『大人のゆる友活 ちょうどいいつながりが人生を豊かにする』潮凪 洋介・著(集英社クリエイティブ)【選書・自己啓発】

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『大人のゆる友活 ちょうどいいつながりが人生を豊かにする』潮凪 洋介・著(集英社クリエイティブ)

簡単レビュー

なぜ年をとると友だちがいなくなるのか?

 大人の友だち関係は「ゆるい」ほうがうまくいく。

ゆる友活とは、ゆるいつながり=ゆる友を増やし、ゆるくつながり続ける活動だとまず定義されている。

一緒にいて心地いい時間を過ごすためには、相手と無理せずつながるスタンスや方法が必要である。

本書は、ゆる友と出会うための趣味コミュニティの活用や、良好な関係を築くためのコミュニケーションなどを豊富な実例とともに紹介。

ソロ活に飽きてきた人、つながりを求める人へおくる一冊!

              ★★★

夫が先週、約10年ぶりだろうか?八王子支援センターのコミュニティが開催するIT講座へ出かけた。

そこには、以前、別のコミュニティでご一緒されていた方々も参加されていた様子。

しかし、同窓会ではない、現在進行形のIT講座のためか、さほど話は弾まなかったが無駄な時間もなかったそう。

わたしは、その話を聞いて「なるほど!」と、ひとり膝を打ったのだ。

それは、みんな困りごとなら、渋々でもこういった、今のスキルを得ようとするのだということ。

しかし、どーでもいいことに時間を使いたくはないもの。

それでも人との関わりを求めて積極的に行動している。

ここに「ゆる友探し」のポイントがある!と思ったのだ。

まさに、こうした自由参加型のセミナーや講座も「ゆる友活」かもしれない。

「なるほど!」と思うのは、人間関係って、ほとほと面倒くさくて、大変でしょ?

それでも、仙人になって人里離れた場所に暮らして生きたい人は少ないだろう。

やっぱり、気心知れた数少ない人達や家族と和気あいあいと過ごして行きたいわ。

それには、ちょっとしたコツがあるようで、相手との距離を急に縮めず、ゆるく繋がるクセをつけよう!っていう本書の提案だ。

コツは相手への尊敬の気持ちを持ち、居心地のよい言葉選びが大事だと。

そして、この本の「もくじ」が素晴らしく秀逸なので、全部の章を書き出してみた。

特にカッコでくくったところはザっとでも見てほしい!大事なセンテンスばかり。

★なぜ年をとると友だちがいなくなるのか?お互いに心地いい関係を築くための41のヒント。

「もくじ」

第1章 大人のゆる友活とは何か?

~友だち関係は「ゆるい」ほうがうまくいく~

(大人になると友だちとの関係性が変わる!?・そもそも大人に友だちは必要か?・友だちがいるとどんないいことがあるか?・なぜ年をとると友だちがいなくなるのか?・大人にこそすすめたい「ゆる友活」・ゆる友に向いている人、向いていない人・大人のゆる友活のはじめ方 )


第2章 いつもの行動を変える

~人見知りのあなたのための「はじめの一歩」~

(自分はどうしたいかを知る・変わらない日常から抜け出す・趣味に没頭する・身近な人と雑談を交わす・自分の中の意外性を見つける・昔の友だちに連絡を取ってみる・職場の人を誘ってみる)


第3章 自分の言葉を振り返る

~人が離れていくあなたのための「会話術」~

(無意識の癖を甘く見ない・相手を否定しない・意見の対立を避ける・マウントをとらない・感情を暴走させない・受け上手になる・誰も傷つかない話のネタを持つ・相手を楽しませて自分も楽しむ・相手と深い話をするにはコツがある)


第4章 新しい環境に飛び込む

~出会いがあなたのための「つながり術」~

(待っているだけでは出会えない!・オンラインコミュニティでつながる・オンラインイベントで知り合う・オフ会で交流する・学びの場は大人に大人気・ビジネス交流会に参加する・行きつけの店を持つ・自分のコミュニティを自分でつくる・誰とでも仲良くなれるわけではない)


第5章 お互いにちょうどよくつながる

~距離感がつかめないあなたのための「つき合い術」~

(どこまで友だちとつき合えばいいか?・友だちからの誘いをうまく断るには?・誤解されずに異性の友だちとつき合うには?・友だちが困っていたらどこまで助けるか?・友だちと自分を比べても楽しくない・ケンカはしないに限る・「ま、いっか!」でほどほどに許す・距離を置くのに罪悪感はいらない・友情には寿命がある)

              ★★★

各章の大見出し~中見出し~小見出しまで、すべての「もくじ」を書き出した。

著者の潮凪氏の「もくじ」は本当に秀逸!

この「もくじ」を読むだけでも、「大人のゆる友活」の極意に触れられる!

わたしが真っ先に読んだのは、第3章「相手と深い話をするにはコツがある」のところ。

「なるほど・・・!」と、思わず唸ってしまったわ(笑)

というわけで、ごく最近のヒット書籍を紹介した。ぜひ、手に取ってみて!

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2021年3月17日記事

『SunTAMA Style』2022年3月17日記事

『SunTAMA Style』2023年3月17日記事

『75歳、心が弾めば人生は楽しい』江面 旨美・著(KADOKAWA)【選書・自己啓発】

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『75歳、心が弾めば人生は楽しい』江面 旨美・著(KADOKAWA)

簡単レビュー

~若く見えるより、元気に見えるほうが得だなって思う~

デザインし、縫製し、個展で販売する――を39年間ひとりで続けてきたumamibags(ウマミバッグ)クリエーターの「心が弾む」ことを大事にしたライフスタイルエッセイ。

さりげなくオシャレなファッション、紆余曲折の仕事さがし、心の静穏をもたらすインテリアに惹かれる。

1日2食(うち1食は残り物)の楽しみ、75歳の健康、家族、付き合い、そして、これからどう生きていこうか?

やりたいことはまだあるか?

やりたい気持ちをキープすれば、結構やれるもんだそう。

好きなことがあれば、それを温めていこう!

ファッション同様のさりげない著者の言葉に、いつしか私たちの心も弾むことまちがいなし!

                 ★★★

めっちゃ、素敵な生き方指南書を見つけた。

著者の江面 旨美さんはバッグ作家であり、現在は99歳のお母さんと暮らしている。

雑誌「レタスクラブ」のコラムで見つけた言葉は「ネガティブもポジティブもあるけれど。大切にしたい99歳の母との時間」だ。

お母さんの介護のこともせきららに描かれている。記事を添付しておこう。

記事参照→https://www.lettuceclub.net/news/article/1239505/

先月、3年ぶりにピアノ講師時代の友だちと会った。

お互いに積る話は横に置いて、わたしは、「彼女が毎月2週間の間、長野県で一人暮らしをする母親の介護にひとりで行っていること」の事情を聞きたかったの。

お母さん、93歳だそうで、まだ歩けるから、公的な介護は受けられない?申し込んでもはねられてしまうのだそうだ(驚)

それは、お母さんが極めて元気なんだろうけれど、長野県特有の考え方から来ている様子。

それは、長野県が長寿県だからで、「一人で歩けるうちは自分のことは自分でするように!」と市からも指導されているという。

だから一人暮らしも推奨されていると聞いた。

すごい!と、わたしは彼女の話を聞いて驚き、思わず拍手しちゃった!

彼女は60代後半だが、介護とはいえ、愛車でひとり、高速をビュイーンと飛ばして行くのもなんだか、かっこいい。

せっかくだから、長野県がなぜ長寿なのか?調べたので、それも載せておこう。

                ★

長野県 長寿 理由(参考資料)→https://www.asahi.com/articles/ASR7X7VN2R7WUOOB013.html#:~:text=(全国1位の長寿県)

AI検索では→AI による概要

長野県が長寿県である理由は、高齢者の就業率や野菜摂取量、健康ボランティア、地域の保健医療活動など、さまざまな要因が考えられます。

【要因】

  • 高齢者の高い就業率
  • 野菜摂取量の多さ
  • 健康ボランティアによる自主的な健康づくりの取組
  • 専門職(医師、保健師、管理栄養士等)による活発な地域の保健医療活動
  • 病気を予防する意識の高まり
  • 食生活の改善や運動を促すといった社会保健活動
  • ヒートショック対策の早さ
  • 健康に関する啓もう活動の継続
  • 伝統的な暮らしぶり

長野県では、がんや心疾患による死亡率が低いという特徴があります。また、長野県では、高齢者が生きがいを持って生活しているという特徴もあります。

長野県では、保健補導員等による生活に根付いた予防運動が実施されています。また、長野県では、健康ボランティアによる自主的な健康づくりへの取り組みが活発です。

                ★

というわけで、人生後半を生き生き暮らすコツを語る書籍と著者の紹介と、わたしの交友記をザっと書いてみた。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2021年3月5日記事

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆・著(集英社新書)~私たちが「本が読めない」と悩む理由【選書・自己啓発/旧記事更新208】

【ブログ新規追加1302回】

なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆・著(集英社新書)

簡単レビュー

~人類の永遠の悩み?に挑む!~
「大人になってから、読書を楽しめなくなった」

「仕事に追われて、趣味が楽しめない」

「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」……

そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。


「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。


自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。


そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは?
すべての本好き・趣味人に向けた渾身の一作。

もくじ
まえがき 本が読めなかったから、会社をやめました
序章  労働と読書は両立しない?
第一章  労働を煽る自己啓発書の誕生―明治時代
第二章 「教養」が隔てたサラリーマン階級と労働者階級―大正時代
第三章  戦前サラリーマンはなぜ「円本」を買ったのか?―昭和戦前・戦中
第四章 「ビジネスマン」に読まれたベストセラー―1950~60年代
第五章  司馬遼太郎の文庫本を読むサラリーマン―1970年代
第六章  女たちのカルチャーセンターとミリオンセラー―1980年代
第七章  行動と経済の時代への転換点―1990年代
第八章  仕事がアイデンティティになる社会―2000年代
第九章  読書は人生の「ノイズ」なのか?―2010年代
最終章 「全身全霊」をやめませんか
あとがき 働きながら本を読むコツをお伝えします

           ★★★

世間の悩みのひとつになって久しい問題。

~まったく時間がないわけではないのに本が読めない。働きながら読書を続けるのは、なぜこれほど難しいのか?~

一見すると、単なる本離れとか、個人の努力不足なんじゃない?と思いがちだ。

ずう~~~っと、「いつかは書こう!」と、思っていた読書に対する問題提起の一書をレビューした。

2021年、映画「花束みたいな恋をした」という作品がまさにこれ!

あらすじはこうだ。

駅で終電を逃したことをきっかけに出会った山音 麦(菅田将暉)と八谷 絹(有村架純)。

お互いに音楽の好みや趣味が同じことを知り、すぐに恋に落ちる。

大学を卒業してフリーターをしながら同棲生活をスタートさせ、日々変化する環境の中で日常を共有しながら大切に過ごしていた。

この2人での生活を続けるために、就職活動に励んでいく・・・。

がしかし、この作品の中核となる問題点は別にある。

それは、二人の好みが「文学や映画、音楽」なんかの趣味がピッタリ合うことで付き合いはじめたのだったが、彼(麦)が就職をしたとたんに「本が読めなくなる=読まなくなる」になってしまう。

彼(麦)のできること、やりたいことは、スマホゲームの「パズドラ」だけだった・・・。

一方の彼女(絹)は裕福な育ちという家庭環境だったこともあり、就職しても仕事にあくせくすることもなく、以前と同じように趣味を楽しみ続けている。

共通の趣味となっていたはずの文化的な事柄から離れて、ゲーム三昧となった彼に深く失望し離れてしまう・・・というストーリーだ。

この映画が流行った背景には、「そうそう!私も!本が読めないんだ!」という共感からだったそうだ。

たしかに、どんな本を読むといいとか、こういう読み方をすればいいという、指南書はこれまでも多数出されていた。

しかし、「本を読みたいのに読めない」といういわば、現代病に近い問題には関心が払われずに、皆、ひっそりと悩んでいたのかもしれない。

今回、紹介した「なぜ、働いていると本が読めなくなるのか」は一度、この問題に対してきちんと論じたほうが良い!という著者の熱い思いから生み出された一書だ。(発行部数15万冊でベストセラーとなる)

本は読めるのなら、死ぬまで読み続けて行きたいと願う。わたしの大事な外付け頭脳だ(笑)

電車に乗っていると、最近では「本」を読む人が増えてきたように感じている。

反対に新聞を読む人はまったくと言っていいほど見かけない。多分スマホで読んでいるのだろう。

最後に「本を読む幸せな人生」を望む人へ2つの質問をしたい。

① あなたは、読書中に入ってきたメールやLINEチャットは無視できる?

②次に読みたい本は決まってる?

この2つが叶っている人は間違いなく、「本」を人生の友だちとしてそばに置き、いつ、どんな状況にあっても、「本」から得る豊富な知識や価値を存分に味わう最高の人生を送れるだろう。

ああ~~、わたしも東京から九州まで新幹線に乗り、どうしても読みたかった小説を強制的に読書する、移動図書館のような時間を無性に取りたくなったわ(笑)

それでは、また!

プレジデント 2024年8月30日号 どんどん本が読めるようになる

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『SunTAMA Style』2021年1月24日記事

『SunTAMA Style』2022年1月24日記事

『SunTAMA Style』2023年1月24日記事

『Life Tour21st』2017年1月24日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1063905357.html 「二刀流のすすめ」

『フランス女性は太らない: 好きなものを食べ、人生を楽しむ秘訣』ミレイユ ジュリアーノ (著), 羽田 詩津子 (翻訳)日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版)【選書・文化/旧記事更新204】

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フランス女性は太らない: 好きなものを食べ、人生を楽しむ秘訣』ミレイユ ジュリアーノ (著), 羽田 詩津子 (翻訳)日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版)

簡単レビュー

太らないためにフランス女性がやっていることとは?

食では★バランス重視で毎日3食、栄養あるものを適量、心から味わって食べる。

運動では★楽しく歩き、階段を上るなど、ちょっとずつ動く。

フランス女性の優雅な健康生活は「食と運動」でできている。

全世界で300万部のベストセラー待望の文庫化。

もくじ

はじめに

1、アメリカの生活

2、龐統娘の帰郷

3、最初の三ヵ月で体質改善

4、三人の女性の物語

5、儀式の必要性

6、季節を味わい、スパイスを学ぶ

7、さらにあなたをだますレシピ

8、液体の利点

9、パンとチョコレートを食べても太らない

10、フランス女性のようにふるまう

11、生きる喜びを追求する

12、ライフステージのさまざまな局面

補足 継続してバランスを保つために~体重管理は生活の一部

あとがき

              ★★★

全米でこれまで売れに売れ、社会現象を引き起こしているダイエット&ライフスタイル本を紹介。

フランス女性の食事&生活哲学を身に付けて無理せず痩せられる!

(簡単ヘルシー・フレンチのレシピつき)

ずっと気になっていた本をやっと手に入れて、お正月から少しずつ読んでいた。

簡単な食べ方のお手本では、「1度作ってアレンジし3回食べる」とか、「スパイスを活用する」などが活用大。

わたしもさっそく、トライしてみたくなった。

載っているレシピもどれも美味しそうだし。ミモザスープを作ろうと思っている。ミモザスープは自己流で、大好きなタイカレーにもアレンジしてみたいな。

サラダやお魚料理には、くるみオイルや ヘーゼルナッツオイルも試してみたい・・・など食に対する好奇心がムクムクと湧いてきた。

というわけで、いつもと違うレビューだけれど、興味があったら、ぜひ手に取ってみてね。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2021~2023年1月15日記事 更新済み

『SunTAMA Style』2024年1月15日記事

『Life Tour21st』2015~2018年1月15日 記事更新済み

『みいこStyle』記事更新なし

『ひとり酒、ひとり温泉、ひとり山』月山もも・著(KADOKAWA)【選書・自己啓発/旧記事更新185】

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『ひとり酒、ひとり温泉、ひとり山』月山もも・著(KADOKAWA)

簡単レビュー

人気ブロガー・月山もも流 豊かに「ひとり」を楽しむ方法

ひとり旅は、こんなにも楽しい。
絶景も、極上湯も、地物食材も、地酒も、全部、ひとりじめ!

大人気旅ブロガーが案内!
ひとりにはちょっとハードルが高そうな場所も、ふわりと乗り越えるエッセンス。

今すぐ出かけたくなる「自分を甘やかすだけ」の
わがままな時間の過ごし方。

著者は、「山と温泉のきろく」というブログを公開している著名なブロガーさん。

この本では、女性が一人で行っても、お酒や料理、温泉などを楽しめる店や宿泊施設、一人で登れる山などを紹介している。

特に女性限定という訳ではないので、一人旅のプランを考えている方なら男性でも参考になる情報だと思う。

著者は、一人で山に登った後で、麓の宿で食事やお酒、温泉を楽しむというプランが好みだそう。

登山がハードル高めの場合は、著者推薦の温泉宿や、上野の黒船亭のロールキャベツでも食べに行こうか・・・でもいいかも。

月山ももブログhttps://www.yamaonsen.com/entry/hitoritabi_book

                ★★★

ブロガーさん、渾身の初出版本!

読んで行くうちに、彼女の持っている「ソロ感覚」にどっぷり浸かってしまう(笑)

ひとり旅がしたくてしてるわけじゃなかった・・・のが、気づけば「ひとり旅(酒・温泉・山)」を堂々と満喫している!

おそるべし(笑)

情報量の多さにも目を見張るばかりだが、「なぜ、ひとりなのか?」このアンサーを知りたい場合は、ぜひ、手に取ってみてね!

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年11月29日記事

『SunTAMA Style』2021年11月29日記事

『SunTAMA Style』2022年11月29日記事

『SunTAMA Style』2023年11月29日記事

『Life Tour21st』2016年11月29日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1062710274.html 「いかに濃く生きるか?を左右するカギは?」

『みいこStyle』2019年11月29日記事

https://miikostyle.blog.jp/archives/22313835.htmlこころ踊る12月

『ゼロトレ』石村友見・著(サンマーク出版)~軽い体を手に入れて10歳若く見える体作りを目指す🎶【選書/健康・自己啓発/旧記事更新175】

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ゼロトレ』石村友見・著(サンマーク出版)

簡単レビュー


シリーズ100万部突破!
ニューヨークで話題の
最強のダイエット法、
ついに日本上陸。

羽が生えたように軽くなる!

加齢とともに首、肩、背中、腰、足指などは
縮んだり、ゆがんだりしながら
元(ゼロ)の位置からずれていく。

これによって、
関節や筋肉がカチコチにかたまり
本来の動きができなくなるのだそうだ。
こうして体は老化し、結果太ってしまう。

「ゼロトレ」は
各部位が本来あるべき元のポジション
(本書では「ゼロポジション」と表す)
に戻すことで、体形をよくし、体重を減らし、
不調までも改善していく

画期的なダイエット法だ。

開発者で、著者の石村友見さんが
ニューヨークでこれを発表すると、
またたく間に評判に。

「トモミのエクササイズを受けたら、
1時間でウエストが3インチ
(約7・5センチ)も細くなった! 」

「エクササイズをはじめて5分で
ヒップが上がったの! アンビリーバブルだわ! 」

「トモミにすすめられたストレッチをやったら、
身長が1インチ(約2・5センチ)伸びたんだよ!
一体どんな魔法を使ったというんだ!」

評判は評判を呼び、有名ハリウッド俳優、
アナウンサー、パイロット、弁護士、ピアニスト、
スポーツ選手、エグゼクティブなど、
ダイエットや体の不調の悩みを抱える各界の成功者たちが、
彼女のもとに次々とプライベートレッスンを
受けにやってくるようになっていた。


そして、現役の方だけでなく、90歳を超えるご老人、
妊婦さん、7歳の少年までやってきたそうだ。

そんなニューヨークで話題の「ゼロトレ」が
1冊にまとまって、日本初上陸。


「ゼロトレ」は1日5分ででき、
すべてのエクササイズを「寝ながら」できるので
体の負担も少なくてすむ画期的なメソッド

そのため、何歳からでもできる。

ダイエットの悩みや体の不調に苦しむ方は
ぜひ、実践してみて!
4週間後「羽が生えたような軽い体」を
きっと体感できるはず。

            ★★★

すっかり、秋になってきたら、とたんに体のラインや不具合が見つかり、「何とかしなくっっちゃ!」と、意気込んでいたところ、NY仕込みの素敵なフィットネス本を見つけた。

呼吸法とヨガのポーズ?を取り入れた独自のフィットネス方法。

体の隅々まで整えて行ける。まずは4週間、試してみたい!

フィットネスを成功させるカギは「方法の習得」と「継続」だろう。

とにかく、今日から体を伸ばすフィットネスに挑戦している!

それでは、また!

---------------------------------------------旧記事更新175

『SunTAMA Style』2020年11月5日記事

『SunTAMA Style』2021年11月5日記事

『SunTAMA Style』2022年11月5日記事

『投資をしながら自由に生きる』遠藤 洋・著(ダイヤモンド社)~投資家・自由人の描く世界とは【選書・自己啓発/旧記事更新169】

【ブログ新規追加1270回】

投資をしながら自由に生きる』遠藤 洋・著(ダイヤモンド社)

簡単レビュー

◎投資しながら好きなことだけして生きる!

入社4年でFIREを果たした著者が教える
「株式投資×小さな起業」で
「お金と時間の自由」を最速で獲得する方法。

◎最小限の労力で、最大限の自由を手に入れる!

突如、コロナ禍に見舞われ、人生、何が起こるかわからないことを痛切に感じさせられた。
会社だっていつ何時、潰れてしまうかもわからない。
健康上の理由で、仕事が続けられなくなってしまう可能性だってある。

公的年金の支給開始年齢は、どんどん後退しており、死ぬ間際まで受け取れないような勢いだ。
「老後2000万円問題」も取り沙汰されたが、もはや自分の身や家族の身を守るには、仕事とは別に、
投資によって自力でお金を増やしていくことが欠かせない時代となっている。

だからこそ、いま経済的自立を果たして早期リタイアする
米国生まれの「FIRE」(Financial Independence, Retire Early)を目指す動きが広がっている。

自由な人生の土台は、お金だ。
十分な資産があれば、お金のために仕事に縛られる必要もなくなるし、時間的な束縛もなくなる。
そこで、株式投資で資産を築き、入社4年目の26歳でFIREを果たした著者が、
最速で「お金と時間の自由」を得るための方法を伝授する。

本書の内容は、一般的なFIREとは、まったく別の概念である。

著者の周りには経済的自由を得たFIRE達成者が多い。
しかし、その多くは結局、何らかの仕事をするようになっている。

ひと通り自由を味わうと、結局は暇を持て余してしまい、社会とのつながりを得るためにも仕事をするようになるのだ。
ならば、最初から時間と場所に縛られない極限まで自由度の高い仕事をしつつ、経済的自由を謳歌する方法を選択するべき。

本当の自由を最速で得るたった1つの方法、それは「投資×ビジネスオーナー」という生き方だ。
20代で経済的自由を達成した著者が、最速で自由を手に入れたメソッドを全公開!

【目次】

PROLOGUE そうだ、会社を辞めよう!
●PART0 「お金と時間の自由」を手に入れる
●PART1 私が「お金と時間の自由」を実現した7つのステップ
●PART2 会社員は大きな損をしている
●PART3 「お金と時間の自由」に投資は欠かせない
●PART4 使えば使うほど増えるようにお金を使う
●PART5 「お金と時間の自由を得る」4つのステップ
●PART6 「お金と時間の自由を得る」仕事の見極めかた
EPILOGUE 知られざるFIRE後のリアル

著者より
本書は、ひと言でいうと「お金と時間の縛りから解放され、自由な人生を歩むための本」です。
私自身、大学を卒業したあとは、ふつうの会社員として働いていました。
勤務先はベンチャー企業で、任される仕事の量も裁量も多く、刺激的な毎日でした。
しかし、会社員はその性質上、どうしても平日は朝から夜まで、自分の時間が会社の仕事に縛られていました。
そのため、ほかの会社員と同じように、自分が自由に使える時間は仕事が終わったあとと休日の時間だけでした。

給料は悪くなかったものの、新卒社員の給料なんてたかがしれています。
何をするにも、つねに予算がつきまといます。
つまり、当時の私はお金と時間に完全に縛られた生活をしていたのです。

私は約4年で会社を辞めました。
いまはお金と時間の縛りから解放され、「本当の自由」を得ています。
縛りのある会社員から、縛りのない「本当の自由」を手に入れた過程で、どのようなことを考え、どのような行動をしたのか?
それを本書ではみなさんと共有していきます。

             ★★★

ずっと前に予約していた図書館本がきたのでしぶしぶ取りに行った。

あんまり、待たされると興味が無くなっていることが多く、読まずに返却する羽目になっている。

今回もそうなりかねない様子だったが、表紙のゆる~いパンダに(笑)目を奪われてしばし読み込んでみた。

著者の遠藤洋氏は20代で、早くも現役リタイアする!

お金の自由も自身の自由も得た勝ち組人生だそうだ。

わたしなんて、70歳まで現役で働きたい願望が強いので、この方のように「長~い人生を全部自分のために生き切る決意」なんぞ、まったく持ち合わせていないし、これまでも考えてこなかったなあ(ため息・笑)

そこで、「まったく違う生き方や考え方」を読んでみたいと思ったのよね。

ただ、気になるのは巷で、流行ている投資で儲ける!などの記事。

投資の世界は詐欺が横行していそうだし、SNS上でも物販で「Amazon引き取り品放出390円!」とか、ああいうのって絶対、詐欺だと思うのね。

1円で仕入れて、高値で売る!とか。もう、タイムラインに詐欺投資と物販投資ばかりが流れてきて・・・。かなり削除したのだけれど。

だから、常に近寄らないようにしてきた。

ただ、投資の世界を本で読む分には、絶対詐欺には会わないでしょ?

また、 今回紹介した書籍は投資詐欺ではないし。

そろそろリアルに投資をしている人の「本」から本音を読み取りたいと考えた。

本の行間を読む。

さて、読書の秋も終盤。

夜な夜な読書を楽しむために、もう少し良書の発掘に精進しよう。

それでは、また!

ー--------------------------------------------旧記事更新169

『SunTAMA Style』2020年10月23日記事

『SunTAMA Style』2021年10月23日記事

『SunTAMA Style』2022年10月23日記事

『SunTAMA Style』2023年10月23日記事

『自分を変えるノート術』安田 修・著(ASUKA BUSINESS)【選書・自己啓発/旧記事更新127】

【ブログ新規追加1251回】

『自分を変えるノート術』安田 修・著 (ASUKA BUSINESS)

簡単レビュー

人生が一変する、新しいノート活用法の提案。

頭の中のモヤモヤ、日々の仕事で感じる悩み、将来の不安………。
これらは、頭の中で考えているだけでは永遠に解消しない。

あなたが悩みを解消して、自分を変えるには、
頭の中を書き出して見える化し、「自分はどうなりたいのか」「どうしたら問題を解決できるのか」について
考え抜く必要があるのだ。

「ただでさえ忙しいのに、そんな面倒なことできない! 」と思ったそこのあなた!
ご安心を。


本書でお伝えするノート術は、とってもシンプル。
必要なのは、ノート1冊とペン1本、そして30分だけ。
真似するのが難しいテクニック、毎日書く習慣も、特に必要なし。
頭の中身をとにかくノートに書く、書く、書く。
これによってあなた自身が変わり、あなたの人生が変わり始める。

本書では、時間を確保して徹底的にノートを書きまくる方法を「一人合宿」として紹介している。


「合宿」といっても、数日間の日程が絶対に必要なわけではない。
スキマ時間の30分でも、ノートと向き合うことで、今の自分を変える効果が得られます。

著者は、「ノート術」と「一人合宿」によって、人生を変えた。


ストレスまみれで働いていた会社を辞めて、起業し、「理想」と言える働き方を手に入れたそうだ。

そんなわけで、起業に興味がなくとも、あなたが「やりたいことがわからない」「仕事の効率を上げたい」「人間関係で悩んでいる」といった何らかのお悩みを抱えていたら、本書のノート術は必ず役に立つこと間違いなし!

本書の内容を実践し、「ノートによって自分が変わる」実感をぜひ味わってみては。

もくじ

  • 序章 手書きのノートで人生が変わる
  • 第一章 ノートに書くことの効果
  • 第二章 一人合宿のやり方
  • 第三章 ノートの使い方 基本編
  • 第四章 ノートの使い方 テクニック編
  • 第五章 実験とベイビーステップ
  • おわりに さあ、人生を変えよう!

             ★★★

わたしが書くことの大切さを再認識した本。

スポーツ選手でも経営者でも、成功した人がノートを使っていたという逸話はよく聞く。

わたしも若い頃は、そういった人たちのノート術に憧れていた。

そうそう、プロ棋士の藤井聡太さんも5歳の頃から手書きの将棋ノートを書いていたんだとか。

わたしがノートを書き出したのは40歳過ぎてから。(遅い?・笑)

名言や格言、気にいった言葉などを書きなぐっていた。

そして、9年前からブログを書くという方法で、「書く」ことを体現してきた。

この本の使い方をざっと示してみると、まず、「ノートにまつわるアイデア」が満載だってことに気づく。

やってみたい素敵なアイデアがたくさん書いてあるので、今週からやってみようかなと思え、即効性が非常に高い。

まずは、30分カフェにノートを持って入ってみよう。そして、スマホを絶対に見ないこと。ちょっとこれだけで世界が変わるかも。

自分の目標ややるべきことが明確になって、冷静に自分と向き合えるところが良いし、書けば後戻りはしない。

さあ、秋はお気に入りのノートにどんどん書く習慣を身に着けてみて!

それではまた!

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『SunTAMA Style』2020年9月30日記事

『SunTAMA Style』2021年9月30日記事

『SunTAMA Style』2022年9月30日記事

『Life Tour 21st』2016年9月30日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1061339932.html 「最高の1日は何度あってもいい

『みいこStyle』2019年9月30日記事

https://miikostyle.blog.jp/archives/21262650.html今一度、一級のカラダを手に入れる

『現代病「集中できない」を知力に変える 「読む力」最新スキル大全: 脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す!』佐々木俊尚・著(東洋経済新聞社)【選書・自己啓発/旧記事更新95】

【ブログ新規追加1219回】

現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全: 脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す! 佐々木俊尚・著(東洋経済)

ロングレビュー(後半で著者の生い立ちを読後感とともに書いた)

遂に出た感のある一書だ。 書籍・ネット・SNS・ニュース・有料メディアなど「読み方の最新全スキル」が1冊になった


「5分の集中」を重ねるだけで読む力を積み上げる。スマホで「気が散る」時代の「全く新しい読み方」を初公開する。


読めば、断片的な知識・情報を知肉に変えて、さらに思考力につなげる秘訣がわかる。

無意識を武器にして、新しいアイデアが思いつきやすいコツまで教えてくれていたのには軽い驚きを覚えた。
「本物の思考力」と「新しい発想力」が同時に身につく! こんな本が欲しかったと、瞬く間にベストセラー入りした。

巻頭カラーの20ページが圧巻。
著者の本棚の画像が面白い。「2000冊の仕事場の書棚」から「アイフォンのアプリ全一覧」まで、写真で公開
ここだけ見ても面白い。

「読む力」「考える力」「書く力」「アイデアの技術」
究極のメソッドが全部わかる最強の名書だ。

この本で、スマホ時代に必要な新しい読み方を身につけ、頭脳と人生を、一気に変えよう!

本書で身につく「読む力」「考える力」「アウトプット」のスキル例を紹介しよう。

もくじ
【ネット記事】毎日「400のサイト」「1000の見出し」に目を通す方法
【ニュース】自分の頭で「深く読み解く」3つのステップ
【SNS】これぞプロ! 「ツイッター」のスゴい使い方、「LINE」の注意点
【書籍】「知を立体化」する! 難しい本も読める「メモアプリ」読書術
【リアル書店】「書店員の目利き力+本棚の文脈」で、「いい本」に出会う
【情報整理】「2つの保存」を使い分け、集めた知識を「知肉」を変える★【アウトプット】アイデアを思いつく秘訣、文章の書き方、メモの作り方
【ツール】「雑務を徹底的に効率化する」最強アプリはこれだ

はじめに・・・3つの質問

本書を書こうと思った3つの質問と動機がある。まずはそこから説明したい。

Q1 佐々木さんは、あの信じられないぐらい幅広い分野の情報を、どうやって集めているんですか?

A わたしはツイッターとフェイスブックで、毎朝8時に10本ぐらいのさまざまな記事を紹介している。
毎日、およそ1000本くらいの記事の見出しに目を通し、それをありとあらゆるスキマ時間を使ってチェックしている。当然、玉石混淆なわけだが、そこから「玉の記事」を見つけ出し、みなさんに無料でシェアしている。
2010年の終わりぐらいから始めた毎朝の恒例行事で、ほとんど一日も休まずに10年以上も続けている。
その「ノウハウ」を人に教えてあげると、「そんな読み方があるんですね! 」「記事の読み方が革命的に変わりました」と感謝されることも、じつに多い。
そこでわたしが実践している「読む力」の最新ノウハウを、すべて1冊にまとめて多くの読者に体得してもらえれば、と考えたのが、本書を書こうと思った最初の動機である。

Q2「最近、本を読んでいても、どうも集中できません…」「ついついスマホばかり見てしまいます…」「すぐに気が散ってしまい、用もないのに、スマホを触ってしまいます…。


そういう質問を受けたびに、「集中力なんて別に必要ないですよ」「そんなのがなくても、大量のインプットとアウトプットは可能ですよ」とはっきり答えているのだが、それにも驚かれることがほとんどだ。


なぜそう断言できるかといえば、わたし自身が「集中力のいらない読み方とアウトプット」を実践しているからである。
いまのスマホ時代には、「集中力が続かない」という前提に立った「新しい読み方」「新しいアウトプットのやり方」が必要なのだが、どうもそれにまだ気づいていない人が思いのほか多い。


集中力なんてなくても、「5分の短い集中」をうまく積み重れば、いくらだって書籍も記事も読めるし、それを「知力」に変えることはできる。
もちろん、「スマホを手放して、読書に打ち込む」という離れ技ができるなら、それを否定するわけではないが、いまの時代、もはやスマホを手放すのは、ほとんどの人にとって不可能である。

だったら、「気が散る」「集中できない」のがスマホ時代の宿痾、現代病だと受け入れ、それを逆活用すればいいだけの話である。
「気が散るスマホの時代にふさわしい読み方」ができれば、じつに多くのものを効率的に読めるし、アウトプットも十分に成し遂げられる。
その「集中力のいらない」インプット・アウトプット術も、本書で完全公開した。

Q3「どうやって、あんなにいろいろなアイデアを思いつくんですか?」「佐々木さんはよく『ハッとさせられる』発想やアイデアを書かれていますよね」

3つめは、わたしが書いてきた『キュレーションの時代』『レイヤー化する世界』『時間とテクノロジー』などの本を読んだ人たちから、「どうやって、あんなにいろいろなアイデアを思いつくんですか?」と聞かれることが多いからだ。
書いてきた本だけでなく、2008年から毎週必ず書いていて700号近くに達する「佐々木俊尚の未来地図レポート」という有料記事や、毎日のツイッターでのコメントなどを読んで、「佐々木さんはよく『ハッとさせられる』発想やアイデアを書かれていますよね」と褒めていただくことも多い。さまざまなメディアからインタビューを受けるときも、必ずその手の質問を受ける。
これらの質問に、思いきって全部答えてみようと思ったのが、3つめの動機である。


もちろん、「どんなときでも、必ずすごいアイデアが思いつくマニュアル」などというものは、残念ながら、この世に存在しない。
しかし、「斬新な発想」や「素晴らしいアイデア」を思いつくための「土台」をつくり、その確率を高めることは、誰にでも可能である。
大量の記事や書籍をどんどん読み、それを効率的に自分の「知力」に変えていくというのは、ある意味、「脳を超スピード化させていく」ということでもある。
それと同時に、「斬新な発想」や「素晴らしいアイデア」がふと思いつくような、脳を「クリエイティブな状態」にしておくコツも、じつはきちんと存在する。

・さまざまなものを効率的に読み、「知」を自分の中にストックしていくこと
・ストックした「知」を脳にうまく留めることで、「ふと新しいアイデアや発想を思いつきやすい状態」にしておくこと、その確率を高めること

本編で解説するように、この2つは、同時に達成できるどころか、本来は相乗効果があるものである。
わたしは試行錯誤しながらそのコツを見つけ、それを長く実践してきた。
その独自の方法も、本書の後半でたっぷり紹介した。

                ★★★

めちゃくちゃに仕事で忙しい中、時間をこじ開けるようにして、すべての情報や文章への接し方なる大全を読み込んだので早速レビューした。

まず、本書の情報量の多さに驚きとともにちょっとだけ「まとめられるかな?」と不安な気持ちにもなった。

しかし、著者の生い立ちとその壮絶な生きざまをサラッと書かれていたので、経緯がわかりレビューの柱をつかむこともできた。

彼の生い立ちとは、幼い頃には母親が離婚。新しい義父は、彼の本好きをことごとく嫌ったんだ。その理由は「早くから知識を詰め込んだ人間はろくな者にならない」と。本を買えないように、おこづかいも一切与えず。彼は小学校の図書館に居場所を求めて入りびたる。

そして、中学、高校と成長するのだが、高校時代に図書館通いがばれて、それも阻止された。家に監禁されてしまい登校もできなくなった。

が、驚くような事件が彼にふりかかる!それは、高校3年時に突然、義父と母が妹を連れて、失踪する。

そう、彼は捨てられたのだ。

しかし、彼はそこから、残された家と学校で思う存分に好きだった読書に没頭し、新聞配達で生計を立てて大学へも入学する。

そして、念願だった新聞社に入社する。

この壮絶な生い立ちの中で、たった1つの救いは母親の存在だった。影ではパートで得たお金で、そっと彼の生活費の工面をし、一人で苦学する息子を励まし続けた。とあった。

こんな、生い立ちを本当にサラっと書かれてて、こりゃあ、読むしかないでしょ?!と、腕まくりして読み切った(笑)

面白かったのは、「ドフトエフスキー 罪と罰」などの超・超大作を読む方法が書かれていた。そのノウハウは本書で読んでみて!

大作を読めるようになるって、かっこいいでしょ?!

「読む・書く・考える」のすべてが詰まった名著をぜひ、手に取ってみて。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年7月17日記事

『SunTAMA Style』2021年7月17日記事

『SunTAMA Style』2022年7月17日記事

『SunTAMA Style』2023年7月17日記事

『独学のススメ 頑張らない「定年後」の学び方10ゕ条』若宮正子(世界最高齢プログラマー)著・中公新書ラクレ【選書・自己啓発/旧記事更新89】

【ブログ新規追加1213回】

『独学のススメ 頑張らない「定年後」の学び方10ゕ条』若宮正子(世界最高齢プログラマー)著・中公新書ラクレ

簡単レビュー

「趣味がない」なんてしょんぼりしなくて大丈夫。「やりたいこと」の見つけ方、お教えします。


何歳からでも〝成長〟できます。定年後はますます楽しくなります。


定年後に「独学」でプログラミングを学び、世界最高齢のアプリ開発者として一躍有名人になった若宮氏。


英語のスピーチはグーグル翻訳で乗り切り、旅先で知り合った牧師さんの家を訪ねてみたり波乱万丈をことごとく好む自由気ままな84歳。


毎日を楽しく生きるコツは、頑張りすぎない「独学」にあったのだ。

もくじ

第1条 バンジージャンプじゃあるまいし、 こわがらずに飛び込んでみよう!
第2条 飽きたらやめちゃえ
第3条 「英語」は大阪人のノリで
第4条 ノルマを課しちゃダメ
第5条 「やりたいこと」の見つけ方、お教えします
第6条 ちょっと待った! 自分史を書くのはまだ早い
第7条 「将来」に備えない。10年経ったら世界は違う
第8条 退職してからのお友達の作り方
第9条 本から学ぼう
第10条 教えることは、学ぶこと

                 ★★★

若宮正子さん(当時82歳)が、アップルの世界大会に最高齢者プログラマーとして招待を受けた!というニュースをTVで観た時、衝撃が走ったのは今でも忘れてはいない。

81歳で、どうしても作りたかったアプリを独学で開発!

赤色が大好きで、赤いセーターを颯爽と着こなし、真っ赤な口紅をひいた正子氏の初々しいことったらない!

確かに見た目は完全におばあちゃんよね。でも頭の中身のフレキシビリティさは、いったいいくつなんだろう?って思うぐらい若々しい。

柔軟な思考、しなやかな感覚とでも言おうか。

とにかく、彼女のいうことには「頑固」なところがまったくないのよね。

おかしな正義感もないし。

だからこそ、前代未聞である80代にして大ブレイクしちゃったのかもしれない。

『独学のススメ』とってもゆるやかな読みやすい名書よ。

知らなかった言葉や方法も数多くあったし。(遺言は秘密証書遺言がいいとか、シニアは理科と現代社会を学び直そう!とか認知症の母をAI駆使して介護したとか・・・)

わたしはまだまだ定年は先だけれど、こういった未来性のある定年関連書籍はいろいろと読んでおいてレビューしていこうと思っている。

若宮正子氏の、ゆるやかにガツガツしなくたって、世界の頂点に立っちゃえた痛快な生き方指南の一書をぜひ、手に取ってみて!

では、また!

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『SunTAMA Style』2020年7月3日記事

『SunTAMA Style』2021年7月3日記事

『SunTAMA Style』2022年7月3日記事

※ 『SunTAMA Style』2023年7月3日記事はなし。

『Life Tour21st』2015年7月3日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1033015323.htmlクラシックホテルを訪ねる

※ 旧記事本×2が削除不可(記事不完全)