『長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい』健康プレミアムシリーズ 鬼木 豊(監修)・槇 孝子(著)【選書・文化/健康】

【ブログ新規追加942回】

昨日、受けた某化粧品メーカーのフェイシャルエステでは、優待メニューに、お顔のリフトアプ以外に「肩・首・デコルテマッサージとフットケア」がついていた。

で、まず肩・首・デコルテのマッサージでは、「お客様!めっちゃくちゃ凝っています!」と、もう全力で肩を、もみほぐしてもらい、続けてフットケアでも、足裏のツボ押しに身をよじりながらも、絶妙な加減でマッサージしてもらい絶叫せずに済んだのだ(笑)

最近、寒すぎるせいだろう。カラダ中が凝り固まっていた。

お顔のお手入れに行ったのだけど、体をほぐしてもらえて本当にラッキー!

2時間最高に気分のいいエステ体験だった。

そう、営業たるもの足の手入れも大事な仕事よね。

毎日、商談で長距離運転やバス・電車の乗り降りで結構足に負担をかけてばかりだもの。

そこで、今一度「足」の健康についてよ~く解釈されている書籍を読んだので、早速紹介しよう。

『長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい』鬼木 豊(監修)・槇 孝子(著)

簡単レビュー

ふくらはぎは第二の心臓!
1日5分もむだけで
高血圧、糖尿病、足・腰の痛みを
遠ざける最強の健康法!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

人間の血液は下半身に70%が集中している。
イスに座った直後、ふくらはぎ上部の血流は急速に滞ると
言われており、逆にふくらはぎの血流をよくすることで
全身に血液がめぐり、酸素が供給され、老廃物を除去できる。

これによって、
高血圧や糖尿病、冷え症、足・腰の痛みなど
さまざまな不調を改善することができるのだ。

本書は、ふくらはぎの血流をよくして健康になるための
「元祖ふくらはぎマッサージ」をカラー写真を使って
やさしく解説。

運動不足の人も、厳格な食生活なんてムリ…な人も
「1日5分もむだけ」で体が温まって
免疫力がアップする本書を
ぜひ、実践してみて!

※ WEBに読者の体験が載せられていたので、一部引用させてもらった。

◎「5分もむだけで3日で血圧が20も下がった」(62歳 女性)

◎「薬で血圧を下げると体調が悪くなってしまうのですが、
これなら副作用がなく安心して毎日できます」(56歳 女性)

◎「心筋梗塞で倒れたあと医者にすすめられて実践してみると
検査結果も良好で、コレステロール値も改善しました」(66歳 男性)

◎「写真がいっぱい載っているので、わかりやすい」(43歳 女性)

◎「ずっと足が痛く、歩くのが億劫になって年々太ってきました。
本屋で「これは! 」と思い購入。1週間ほどで、まるで何かが
落ちたように足の痛みが消えたんです。本当に感謝です。(61歳 男性)

◎「足のこむら返りに20年間苦しんできました。この本の
効果は抜群で、こむら返りの回数が確実に減ってきました。
この先が楽しみです! 」(69歳 女性)

◎「“老いは足から”と言いますが本当ですね。足の裏やかかとが痛くて家にとじこもりがちでした。
新聞でこの本を知り早速試したところ、
かかとの痛みが2、3日で不思議と消えてしまったんです。
着地のときの違和感が消えて歩くのが楽しくなりました」(67歳 男性)

◎「毎日、8時間以上座りっぱなしの仕事で、肩、首、腰は鉄の板を
入れたように。このマッサージを試すと、びっくりするくらい尿が。
一気に老廃物が出た感じです。体もすごく軽くなり、感謝! 」(46歳 女性)

◎「腰痛、めまい、耳鳴りに苦しんでいて、薬を飲むとさらに調子が
悪くなり困っていました。この本を実践したところ、体が軽くなり
10年ぶりに横浜に買い物に行くことができました。ビックリ! 」(76歳 女性)

◎「もみ始めて数分で全身の血のめぐりが良くなるのを実感。
体がポカポカして、冷え性とむくみが改善しました」(38歳 女性)

◎「テレビを見ながらでも簡単にできるのがいいですね。
これまでは夜中にトイレに3回行っていましたが、
1回になりました。安心して眠れるのはありがたいです」(74歳 男性)

◎「すばらしい健康法! 国民的な取り組みとして広げたいです」(55歳 女性)

とまあ、足の中でもふくらはぎは「第二の心臓」だから、年末年始TVを見ながらぜひ、足もみに挑戦してみよう!

では、また!

『掌に眠る舞台』小川 洋子・著(集英社)【選書・文化】

【ブログ新規追加918回】

掌に眠る舞台』小川 洋子・著(集英社)

簡単レビュー

「だって人は誰でも、失敗をする生きものですものね。だから役者さんには身代わりが必要なの。私みたいな」

交通事故の保険金で帝国劇場の『レ・ミゼラブル』全公演に通い始めた私が出会った、劇場に暮らす「失敗係」の彼女。
金属加工工場の片隅、工具箱の上でペンチやスパナたちが演じるバレエ『ラ・シルフィード』。
お金持ちの老人が自分のためだけに屋敷の奥に建てた小さな劇場で、装飾用の役者として生活することになった私。

演じること、観ること、観られること。ステージの此方と彼方で生まれる特別な関係性を描き出す、極上の短編集。

                   ★

女流作家 小川 洋子氏の実話というか、体験から紡ぎ出された「極上の舞台裏話」だ。

『掌に眠る舞台』この短編集に収まる6つのお話はどれも大変に美しい。

わたしはこの6つのお話を読んで、どれもまるで自分に与えられたテーマではないか?と読み進めて行くうちに感じ取った。とっても不思議な感覚。

「舞台」というのは、限られた時間だけオープンする実に凝縮した空間だ。

この凝縮した空間に見事なまでにハマった作家。

「効率的なものが求められている世の中だからこそ、目的、理由すらないものに時間を使いたい!」と、思った作家は5~6年前から、生のお芝居を見に行くようになったのだ。

お芝居のほとんどはミュージカルらしいが、ある一定の劇団のファンクラブに入会するほどハマりにハマって行った。

そして凝縮された空間の舞台を真っ向から味わううちに、「舞台とその周辺のお話」を書こう!と、思い立つ。

毎週のように高いチケットを買ってわざわざ劇場へ駆けつけることが、いったい何の役に立つの?と、いう人も多いだろう・・・と、笑う作家。

それでも、その答えはこうだ。

「答えの出ない、役に立たないものに愛を注ぐのがいいんだ」と。

作家はわたしと同じ年。

作家はこう続ける「自分の年代になると、子どもの頃のような無心になれるものになかなか出会えないでしょ?」と。

だから、舞台にハマったことは、何で?とか一切、思わないそうだ。無心になれて、作品まで紡ぎだせるのだから、まったく持って無駄はない(笑)

作家自身、最近では「何で書いているのだろう?」と、自問自答している。

そして、その答えは「理由なんかない。ただ書きたいから書いている」のだと。

作家が生み出す作品の中の「登場人物」だって、作家が書かなければ生まれてはこないんだ。

作家の生み出す「登場人物」を好むだれかのために書いているのだろう。

静かな熱狂が宿る、すてきな作品だ。

                  ★      

■著者略歴
小川洋子(おがわ・ようこ)
1962年岡山市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。88年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。91年「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞と本屋大賞、同年『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞を受賞。06年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞受賞。07年フランス芸術文化勲章シュバリエ受章。13年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。20年『小箱』で野間文芸賞を受賞。21年紫綬褒章受章。『約束された移動』『遠慮深いうたた寝』ほか著書多数。

『新版 戦略PR 空気を作る。世論で売る』本田哲也・著 アスキー新書【選書・文化】

【ブログ新規追加914回】

『新版 戦略PR 空気を作る。世論で売る。』本田 哲也・著(アスキー新書)

• 簡単レビュー

同じ商品カテゴリーなのに、なぜ「売れるもの」と「売れないもの」が生まれるのか? 

それは、「商品力」や「宣伝力」の問題ではないのだ。

その商品が売れるための「空気」ができているかどうか?なのだとPRのプロ本田氏は言う。

本書は、商品を売るためにつくり出したい空気=「カジュアル世論」をつくり、売上につなげる「戦略PR」の手法を解説している。

※本書は2009年1月刊行の『戦略PR』を最新事例に差し替えて刊行した新版。

• 著者略歴

本田/哲也
1970年生まれ。

ブルーカレント・ジャパン株式会社代表取締役。戦略PRプランナー。米フライシュマン・ヒラード上級副社長兼シニアパートナー。

セガの海外事業部を経て、1999年、世界最大規模のPR会社フライシュマン・ヒラード日本法人に入社。国内外の大手メーカーなどを中心に、戦略PRの実績多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)

                ★

車の運転中に良く、ラジオの対談を聴いている。

おもに、Tokyo FM の番組。

そこでは、あらゆる業界のトレンドや「今」の話題に紐づけた人物の登場が多い。

そして、今日聴いた本田 哲也氏(戦略PD)も全く知らなかった人物だった。

話を聴くのは、元乃木坂46 の山崎玲奈ちゃん。(慶応大学卒の頭の回転がめっちゃ良くてトークが素晴らしい女子)

誰でも知ってる「味の素・冷凍餃子がどーしてあんなに人気が出たのか?」とか、「森永・大人のラムネ菓子」とか。

味の素 冷凍餃子をヒットさせた主婦の発想」記事をリンクした。

冷凍餃子が夕食のメインだとしたら・・・たいがいは「手抜き」と言われるのだ。

それを、「水なし・油なし」で焼き上げて、皮はパリっと、中はジューシーに仕上げた秀逸な一品だ。

この餃子のヒットの裏側には「手抜きから手間抜き」に至るストーリーが組み込まれているのだと、本田氏は言った。(手間抜きとは巧い事言うなあ・笑)

で、お次は大人の認識をぐるっと変えることに見事に成功した、森永「大人のラムネ菓子」だ。

どーして、大人に大うけできたのか?

それは、SNSで「ラムネ菓子」が二日酔いに効く!という情報が流れた時からだそう。

医師に言わせると「ラムネ菓子」は成分がほぼ 90% ぶどう糖だと。

二日酔いに大変良く効く。このことから、森永ではロングセラーだったあの瓶型パッケージから、袋入りで「大人」とか「ぶどう糖90%配合」とかキャッチーなコピーを入れて販売したところ、ビジネスマンに大うけ!

「森永・大人のラムネ菓子」大ヒットの理由 記事をリンクした。

と、こんなPRの話を30分ほど聴いているうちに著書も多く出されていると知ったので、次は日経BP社から出た新刊を手に入れてレビューを書きたい。

(今回はkindle出版から出ている絶版を載せている)

知らないことを「知る」と、ほんとに平凡な毎日が俄然、楽しくなるって!

では、また!

★2024年11月18日更新 『女子の筋トレ&筋肉ごはん』坂詰 真二・河村 玲子(監修)★新星出版社【選書・自己啓発】

【ブログ新規追加901回】

今日から明日までの2日間、この書籍から得た知識をまとめていく。

第一日目の今日は、書籍の紹介レビュー(amazon からの引用)と、健康的に筋肉をつけていく前のセルフチェックとして「食生活レベル」チェック(本書からの引用)を中心に書いてみた。

『女子の筋トレ&筋肉ご飯』坂詰 真二・河村 玲子(監修)★新星出版社

簡単レビュー

女子にこそ筋肉は必要! 

筋肉は年齢とともに落ちていき、下半身の筋肉が落ちると確実に太るのだそうだ。

食事を減らして体重を落とすとリバウンドは必至なのも、この書籍から学んだ。

しかも、「からだにいい食べ物」で過食になったり、その一方で、たんぱく質不足になったりしがちな女子には、美容、健康の両面からも「筋肉」が最も必要なのだ。


本書は、単なるダイエットじゃなくて健康的にやせたい、筋肉が衰えちゃって心配……などなど、美と健康が気になる女性のための筋肉バイブル。

プチ筋肉ブームの今、自宅でできる筋トレや筋肉をつきやすくする食事、食べ方などについて、マンガやイラスト満載で楽しく読める一冊。

                 ★

単なるダイエット関連での興味しかなかった筋肉。

それが、頻繁に山に行くようになって、いかに筋肉が大事なものなのか・・・って思い知った。

着実に身体に「必要な筋肉をつけたい」と考えるようになってきた。

で、そんなわたしにピッタリな書籍を見つけたので紹介するね。

この本では、筋肉がいかに女性の身体にとって必要なものなのか、ってことが、これでもか!という様々な視点で書かれているんだ。

また、多くのページに読みやすいコミックが描かれていて、スイスイと楽しく読み進めて行けるのがいい。

堅苦しい説明文などの文字ばっかりじゃ、飽きるってもんよね(最近のわたし・笑)

今回、ぜひとも書いておきたかったのが「食生活レベルチェック」だ。

みんな、ぜひやってみて!

では、始めて行こう。

                  ★   

※ チェックテスト&評価は書籍文中をすべて引用。

□ おやつやデザートを食べない日はほとんどない。

□ チョコやグミ、飴などを会社のデスクの引き出しに常備している(家の机やバッグの中も)

□ 甘いパンを食べることが多い。

□ コンビニの新作スイーツが出たら、必ず試す。

□ 0キロカロリー飲料を週に2回は飲む。

□ 野菜ジュースを毎日飲んでいる。

□ ここ数年、ご飯の量を計って食べたことがない。

□ 人からもらった食べ物は大抵残さず食べる。

□ イライラしたとき間食を食べ過ぎてしまう。

□ 外食のとき、よく人につられてメニューを注文する。

□ アイスの買い置きが冷蔵庫に入っている。

□ 1日3食のうち、夕食のボリュームが一番多い。

□ ダイエットするとき、肉や魚は極力食べない。

□ ファストフードをよく利用する。

□ 糖質抜きダイエットをときどきしている。

□ 朝食を抜くことが多い。

□ コーヒーや紅茶には、必ず砂糖とミルクを入れる。

□ そうめん、ざるそば、つけ麺などの麺類を食べることが多い。

□ 加工食品を買うときに成分表示をあまり見ない。

□ お酒を呑んだ後、ときどき炭水化物でシメることがある。

                 ★   

さあ!いくつあったかしら?

採点表はこちら↓

17個~20個(満点!)→このままの食生活を続けていると、近い将来、生活習慣病(メタボリックシンドローム)確実。

13個~16個」→体重は変わっていなくても、体脂肪が着々と増殖中。

9個~12個→今は普通体重でも、今後は年に1キロづつ増えていく可能性あり。

5個~8個→身体に締まりがなくなってきた自覚があるかも。改善の余地あり。

1個~4個→あと一歩。無駄な食事、足りない食事の洗い出しをしよう。

0個→究極。このままの食生活を維持しよう!

                   ★  

わたしは、20個中3個だった(ご飯の量ははからないし、人からもらった食べ物は完食だし、成分表は全然見ていないよ・笑)

というわけで、20個の質問と採点表を書いてみた。

ひとつ、ひとつの詳しい解説は本書に書かれている。

ぜひ、手に取ってみてね。

ちなみに、筋肉を減らさない、ご飯の栄養素は「糖質55%・タンパク質25%・脂質20%」だ。

この3大栄養素のバランスで健やかな筋肉が保てると知ったよ。

さあ、いつまでも食欲の秋じゃなくて、冬が来る前に筋肉を意識したご飯を食べて、お肌つやつや、身体軽々と行きましょう!

明日は、筋肉ご飯メニューの紹介をするね。

では、また~♪

登山家・田部井淳子氏(故)の生き方に学ぶ~男尊女卑には「登っちゃって、世間をあっ!と、言わせるの」という生き様♪【選書・文化】

【ブログ新規追加889回】

コロナワクチン接種後の発熱に伴うおこもりの一日。

前々から予定していた、登山家・田部井淳子氏(故)の半生を書籍からがっちりと読み込んだ。

丁度、今週10月31日に谷川岳をトレッキングした夜、渋川温泉のホテルで観たNHKの特番が「登山家・田部井淳子さんの回想録」みたいな番組を放映していたところを、偶然にキャッチした。

田部井淳子さんの半生をドラマにしたものだったが、ホテルでそれを観ながらブログで行ってきたばかりの谷川岳の絶景を、意気揚々とまとめあげた。

田部井淳子氏は、旦那様との出会い、子育てと海外遠征登山の両立や、女性だけの登攀クラブの設立、ガン発病からの闘病生活など、様々な人生のターニングポイントを雑誌「主婦の友」や山岳雑誌「山と渓谷」「岳人」などでエッセイとして寄稿されてきた。

折々に単行本で発刊されていた。これは発刊された年代順に全部読んでみたい!と、書籍リストを眺めながら度々思っていたの。

地元の図書館で探してみたら、単行本が4冊、雑誌が1冊あったので、昨日、コロナワクチン接種の後、借りて帰ってきた。(実はまだまだた~くさん出されている)

すでにワクチンの副反応で微熱がそこそこ出てたが、夜から読み出して、明け方にも読んで、食事の合間にも読んで、借りて来た本をすべて読み終えて、今これを書いている。

田部井淳子氏、本当に普通のおばちゃんだった。

そして、幼い頃は病弱だったそう。

それが、世界初のエベレスト女性登頂を果たすまでのドラマは読む者に、感動と漲る息吹を与える。

20代は岩登り専門のクライマーで、先日、わたしも訪れた谷川岳の一の倉沢(南綾域)で、同じくクライマーの男性と知り合う。それが、彼女を世界のエベレスト登山家に仕立てあげた田部井政伸氏だった。

山しかない二人の結婚式は、家族の反対する中、全部自分たちで用意した質素なものだったとか、母親が有名な登山家だという家庭環境での子育ては困難を極めて、幼い息子と娘の長きに渡る反目など、包み隠さず苦しみ通した姿が印象的だ。

好感度抜群の文章をシャワーのごとく浴びて、こちらまで元気一杯になっちゃった(笑)

せっかくなので、今回読んだ数々の書籍を広告&レビューで紹介する。

『人生、山あり 時々谷あり』田部井淳子・著(潮出版)

簡単レビュー

最高峰を目指し続ける女性登山家の
生きる喜びに満ちた人生讃歌! !
世界初の女性初のエベレスト登頂から40年!
山頂から見る風景には、生きる喜びがつまってる!
「世界初」の称号と三度の遭難、
突然のがん告知と余命宣告、
そして被災地の高校生たちとの富士登山と。
女性登山家のパイオニアがつづる、
涙と笑顔たっぷりの感動エッセイ!

『人生は8合目からがおもしろい』田部井 淳子・著(主婦と生活社)

簡単レビュー

2012年春、突然のがん告知。抗がん剤治療後、手術。そして点滴の合間に副作用でしびれる足で山に登り、講演や執筆をこなした。

生きているかぎり前進あるのみ!世界初の女性エベレスト登頂から40年を迎えた登山家が、つぶさに振り返る「山とともに歩んだ人生」。

文庫化にあたり、病気後の日々を綴った書き下ろし原稿を特別収録。

『再発!それでもわたしは山に登る』田部井 淳子・著(文藝春秋)

簡単レビュー

人生が終るそのときまで、人と山を愛した世界初の女性エベレスト登頂者、がん闘病と登山の記録。

さて、4冊の書籍をくまなく読み切った、読書三昧の休日もおしまい。

31日に観たNHKのTV番組でもっとも印象的な場面は、田部井淳子氏が、エベレスト遠征のために援助や支援を頂きたく企業回りをしていた時のこと。

とある新聞社社長に「田部井さん、女性だけの登山?そんなのど~してやるの?あなたは子どももいるんでしょ?家ほったらかして、エベレスト?バカ言ってんじゃねーよ!」と、吐き捨てるように言われた。

その時、田部井淳子氏が社長に言い返した言葉が「登っちゃって、世間をあっと言わせるの!」だった。

この田部井淳子氏の言葉に、新聞社社長は大笑いしながら「1200万円出すよ!」と。

続けて「その代わり、うちの新聞に全面的に載せさせて頂くから覚悟して必ず登頂を果たして!」と援護射撃頂いた場面が最高だった。

そして、本当に「女性だけのパーティーがエベレストに登って世間をあっ!と、言わせちゃった」という話。

山登りは「緊張感のある最高の遊び!だ」と、言い切る田部井淳子氏。

本当に生涯遊びきって逝ったのだ。

ああ、痛快だっただろうな(笑)

★2024年10月30日更新 谷川岳~小説の舞台を鑑賞し尾根歩きをするために、事前の読書にいそしむ【風景・日本百名山③】

【ブログ新規追加882回】

今年の6月ごろ『クライマーズ・ハイ』というベストセラーを読んで、この秋は谷川岳に登ろうと、決めていた。

ロッククライミングの名所としても知られる谷川岳。

非対称山渓として東側は一ノ倉沢が有名な岩壁、西側はなだらかな笹尾根となっている。

一ノ倉沢では、巨大な岩壁を眺めて、笹尾根をのんびりとハイキング登山をする予定。

ここで、以前書いた『クライマーズ・ハイ』にまつわる記事も載せておこう。

合わせて、こんな記事もある→谷川岳が舞台!男の生き様を描いたおすすめ映画https://tanigawa1962m.com/760/

                   ★  

登りたい、眺めたい山を決める時に、たくさんの山ガイドを読み、その山にまつわる小説を読み、どのくらい、どこまで行けるか?を考える。

夫と楽しく山を共有するためには欠かせない事前の準備だ。

以前、東京都の三頭山でのこと。事前準備が不足していて、登山道がいくつもあることを知らずに、岩沢登りコースを選んでしまった。

トレッキングポールも持たず、ゴールも山頂か?途中の尾根か?決めてはいなかった。

結果は1500m山頂まで登り、ガスガスの中夕暮れ迫る下山となった。

山は午後3時が起点になる。急激な寒さ、昼との寒暖差からのガス発生で視界が遮られる。

こういった不安要素をぬぐうためには、事前の準備が欠かせない。

今回も多種多様な書籍(ほぼ、山と渓谷社の本)からの情報満載で行く。

日本百名山、今年は美ヶ原、白馬岳に続き谷川岳で三山目。

登れるところまで登って眺める山行を楽しんでこよう!




今さらながらブログの構成を考える~PV狙いじゃないわたしだけの構成とは?~ベストセラー新書も紹介♪【紙上講座/ 選書・ブログの構成】

【ブログ新規追加878回】

ブログを毎日更新して、早や878回となった。

別段、何があるわけじゃないのだけれど、わたし自身、ブログの文章構成をどんな風にとらえているのか?を明確に書き起こしてみようかな?と、思い立った。ここではあくまで構成にスポットを当ててみたい。

よくWEB記事等で見かける、構成の内容を利用して書いてみるよ。(ブックレビューライターだった時の運用法がまさにこれ!)

PV何万とかの(ちょっと昔のブロガー風・笑)文章構成はだいたいこんなかな(WEBでよく見る起業ブログとか)。はじめから終わりまでを注釈を入れながら書き出してみる。

⦿ ブログ記事の構成全般

タイトル →(Googleの SEO上位に食い込みやすい言葉やキーワードを並べる・そういったツールもいろいろあるよ。例えばラッコワードがおすすめ。無料ツールだからわたしも、一応登録済み)タイトルは長くても20文字以内で。

序文→ブログの初めに、(ブックライターだったわたしの場合)著作や出版の趣旨などを書き記した文章を用意する。いわゆるはしがきである。(意外と、この序文のとらえ方が間違っているブロガーさんをたまに見かける。せめて、記事のテーマに沿った内容をサクっと、500文字程度でまとめるといい)

• 見出しタイトル(1)~本文(1000文字)

• 見出しタイトル(2)~本文(1000文字)

• 見出しタイトル(3)~本文(1000文字)

※ 見出しタイトルは長くても20文字以内でね(SEOがらみ・笑)

• まとめ(1~3までの記事のポイントを500文字程度でまとめる。箇条書きも利用しよう!)

• 〆の文(テーマに沿った筆者独自のエピソードがいい。でも長文はNG。長くても500文字程度で)

と、こんな感じでざっくり5000文字未満の記事が読みやすい。(マーケティングの結果)

わたしは、自分が好む記事もだいたいこのレベル。あまり触手を広げ過ぎて見出しタイトルが10個もある記事はほぼ読まない。か、スクロールして読みたいところだけつまみ食いするよ(笑)

というわけで、こんな感じで何かテーマを掘り下げる文章を書かなければならない時の「お助け構成」を書き出した。

よかったら、ぜひ、この構成を使ってみてね。

                     ★

今、若い人の映画離れが起こっている!という記事を読んだ。

原因はやはり「飽きてしまう」のだそうで、ストーリーを追うのがめんどくさくて、核心のみ知りたい!とか、エンドのみ知りたい!という断片的な発想が根底にあるらしい。

これはねえ、すごくよく分かる心理だ。だって、わたし自身がそうだから。

もう、2時間や3時間の映画に没頭できない。途中で飽きてしまうんだもん。だから、映画もよっぽどのことがない限り観なくなった(泣)

で、話を戻すけれど、先にあげた5000文字未満の文章って、今のわたし達が日常生活で「書いたり」「読んだり」することが最も多い文字数なのだ。

例えば地域の会報、会社の書類や企画書、家族や友人に宛てた近況報告など、短文がほとんどでしょう?

だから、今、書くとしたら「短文」をいかに上手に書けるか?を習うほうが時代に即していると痛烈に感じる。

                     ★

短い文章をうまく書きたいと願う人にとって、うってつけのベストセラー本を見つけた。ここで紹介する。

『書く力  加藤周一の名文に学ぶ』鷲巣 力・著(集英社新書)

簡単レビュー

上手い文章とは、どういうものなのか?
これから文章を学ぼうとする人への、このうえない入門書だ。

書籍の主な内容
戦後日本を代表する思想家・加藤周一は、平凡社の『世界大百科事典』編集長を務めた知識人であり、海外の20を超える大学で教鞭を採った国際人でもある。
著書は300冊以上。
名文家として知られるが、その短文は簡にして要を得た珠玉の文である。

本書では、厖大な作品群から現代日本語の精髄ともいうべき短文を厳選。
「読点」「起承転結」「三点整理」「比較対照」「比喩表現」など24項目を採りあげ、文章を書くうえでの心髄に迫った。

【目次】
まえがき

第1部 基礎編
文は短く/読点は雄弁だ/見ることが基本/五感でつかむ/経験を通して考える/主題を設定する/起承転結をつくる/文章に構造を与える

第2部 実践編
むつかしいことをやさしく/論点は三点に絞る/強調で論点は明確に/鮮やかな比較対照/大局観と細部への眼/例示は秩序立てて/具体と抽象の往復/現在と歴史の往還/比喩がもつ説得力/諷刺諧謔で真実を/否定による肯定/確率表現を的確に

第3部 応用編
紹介文/追悼文/書評文/鑑賞文

あとがき

                     ★

さて、気がついたかな?

先に書き出した記事構成でレビューを書いてみたんだ。

•タイトル→簡単レビュー

• 見出しタイトル(1)→書籍の主な内容

• 見出しタイトル(2)→もくじ

• まとめ→あとがき

と、こんな風にサクっと、選書レビューを記事にすることもできる。

今回のブログでは、文章の構成にポイントを絞って書いてみた。

さあ!構成を頭に叩き込んで、書きたいことを目いっぱい書いてみようじゃないか!!

文法周辺の話はいつか・どこかでする(笑)




※ TOP写真は、昨日の寒空と山々の風景を帰宅途中で撮った。新しく買ったスマホ撮影がちょびっと楽しくて。

(文字総数2450文字)

★2024年10月23日更新 山旅へと誘う書物たち~山旅の前にも本、山旅のお供にも本、そして帰ってからも本~物語に魅せられて【選書・文化】

【ブログ新規追加875回】

山登りの物語が大好きになって、いつのまにか毎週10冊借りる図書館の本ジャンルも山一色。

山旅のガイド本や、ハイキング、トレッキングの技術を学ぶ本や、登山道具、キャンプ道具の本など、手当たり次第に借りてきて学んでいる。

その中でも、必読なのが「山登り」に特化した小説。

来週末登る予定の山も、そんな山岳小説を読んで「絶対見に行きたい!」と思っている憧れの山だ。

当然ピークを目指す登山ではなく、山の様相を眺めに行く旅だ(笑)

だって、憧れの山に登ってもその山の姿は「見えない」でしょ。

だから、最高に美しく見える季節や時期を狙って憧れの山に会いに行くんだ。

山旅に出るからと言っても、慌てて本から知識を得ることはあんまりないなあ。

普段から、それこそ毎週、毎週読み重ねてきて、蓄積された知識で次の山を選んでいるから。

以前、読んだ小説の舞台に行ってみよう!と決めたら、その小説を再読するのね。

そして、現地ではその最高の景色の身辺などの情報が得られるものだから、山そのものだけではない福産物を見つけられるかもしれないのも、山旅のために本を読む醍醐味なのだ。

また、本で学んだ知識以上に旅先で「おや?」っと、心に留まった場所や物なども、帰ってからより理解を深めたくて、別の書籍を探すなんてこともしょっちゅうあるし。

そして、その山の持つ歴史や場合によっては秘密なんかも、季節を変えてまた、登ってみよう!とリピーターになる日を夢見ているのだ。

本当に本から得る知識をがっちりと身に着けて、来週末も紅葉真っ盛りの山旅へGO!
では、また。




★2024年10月11日更新 『小食を愉しむ』ドミニック・ローホー / 著~シンプルに痩せる・太らない習慣(幻冬舎)【選書・文化】

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『小食を愉しむ』ドミニック・ローホー / 著~シンプルに痩せる・太らない習慣(幻冬舎)

簡単レビュー

フランス人でエッセイスト兼ミニマリストである ドミニック・ローホー氏。

満を持してのダイエット本!だと思い、思わず手を出した。

しかし、著者は冒頭から「この本はダイエットを唱えるためのテキストではない!」という。

確かに書かれているのは思考の問題が多い。

すべては、自分の考え方が痩せにくい体質を作り出しているのだと。

それを生活の中から、じりじりと思考をより良い方向に回転させるプランが満載の書籍なのだ。

ドミニック・ローホーの言葉を拾い出してみよう。

~皿の中の料理を平らげる必要はありません。
太るにつれて、自分を見失っていきます。
もっと空腹を手なずけましょう~

~身軽に生きるために知っておきたい、実践したい
意識と心でやせる方法~




【もくじ】


はじめに 太り過ぎは必然ではない

第一章 食に対する意識を見直す
●太るにつれて、自分を見失っていく
●やせている人は、やせることに人一倍関心があるのです ほか

第二章 食べ物ノートと習慣
●理想モデルの助けを借りる
●食べたものはすべてメモする ほか

第三章 質の良い食べ物
●なぜ毎日米を消費してもアジアの人たちは太らないのか?
●カロリー計算は役立たない
●一汁一菜という魔法のデュエット
●トルコ流大皿ダイエット
●胃袋の満腹感ではなく、摂取したカロリーにより満腹感を得る ほか

第四章 量を少なく、バランスよく
●最後の一口が多過ぎたということはないですか?
●皿の中の料理を平らげる必要はない ほか

第五章 体内時計ダイエット
●王様の朝食、王子様の昼食、貧者の夕食
●身体は何も食べない時間を欲している ほか

第六章 たとえやせても楽しみがなければ意味がない
●フラストレーションの原因になるようなダイエットは決して続かない
●容器のサイズで食べる量を調節する ほか

第七章 食欲と誘惑
●誘惑はいつ、どこにでもある
●楽しみの機会を固辞することはない、ただ…… ほか

第八章 羽目を外したい時、さぼりたい時
●一日一行だけ綴るポジティブ思考療法
●食べ終えるのを誰よりも遅くする ほか

第九章 太らない習慣
●食事を13口に分けて口に運び、一口につき30回噛む食べ方
●デトックスするためにスキン・ブラッシング ほか

おしまいに
●大切なことは身軽に生きること
●自分をよく知るためのリスト

                 ★

最近、本当に食が細くなったなあ…と、実感している。

もちろん、タンパク質や身体に大事だと思われる食材は、徹底して毎日の食事に組み込んでいるが。

何しろ、「量」がいらなくなった。

お酒も完全に週末だけだし、飲み過ぎることもまったくない。

歳とともに少量で満足できるように、いつの間にかなっていた。

この本の中で興味深かったのが、「豆皿」の話だ。

「豆皿 食の楽しみへの誘い」では、価値のある食べ物には豆皿を使うのがいいのだと。

確かに。

わたしは大好きな巨峰やチョコレートの一粒(プラリネ)などは豆皿に乗せて出している。

美味しいものは少しだけが美味しいんだよ。

そのためには、素敵な可愛い豆皿がいくつあってもいい。

とか言って、食器を買う口実になりそう(笑)

ちょっとだけの高価で美味しいものを丁寧に味わう・・・。

こんな感じでどうでしょうか?

豆皿の「メリット」を書いてみた。

とにかく、装丁も何だか素敵な痩せるための本。

太っている人もそうでない人も、一家に一冊どうぞ!(笑)




『ハーバード大学式 命の野菜スープ 長生き味噌プラス』高橋 弘・著(株式会社宝島社)【選書・文化】

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• 簡単レビュー

キャベツ、かぼちゃ、にんじん、玉ねぎの4つの野菜を切って煮るだけ。

栄養(ファイトケミカル)がたっぷり入った、病気を撃退する命のスープがさらに進化!

ベースとなる命のスープに具入りの味噌玉をプラスすることで、スープのファイトケミカルに具の持つ栄養素も加わり、さらに体が喜ぶ一杯に。気になる症状、不調に合わせて、数ある味噌玉の中からセレクト可能。

冬はもちろん、一年中飲みたいぽかぽかのスープの完成!

尚、ハーバード大学式とは、著者・高橋氏がハーバード大学医学部でファイトケミカルを研究されていて、その臨床結果からのスープ考案だということで命名された。

                   ★

10月1日、今日から「ハーバード大学式 命の野菜スープ」を作って飲み始めた。

冷蔵庫に残っていた「キャベツ・かぼちゃ・玉ねぎ・ニンジン」を水で煮ただけのスープだ。

味付けは塩だけ。

朝から、これ一杯だけでお腹がいっぱいになった。

買い出しでは、みそ玉を作ろうと、大好きな麴味噌を買ってきた。

この本を手ほどきに、毎日朝晩の2回、飲んでみたい。しばらく続けてみよう。

多くは、体重の増減が激しい夫の身体を心配してのことだ。

このスープの効用は表紙に書かれているが、ここに書き出してみよう。

がん撃退

感染症に勝つ

ダイエット効果

動脈硬化予防

認知症予防

糖尿病予防

便秘解消

解毒作用

ストレス緩和

骨の老化予防

アレルギーを抑える

など、スープを飲み続けえて行くと、たくさんの効用があるそうだ。

いつでも手に入る野菜ばかり。調味料も塩、味噌だけ。

忙しいわたしにはうってつけ(笑)

ずっとこんな本を探していた。

続けてみて効果のほどをレポートしようと思う。

今、深刻な病気に罹っているわけじゃないが、健康寿命を延ばせる方法を早くから取り入れ、習慣化したいと考えた。

味噌汁とは違う野菜スープ。本では1回作って数回に分けて食べる(冷凍保存OK)

わたしは保存せず、毎回作る予定。(作り置きが苦手なの)

では、材料と作り方を紹介する。

玉ねぎ、キャベツ、ニンジン、かぼちゃすべて100g

水1リットル

塩少々

※みそ玉はみそ100gを丸めて冷凍しておく。出来あがったスープにポトンと入れて。(かつお節、刻みナッツ、刻んだしそ、刻んだショウガなど、なんでも一緒に丸めて)

これだけ。

作り方

材料は一口大にカットして水から入れて煮る。あくを取りつつ材料が柔らかくなるまで煮よう。(玉ねぎ、にんじんの皮、かぼちゃの種はだしパックに入れて一緒に煮る。煮あがったら取り出す)

仕上げに塩少々で味を調えたら出来上がり!

めっちゃ簡単でしょ?