【ブログ新規追加165回】
10月27日は「文字・活字文化の日」
わたしは普段、某出版社にて出版物を書店等に営業をする法人営業職を担っている。
そのかたわら、書評や本の話を盛り込んだブログ(SunTAMA-Style) を毎日更新中だ。
本が好きで、月間約30冊~50冊ぐらいを読むハードな読書家でもある。
その中には、紙・電子のあらゆる書籍、新聞、雑誌、ミニコミ誌なども含まれて、いわば活字中毒ともいえる。
年齢とともに、目も相当疲労していて、かなりの老眼(泣)
それでも、活字に触れていないと、禁断症状がでるくらいの多読っぷり。
要するに活字を「与えて」おけば大人しい、いい子なのだ・笑
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こんなエピソードを同僚から聞いた。
あの東日本大震災の直後、食料やガソリンを求めて、多くの人がスーパーやGSに押し寄せたが、書店はどうだったのか?
岩手県大船渡市の河口から4kほど離れた書店が震災後5日後、再開店をしたところ、大勢のお客様で溢れかえったのだそうだ。
まさに本も「生活必需品」なんだと店主はじめ、出版業界の誰もが感じたのだと。
人は水や食料だけでなく、活字がなくては生きてきけない。
しかも大変な時こそ、本を通して心の栄養を満たすことで人間らしい豊かな人生を送れるのだとつくづく感じている。
今年の新型コロナウイルスの感染拡大によってわたし達の生活様式は大きく変わった。
自粛生活を余儀なくされ、読書を始めた人も多いのではないだろうか。翻って、「活字離れ」「読書離れ」と言われて久しいわたし達の業界では、出版物の売り上げが増加傾向にある。嬉しい現象だ。
また、電子出版物は大幅な伸び率を出している。お家時間おそるべし!だ。
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わたしはフリーライターとして書いてきた記事の80%がブックレビューだ。
今では、最新刊のみならず、既刊本でもブックレビューを先に読んでから購入する人が増えているそうだ。
ブックレビューの本意は、その本を購買に結びつけるための文章である。
主におススメの本を教え伝える→店頭で手に取って頂く、またはネットで検索→即購入・・・こういった導きをする。
特に、購買決め手になるレビューを丁寧に書いてきた。
ライター自身が読み込み、心を動かされた本は人に薦めずにはいられないものだ。
また、読書を巡って語りあう読書会などのネタに使ってもらうなどの利用をされてると漏れ聞いた。
ライター冥利に尽きる。