HIROSHIMAを想う日~広島で絶対食べたいご当地グルメ3選【写真で綴る旅/故郷エッセイ・グルメ】

【ブログ更新90回目】

HIROSHIMA・廣島・広島 75回目の原爆の日に

原爆ドームの裏手にて

今日、8月6日は広島HIROSHIMAになる日。昔からの人は廣島と書き、現代の人は広島、そして原爆投下の地は8月、世界のHIROSHIMAとなる。

わたしは、夫が広島出身だということに関して別段なにも感じなかったが、いざ、嫁に出る直前、わたしの父が夫の父に「親類縁者に被爆した人はいないか?」と聞いたことがあった。

一瞬、肝を冷やしたが、ほぼいなかったと聞き、ほっと胸をなでおろした記憶がある。娘の将来を思いやる親の勇気の発言だったのだろう。

今朝、夫があるSNSへの発信で書いた文面をここに残しておく。

「私の叔母も犠牲になりました。出身地の大竹市はこの日、清掃当番で駆り出されたメンバーは8時までに着き、爆心地で作業、ほぼ全滅だったと聞いています。岩国からもきのこ雲が見えたということ、黒い雨は母校のある廿日市にも降り注ぎ、放射能でやられました。高校の生徒会長は被爆2世で原爆記念日に当時の首相に暴行したことがありました。父は呉の工場におり、大竹と同じく当番だったのですが、幸い体調不良で休みとなり助かりました。中学の音楽教師が被爆者でケロイドのひどい顔になっていたのを思い出します・・・。」(2020年8月6日 夫の投稿記事)

夫の故郷・広島県大竹市のコンビナート

今朝、広島市市長の松井氏の提言に「75年間は緑が復活することはないだろうと当時はいわれていた」と。しかし、今では投下地の中心も広島市内も8月ともなれば、広島市の花キョウチクトウが青々と茂る。白やピンクの花がたわわに咲き乱れ、緑と水が豊富な現代的な都市に生まれ変わった。これはまさに奇跡だといわれている。

わたしは東京に生まれてずうっと東京の多摩地域在住だ。しかし、本籍は広島県にある。今では両親も亡くなり実家もたたんで、あるのは宮島を望む高台にある我が家の墓地だけ。それでも墓参りに帰省している。

東京と広島の2つが故郷になってからもう36年。毎年、被爆された方々への黙とうと追悼の祈りを捧げる。離れて暮らす自分たちにはそれしかできないし、それがあることで、一人前の大人になれたと感謝している行いなのだ。

広島に行ったら必ず食べるもの5選

みっちゃん総本店・画像拝借

① 広島お好み焼き・・・まず外せないのがお好み焼き。薄く伸ばした生地に、キャベツ、豚肉、そばや卵を層になるよう重ねて焼き上げるのが特徴。

そんな広島のお好み焼きを本場で味わうなら訪れたいのが、昭和25(1950)年創業の老舗 みっちゃん総本店

目の前の鉄板で焼いてくれる。みっっちゃん総本店で撮らせて頂いた一枚

広島風お好み焼きの元祖とも言われるこの店のお好み焼きは、なんと塩コショウなどの味付けを一切せず、じっくりと焼いて引き出した素材の味のみで勝負しているのだとか!職人芸さながらの焼きの技術を十分に堪能できる一品。

焼き牡蠣(宮島産)・・・市内で頂くより大粒で安いのが、意外にも宮島産の牡蠣。焼き牡蠣発祥の店「林」が美味しい。わたしは帰省すると、この林の焼き牡蠣を食べにいくためだけに宮島行きのフェリーに乗る。レモン・醤油・七味唐辛子をかけて、海沿いで食べるのがGood。ただ、さっさとしないと鹿がどんどん寄ってきて大変になるからサッとね・笑

林の焼き牡蠣を頂く

もみじまんじゅう(にしき堂)・・・広島スイーツの大定番もみじまんじゅうはぜひとも食べておきたい。宮島ではの表参道商店街入口にある「やまだ屋 宮島本店」で、焼きたての「手焼きもみじ」を味わう。ここのいち推しはレモンもみじ

お土産にはにしき堂。ぎっしりと詰まった餡は、小豆の皮を徹底的に取り除き、芯に近い部分だけを使用したもの。香ばしく焼かれた生地と雑味のない餡の甘さがベストマッチなのだ。

にしき堂HPより拝借

で、本当はまだまだおススメの名物が!

おたふくソースはお土産に買う

穴子飯・焼き穴子ちくわ・ホルモン天ぷら・海軍カレー・アオハタジャム・チチヤスヨーグルト・向島チョコレート・アンデルセンのカレーパン、バームクーヘン・レモスコ・カープ駄菓子・山賊おにぎり・広島レモン菓子・おたふくソース・・・広島の銘酒の話はまた今度。まだまだあるで~( ´艸`)