂から路線バスで六本木駅まで15分間乗った。

夫は長い間、渋谷と六本木に勤め先があったので、実に詳しい。無駄な出費はしない、人混みは避けるなどの攻略をしっかりと立ててもらった。

● 午後~夜 六本木で遊ぶ

手はじめに、東京ミッドタウンの並びにある施設、富士フイルムフォトサロンへ出向く。ここは、この数年、ミッドタウンでのセミナー時に訪れる大好きな場所。

富士フイルムの製品から、数多くのカメラの展示、フォトギャラリーでは主にプロの写真展を3つは開催されているのだ。

今回も、熊野古道専門の写真家や鉄塔だけを撮る写真家の作品を観てきた。熊野古道の写真家フェアでは、写真集と熊野をデザインした手ぬぐいを頂いた。(写真展はすべて無料)

で、もうひとつ、すご~く楽しみにしているのが、富士フィルム製の化粧品「ASTALIFT] ショールームでの対面カウンセリング。今回は新しいリフトアップのクリームも入れて頂き、コロナ禍の影響でたった5分程度だったが、多めに試供品も貰ってとても充実した時間だった。

で、宿泊ホテルに早めのチェックイン。「カンデオホテル東京六本木」ここの売りである最上階の「露天風呂スカイ・スパ」に一番で入るには午後3時チェックインがベター。

写真は午後3時過ぎのスカイ・スパ.。ほんとに貸し切り状態なので写真を撮る。夜中の露天風呂夜景も楽しみになった。

屋根のない空中露店風呂

チェックインの時、フロントに「主人の誕生日祝いで・・・」と告げると、「それでは、お部屋のアップグレードをさせて頂きますが、それでよろしいでしょうか?」と、嬉しい対応。

クイーンサイズBED→キングサイズへ。もうひとつはお部屋の前面ガラス窓から東京タワーが見えるお部屋にアップグレードされた。

アップグレード後のお部屋

記念日やお祝いごとは必ずチェックイン時に伝えるようにしている。こうしてサービスをしっかりと受けるのが気後れせずにできるようになった。

年の功(笑)

部屋からの眺め

● 六本木けやき坂のイルミネーションが始まった

このイルミ、WEBで調べたところ11月13日からと。ああ~惜しい!と思っていたが、夕方六本木ヒルズ界隈を散歩しながら、今日2店めの蔦屋書店に行き、帰りにデリでお夕飯を地域共通クーポンで買おう!と出かけたが、何やら,けやき坂あたりが報道陣でいっぱい。

・・・すごい光のシャワー。12日から始まったよう。いい誕生日プレゼントになった。

それにしても12日は一日中寒かった。早くホテルに帰って食事&呑んでで、夜景を眺めながらのSPAに入った。

写真を撮るわたし

こんな感じで一日目を終えた。東京旅はまだ続く。

③は明日、アップします。

どうぞ、お付き合いください。

六本木に泊まる~GOTOトラベルで大都会のリゾート気分を叶える一泊二日の東京旅① 【ホテル・GOTOトラベル】

【ブログ新規追加184回】

11月12日(木)今日は六本木に宿泊する。

東京ミッドタウン六本木

東京在住者は、灯台下暗しで、それほど東京都心に宿泊することはたぶん滅多にないだろう。わたしも、音大の卒業パーティーでの京王プラザホテル(新宿)ぐらいしか宿泊経験はない。

だって、帰れちゃうんだもん(笑)

それが「もっと!東京キャンペーン」の場合、わざわざ都民限定で東京に泊まる!・・・なんとなくこの発想がいいなと思い、スノビッシュ東京のありとあらゆるホテルプランを検討し始めた。

その間にこんな東京在住ブロガーさんのTwitter記事を見つけた。

何?あのアマン東京リゾート!爆高いのよね。

でも、ツイートを見てみたら、ちゃんと、都民限定クーポンやGOTOも利用していた。

わたしでも「GOTO」や「地域共通クーポン」や「もっと!東京」など詰め込めば、アマン東京も射程範囲かも!!!

っと、ウキウキしながら、「もっと!東京クーポン」が配布されるまで毎日延々、東京のホテルを調べ続けた。

今年は、新ホテルラッシュの東京。手はじめに11月12日オープンの「ゲート・ホテル両国」と、8月にオープンしたばかりの「新宮下パークホテル/シークエンス渋谷」の2件に絞り込んで検索をした。

どちらも今年オープンされたスノッブな都会のホテル。わたしの考える宿泊施設としては◎だ。

で、だいたい10000円前後で宿泊、プランで食事のプレゼントチケット(5000円~15000円まで)のついたものをターゲットにしてみた。

実際はGOTOで35%引き、地域共通クーポンで15%のおこずかいみたいな金券がついてくる。しかも「もっと!東京」を手に入れれば、ひとり5000円の都からの補助と。ほぼ宿泊費のかからない旅が実現する。

しかし、「もっと!東京」の10000円クーポンを一旦は取れたものの、凡ミスでそれは使えなかった。

それでも、これだけ時間を使って東京のあらゆる宿泊施設を調べてみて、本当に魅力たっぷりな施設の多いのを改めて知った。

ただ、新型コロナウイルス感染者数が、昨日も300人を超える勢いだ。個人が油断なく出かけるように細心の注意を払うのが当然だろう。

そして、もう、他県へ出向かず東京一本でGOTO使って、「もっと!東京」を逃した分を楽天ポイントで補う作戦で、狙っていた三番目、六本木駅徒歩2分のとあるリゾートホテルをわずかな出費で予約した。

それでは、こころとカラダの洗濯に行って参ります(笑)

★2024年11月4日更新 琉球王国の美しき宮殿を歩く~2016年9月の旅から(正殿焼失1年~復元への願いを込めて)【写真で綴る旅・沖縄編】

【ブログ新規追加173回】

2019年10月31日。琉球王国の名残を留めてきた首里城が大火災焼失した。

35年前、結婚したばかりのわたし達夫婦は友人たちと、沖縄に出かけた。その時はまだ、王宮の復元真っ最中、守礼門の前で、紅型を着て写真を撮ってもらった思い出がある。

で、4年前、憧れだった琉球王国の王宮首里城正殿に出向くことが叶った。それから3年、まさかの大火災焼失。これまで5回も焼失してきた王宮だ。

昨日まで、NHKでは沖縄王宮復興に関する様々な進捗を番組にして放映してきた。わたしもわずか二度の王宮訪問だったが、未来への王宮復元を願うひとりとして、ここに2016年当時のブログ記事をアップする。

琉球王国の美しき宮殿を歩く(2016年10月6日)加筆あり

● 首里城の歴史

首里城正殿

1420年、第一尚民・初代国王が基礎を築いた琉球國のグスク-「首里城」は、国主の住居や宮殿 兼 行政機関として建設されたものだが、城の立つ場所にも深い意味がある。

城内には、神が宿る場所である「首里森うたま」や「京の内」が存在しており、単なる宮殿ではなく神聖な場所・神殿でもあった。

世界遺産を含む首里城見学のメインである「正殿」は、装飾や色彩が美しく、特に正面にある龍を柱に見立てた「大龍柱」は、琉球独特のデザインである。

● 沖縄旅行の目的

梅雨の時期に旅行をするのは「修学旅行生」だけじゃないか、なんてながく思っていた。

亜熱帯に属し、本土より早く梅雨入りして湿気と集中豪雨が予想される”6月の沖縄”。普通なら避けるところだが、それでも惹かれる何かがあった。

もう若くはないので日差しの強いビーチで泳いだりすることはまずありえない。これは良しとして、1年の中で一番人気のない梅雨の沖縄をどう楽しむかが今回の大きなキーポイントだった。


 もう1つ、プライベートな用件もあった。先月初出版した著作(電子書籍)のペンネームは一番の親友で沖縄出身の幼馴染みが、生前私の物書きとしての将来のために付けてくれた名前だ。

没後17年を偲び、出版の報告と追悼の意味も込めての訪問となった。

● わたしが好む旅の仕方

王宮への道~展示の数々

仕事や家事など暮らしの中で、やるべきことに追われ忙しい日々を送るのは、ごく当たり前の日常風景だ。

しかしそんな忙しい時こそ、疲れた心と体を一旦リセットして自分を見つめ直す旅に出たいと思った。

そして、導かれるように美しい南国沖縄へ出かけた。

短時間ながら、少しでもゆったりと滞在する気持ちで、リニューアルされたばかりのコンドミニアムを拠点に航空券だけ取り、行き当たりばったりの散策旅に出た。

借りたコンドミニアム(WEBより)


 ラグジェアリーなホテルなどで高価なサービスを受けるのではなくて、気分一新、自由に過ごすことで、もっと発想豊かな楽しい旅をする。

首里城内部から撮影

その土地の空気を楽しみ自然に触れ、歴史を学び土地の美味しいものを食べる。梅雨模様のなか、どうやら心地よい文化の場所を探す旅が可能となった。

● 独特な琉球音階とは

首里城 開門セレモニー

琉球音階という五音音階(ド・ミ・ファ・ソ・シ・)は独特の味わいを持っていて、沖縄音楽の特徴となっている。

特にファとシの音で旋律を解決する作曲手法となっており、他では真似できないものとして固有の名曲が数多く残っている。

わずかにマレーシアの音階がこの琉球音階と類似しているが、琉球音階は圧倒的に繊細だ。その調べは聞く人を沖縄の人たちの思いに誘わずにはいられない感があり、風の旋律とも言われて、とても感慨深い。


 この琉球音階には、強い湿気と晴天に映えるハイビスカスの花が良く似合う。素晴らしい郷土の節である。

朝、8時30分からの首里城開城セレモニーに立ち会えたその時にも、乾いた三線の音がビンビンと空に響き渡って脳裏に焼付き、古くからの儀式と衣装も相まって強く印象に残った。

● 旅の間、ゲリラ豪雨とパッと晴れ渡る晴天のくり返し~まさしく「テンペスト」だった

街の丘から眼下を見下ろすように作られている首里城。

沖縄の文化が凝縮したこの王宮首里城は今回、一番楽しみにしていた場所。最終日の朝、梅雨の合間を縫うようにしての訪問となった。

モノレールから首里城が見えた

初日は運悪くゲリラ豪雨で靴を潰してしまい、それから後は終始サンダル。家に帰る道中も機内もずーっとビーチサンダルだった(笑)

でも・・
最後は、お天気の神様に助けられたような晴天の瞬間を迎えた。

★2024年11月1日更新 奥多摩の紅葉がはじまった~渋滞・混雑を避ける朝旅の極意(写真多め/文章少なめ)【山/トレッキング・東京紅葉①】

【ブログ新規追加170回】

まさに日本晴れの11月1日。予定通り東京奥多摩の紅葉を楽しんできた。朝6時過ぎに出て、お昼12時には帰宅。トレッキングをした割には、渋滞を避けられた分、スイスイで運転を楽しめた。

家から1 時間 14 分 (41.6 km)の秩父多摩甲斐国立公園。今回は行き方を反対から攻めてみた。

● 今日のルート

① 秩父多摩甲斐国立公園(東京方面)の代名詞と言えば、深いブルーの湖美しい山間の溪谷、そして都民という名前のついた森

で、手はじめに、大多摩walkingtrailを1,5㎞ほど歩いてきた。朝7時~7時40分まで。すでにこの場所で標高300m。手袋を忘れて、恐ろしく寒い。一度に5人しか渡れない吊り橋(すごく揺れる)をヒヤヒヤしながら渡り、紅葉と渓谷を楽しんだ。

深く澄んだ水に引き込まれそうになる。

朝一番で、燃えるような紅葉を存分に楽しんだ。

鳩ノ巣溪谷・・・所在地: 〒198-0106 東京都西多摩郡奥多摩町棚澤/Pは無料・トイレあり。朝早くないと、停められない人気の場所。

鳩ノ巣からこのトンネルを抜けて奥多摩湖へ。

② 奥多摩湖(小河内ダム側)・・・奥多摩湖は正式名称を小河内貯水池と言い、東京都西多摩郡奥多摩町と山梨県北都留郡の丹波山村・小菅村に跨る東京都水道局管理の人造湖である。

1957年、多摩川を小河内ダムによって堰き止めて造られた。 竣工当時、水道専用貯水池としては世界最大規模の貯水池であった。

現在も水道専用貯水池としては日本最大級を誇る。

※ ここでは、湖の美しさを堪能した。朝の光が降り注ぐ湖と紅葉は絶景。無料P,トイレあり。

奥多摩湖の終点地では水の色がまったく違っていて驚き!

ここから東京都檜原都民の森を経て、奥多摩周遊道路と別れた。道中の紅葉もきれいで自然の力を味わい尽くした気分。

東京都 唯一の村・檜原村数馬の紅葉

③ 秋川渓谷で築300年の庄屋お屋敷と紅葉、遊歩道から溪谷に降りて散策。(黒茶屋から溪谷へ降りた/Pは無料)

水のきれいさに都心から来た方々が歓声をあげ、感嘆されていた。

春、夏、秋と3シーズン楽しめるルートをこなしてきた。走行距離は約90キロ前後。仕事ではないし、紅葉でドライブが最高に楽しくなった。

余談だが、普段わたしは、ものすごく本を読む。今週「秋の読書週間」で、今日11月1日は「本の日」だ。

しかし紅葉だし日本晴れだしってことで、本を捨てて外に出ている(笑)

たまには、頭の中もきれいさっぱりデトックスしなくっちゃ。

帰りの秋川で、農家さんから、大量のじゃがいもと柿をもらった。帰ってきて、急いでじゃがいもは茹でて、塩とマヨネーズで頂き、デザートは柿で〆た。

相変わらず、「ほぼ無料の旅」を続けているけど、結構できるものなの。それに、今回も、無料で観られる絶景の場所を見つけた。(都民の森付近)

そこは、朝8時台でもう、車やバイクがいっぱい。すでに、知られているようだ。目の前には朝日に輝くイロハもみじが広がる、それはそれは美しい場所だった。

来年は、まず、真っ先にそこへ行こう。

渋滞と人混みを避けるのが朝旅の極意。