『岳人』2025年 3月号 №933~特集「生涯登山 年齢を越えて山を楽しむ」~登る前に摂取すると良いサプリメントは🎶【選書・文化】

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岳人 2025年 03 月号 No.933 [雑誌]

簡単レビュー

3月号 特集: 生涯、登山を楽しむ

高みをめざすのも、草花に心ときめかすのも ピークハントをするのも、愛着のある山に通うのも 山の楽しみ方は人それぞれ。

それは同じ人でも、生きていく中で変わっていく。

幼齢から高齢まで、 一生涯登山を楽しむためのヒントを探してみたい。

健康で永く登るための、膝痛ほか身体との付き合い方も掲載。

               ★★★

『岳人』2025年 3月号は、バレンタインデー2月14日発売で、久しぶりに買う大好きな雑誌にウキウキしながら書店レジに並んだ。

あれから、何度も舐めるように誌面を読んで知識も蓄えた上で、今年は1000m以下の低山ながら日本百名山の「筑波山 877m」やはり日本百名山「赤城山 1828m」と、8月は2115mの「北八ヶ岳 白駒池」へ軽いハイキングをした。

雑誌から学んだのが、「長く登り続けるために必要な体力づくりへの科学的アプローチ」という特集。

子どもの頃から、両親に連れられて登山に親しんではきたが、そのたびに覚える事柄は増えるものの、なかなか自分の頭と身体が覚えようとしない!のが、気にはなっていた。

例えば、今では加齢による体力や持久力の低下、どうしたら、無理なく楽に歩けるか?など。

エネルギーの持つ生成パターンを知ることで、「エネルギーが枯渇する前に補給することで楽に登れる」・・・こういった知識をともすれば、根性論で解決してしまってきた。

運動生理学に基づいた「身体に必要な飲み物」や登山中に食べる「行動食」などの摂取方法などをざっくりと学んでおいたので、今年はこれまでとは違った楽しい山行となった。

また、たまたまだが、今回、北八ヶ岳のハイキングに行こうと決めてから見つけた動画「山下真弓さんのおとな女子の山登り」を見て、アミノバイタルの広告と宣伝があり、アミノバイタルの効果や摂り方などが動画で観ることができた。

アミノバイタルの効果とは?簡単に説明しよう。

アミノバイタルの主な効果は、運動時のエネルギー補給、筋肉の疲労回復、コンディショニングサポート、そして集中力向上など。

アミノバイタルは、BCAAをはじめとするアミノ酸が素早く体内に吸収されるように設計されており、食事のタンパク質よりも効率的な栄養補給が可能。

この動画を観た視聴者からのメッセージを引用する。

              ー--

(視聴者)今回のような長距離2泊3日山行は、運動量と行動時間も長いからアミノバイタル大事ー

特に夏場は有り難いですよね。

(視聴者)一般的には出発前だと、アミノバイタルゼリードリンク又はアミノバイタルプロのどちらか、行動中にはBCAAチャージウォーターとアミノバイタルプロ又はアミノショット、巻き終わりや下山後にアミノバイタルGOLDの合計アミノバイタル3本+アミノバイタルウォーターで良いんでしょうが… 状況によっては追加して摂取もOKですし、仮に摂取し過ぎたとしても、汗や尿と一緒に排泄されるから助かりますよね

(視聴者)低山日帰り登山工程、運動量少ない登山によっては当然摂り過ぎもあるから、まゆみさんのを見て臨機応変に考えています。 摂り過ぎは良くないから山行内容で考える事が大事ですもんね

(視聴者)わたしは低山の場合だけ登山前にアミノバイタル一つ、行動中はウォーターだけ、下山後にアミノバイタル一つの合計アミノバイタル2+アミノバイタルウォーターにしてます

(視聴者)これだけの距離を2泊3日歩くなら、アミノバイタルも3日間合計10本程必要なるでしょうから、ものすごく参考になりました。(視聴者コメントのみ抜粋引用した)

               ー--

で、動画で見てはいたが、結局短い登山だということで用意はしなかった。

しかし、登山前に立ち寄った、麦草ヒュッテでアミノバイタルのミニフェア開催中!ということで、ひとり2セットのアミノバイタルを山小屋で頂いたのだ。メッチャ、ラッキー!

次の山では登る前に飲んで行こう!と思う。

で、行動食(歩きながら食べる栄養補給食のこと)の話を。

これまで、色々と勉強してきた知識をちょっとまとめてみた。

登山でなくとも、軽いハイキングでも応用が利く知識なので活用できるのではないだろうか?

◎ 登山の必需品!行動食🍫🥜

ポイント1→体重(荷物の重さを加える)×行動時間×5(kcal)

山でのエネルギー補給は命綱…!

ポイント2→あなたは何を持っていく?⛰️

✅ 甘い系

✅ しょっぱい系

✅ 噛みごたえ系

日ごろから好きなモノであっても、登山やハイキングで脱水しているような状態では、喉を通らない場合も多い。

例えば、菓子パンやスナック菓子など。わたしの経験でもNGだったわ。

反対にいつでもOKだったのが、「塩おにぎり のりなし」「梅干し」かなあ(笑)

そうそう、6月末に弾丸で乗り込んだ関西万博でも「塩おにぎり のりなし」と「梅干し」買ったっけ(笑)

いっぱい歩くから何よりのご馳走だったかも。

毎回、コンビニで買ってザックに入れている。

いつもより長時間歩いたり、登ったりする登山やハイキングは、身体のコンディションが安全面に直結するスポーツだ。

登山やハイキング中はしっかりと行動食を摂るのはもちろんのこと、登山の前後にもアミノ酸ドリンクでエネルギーをしっかりと補給して安全を心がけたい。

上記の雑誌では、4時間の歩きや登りでほぼ、エネルギーは使い果たしてしまうのだそうだ。

さ、秋の気持ちのよいシーズン。しっかりと栄養補給して、楽に楽しむ山行にしよう!

それでは、また!

※ 金曜日→主に書籍の紹介、旅など。

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『SunTAMA Style』2020年9月19日記事

『SunTAMA Style』2021年9月19日記事

『SunTAMA Style』2022年9月19日記事

『Life Tour21st』2017年9月19日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1067819376.html 「雨の日を活かす術」

『みいこStyle』2019年9月19日記事

https://miikostyle.blog.jp/archives/21094934.html 「増税前に考えたこと」

退職後の生き方を考える~何をしたいのか?洗い出しに勤しむ3連休🎶(QOL実践編)【仕事・生涯現役を目指す】

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『20代~50代の働く女性へ。一生、働き続けよう。意識変革と夢の実現。お金はかかりません!』古暮由実。著(株式会社まんがびと/NBビジネス研究班)

簡単レビュー

【内容紹介】


結婚も仕事も大事ならば、まず一生、仕事を続けると決めてしまえばいい。
常に外では「社会と自分」家では「家族と自分」というスタンスで一生働く事を基本に自己表現するのである。


外では貢献してお金を稼ぐ。
そうすることで社会の一員である自分のやりがいにもつながり、外見も整えなければいけないので、
見た目もきれいに保てるという副産物が手に入る。


私も若い頃は、小説や映画のヒロインの生き方に憧れていた。
今では様々な人生経験から自分で気持を奮い立たせ、日々進化している。
いうなれば、自分のやりがいや歴史は自分でつくるものだから。
しんどい思いをして試行錯誤を繰り返す、そんな自分の姿がありのままでいいと思っている。


自分の行きたい方向、自分が活きる仕事、女性ならではの生き方を選択し、実現してゆく醍醐味を味わうことこそが、本当にワクワクできること!


就活・結婚・育児・介護や更年期もすべて受け入れて駆け抜けてきたノウハウを紹介したい。(はじめに・引用)

                ★★★

9年前に、初めて出した商業出版。

今、この続編を書こうかな?と、思い描いている。

これは、2025年問題となっている「後期高齢者・新時代」に因を発する。

• 2025年問題とは?

2025年には、団塊の世代が全員75歳以上になり、国民の約5人に1人が後期高齢者となる「2025年問題」を迎えた。

2024年当時、後期高齢者人口の割合はすでに高まっており、2025年以降にはその割合がさらに増え、国民の4人に1人が75歳以上の超高齢化社会に突入すると推計されている。関連資料→https://jichitai.works/article/details/2731

フリーライター10年の節目となる来年に出すには丁度いいかも。

内容的には、「書くことを仕事にする」場合、大きく様変わりした時代の潮流に乗り暮れないためのAI編集の使い方・これまでの思い込み(定年後の生き方など)を払拭する方向で行こうかと。

まだ、なにも具体的に始まってはいない。

もちろん、オファーがあったわけではないし、これまで2冊出版させて頂いた、出版社から出すということではないかも。

なんにも決まっていない時点から、事業計画を立てたり、内容の洗い出しを続けていく。

そして「まさかが実現!」となった暁には、すぐに取り組めるだろうという先手の思考だ。

さしずめ、タイトルは「50歳」を「70歳」に変えてみようかな?ぐらい(笑)

基本は「生涯現役」にスポットをあてたまま、書いて行きたい。

そんな妄想ともつかない、次へのステップを考えていたら、さらにワクワクする「退職後にスタートさせたいミニ事業案」も思いついた!

さあさ、どうなるか?

次なる「ワクワク」を作り出せて満足じゃ。

それでは、また!

※ 月曜→QOL実践編;生涯現役を目指す仕事・生涯学習(リカレント)・レッスン等アップ予定。

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『SunTAMA Style』2020年9月15日記事

『SunTAMA Style』2021年9月15日記事

『SunTAMA Style』2022年9月15日記事

『SunTAMA Style』2023年9月15日記事

『50歳の棚卸し』住吉美紀・著(講談社)【選書/ベストセラー紹介・文化】

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『50歳の棚卸し』住吉美紀・著(講談社)

簡単レビュー

著者自身の赤裸々な自己開示に共感の嵐!
ミドル女性向けNo.1WEBマガジン『ミモレ』で大反響を呼んだエッセイ連載が、大幅な書き下ろしを加えて待望の書籍化。

50 歳までひた走ってきたフリーアナウンサーが、これまでの人生を棚卸ししてみたら。
自分のせいで番組終了、ヤバすぎる元カレ、心が乾き切った40代での婚活、壮絶な不妊治療……。
辛い経験にも愛しい思い出にも真正面から向き合って見えてきたのは、“自分にとっての本当の幸せ”。

「私は不幸でもない、ひとりでもない、失敗してもいない。
私はもう、大丈夫だった」

人生後半を心豊かに、軽やかに生きるヒントが満載!
前向きなユーモア溢れる筆致で綴った、著者16年ぶりのエッセイ集。


【住吉美紀 Miki Sumiyoshi】
フリーアナウンサー/文筆家。紅白の総合司会も務めた元NHKアナウンサー。平日朝の帯番組、TOKYO FM『Blue Ocean』の人気パーソナリティ。


【目次】
第1章 ライフワークを棚卸し
第2章 恋愛と結婚を棚卸し
第3章 子のない人生を棚卸し
第4章 いろんな「家族」を棚卸し
第5章 棚卸しで見えてきた、今とこれから

            ★★★

TOKYO FM『Blue Ocean』大人気パーソナリティ・住吉美紀さんのエッセイを紹介。

2025年9月4日発売。と同時にベストセラー入り!

書店で、仕事の合間にサッと見てきた。なんともほのぼのとした表紙。

発売1週間で、ベストセラーに入っちゃうすごさ!!

毎日、営業の車中で楽しみに聴いている住吉さんの番組。

とにかく元気がいい。あの声に励まされている人の多いことったら!

もちろん、わたしもその一人。

男女、年齢を問わず、誰にでも受け入れられるそのお話しぶりや、リスナーの相談ごとへの返答など、大好きになってしまう要素がたっぷりの魅力的な人柄。

その話しぶりがそのまま、書籍となって出版されたんだもの。売れるハズよね。

◎東京FM公式より画像拝借

車移動でなくても、家で平日(月~金)の朝9時~10時55分まで住吉ワールドに浸るのもいい。

それでは、また!

※金→書籍紹介・旅(アクティビティ)をアップ予定。

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『SunTAMA Style』2020年9月12日記事

『SunTAMA Style』2021年9月12日記事

『SunTAMA Style』2022年9月12日記事

『Life Tour21st』2017年9月12日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1067677092.html 「家にあるものでちょこっと晩酌」

『バリ山行』松永K三蔵・著(講談社)【選書・文化】

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『バリ山行』松永K三蔵・講談社

簡単レビュー

第171回芥川賞受賞作。(2024年上半期)


あらすじ


古くなった建外装修繕を専門とする新田テック建装に、内装リフォーム会社から転職して2年。

会社の付き合いを極力避けてきた波多は、同僚に誘われるまま六甲山(標高932m)登山に参加する。

その後、社内登山グループは正式な登山部となり、波多も親睦を図る目的の気楽な活動をするようになっていた。

職人気質で変人扱いされ孤立している、ベテラン社員妻鹿(めが)があえて登山路を外れる難易度の高い登山「バリ山行」をしていることを知ると……。

「山は遊びですよ。遊びで死んだら意味ないじゃないですか! 本物の危機は山じゃないですよ。街ですよ! 生活ですよ。妻鹿さんはそれから逃げてるだけじゃないですか!」(本文より抜粋)

会社も人生も山あり谷あり、バリの達人と危険な道行き。圧倒的生の実感を求め、山と人生を重ねて瞑走する純文山岳小説。

                ★★★

やっと手にいれた「バリ山行」

おもに六甲山を舞台に書かれた小説だ。

かっこいい装丁。

もくじもない、はじめにもない、あとがきなどない。

一気によませる161ページ。

期待しかない、待ち望んだ「山岳読書登山体験」だ。

一本のあらすじが貫く、「山の怖さ」と「社会の厳しさ」これが、ビジネスマンに受けた一番の理由だ。

伏線回収は、最後にしれっと、訪れる。見事としか言えない。

バリとは?簡単に説明しよう。

山で言うバリエーションルートとは、一般の登山道として整備されていない、難易度の高いルートのこと。

道標や整備された道がなく、ルートファインディング(正しい道を見つける技術)と、クライミングやロープワークなどの登山技術が必要とされえる。

体力だけでなく高度な技術と経験が求められ、登山図などにもルートが記載されていないため、登山者は自己の判断で進む必要がある。

男性的な要素が強くハード面でも装備面でも魅力的だが、一方では自然破壊につながる行為だと賛否が分かれる。

このあたりの社会的議論も含む内容が読み応えを増す。

                ★

以前、伊豆高原の三筋山(標高821m)で「軽いバリ」をやっている男性登山者達を見かけた。

急な山頂付近の岩肌を、数人で一気に駆け下りてきた。

えっちらおっちら、最後の急登を登っていたわたしは、何のことだかわからなかったが、一般道をまったく無視したその下りの様相は、自然破壊?を連想させる勢いそのものにも思えた。

手に持つピッケルで藪を切り裂き、ガンガン進む「藪漕ぎ」をやっていた。

ああ・・・危ないな・・・としか思えなかったわたしは、ひたすら一般の登山道を一歩、一歩ゆっくりと登り登頂した。

もちろん、帰りも来た道をピストンした。

「藪漕ぎ」された後を歩いたらショートカットできるのだろうが、踏み倒された自然をさらに踏み馴らすことは、はばかれたから。

で、今回紹介した「バリ山行」は、その一見、身勝手に見える「バリエーションルート」を毎週登り、ヤマレコ?のアプリに記録している会社員「妻鹿・めが」と、仕事に悩む「波多・はた」という「バリにハマる男」の社会派小説だ。

こわいのは、ヤマレコ?アプリに毎週のバリルートを記録投稿していること。

それを誰にも言ってはいない妻鹿だったが、ある日を境に数人に見つかってしまい、「バリ」をやっていることを知られてしまう。

ちょっとだけいいな?!と思ったのが、山アプリの登録者名だ。

主人公の波多は「Hatagonia」女性社員の多門さんは「Tamontbell」でアウトドアメーカーの名前と自分の名前のミックスでつけられていたことだ。

どこかで真似したい発想(笑)

で、山アプリの話に戻ると。

なるほど。

単なる山行記録だと思ってルート設定していたものが、勝手に他人に見られてしまう。

WEBアプリだから公開設定で投稿すれば、当然といえば当然だ。

そういった個人情報はしっかりと管理しなくてはいけない。

他人に見られないように設定する?有料会員になる?などの手配が必要なのかしら?

わたしは、誰にでも行ける山(観光的な)しか行かないので、登山アプリは登録もしていないし、有料会員にもなってはいない。

そういった山関連の装備なども結構詳細に書かれている。

一冊の小説から得られる情報はとても多い。

もし、山が好きなら読んでみてもいい一冊だ。

なにより、その「一気に読ませる文脈」には舌を巻くだろう。

山岳小説は「登らずして登る」もの。こんな登山体験もいい。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2024年9月6日記事

『Life Tour21st』2015年9月6日記事

ターシャ・テューダーの仕事観

https://lifetour.blog.jp/archives/1039225785.html

『ちひろの絵のひみつ』ちひろ美術館・編(講談社)【選書・文化】

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『ちひろの絵のひみつ』ちひろ美術館・編(講談社)

簡単レビュー

あなたも「ちひろタッチ」が学べる
名作の技法を解き明かす!
実体顕微鏡で作品の“細部”に迫る

この本は、いわさきちひろの絵画技法に焦点をあてた初めての本です。

ちひろの絵は、没後30年たった今でも、たくさんの人に親しまれています。その理由のひとつは、ちひろの絵が誰にでもわかりやすいからでしょう。

わかりやすいということは、絵のテーマが子どもであったり、犬や猫や小鳥や花だったり、身近なものだからです。誰でもよく知っているものは、理解しやすいものです。


しかし、、描かれているものがわかりやすい、というだけでは、じつは充分ではありません。

私たちが日頃感じている子どものかわいらしさを、可憐な花の美しさを、絵がみごとに語ってくれているとき、その作品に共感するのです。(中略)

絵を描く、ということは、自分の思いや感動を人に伝えることです。

音楽も文学も、美術も、あらゆる芸術表現の根本は同じです。芸術家が技術を磨くのは、自分の感動を、より豊かに伝えたいからにほかなりません。(中略)

本書は、自分らしい感動を表現したい、と思っている方々に、ちひろがどんな工夫をして、自分の作品を作り上げたのか、その一端を紹介して参考にして頂きたいと思い、編集しました。

また、いわさきちひろという画家と、その作品をより深く理解したい、という方々にとっても本書はきっと役に立つことでしょう。(ちひろ美術館常任顧問 松本 猛)~はじめに~

              ★★★

どんなことでも、何年も何十年も地道な努力や工夫を積み重ねて、「自分のスタイル」を作っていくものだろう。

今回、取り上げた本書の絵画技法を真似ても、すぐに身につくものではない・・・ということをうかがわせる、ちひろの創作の実態が明かされている書籍だ。

ちひろの「ぼかし」の技法は、江戸時代初期の名画家・俵屋宗達の技法を猛勉強したすえに出来上がった、独自のスタイルなのだという興味深い話もあった。

真似るということは「学ぶ」こと。

いいな!っと思ったら取り入れてみるのも一案かもしれない。

先日の安曇野ちひろ美術館訪問でこの本に出会った。

見本をパラパラを見て行くうちに「欲しい!」と思い夫に伝えたら買ってくれた(笑)

一朝一夕でできることは、誰にでもできる。

わたしも、ちひろのような地道な努力を積み重ねて「自分のスタイル」を文章と写真で表現していきたい。

それでは、また!

安曇野ちひろ美術館の1日入館証。この入館証で公園や庭園からの出入り自由になる。

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『SunTAMA Style』2021年8月29日記事

『SunTAMA Style』2022年8月29日記事

『Life Tour21st』2017年8月29日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1067491444.html 「グラマラス香港」

『スーパーホテル「マニュアル」を超えた感動のおもてなし』原 良憲・嶋田 敏・星山 英子/共著(かんき出版)【選書・文化/ワークスタイル】

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『スーパーホテル「マニュアル」を超えた感動のおもてなし』原 良憲・嶋田 敏・星山 英子/供著(かんき出版)

簡単レビュー

京大教授陣がおもてなし・ホスピタリティを科学した!
あらゆるサービス業の最大の悩みは、店舗ごと、スタッフごとで提供するサービスの質にばらつきがあることだ。属人的なものだから、仕方がないとあきらめている経営者や店長は多い。

スーパーホテルは8割がアルバイトの現場。緻密なマニュアルはない。しかし顧客満足度調査9年連続1位を実現している。その秘訣は何か?


本書では、京都大学とスーパーホテルがタッグを組み、「おもてなしの科学化」「暗黙知の形式知化・定量化」に取り組んだ共同研究の内容を紹介。


さらにスーパーホテルには、スタッフ一人ひとりの高品質のサービスを支える「徹底した理念の浸透」と「自律型感動人間の育成」、この両輪がある。


科学化された「おもてなしのノウハウ・知見」×「理念経営×自律型感動人間」、2つのノウハウ・ドゥハウは、あらゆるサービス産業に展開できる。


サービスの質にばらつきがある、店舗全体のサービスのボトムアップがはかれない、人が応募してこない、辞めていく……こんな課題を抱えるあらゆるサービス産業の経営者、幹部たちに、「こういう仕組みをつくれば、スタッフが、お店が、そして会社が大きく変わる!」というヒントになる一冊。

もくじ
プロローグ~刊行に寄せて~
第1章○答えは現場にある!
    マニュアルを超えるおもてなしへの究極のこだわり
第2章○現場のおもてなしを科学する!
    京都大学との共同研究とその成果
第3章○全スタッフが理念実現に向けて一丸となる!
    理念浸透の究極の仕組み
第4章○自律型感動人間を育成する!
    究極の仕組み
第5章○どんなサービス業にも応用できる!
    「理念経営×自律型感動人間」という
    究極のサービスマネジメント
エピローグ~スーパーホテルがこれから目指すものとは?

             ★★★

今回で3回目のスーパーホテル宿泊。(1回目の山梨県スーパーホテル河口湖では、温泉も素敵で、焼きたてデニッシュも楽しみ、山梨の清酒、ワインなど最高だった。2回目は静岡県富士市)

スーパーホテルの何が楽しみか?って、それは、飲み放題のお酒・ソフトドリンク・コーヒーが自由に頂ける「ウエルカム・バー」と「ホテル内にある地元の天然温泉」「地産地消の地元食材をふんだんに使った朝食」だ。

旅の予定が出てきたあたりで、かならず「スーパーホテル」の所在を確かめている。

あったら、まず「ウエルカム・バー」いわゆるお酒飲み放題のバー(時間制限あり)がついているか?(導入なしもあり)と、「地元の温泉浴場」があるか?駐車場の有無(料金も)そして1泊の値段などを細かく調べている。

今回、松本に泊まる計画を立てた。松本には「お城口」という松本城に5分という好立地の大人気スーパーホテルがある。

ここだと、日曜宿泊で一人8000~9000円ぐらい(一番高い日で17000円!もあった)。

もちろん、ウエルカム・バー、天然温泉、朝食つき。駐車場は有料コインパーキング。

夜の国宝松本城の「ライトアップ」もすぐそこ。それでこの値段は安い!ただ、インバウンド景気ゆえ、なかなか取れなくなってきた。

で、今回、わたし達が宿泊したのは、松本駅徒歩2分にある「スーパーホテル松本駅前

日曜宿泊で、一人5800円(ヤフートラベル手配)。新しくできたばかりのとってもきれいなホテルだ。(残念なのは温泉施設はなし)

ウエルカム・バーはなんと15時~20時のロングでオープン。ほとんどの宿泊者は、皆チェックインしたら、お部屋に行く前にまず、一杯頂く・・・という至福のサービスがある。

わたし達もしっかり、ハイボールを頂き、旅の疲れを癒してからお部屋へ。

今回は3人用のコネクティングルーム。おまかせ(安い)だったのでとっても嬉しい。

豪華ではないが、なにしろきれい。新しいだけで幸せな気持ちになる。

部屋のしつらえが秘密基地風(笑)

で、松本城はホテルから徒歩15分圏内だけど、これまで昼と夜と見に行っているから、今回はホテルでゆっくりしよう!と。

フロントで頂いた温泉入浴剤を入れてお部屋のお風呂に入って、お昼寝して、夕方18時に用意しておいた夕食やおつまみをウエルカム・バーに持ち込んで、2時間たっぷりと旅の話をしつつ、信州の地酒や安曇野ワインとともに楽しんだ。

で、ウエルカム・バーで展示されていた、「スーパーホテル感動のおもてなし」を見つけて、お酒とともにバーのソファーでゆっくりと読書させて頂いた。

これも至福。

だいたい、80席ぐらいあろうかと思うフロアが、ほぼいっぱいになっていた。

それぞれ、おつまみや食事を持ち込んで飲みつつ、しゃべりつつ、松本の夜を楽しんでいた。

ワイワイとうるさい人たちは皆無で、皆さん静かにゆったりとくつろいでいるのが印象的だった。

頂いた美容液をしっかりと塗り込んで朝5時までぐっすり。フロントで借りた専用枕で、ふかふかの布団にくるまって爆睡(笑)

で、トレッキングに行くので6時半一番に朝食ビュッフェを頂きに行って、このホテルがさらに大好きになった。

それは、宿泊者ひとりひとりに声かけをいっぱいするスタッフの姿。

信州の地元名産を使った朝食の説明や美味しい食べ方も教えてくれる。

毎回、朝一番で頂くのは、地元の牛乳とヨーグルト。

今回は安曇野の牛乳と濃厚ヨーグルトにはちみつ。

お腹に染み渡る美味しさ。

また、お料理がなくならないように補充をしている手際のよさ。補充したらアナウンスするなど、とにかく笑顔の声出しが徹底されていた。

楽しく働いているんだろう・・・と、思わせてくれる声掛けの効果は絶大だ。

働くを楽しむ先には、奇跡が待っているのだと感じた。

施設も新しく、デザインされて気持ちのいいお部屋だったし、どこもピカピカで嬉しい。

さらにビルの1F駐車場(1泊1000円出し入れ自由で追加なし)も取っておいた。名札をつけてくれていて安心だった。

たぶん、この値段でここまでホスピタリティ溢れるお宿は、ないんじゃないか?と思ったので書籍を紹介した。

まず、旅を決めたらスーパーホテルがあるか?調べてみて。


最後に朝食後に頂いたミニパンケーキ(ミックスベリー&メイプル添え)を。

長野県中信地方の経済、商業、文化の中心地、松本。

スーパーホテル松本駅前は「国宝 松本城」の最寄りJR篠ノ井線松本駅より徒歩約2分の所に立地している。

無料ビュッフェ朝食では、彩り野菜サラダやとろろなど健康的なメニューを取り揃えている。

信州松本に旅する機会にはぜひ。

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(すべて更新済み)

『八ヶ岳南麓から』上野千鶴子・著(山と渓谷社)【選書・文化 / ワークスタイル】

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『八ヶ岳南麓から』上野千鶴子・著(山と渓谷社)

簡単レビュー

東京⇔山梨。二拠点生活のリアルを綴る
著者初の「山暮らしエッセイ集」待望の書籍化。

四季の景色や草花を楽しむこと、移住者のコミュニティに参加すること、地産の食べ物を存分に味わうこと、獣・虫との闘いや浄化槽故障など想定外のトラブルに翻弄されること、オンラインで仕事をこなすこと、「終の住処」として医療・介護資源を考えること……。
山暮らしを勧める雑誌にはけっして出ていないこと」までも語られる、上野千鶴子版「森の生活」24の物語。

わたしのいまのテーマは「大好きな北杜で最期まで」
それにもちろん「おひとりさまでも」が加わる。
―――本文より

                ★★★

夏休み前のこと、山と渓谷9月号「八ヶ岳」特集で、この書籍を知った。

えっ!?上野千鶴子さん?あの「おひとりさま」という言葉を流行らせた東大教授だった方?

なんと、八ヶ岳に移住して早20年!だそうだ。しかも彼女は富山出身の自称「山女」だという。

特に八ヶ岳に移住してからは、毎年極寒の中、早朝からお得意のスキーをたしなんでいるのだそうだ。

年に30日は滑りに行くと。

そんな社会学者の上野千鶴子さんの八ヶ岳での暮らしぶりを覗いてみたくて、夏休み初日に本書を手に入れた。

あの新書のお堅いイメージではない、ブルーの素敵な装丁に心が奪われてしまった。

中のイラストもとっても素敵。第一、文章がめちゃくちゃ読みやすい。上野さんがそばで語っているかのような表現ばかり。

なぜ、移住したのか?

実は大変なことばかり!

高齢になったらどうする?(すでにかなりの御歳・笑)

別荘派と移住派の違い。

などなど、興味深いエッセイが 24編。

わたしが、唯一真似しているのは「夏の八ヶ岳・火を使わないレシピ」だ。

• 桃のスープ(完熟桃をカットして牛乳、ヨーグルトとミキサーで攪拌して完成。スパイスなし)

• とうもろこしのポタージュ(ゆでで、粒をバラバラにしたら牛乳とミキサーで攪拌してできあがり。スパイスはお好みで)

• レタスの韓国海苔サラダ(ちぎったレタスに韓国海苔を揉んで振りかけるだけ)

• ズッキーニのスライス・オリーブオイルがけサラダ(ひらひらの紙みたいにスライスしたらオリーブオイルと塩でどうぞ)

この4点。

大好きな果物や野菜ばかり。真夏の前菜にいかが?

家で、別荘ごっこするにはもってこい!のレシピよ(笑)

というわけで、素敵な山暮らしをされている社会学者上野千鶴子さんのエッセイ本を紹介した。

わたしも旅先で避暑して読んできた。

この夏は、旅先の関連書籍を3冊読んだので、8月最終週は旅をなごり惜しむブックレビュー週の予定。

(月)八ヶ岳・移住エッセイ

(水)松本ホテル・ビジネス

(金)美術館・絵の描き方

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年8月25日記事

『SunTAMA Style』2021年8月25日記事

『SunTAMA Style』2022年8月25日記事

『SunTAMA Style』2023年8月25日記事

Ku:nel 2025年9月号『それゆけ!大人のニッポン観光』【選書・文化】

『ブログ新規追加1388回』

簡単レビュー

それゆけ! 大人のニッポン観光

テーマがあると旅はもっと楽しくなる。
杉浦さやかさん/甲斐みのりさん/岡美里さん
大谷有紀さん/しらいのりこさん

酒井順子さんが助言&提案
自分らしさ100%の 
新・旅テーマで出発!

2泊3日、ゆるり大人のニッポン観光、
テーマ旅のすすめ。

                 ★★★

長い夏休みももう中盤を過ぎて、ワタワタと、避暑への旅を準備している。

この数日、色々とあったことを書いてみる。

休み始めて、順調に疲労も溶けはじめた月曜。

やっぱりそれまでの猛暑と詰め込んだ仕事の「ツケ」が身体に出てきた。

数年前に罹った「皮膚感染症」の一種だ。

服の中で、何かが「チク!」と弾けた音がして痛みが全身を貫いた。

それでも、さほどの痛みではなかったので患部を診ないまま就寝。

朝、恐る恐る患部を診てみたら「真っ赤になった大小の斑点がいっぱい・・・」猛烈な痒みと痛みで、気持ち悪いったら(泣)

で、すぐにかかりつけ医のいる病院へ出向くも、夏休み中で診てもらえず。

それから夫に検索をしてもらいながらなんとか、口コミ評価の良い皮膚科のある病院を見つけて、駆け込みで診て頂き処方箋を出してもらい、事なきを得た。

疲れと猛暑で免疫力がガタ落ちだった様子。

薬はすぐに効き始めて、猛烈な痒みと痛みから解放された。

今は、めっちゃ幸せ(笑)

だから、予定していた2泊3日の旅行も中止してもいいかも・・・とか一瞬考えた。

家にいることも充分楽しいし、ことさら旅に出なくってもって。

しかし、身体も治りつつあることだし、予定を1泊に短くして出かけようということになり、昨日プランをガラッと変えた。

詰め込みはせず、無理がなく疲れない方向へとシフトした。まだしっかりと治り切ってはいないので、軽い山歩きにしたり温泉も取りやめた。

しかし、長い休みがあることで、気持ちに焦りもなく、体調が崩れてきてもネガティブにならずに済んだのは幸い。

これで、今年の夏休暇も旅で〆ることになった。

                ★★★

年に数回、旅に出る暮らしを続けて数十年が経つ。

どんどん旅慣れてきて、旅の荷造りもささっと、できてしまう。

それでも毎回思うことは「旅に出る前の自分と、旅を無事に終えて帰ってきた自分は前とは違っているはず」だと。

変われることって、大事なんじゃないかな。

それを叶えられるのが「旅」だと思う。

それでは、また!

※ 来週のブログアップは(火・木・土)の予定。

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『SunTAMA Style』2020年8月15日記事

『Tarzan908号 休む技術』マガジンハウス【選書・自己啓発】

【ブログ新規追加1385回】

Tarzan(ターザン) No.908号 休む技術

簡単レビュー

カラダとココロ、疲れていませんか?
栄養、運動とともに健康の三原則のひとつ、
「休養」について真面目に考えてみた。

カラダが重たく感じる。休日は何もやる気がしない。寝ても寝ても眠い。
慢性的に溜まった疲れが、いつまでたってもとれない……そんな経験は誰にでもあるだろう。


それは、もしかすると、あなたに「休む技術」がないからかもしれない。
世界的に見ても睡眠時間が短く、働きすぎ、疲れがちな国民性でもある日本人。
あなたは医学的にちゃんと休めている?

どんな休み方をすればいいのか?


疲れた→休む→復活→また疲れた……そんな堂々巡りを断ち切るために、
疲労の正体を知り、休む技術の習得を目指していく本書の内容だ。


それは、吸うよりは吐くを意識した呼吸法だったり、
カラダを適度に動かしながら疲れを回復させるアクティブレストだったり、
眠れない悩みを持つ人には、質の良い睡眠への導きも提案している。

夏真っ盛り、酷暑タイミングにお届けする、上手に休むコツを伝授する特集。

第2特集は、心身ともに健康なウェルビーイング・ヒューマンを目指しての、
「ウェルネス・ツーリズム」企画。ホースセラピー、森林セラピー、
薬草ワークショップ、現代湯治、禅ステイなど、
全国16か所の気持ちいい、とっておき旅を紹介している。

表紙は、「休む技術」のプロ(!?)でもあり、
頑張り過ぎている現代人のお手本、のび太(笑)
カラダもココロも、しっかりリフレッシュを目指した一冊!

           ★★★

今日から10日間の待ちに待った「夏休み」だ。

昨日、仕事のメールで最後に同僚と交わした言葉が「とにかくゆっくり~のんびりしよう!」というもの。

普段は、わたしも相当の詰め込み体質だが、その同僚が抱える仕事の幅や分量はわたしを越えているのだ。

もう、とにかく「全部放って仕事から離れて過ごしたいよね」と。

わたしは「会社の仕事は全部放っても大丈夫だよ!だって、一斉休暇なんだからさ・・・(笑)」と答えた。

普段、忙しければ忙しいほど「あれもしたい!これもしたい!もっと~もっと!」と欲張っているが、実際、こうして休んでいいとなると、なんと手持ちぶさたな時間が流れるだけ。

行きたかった場所とか、読みたかった本、食べたかったスイーツ、欲しかったモノなど欲求の高い順にどんどん、仕事の合間にこなしてしまう習性があるからだろう、あまり欲求がない。

まあ、「旅」だけは日数がいる分、この夏休みのハイライトになるんだろうけれど。

旅のスタイルも「ウェルネス・ツーリズム」を取り入れた森林セラピー的な旅にする予定。

それ以外は基本的に、な~んにもしない日を過ごす技術を蓄えてみたいってところ。

できるかな?貧乏性撲滅(笑)

というわけで、夏休みが始まったという話。

昨日は、仕事の終わった夕方、缶ビールを開けて「お疲れ様!」をしたよ。

この一杯のために働いているのかもね。

ま、心も体もゆる~くほどく夏休みにしたい。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年8月8日記事

『SunTAMA Style』2021年8月8日記事

『SunTAMA Style』2022年8月8日記事

『みいこStyle』2019年8月8日記事

https://miikostyle.blog.jp/archives/20256321.html 「ブログを書き続けるのか?」

『1945年8月6日あさ8時15分、わたしは~原爆を体験した子どもたち』言葉/原爆を体験した子どもたち・絵/いわさきちひろ(童心社)【選書・文化】

【ブログ新規追加1384回】

『1945年8月6日 あさ8時15分、わたしは~原爆を体験した子どもたち』言葉/原爆を体験した子どもたち・絵/いわさきちひろ (童心社)

1945年8月6日、あさ8時15分。

当時の子どもたちが書き残した言葉を、いまを生きるすべての人へ。


日本で初めて戦争をテーマに、青少年の子どもたちに向けてつくられた絵本『わたしがちいさかったときに』(童心社)の刊行から58年。

この本に収録された、原爆を体験した子どもたちの言葉をいまにつないでくれるのは、児童文学作家のあまんきみこ、詩人のアーサー・ビナード、当時の執筆者の小川俊子が語る言葉と、いわさきちひろが描いた絵。

とどまることのない時間の流れのなかで、時をこえて当時の子どもたちと出会い、わたしたちは今日を、明日をどう生きるのかをともに考える絵本である。(amazonレビュー引用)

                ★★★

広島県出身の夫と、広島に本籍を持つわたしたちにとって、8月6日は特別な日。

偶然にも原爆投下を免れた義父の体験は、幼い頃から聞いてきたという、夫の話をまとめて以前のブログに書いてきた。

戦後80年。

途方もなく遠い記憶ではなく、現代まで様々な形で語り継がれてきた「負の遺産」だ。

この日は、戦争で亡くなった多くの命を悼みつつ、今が幸せであることに感謝をする。

こんな敬謙な思いをさらに強くしている。

この1年の間には、本籍を広島に持つ息子夫婦を伴い、家族で広島帰省を果たしたい。

今、一番「訪れたい旅先」であることに間違いはない。

家族が増えた喜びを墓前に報告すること、そして「HIROSHIMA」で平和を皆で語りあう。

8月6日は「恒久平和」を願い語る日。

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『SunTAMA Style』2020年8月6日記事

『SunTAMA Style』2021年8月6日記事

『SunTAMA Style』2022年8月6日記事

『SunTAMA Style』2023年8月6日記事