問題解決の方法は3つのスパンで~10分後・10か月後・10年後どうなっていたいか【書評・ワークスタイル】

【ブログ更新95回目】

コロナ明けの6月~7月、まだまだ訪問可能になっていない客先に渋々しながら、こちらもコロナ感染の危険を感じながら毎日営業に出ていた。

そんな、少し鬱々とした気分をさっぱりと上げてくれたのは、大好きなビジネス本や雑誌の類。

中でも粋なしかけだと感じた雑誌が、PRESIDENT週刊東京経済などだ。近年、雑誌が売れなくなり厳しい昨今だが、渾身の取材編集が光る内容。もちろん即買いした。

まさに新しい仕事のしかた新しい教養など、今すぐに仕事の現場で使える各社しのぎを削る記事構成に唸る。

13日からの夏休み後半には、この雑誌だけでなく、今再びの大注目株、池井戸潤氏の「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」とドラマ半沢直樹の原作も読む。

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池井戸潤氏の小説は、ビジネス本としてダイヤモンド社から出版されてる。ソフトカバーで読みやすい。実は文庫も検討したが、もう目が付いていけない(泣)

こうして、夏休みはどっぷりとビジネス思考を鍛えよう。遊びも仕事も学びもどれもこれも大事だもの。

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さて、以前、ブログで紹介した、10-10-10 ~人生に迷ったら3つのスパンで決めなさい!」スージー・ウェルチ(著)が、再び注目されてきたので、こちらも登場させた。

スージーは、ワークライフバランスともいうべき、独特な時間の感覚を自身が持っていることにある日気がつく。

人生のあらゆる問題を解決するには、すべてを10という時間の概念で解決する!と決めて動き出した。

長年のワーキングマザーの直感だ。その結果、随所に時間のスパンを使って行動することで、満足の行く結果がどんどん身の回りに起こってきたのだ。

これは使える!と書籍での啓蒙に進む。そして、スージーの持つ時間の概念を10-10-10という書籍の中にすべて書き表した。

10-10-10 の基本的な考え方はこうだ。

3つのスパンとは

① 今すぐに出る結果(10分後)

② 近い将来に出る結果(10か月後)

③ 遠い将来に出る結果(10年後)

この3つの時間スパンを利用して、人生で迷った時や、ものごとの立て直しを迫られた時に「これまでとは違う方法で決断する」ことが可能になると言う。

さらには、3つの時間スパンを使ってじっくり考えることによって、先を見通すことができるという提案の一書なのだ。

では、本書のブックレビューをしよう。

10-10-10 人生に迷ったら、3つのスパンで決めなさい!

全米で瞬く間にベストセラーに輝いた本の紹介。仕事、夢、結婚、家族、友情・・・人生に迷った時「決める力」が必要。それが身に着く本。

10-10-10は発売まもなく「ニューヨーク・タイムズ」「ウォール・ストリート・ジャーナルのベストセラーリストにランクインし、テレビ番組でも特集が組まれるなど、大反響を巻き起こした。

紙と1本のペンさえあれば、今すぐに、この10-10-10 は試せる。書き出してみるのは、今一番解決したいことだ。そしてこう、自分に向かって質問をする。

□「10分後(今)はどうなっている?」
□「10ヶ月後(ちょっと先)は?」
□「10年後(未来)は?」
この質問に答えたらOK。

短期(10分と表現)中期(10か月と表現)長期(10年と表現)この3つの視点を使って、後悔しない人生のあらゆる決断ができるのだ。

さらに、もっと簡単に言えば、「ぐずぐず思い悩むクセ」「優柔不断」「チャンスを掴めず逃す」こんな不幸なパターンをぐるっと変える思考が持てると提案されている。

■実話に基づく、10-10-10エピソード満載!

[文中より]もう、うんざりの職場。辞めてしまえば10分後はスッキリ。でも、10ヶ月後に後悔しない?10年後、お金は大丈夫? その選択が正しかったと、本当に言える?10-10-10で考えよう。


大事な取引先とのアポ当日、田舎の親が病気に!どう決断をすべきか、10-10-10で考えよう。たった3分集中するだけで、正解が見えてくる。


結婚の見込みがなさそうな彼と、続ける? 別れる? 別れたとき、続けたときのメリット&デメリットは、10-10-10が教えてくれる。

● 経営の神様、ジャック・ウェルチの公私にわたるパートナーの人生とは?
著者スージー・ウェルチは、ジャーナリストであり、四人の子供の母であり、40代で経営の神様、ジャック・ウェルチと運命を変える出会いをした魅力あふれる女性。


アメリカでは、女性としての幸せを模索するアラフォーたち、働く女性、ワーキングマザーの共感の声が続々届いた。


スージーの言葉

優柔不断で決められないあなた。
たくさんのものを、抱えすぎているあなた。
人生を立て直すには、これまでと違うやり方で、決断しなくてはいけません。
心の奥底の価値観にしたがって、選択しなくてはいけません。