★2024年6月27日更新 禁断のスパイス~食を豊かにするならスパイスからはじめよう!【健康・香辛料食材編】

● 食の大切さを意識するようになったのはいつからだろう

息子が社会人になった頃、大人3人がそれぞれ仕事の準備をして朝食を囲む。その日一日のことをざっと話すひと時。あとはもう一緒には食べない。そんなことから我が家では朝食に重点をおくようになった。

一日に一回だけ一緒に食べる食事をできるだけスムーズに短時間で食べられるように工夫をしていった。栄養面でも言わずもがなだ。

パン半分は息子の好み

主に朝ご飯の定番は、食パン 淹れたてコーヒー レタスなどの葉物 季節の果物 目玉焼き ハムかソーセージ トマトや煮物などの野菜 と、ここにバターやジャム・スプレッドなどを用意する。書き出してみると、結構な量。

当時のわたしは、朝5時〜7時までは仕事をしていた。起きて直ぐに食べるのはさすがに体がついていかない。起き抜けには白湯とブルーベリー・コラーゲン・カルシウムなど3〜4種類のサプリメントを摂取して、仕事に取り掛かかっていた。

頭と体を一緒に覚醒させていくのだ。また、ひと仕事を終えてから、朝食をしっかり摂るということは、こと美容と健康のためにも効果が高い。嬉しいではないか(笑)

今回はスパイスの話。だいぶ横道にそれてしまった。

● 禁断のスパイスとは?

ここで禁断のスパイスの話をしよう。わたしが大好きで1ヵ月に1瓶は買うスパイスがある。黒コショウ・シナモン・タバスコの3点。これを何にでも入れて食べている。

もちろん、料理にも使うからすぐになくなる。毎週土曜日、市場での買い出し時には、目当てのスパイスを絶対に忘れないようにしている(笑)

また、スパイスを求めて国内外を旅してきたが、今年は京都へスパイスがらみの旅を計画中。簡単にまとめてみた。

● スパイスの王様を求めて京都旅

大好きなスパイスのお菓子を満喫しに、京都へ行く。先日、久しぶりにスパイスカレーを作ったら、奥深いスパイスの香りに虜になった。

わたしの大好きなスパイスはシナモン。いわずと知れたスパイス界の王様シナモンは、どこでも手に入るスパイス。

シナモンを満喫するために用意するものが2つある。ひとつが文旦やサマーオレンジなどの柑橘フルーツ。もうひとつは全粒粉で焼いたパン

これを、スパイスに良く合うスペイン産赤ワインで頂く。フルーツは気分で、そのまま切っても、ジャムにしても美味しいもの。

そのままの場合は、チーズも用意するとさらに味が広がり幸せなのだ。でも、なぜ京都なのか。

それは、シナモンの聖地、生八つ橋が特産だからだ。特に好きなブランドは西尾の生八つ橋。それと、浅煎りキリマンジャロをブラックで・・・とか、考えるだけで至福。もちろん、合わせるのは、渋みの強いマーマレードをスプーンですくって直接口へ。生きててよかった美味しさ。

と、スパイス命のわたしが、まずしたいことは京都でスパイスの効いたお菓子を頂くこと。ここで、スパイスの王様 シナモンのことを少し説明しよう。

● シナモンの効果が高い時期とその使い方

◎ シナモンは冬から春にかけて欠かせないスパイス。そもそもスパイスは食卓では主役にはならないものだ。食材の味を調えて食品本来の美味しさを引き出す名脇役に徹する。

シナモンがなぜ、寒い時期に多用されるかと言えば、原料の桂皮の成分がカラダを芯から温める作用があるということ。スパイス自体は「乾燥した植物」の総称で、水分で戻されて本来の香りや漢方の効能を引き出すのだ。

● スパイスマニアの日常

さて、シナモン同様に自称とうがらしマニアのわたし。激辛調味料の買いだめは必須。海外では好みの香辛料を探すのが旅の一番の優先事項なのだ。

こんな唐辛子系を常に補充している

やはり、自分の好みの味のある辛さじゃないとダメで、長年、アントニオ猪木氏ゆかりのタバスコペッパーの愛好者だが、最近ではハバネロ系に移行中。

なんにでも入れて食べるからいわゆる中毒者だ。食べ物自体の分量はそれほどいらないが味にパンチがあれば嬉しい。特に、辛い、甘いについては厳しいジャッジをする。(笑)

食材マニアの場合

 食材マニアの話。わたしの同僚に無類のパクチー好きがいる。わたしの勤め先のビルの前に現地人が経営するシンガポールレストランがあり、彼女とのランチは必ずと言っていいほどそこへ行く。

海老とアボカドの焼きビーフン。パクチー大盛り

すべてのメニューにボイルしたエビとバケツ(笑)にはいったパクチーが山盛りでサーブされる。

その匂いのきついことったらない!それでも数人で蒸し鶏とジャスミンライスや焼きそばなどを頂いているうちにバケツのパクチーはほぼなくなっている。彼女にはパクチーを思いっきり食べられるその店は天国なのだ。

 こんなことも言っていた。営業先でつらいことがあっても、子どものことで大変でも、いつも冷蔵庫にパクチーをスタンバイさせておく。急いで家に帰り冷蔵庫のパクチーの匂いを嗅ぐ・・・っと。幸せな自己逃避先がパクチーなのだ。
わかるなあ〜そういう気持ち。