『佐久間 宣行のずるい仕事術・僕はこうして消耗せず会社でやりたいことをやってきた』佐久間 宣行・著(ダイヤモンド社)【選書・自己啓発】

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佐久間 宣行のずるい仕事術・僕はこうして消耗せず会社でやりたいことをやってきた』佐久間 宣行・著(ダイヤモンド社)

簡単レビュー

就活生、新社会人からベテランまでどの業界でも役立つ、佐久間宣行氏からの62のアドバイス。
天才ではなく普通の人こそ本書を取り入れれば、一目置かれる人になる可能性は高い。


佐久間宣行氏が22年のサラリーマン人生の集大成として本気で書いたビジネス書。
特別ではない人こそ特別になれる珠玉の1冊だ。

サラリーマンでありながら、「オールナイトニッポン0」のラジオパーソナリティをつとめ、ファンイベントを行えばリアルで5000人が集まってしまう、45歳の普通のようで普通じゃない、いま話題の人、佐久間宣行氏が教える「誰とも戦わず、好きなことで効率的に成果を出す62の仕事術」なのだ。

佐久間宣行プロデューサーとは?

熱狂的ファンをもつ「ゴッドタン」「あちこちオードリー」などの他、ドラマのプロデュースも手掛け、2021年4月にテレビ東京を退社。独立後もまれに見る円満退社で、引き続きテレビ東京の番組プロデュースを続ける佐久間 宣行氏。

「なんでこんなに好きなことばかりできるのか?」

「なぜ敵がいないのか?」

「なぜ熱狂的なファンをつくることができるのか?」

「どうしてネタ切れせず、これだけの仕事をこなせるのか?」

その秘密を62の項目にわけて公開している。

「限られた時間」と「自分の得意」で付加価値を生み、ムダなことはやらずにコスパよく、ムダに戦わずして、ラクして速く成果を出すための力の入れ方、力の抜き方を教える。

                ★

書店でこの本を見つけ、パラっと中身を読んでみた。

驚くほどの「読みやすさ」だ。

文章をこねくり回すなど微塵もなく、言いたいことをそれこそ、ズバっと書いているのだが、

なにせ、ソフト路線的な優しさというか、ゆる~い雰囲気のする人物像が文章の端々から見え隠れする。

わたしが、一番感動しちゃったのが「結局、人生の最優先はメンタル。仕事は二の次」というくだりだ。

昔、大病をした時、女性の上司がわたしに言った言葉がある。

それは「身体が第一。仕事なんてどーにでもなるよ」と。

病気の後遺症が重く、この先どうしよう!っと、会社側の上司の心境を勝手に推し量り、きっと「困ったな、やっかいなお荷物」になったのだろうな・・・と、勝手に思い込んで心底悩んだのだった。

それが、こんな優しい言葉をさら!っと、下さった上司。

彼女のこれまでの仕事の仕方がすべてこんな「優しさ」で溢れていたんだと悟った。

本当に大事な時に本当に大切な言葉」をさら!っと言えるか?

ここが人との関わりで肝心かなめだと思い知ったの。

で、この佐久間氏にも上司のような、わかりやすさと優しさを同時に感じたのだ。

                 ★

本書の 「なりたいポイント」を4つほど挙げておこう。

消耗せずに仕事がしたい。

限られた時間でムダに戦わず成果を出したい。

取り換え(差し替え)の効かない人になりたい。

一目置かれる人になりたい。

こんな感じを目指している人に向けた62のメソッド。

ね、いいでしょ?

『カンブリア宮殿 村上龍の質問術』村上龍(日経文芸文庫)質問するって?質問の核を見つける重要性を説いた一書【選書・自己啓発】

【ブログ新規追加677回】

人気番組「カンブリア宮殿」のインタビュアーとして、300人以上の経営者と対談し、その人間的魅力と成功の秘訣を聞き出してきた村上龍氏。

対談相手や企業の歴史を「文脈」として把握し、本質的な質問、疑問を発見する作家ならではの手法をまとめた稀有な一書。

著者初の文庫版書き下ろし。

「カンブリア宮殿 村上龍の質問術」 (日経文芸文庫)

17人の経営者に対して、実際に村上氏がどんな想定質問を考え、そこから「核となる質問」を用意し、どう聞くことで、相手の本音を引き出してきたかを紹介するいわゆる番組の根幹を披露した名書だ。

例えば、自動車メーカーのスズキでは、タイトルに「安さと品質の追求」を掲げ、当時、ワンマン経営と名高い鈴木修社長が本当にワンマン経営者だったのか?との疑問に迫る。

鈴木社長が対談中に何度も「おれは中小企業のおやじで、あちらは大手さんだから」と言っていたのを引き合いに話を進めて行った。

村上氏「あちらとは?」

鈴木氏「トヨタ・ホンダとか」

村上氏「スズキにとってトヨタ・ホンダはどんな存在なんですか?」

鈴木氏「そりゃあ、あんた!雲の上の存在だよ!」と。

この時点でスズキはインド進出後売り上げ3兆円を記録していた。しかし、鈴木社長はいつだって、「町の中小企業のおやじ」だったというのだ。

人柄が企業を作る・・・この人柄を的確な質問で見事に引き出す村上氏の「質問術」がぎゅっと詰まった一書。

こりゃあ、読むしかないでしょ?

ライターさんから、作家さん、ブロガーさん、物書きと言われる職業の人にはぜひ、手に取って頂きたい書籍を紹介した。

わたしも、質問の名人になりたい!

★2024年1月15日更新 『フランス人は10着しか服を持たない 2 』続編を見つけたんで読んでみた~服だけじゃない、クール&シックな暮らし方の提案🎶【選書・自己啓発】

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以前、『フランス人は10着しか服を持たない』というタイトルがやや、ショッキングな書籍のレビューを書いた。

レビューをちょっと長いが全文引用してみる。

                    ★

「日常のなかにささやかな喜びを見つける」レビューエッセイ

フランス人は10着しか服を持たない

超片付け魔の私。

自分をミニマリストだとは思ってはいないが、かなり物に対する執着は捨ててサッパリと生きてきた。

出版されてかなり経つ本書だが、それまでまったく興味が湧かなかったティファニーブルーな一冊、「フランス人は10着しか服を持たない」を今さら読んでみたのだ。

なぜ、まったく興味が湧かなかったのかと言えば、タイトルからファッションの本だと思い込んで敬遠していたから。

しかし、内容は意外や意外、パリに住むある女性を主人公にした、自分らしく生きる提案を謳っていた作品だった。

私は主人公・マダムシックのような生き方が好きだし、丁寧な暮らし方にも憧れがあるから、最初から読むのが楽しかったな。

ファッションだけだと思い込み、あれほど敬遠していたくせにね(笑)

物を無駄にせず大切にしたいタイプだという主人公マダムシック。


しかし、今の時代物が溢れているので、ついつい「いらない物」に囲まれて、何を使っていいのか悩んだり、「みんなが持っているから」という同調主義に翻弄されて友達と同じ物を買い漁ったりと忙しい。


こんなことを悩んでいる人にはシンプルに問題解決を提示してくれる有難い本でもあるのよ。

文章の表現がちょっとだけ稚拙に感じるのが難点かしら。

何回も同じことを繰り返して書くクセがあるようで、ページ稼ぎ?かと思うぐらい。

でも元の原稿が本人のブログ記事からだとわかり、まぁ、ご愛嬌の範囲だと考えて読み終えた。

日本で、マダムシックの域に到達するのは生活感がまったく違うのだから難しいけれども、自分の好きな物に囲まれて大切な人たちと、毎日、毎食、食卓を囲む・・・という優雅なスタイルは努力目標にしてみたいものだ。

現在、日本の若い女性が求めるキーワードに「週末」というのがあるのだそう。

それは、「週末、何して過ごす?」「誰と何を食べて過ごす?」などの楽しみを毎週求めて生きているのだと。


しかし、この本では限られたクリスマスみたいなイベントではなく、いつも、いつでも一緒だと言える人間関係のコミュニケーション術なる極意が秘められていたのだ。

わたしにしては珍しく、「週末だけでなく毎日を大切に生きたい」と、目が覚めた一書だった。

                    ★

フランスはパリで最高のシックな暮らしをマダム・シックから学んだ著者。

その後、カリフォルニアに戻って、パリでのエレガントな暮らしや装いを自分の家で実践するのだ。

結婚していても、存在感のある魅力的な女性になれるし、どこに住んでいても、シックで素敵な暮らしは実現できる!

広い家?いいえ、要らないのよ。

一流の家具でなけりゃ!いいえ!どんな家具でもお気にいりに囲まれて暮らすのが素敵だと言い切る著者。

好きなモノを丁寧に使い、使ったら手入れをして、好きな人や好きなモノに囲まれておしゃれも忘れずに活き活き暮らす・・・毎日を特別な日にする魔法がまことしやかに書かれている名著。

待望の続編だった。

フランス人は10着しか服を持たない 2


『LIFE SHIFT 2 』100年時代の行動戦略~読み終えた~読後レビュー【選書・自己啓発】

【ブログ新規追加554回】

11月、かなり多忙だったが、懸案だった『LIFE SIFT 2』~100年時代の行動戦略~を読み終えて何だかホッとしている。

わかりやすくレビューするために、『LIFE SHIFT』『LIFE SHIFT 2』と一挙に2冊の紹介をする。

世界的大ヒットした前作『LIFE SHIFT』~100年時代の人生戦略~では、読み終えて背筋がピーンと伸びたものだった。

誰もが、人生100年時代を生きる。誰もが主役となれるポイントが挙げられていたのだ。ここにそのポイントを本文から抜き出してみよう。

ライフ・シフト」~100年時代 の人生戦略~最重要のポイントを挙げてみる。

未来を予測するに、これから先はこんなことが起きます!
◉ 50歳未満の日本人は100年ライフを過ごすことになります。
◉ 定年で仕事を終えて余暇を過ごす人生ではなくなります。
◉ お金より、目に見えないもの(友達、健康)などが大切になります。
◉ 男性一人で家族を養うモデルは崩壊します、
◉ 夫婦の信頼関係がより重要になります。

 まとめるとこんなところだ。私たちが元々もっていた人生の価値基準は3ステージ型で、おもに学習~仕事~余暇で、大事な物は家やお金などの有形財産というものではなかっただろうか?

 これに対し、自己変革するという方向が、これから先に通じていける唯一の道というか希望というのか、リンダ女史の唱える100年ライフの価値基準となる。すなわち、学習・仕事・余暇が途切れることなく生涯続き、大切なのは物より無形財産寄りのスキル・健康・友人・仲間・評判などにシフトすることで、人生の希望が叶えられていくというもの。

 今まさに私も、自己のスキルや健康・仲間・友人などを一度棚卸しをして、人生100年ライフに備えるべきだと新たに思い直している次第。

以上が前作のポイントだ。

                  ★

さて、最新刊『LIFE SHIFT 2 』~100年時代の行動戦略~では、どう進化した論説が語られているのだろうか?

著者は、~100年時代の行動戦略~を執筆する上で、数々の取材を重ねた結果、誰もが行動に移せるように「3つの要素」を掲げて自問自答をするように促している。問いは、いずれも人間の本質に根差したものだ。

では、人間としての可能性を開花させる「3つの要素」を挙げてみる。

① 物語・・・自分の人生のストーリーを紡ぎ、そのストーリーの道すじを歩むこと。それは、人生の意味を与え、人生で様々な選択を行う際の手引きとなるようなストーリーでなければならない。

物語を紡ぐための自己問答→「わたしはどのような仕事に就くのか?」「そのためにどのようなスキルが必要になるのか?」「どのようなキャリアを築くのか?」「老いるとはどのような経験なのか?」

まず、これらの問いに自問自答してみよう。

② 探索・・・学習をしながら自らの変身を重ねることで、人生で避けて通れない移行のプロセスを成功させる。

ここでも自問自答の用意がある→「長寿化によりキャリアの選択肢が広がるか?どのように選択肢を検討するのか?」「そのために必要なスキルは、どのようにして身に着けるのか?」「どのような変化を試みて、これまでより多くの移行を経験する人生をどうやって歩んでいくのか?」などだ。

少々、自分の奥深いところに踏み込んだ自問自答となるだろう。

③ 関係・・・深い絆をはぐくみ、有意義な人間関係を構築して維持すること。

ここでの自問自答はこうだ→「家庭のあり方が変わりつつある状況に、どのように対処するのか?」「子どもの数が減り、高齢者の数が多くなる世界は、どのようなものになるのか?」「世代間の調和を実現するために、わたしたちは何ができるのか?」などだ。

「3つの要点」を自問自答をしながら、自分の人生の主役として演じ切るために深く思考してみよう!という行動提案となっている。

どう?

意外と簡単かしら?

それとも、人生の「物語」は自分で考えるのか?!と改めて新鮮な驚きに満ちた人もいるだろう。

わたしも自問自答しながら、これから迎える第三の「人生」への挑戦を始めた。

そもそも、人生の道を自分で思い描き、その通りに歩めればこれこそが大成功の人生となるハズ。

しかし、わたし達は心のどこかで、「自分で考える人生なんて!恐れ多い」「誰でも簡単に歩める人生であればいい」と、安定と安泰ばかり求めてはいないだろうか?

この、自己保身を今、脱ぎ捨てて人生100年時代に向けて踏み出そう!という提案だ。

「100年も生きるのだから」不安なら、不安の根っこに勇気を持って対峙しよう。

「100年も生きるのだから」夢中になれないなら、夢中だった頃の自分を思いだそう。

とにかく、わたし達は確実に人生100年時代を生きるのだから。

思考は最高の友だちよ(笑)

※『LIFE SHIFT』100年時代の人生戦略

『LIFE SHIFT2』100年時代の行動戦略





    

『LIFE SHIFT ライフシフト2』100年時代の行動戦略(アンドリュー・スコット/リンダ・グラットン 著) 東洋経済新報社【選書・自己啓発】

【ブログ新規追加541回】

LIFE SHIFT2』を今日、手に入れた。

前評判通り、大型書店では軒並み、レジ前にフェア台を用意してど~んと積まれている。

シリーズ累計50万部(ワークシフト、ライフシフト)からの待望の実践編だ。

もう、買うっきゃないでしょ?と、思っていたところに、夫が「もう、買っちゃった!」と。

有難い。代金の半分を進呈させて頂いた(笑)

今週末から飛び石連休みたいなお休みに、じっくり人生戦略を考えながら読むのに打ってつけよ。

帯には、何やら不安を煽るような文句が・・・「日本人の不安に応える」とか。何を指して不安というのだろうか?ぜひ、読み込んで検証したい。

多分、これも各界の様々な著名人などが、我先に!と読後レビューするんだろうな。

ま、もちろん、わたしもレビューする予定。

今日は、シリーズの『ワークシフト』と『ライフシフト』の2冊のレビューブログをここに載せる。

⦿ 『ワークシフト』孤独と貧困から自由になる働き方の未来図

まず、「なぜ、仕事をシフトするのか?」「なぜ、人生のシフトを考えねばならないのか?」という、仕事の選び方や仕事に対するメンタル、思考を育てるのが第一目的の一書だ。

⦿『LIFE SHIFT』100年時代の人生戦略

新年、「100年ライフ」を目指す。(http://lifetour.blog.jp/) ※記事はタイトルをクリック!

さらに、人生の底上げを図るために、「生涯学習のすすめ」と「仕事のチェンジ」を奨励し、人生設計の立て直しを、より具体的に検証された一書だった。

で、今回の『LIFE SHIFT2』では、論じるだけでなく、人生100年時代を前かに、読者がより実践できるように促す「実践編」となっている。

今から楽しみ~~♪

では、読み終わったら、読後レビューするのでしばし時間を頂きますね。

「人生100年の戦略を考える秋」にピッタリな一書。

興味があれば、ぜひ!


★2024年10月7日更新 毎日の積み上げ~「何でも一万時間の法則」で本当にやりたかったことを手にいれよう【書評・自己啓発】

【ブログ新規追加499回】

一万時間の法則とは、ある分野でスキルを磨いて一流として成功するには、最低でも「一万時間」もの練習・努力・学習が必要だという。

「一万時間」の法則を謳ったマルコム・グラッドウエルの書籍を紹介しよう。勝間和代氏の訳で大変読みやすい本となっている。

天才!成功する人々の法則』マルコム・グラッドウエル・著/勝間和代・訳(講談社)

• 簡単レビュー

本書の内容を簡単に述べると、「成功する」といった要素を個人の資質からだけでなく、育った環境や持っている文化などの側面から考察した「21世紀版の成功論」だといえよう。

数々の成功の裏側には、必ず「フレームワーク」という考え方の枠組みがある。

例えば、持つ者はさらに豊かになり、持たざる者は持っているものまで取り上げられてしまう・・・これは「マタイ効果」というフレームワークに則った考え方だ。

著者・グラッドウエルが提唱した「何でも一万時間」とは、どんな才能や技量も、一万時間の練習や勉強を続ければ、やがて本物になれる!と、説いているのだ。

さらに、本書でのもっとも注目すべき点は、訳に勝間和代氏を迎えたことであろう。

勝間和代氏は経済評論家として数々の著作を生み出し続けている。興味深いのは実生活もすべて「効率」を求めて、料理などの家事、執筆にかける時間などの時短を追及した内容の書籍がほとんど。

本書の訳だけでなく、特筆するのは勝間氏の「これでもか!」というほど古今東西の例を挙げて書き切っているところだろう。

「一万時間なら、やらないよりやったほうが絶対にいい!」と、一万時間かけて経済評論家という立ち位置を手にした勝間氏のエピソードが満載の一書となっている。

グラッドウエルの祖国アメリカでは、知的なビジネス・パーソンは必ずこの本を読んでいるそうで、同国では「子育て中の若いお父さん・お母さんにも良く読まれているそうだ。

その理由は「自分の子どもにより多くの機会=チャンスを与えたい、成長して欲しいと願う親心から」だそうだ。

• 本書の内容(一部)を紹介する

世界の一流スポーツ選手に共通する「ある幸運」とは?

ビートルズやビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズが生まれた本当の理由は?

IQ190全米一の天才が大成できなかったのはなぜ?

頻発した大韓航空機事故。最大の原因は文化の違い

アジア人の「数学的才能」は水田から生れた

                ★★

現在、わたしが利用してるSNSは Facebook とTwitterだ。

Facebookではおもに、友だちとのおしゃべりや連絡手段で利用しているが、ことTwitterではまったく別のスタイルで利用している。

それは、情報収集と一早くトレンドを知るためだ。

また、あるハイパーブロガーのサイトは毎日覗く。

そこには「今日の積み上げ」というキーワードを中心に、その日やることを毎朝、きっちり書き出すためのサイトが展開されている。

例えば、こんな感じ(1、ブログ執筆  2、銀行、歯医者へ行く 3、筋トレ 4、ラジオを収録 5、新規事業立ち上げコンサル 6,読書)など。

毎日、毎日、このブロガーさんだけでなく、多くの人がこうして、自分を律してやるべき積み上げをこのサイトに公開している。

「書いたけれどやれなかった」という日もあるだろう。しかし、書いた時点でその人は成長していると考えるのだよ。

これが、面白くて毎日必ずこのサイトは覗いている。

だって、そこには「やりたくない~!」とか「逃げたい!」というマイナスなワードはひとつもない。

特にブロガーさんの口ぐせ「1000回続けたらよい!」と、常に言っているってこと。

いつでも、常に淡々と積み上げている人達に出会える(笑)

このブロガーさんもすでに7年も積み上げているそう。(もちろん、この方、やりたい仕事を手に入れて、海外移住を果たし、いつのまにかパートナーを得て充実真っ盛りの30代)

               ★★

さて、わたしのブログも1000回を目標に「毎日更新」を続けている。もちろん「一万時間の法則」を読んで実践してきた。

今日で499回。毎日、淡々と積み上げ中だ。

一万時間の法則とは、言うなれば継続する!と決めた「覚悟の結晶」なのだ。

わたしの1000回毎日更新もたぶん達成するだろう。

そこで手にするものは「地道・着実」だけだ。

なんと平凡なものだろうか。

しかし、人としてもっとも偉大なことなのかもしれない。(たとえブログごときであっても・笑)

継続の味をしめたら、人生丸もうけ!(笑)

             

『運命の11着を選べると女の人生は動き出す』MALIKA・著 サンマーク出版 【選書・ファッション】

【ブログ新規追加460回】

持ってはいるのに、着る服がないー

それは、次のステージへの扉に立っている証。

服と人生は、密接につながっているから。

服を変えるとき、最高の人生が動き出す。

さぁ、心の準備はいいですか?(本書奥付より)

運命の11着を選べると女の人生は動きだす』MALIKA・著 (サンマーク出版)

• 簡単レビュー

あなたが選んでいる「好きな服」が一番「似合う服」とは限らない。本書は、本当に似合う服を知りたくなった大人の女性のために書かれた一書だ。

持っているのに、着る服がない・・・そうため息をついたことは誰にでもあるだろう。

本当に似合う服って?ちゃんと知りたいし、似合う服を着たい。

そう感じたら、この書籍では新しいステージへの切り替え時期に遭遇しているのだそうだ。

なぜなら、服と人生ってとても密接につながってるからだと著者はいう。

しかも、どんな服を選ぶかで、どんな未来がやってくるかが決まる。「それって本当?」と、思ったあなたにこそ読んで欲しい一書なのだ。

著者のMALIKA氏は、東京銀座を拠点にして、本当に似合う服をアドバイスする「服選びの達人=ファッションアドバイザー」だ。

その服選びは、「骨格診断」でその人の骨格タイプを見究めて、似合う服を提案するという。

アドバイスを受けた数々の女性から「彼氏ができました!」とか「仕事で認められました!」など、似合う服をまとった女性からの成功体験が続々と上がってきてるのだ。

本書では、MALIKA氏の骨格診断をはじめとするテキストに沿ったMALIKAメソッドが網羅されている。

自分の骨格を知るだけでも充分に価値のある一書だ。

そして、それぞれの骨格にあう「運命の11着」を紹介していく。11着を効率よよく着まわすコーディネートも多数あり読み物としても実用的。

さあ、もうすぐおしゃれの季節「秋」

人生を変える服選び、ぜひ、あなたも体験してみて!

• もくじ

似合う服とは、その人がもっともセクシーに見える服

小柄さんにロングスカートはNGはウソ。思い込みが似合う服を遠ざける

センスがいい人でも、一番似合う服を着ているとは限らない

筋肉のつきやすいメリハリボディのストレートタイプ

厚みがなく華奢な印象のウエーブタイプ

骨太な印象のナチュラルタイプ

ストレートさんの運命の11着

ウエーブさんの運命の11着

ナチュラルさんの運命の11着

一番似合う服で私らしさを楽しむ10のコーディネート

一番似合う服だけで理想のクローゼットをつくる7つのルール

秋を迎える準備をはじめた~今、本当に必要な服だけでクローゼットを作った話

もうすぐ秋到来。

わたしは、この本をザっと読んで、自分の骨格もだいたい分かったけれど、もっとも惹かれた部分が最終章の「理想のクローゼットをつくる」という部分だった。

今週、土・日で「もう絶対に着ない服」「傷んだ服・靴・小物」をすべて処分した。

それが、加速して家中の収納を今一度点検した。

もう使わない家具や小物。近くのショップで引き取ってもらった。もちろん衣服も。

そして、空いたスペースに今のわたしに必要な服やバッグ、靴や小物をすべて集結させた。

できあがった今のわたしに必要なクローゼットとは、ほぼ、「山・トレッキング」のための服や靴・小物だった。

おしゃれというよりは登山に適した機能を持つものばかりだ。

これまで、ウエアも普段着るTシャツと一緒にしまっていた。ダウンだって、通勤コートと一緒。

そういった同混を一切やめたら、思いのほか素敵なクローゼットになったの。

とにかく、かなり捨ててすっきりしたし、今一番やりたいことに通じるファッションだから、当然熱も籠るってわけ(笑)

で、そんな片づけをずうっとやっていたら、昔、買った「L,L,bean」のバッグパックが出てきた。上高地で使ってからずっとしまい込んでいた。

もう一度使ってみようかな・・・。で、これはお取り置きした。

生き方も好みも長く生きてくれば変わって当然だ。

もう、次のステージに移ったわたしが取った行動は「今一番必要な衣服や靴・小物を一堂に集めたクローゼット」を作ったという話。

これ、意外といいかも。

素敵な自分らしいクローゼットがあるだけで気分がいい。

全部まとめてあれば、「あれがない!」と、探し回る必要もなし。

物忘れが気になるには早いけどね(笑)

★2024年8月15日更新 多読を楽しみ切る夏季休暇~多読の達成感はやりがいに効く【書評・自己啓発】

【ブログ新規追加446回】

本は一冊、一冊慎重に選んでじっくり読む?

それとも出会いを大事にしてインスピレーションのままに手に取る?

どちらも素敵。

だって、本さえあれば、いつでも新しい世界を見る(妄想)ことができるし、孤独を存分に楽しむ最高の時間になるから。

今日は、そんな最高の読書の話をすこし。

わたしの本とのつきあい方を語る。

わたしは多読=ブックジャンキー(本狂い)だという話

私の読書法は一度に大量の本や雑誌、新聞などを横に積んで、一定の時間でどんどん読み続けていくことだ。

今では、雑誌は姿を消した。その代わりWEBの記事を読み続けるので常にPCは立ち上げている。

何か気になる情報があれば、すぐに検索するし、You Tubeは消音して観たい所だけを拾う。

今や、「多読」と言ってもその姿は、紙の書籍だけを指すのではない。WEBも動画配信もすべて多読に含まれるのだ。

長期の休みに入る前、図書館で10冊の書籍を借りる。今回の内訳は小説4冊、アウトドアに関する書籍を2冊、健康やファッションなどを4冊借りてきた。

で、休暇2日目の今日から、村上春樹・著『騎士団長殺し・第1部 顕れるイデア編』『騎士団長殺し・第2部 還ろうメタファー編』を朝から大雨の中、粛々と掃除、洗濯をしてずっと読んでいる。

休み中に読み切って、書きたくなったら書評を書くかも。無理はしないのん(笑)

とまあ、図書館通いは通常でも毎週やっている。今では借りる本も少なくはなってきたが電子書籍も2冊はオンラインで借りている。

本当に欲しいものはサッと迷わず購入する。

出版社の営業だから本の世界に一年中どっぷりなわけで、情報量もそりゃあ断然多い。しかし、大事な情報を見抜く目を持っていないとたちまち情報の波に押しやられてしまう。

今の自分に必要な視点だったり、思考だったりを必要としているゆえに、あれもこれもと触手を伸ばすこともなくなった。

「多読」は、無数の考え方の一端を知り、取り入れたりしながら「自分らしく生きる指標」となってきた大切な習慣なのだ。

お菓子を食べながらいっぱい読んでインプット。冬眠前の熊みたいなもん(笑)

貯めるだけ貯めて一気に吐き出すアウトプット。その場所はこのブログだけで充分だ。

誰の真似でもなく、誰とも戦わない、わたし独自のやり方(インプットとアウトプット)が「多読」と「ブログに書評を書く」ことなのだ。

読書は読み終えて、ブログにまとめて落とし込むまでが一連の行動で、思い通りに書けた時の達成感は何ものにも代えられない醍醐味がある。

多角的発想と詰め込んだ知見がわたしを豊かにしてきたのは間違いない。

「いっぱい読んで、いっぱい吐き出す」

これでいつもスッキリ(笑)


           

★2024年7月10日更新 メタ認知を学ぶ~いかに客観的になれるか?~主観的すぎる日常を見直す(新刊紹介有り♪)【自己啓発・メタ認知】

【ブログ新規追加410回】

ああ~〇〇しなきゃ・・・!あれも!これも!と詰め込むのが得意だ。

しかし、詰め込んだ先が義務的なモノゴトだったりすれば、義務に駆られた行動は失敗しやすい。

今、ほぼ治ったから言えるのだけど、病気にかかりやすい時はたいがい、何等かの目的に向かって驀進している最中だ。

誰も、わたしなぞの驀進に「待った!」をかけられない。

それはそうだろう。本人はある意味必死でそのモノゴトに向かっているのだから。

激励こそすれ、とても「止め!」なんて言えないだろう。

この止め!と言える賢人が「超客観的」にモノゴトを推しはかる資質の持ち主だと言える。

そう、「メタ認知」能力のことだ。

ここで、簡単にメタ認知の説明をしよう。

• メタ認知とは

メタ認知とは、自分が認知していることを客観的に把握し、制御することだ。

要するに「認知していることをさらに認知する」ということ。

• メタ認知提唱者の紹介

ジョン・H・フラベルがメタ認知の基本となる概念「メタ記憶」を定義したのは1976年のこと。

その後、A・L・ブラウンによって「理解への理解」である「メタ理解」や「注意を注意する」「メタ注意」など、「メタ」の概念についての研究が盛んに行われ深まって行ったのだ。

• メタ認知の定義をごく簡単に説明

メタ認知の定義は「認知していることを認知する」である。つまり、「人が認知するに至ったきっかけから結果に至るまでのすべての事がらを、自分自身で把握する」ということにある。

たとえば、自分が何かをしている。その姿を少し離れたもう一人の自分が冷静に見ている・・・こんな感じを経験したことのある人もすくなからずいるようだ。

こうした、「自分が能動的に行っている事がらについて、もう一人の自分が客観的な立場から、その事がらを調整したり、調和したりする能力を「メタ認知」と定義しているのである。

• メタ認知の機縁はソクラテスから

メタ認知概念の起源をさかのぼると、古代ギリシャの哲学者ソクラテスに辿りつく。

無知の知」・・・要約すると、「彼らは何も知らないのに、知っていると思い込んでいる。私(ソクラテス)は何も知らないということを知っている」と。

まさに「自分が認知している内容を認知している」ソクラテスはメタ認知が進んでいたからこそ、生まれた「無知の知」という名言だそうだ。

この考え方がメタ認知の機縁となっているんだと改めて知った。

参考資料→【メタって何?】https://www.kaonavi.jp/dictionary/metacognition/

冒頭の、〇〇しなきゃ!という義務感むちむちじゃあ、とうてい客観的にはなれない。

今朝、まだ病後ゆえ週末の買い出しの時間を遅くして、夫とともにゆっくりと出かけた。

梅雨の晴れ間で、溜まった洗濯や湿ったマットなんかを先にサッサと干したい!のはやまやまだけど、洗濯機を回す時間に買い物をしよう・・・と、いつもより気持ちゆったりめに構えて出かけた。

一つ二つは捨ててもいいくらいが丁度いいのだとわずかに思えた。

これまでは、ぜ~んぶやってから次へ行く、強行スタイルだった。

たぶん、詰め込まずにこうした緩急のつけ方を普段から取り入れていれば、先日来の病気にもかかりにくかったのかもしれない。

反省・反省。

最後に

メタ認知を科学者の視点からギュっと取り入れて、「映画と脚本のしくみ」を解き明かす新刊(2021年/1月30日発行)を紹介しよう。

脚本の科学 認知と知覚のプロセスから理解する映画と脚本のしくみ』ポール・ジョゼフ・ガリーノ+コニー・シアーズ著(フィルムアート社)

• 書籍概要(今朝、読んだばかりのほやほやレビュー)

映画を見る時、頭の中では何が起こっているのか?

一本の映画にのめり込むために観客には何が必要か?

認知神経心理学をフル活用した、一歩先に進むための脚本術!

☆彡

目や耳などの現実の情報を知覚する器官の機能から、感情や意思決定と複雑に結びつく脳神経にいたる、人間の知覚認識のプロセスを順に詳細を明らかにして行く内容だ。

これまでにない新しいアプローチの脚本術。

映画「スター・ウォーズ」を例に取り上げながら、「映画を見ている時に心と脳には何が起きているのか?」を科学的に説明する。

必見なのは、「物語を語る手法=ストーリーテリング」の原則とその戦略を明かしているところだ。

映画脚本だけでなく、小説、漫画、ゲームなどあらゆる物語に関わる分野においても多大なヒントとなるだろう。

本書〆のことば

~人間の知覚の限界と脳の認知プロセスの無限の可能性を理解すれば、あなたの脚本は「完璧」になる!~

                 ☆彡

さて、土曜日の夕方、少し病後の疲れが残るところで、「エイ!」っと、ブログは書いてみた。

わたし的メタ認知を働かせてみると、このブログは義務でやってはいない。

なんでもいいから書いてアップするなんてことは絶対にしない。

それゆえ病気の時は休みを取った。

ちょっとだけ客観的になれた(笑)成長できた話。

皆様もど~か、しっかり休んで良い週末をお過ごしください。


★2024年6月29日更新 細菌の次は毒出しで~昨日はたくさん励まして頂き、感謝のお返し~🎶【選書・自己啓発】

【ブログ新規追加402回】

毒出しのやり方は、「一日2~3回、40度ぐらいの白湯を飲む」これだけで体のすみずみまできれいになるそうだ。

体に毎日たまる毒をちゃんと抜く技術』矢城 明・著(サンマーク出版)

毎日、毒をためているってこと?ものすごく驚きながら読んだ。

食べた物が体の中で腐敗するとか、考えるだけでも憂鬱なものだ。

今や新型コロナウイルスの感染不安は続いているのだから細菌に関してもスル―できない状況よね。

今のわたしは、その細菌に軽くやられてしまった。だからこそ、細菌に対する向かい方を昨日は病院でのアレコレと共にここに書き残しておいたんだ。

一時は大事にする教えも、のど元過ぎれば忘れるって。

忘れないように書くブログの重要性に改めて気づかされた。

で、昨日のブログがこれ。

              ★

また、昨日は本当にたくさんの方々から、温かい励ましの言葉も頂いた。

わたしは心からはほんわかしたし、「よし!しっかりと治して行こう!」と、弱っていた気持ちがみるみるうちに、前向きになれたの。

「励まし」の力ってすごいパワーがあるのだ。

だから、自分の体にも「励まし」のパワーを送っている最中。

細菌に打ち克つパワーを具体的な言葉、例えば「がんばれ!」とか「大丈夫!」とかなるべくシンプルな言葉かけで注入している。

そして、少しでも良くなったら、存分に褒めてあげるのだ。「やるじゃん!」とか(笑)

ご自愛とか言うけれど、たんに自分に好きなモノやコトを与えるのではなく、

しっかりと、言葉にして与えてあげるべきだろう。

体は、その言葉を聞いてしっかり受け取り、そのように動いてくれるものなのだから。

             ★

今日、皮膚細菌感染症で仕事を休んでいる。

体にいいとかばかりじゃあなく、言葉をかけられるところを見つけて、

言葉かけの日にしているよ。

たとえば、今月で退職されるおふたりの大先輩への言葉とか。お誕生日を迎えた方へとか。

「言葉」は何より精神的安定と健康を促進する薬のようなものだ。

さて、お昼(ニラとチーズのお好み焼き)食べたら、健康促進の薬を送る人を見つけようっと(笑)