★2024年10月28日更新 自分を捨ててどうなりたいか~最速でエゴを捨て去る方法 / こんな考え方があったのか!【書評・自己啓発】

【ブログ新規追加166回】

● 自分のエゴを捨て去る技術を書いた2冊を紹介

新装版 自分を捨てる仕事術 鈴木敏夫が教えた「真似」と「整理整頓」のメソッド』石井朋彦・著(WAVE出版)

[概要]

著者、石井氏は一度は落ちたジブリに再度挑戦し、晴れて入社。

しばらくして鈴木敏夫氏と職場で出会う。憧れであり、いつかは一緒に仕事をしたいと願う石井。そこで戦略を練った。

それは、毎日深夜に行われる会議のコーヒー出し。そこで名前を憶えてもらった。

その後、名プロデューサー鈴木敏夫氏の下についた石井。

実はそれは鈴木氏に拾われたのだった。そこから鈴木氏の「3年間、自分を捨てて、オレの真似だけしてろ! 」の言を実行していく石井だった。

それを言語化したのが本書である。

あえていうならば、「何もない石井の意見は誰にも必要のないもの」鈴木氏の迅速かつ鋭く厳しい英断は、これも1つの仕事の仕方だと思った。

高畑勲氏や宮崎駿氏も凄まじいほど先人を真似してきたのだと。

先人の文字の形まで真似て、真似てゆく。「真似る」これは、表面的ではない、本音の部分まで見通す力を蓄えられるのだそうだ。

映画には、本当の主人公がいる・・・この話も相当面白かった。「千と千尋の神隠し」の主人公は、「えっ!?」「あの〇〇〇〇」だと。

そこに作者の本音が隠されているのだよ、と鈴木氏は石井を諭す。

しかし、チームの仕事で全員が真似だけをしたら、うまく行くはずはなく、その後は真似ではなく自分の得意技で生きていけるようになれ!と、アドバイスをされた。

アンガーマネジメント論「怒りを10段階に分ける」や「無闇に相槌しない」は誰にとっても参考、また手本となるだろう。

40を過ぎたらこれを捨てよう』中谷 彰宏・著(PHP研究所)

[概要]

思考と物の整理にばっちりなタイミングは40代だ!と語る著者。

捨てる? 捨てない ?これまでの自分が、こういった捨てる行為ができているかが確認できる一冊だ。

60項目もあるチェックを全部終えての感想・・・結構、柔軟にできるようになっていたと思っていたが、いいや、まだまだだ。

煮詰まる時点までTRYを続けよう。

何でも大切な気がして捨てるものを決められない、そんな決断できない自分を少しずつ捨てられる。

捨てる という言葉に罪悪感に似た感情をもつが、それこそ捨ててよい大きなもののひとつ 。

「力を入れないでできる仕組みをつくる」

「 負担に感じるのは努力しているから」

「努力している時点で好きな事ではない」

「 努力より工夫をしよう」

など、ハッとさせられるキーワードがいっぱいの一書。

まず、本書を手に入れて「60項目の捨てるべき」をやってみてほしい。