断捨離とミニマリストの違い~断捨離を終えたらミニマリストへが良い 【暮らし・断捨離→ミニマリスト】

【ブログ更新149回】

新型コロナウイルス感染防止で長期自粛生活をされた人が、持て余した時間を何に使ったか・・・それは、断捨離だったのだそう。

そうよね。普段忙しい中で、降って湧いたステイホーム期間に、家の中をもっと快適にしたいと断捨離を考え始めた人は多い。

憧れの書斎スペースや家事スペースの確保。今までないがしろにしていた部分を空いた時間と給付金などでお部屋の簡単リニューアルなんかが流行った。

で、ふっと思ったことに、「断捨離」と「ミニマリスト」の違いって・??明確にわからない。

早速調べてみたら、こんな立て訳だった。

● 断捨離とミニマリストの違い

断捨離」は今自分が持っている物を、文字通り断ち切って減らしいていく作業のこと。

ミニマリスト」は「断捨離」を重ねて必要十分の持ち物で暮らす人のこと。

(WEB記事より~持たない暮らし→https://gimon-sukkiri.jp/danshari_minimarist/)

● 断捨離を行う頻度はどのくらいがいい?まずは断捨離あれこれ

断捨離といえば、作家/やましたひでこさんの著作に度々書いてあることをまとめてみよう。

大きな断捨離は、生活のしにくさを感じたときに行うのがベスト。

年末の大掃除や引っ越しなどもいい機会にはなるが、それまで不満足な暮らしが続き、だんだんとモチベーションが下がるのでできればすぐ取り掛かった方が良い。

思い立ったらすぐに予定を立てて決行しよう。

大がかりな断捨離が終わったら、キレイな状態をキープするために定期的に断捨離する日を決める。

断捨離術を伝えているブログや本などでは、曜日を決めて行う方法や、ひとつ買ったらひとつ捨てるようルール化する方法など、さまざまなアイデアが紹介されている。

自分の暮らしに合った頻度で、小さな断捨離を続けてくのがベターだそうだ。

こころに効く断捨離の文中より 「口ぐせ」の心理

「だって、めんどうくさい」→片づけは先送り

「でも、もったいない」→始末するのは先送り

「しかし、いつか、そのうち」→捨てるのは先送り

「口ぐせ」は自己肯定感の「欠如」と自分軸が「確立」されていない!と手厳しい!

● なかなか捨てられないモノはどうする?

断捨離をするときに困るのが不要品の判断。

使えなくなったモノでも思い出があると捨てにくいものだ。その場合には写真を撮ってから処分する。

例えば、家族のアルバムなど。わたしは、使わなくなったアイフォンのカメラに1枚1枚すべて取り込んで保存している。

だいたい30冊あった紙のアルバムはすべて処分した。

ただどうしても判断がゆらぐ場合は無理して処分しない方がいい。

特に思い出の品などはうまく収納することも検討してみて。

しかし、もったいない!で捨てられないモノは1つを残してあとは捨てるなど、潔くやってみることも大事。(食器などはこのパターン)

また、肌に合わない衣類や化粧品。どんなに高かった商品でも不用品。しかも使用したモノは捨てるに限る。

重たい寝具、使わなくなった家電など、今の生活でたんにしまわれているモノが断捨離の対象となる。

● 断捨離に成功したら整理整頓の習慣をつける

断捨離がうまくいっても、整理整頓ができなければすぐ元の状態に戻ってししまうもの。

そもそも物が増えるのは、「どこに・何が・どれくらい」あるのか把握できないのが原因。

例えば、ハサミが使いたいときに探しても見つからず仕方なく購入・・・というのを繰り返し、気づけば家に何本もあるなんてことになる。

そういうクセがある場合は、収納場所をいくつも作らないで、リビングテーブルに小さなトレーなどを置いて、常に見える化するのもあり。(これもわたしがやっていること)

モノの管理に大事なのは、適量を持つことだと言えるのだ。

● ここでミニマリストの登場!~いったい何がそれほど断捨離と違うのか?

ミニマリストが流行った当時、書籍や雑誌などに、何もないフローリングの部屋が多く採用されていたことを思い出す。

極端にモノを減らして生活をする、ちょっと窮屈なイメージがあった。そう、まるで修行僧みたいな。

だからか、断捨離にはのめり込んだ人もミニマリストは敬遠したそうな。

なぜなら、それはどこか大事なモノを失うような簡素なイメージが、豊かに暮すというところから、かけ離れてしまったからだと考えた。

断捨離がインドヨガ仏教からくる無駄を省いて豊かな空間を手に入れることを目指すある意味、精神性の高い行い。

いっぽうのミニマリストの目指すべきところは、自分にとって不必要なモノを完全に持たない生活を実現することなのだ。

ミニマリストは、間に合わせの買い物を避け高品質で多用途に使える物を厳選して買う。

そうやってひとつの物を長く使い続ける方が豊かに暮らせると考えるから。

翻ってみるとわかるのだが、いきなりモデルルームのような部屋を追求しなくても大丈夫だということだ。

まずは必要な物だけで心地良く暮らすことをゴールに。

それまで、しっかりと断捨離しよう。

そして整理整頓は大の親友になるよう願う・笑

● まとめ~ミニマリスト式の断捨離効果は?

断捨離によってモノを減らすだけでなく、ミニマリスト式に自分の求める必要不可欠なモノを中心に持つことで、その後の暮らしに好循環が生まれる。

断捨離をして、ミニマリストにならい、必要最小限のもので暮らすようにすれば掃除が楽になり、他の家事もはかどる。整った部屋で、毎日気分良く過ごすことができるのだ。タイムイズマネーそのもの。

今回、参考にした書籍はこちら→ぼくたちに、もうモノは必要ない。 – 断捨離からミニマリストへ

















今こそ、我が家の経済状況を把握する~暮らしの経済を握る3つの簡単ルール/旅話もあるよ♪ 【暮らし・ミニマリスト的節約術】

【ブログ更新148回】

GOTOでどこに行こうか?希望の場所を検索する毎日。ついついやり過ぎて、大事な時間をやすやすと何時間も浪費してしまう。

いっぽう、旅に関しては、こんな風に考えている。

わたしの旅する目的は、「知られざる人」になることだ。

それは、たったひとつの美術品を求めて行くとか、たった一杯のコーヒーのためにわざわざ高速に乗るとか、一期一会を常に目指す、そんな旅が好きだ。

詰め込まず、誰にも知られず、だからといって、行きたいところは絶対に逃さない。

今そんな、場所をGOTOするか?検討中。たぶん誰とも被らないだろうな。ふふふ・・・密かな自信がある。

川端康成古都」を再再読し、この本に出てくる主人公の散歩ルートに沿って京都の街を歩く・・・。

一昨年、梶井基次郎の「檸檬」を再読して、その舞台の京都「丸善書店」を訪れた。

丸善書店には、目指すレジ横に本当に生の檸檬が!あった。(ないと思ってた)

ああ~新しい檸檬を買ってレジ横のバスケットに入れてくればよかったなあ・・・残念。爆弾に見立てた檸檬を忘れた!しゃれにもならない。

こんな素敵な出会いが本の中から蘇る旅。

本と京都好きのわたしならではの旅。

2018/8月 みいこStyleブログより 「檸檬と琥珀を求めて京都へ」リンク先→http://miikostyle.blog.jp/archives/11093945.html

けっして、ありふれてはいない。だって、古風な川端康成とかって、今じゃあ、芥川賞作家、又吉直樹氏ぐらいしか読んでいないのではないだろうか?とか思うし・笑

それも、道中では、クレカを一切使わない、現金のみの旅にしたい。お宿は民泊\(^o^)/!

GOTOで高級ホテルや高級旅館が今ターゲットになっているが、旅の目的に沿った宿探しが重要だわ。

みんなが高級志向なら、渋い場所をあえて選んでくつろぎ優先で行きたいと考えている。

旅は人生そのもの。GOTOに熱くなり過ぎた。タイトルの経済に話をすすめよう。

● 今週は「お金に愛される方法」を伝授した週

さて、今週は、月・火と2日間「お金に愛される方法」を伝授してきた。

3回目の今日は、フランスの作家兼ミニマリスト/ドミニック・ローホー著作の「私が選んだもので私は充分」(講談社)という本から、「幸せをつくる選択肢」という章を読んだ。

で、早速、本の内容から、より具体的に考えた3つの経済の洗い出し法をひも解いてみよう。

● 暮らしの経済を握る3つの簡単ルールとは

① 月に1度は徹底して家庭内経済と向き合う→すべてを洗い出すために時間を捻出しよう。

※ ①のポイントは、現在の生活にどのくらいお金がかかっているのか、正確にきっちりと把握する。

※①のカテゴリーは2つ(固定費からなる主要な出費、変動のある出費)

(固定費;家賃(ローン)、車、日々の交通費、光熱費、スマホやnetの通信費、各種保険、税金、学費、その他クレジットローンなど)

(変動費;食費、バカンス、交際費、衣類などの消耗品、家具、その他)

② 丸々、1ヵ月、クレカなどのカードローンを使わずに現金のみで生活してみる。(これには、現金が必要)

※②のポイントは、本当の我が家の経済を現金化してみること。

③ 簡単に物を買わない。(洋服は1年間買わないなど)

※③のポイントは、持っていても使わない物の消費を促進すること。

簡単な経済洗い出し法3つを唱えてみた。我が家の経済がイマイチはっきりしていない!なんて場合はこの簡単3つのルールで洗い出してみると、驚くほどすっきりするハズ。

で、働けばいいじゃん的な消費は、年数を決めてストップしよう。GOTOに何回も行けるけど、カードでばかり行ってたら、後の祭り・・・だ。

国の税金で行けるわけだから、使わない手はないけど、身の丈にあった使い方をしたいものだ。

それと、くれぐれも期限を忘れずに。

世代交代をどう受け止めるか?~「終わった人」にはなりたくはないが・・・ではどうするか【仕事・定年論エッセイ】

【ブログ更新147回】

10月1日、オープンから関わってきた案件を退いた。いわゆる業務拡大の上での世代交代だ。

会社員であれば、誰でも経験する事だし。今までも幾度か経験してきたが、今回はゆっくりと、だが確実にボディーブローが襲ってきた。

要するに気持ちが不安定になり、心の置き所が見当たらない。しかし、日々の業務は、どんどん進んでいて相変わらず忙しい。

で、今日は一旦、ここで吐き出してすっきりしようと。自分のメディアだし自由にね。

最近は、会社の次なる飛躍に向けて世代交代の色が濃い人事異動を行う会社が増えている。当然ながらベテラン社員にとっては、戦々恐々となる話。

世代交代はいつか必ず迎える問題。それと定年もね。わたしはまだ先の話だけれど。

終わった人」(講談社)という作品を思い出した。

内館牧子氏のベストセラー作品。ダンディな舘ひろしさんとザ・宝塚の黒木瞳さんが主演で映画にもなった定年問題話題作。

夫婦で迎える定年を乗り越えるドラマが妙にコメディタッチ。だけれど、涙なくしては観られないお仕事終盤劇場だ。

物語のさわりを簡単にレビューしよう。

終わった人

主人公は63歳で定年退職をした田代壮介。

壮介は子会社への出向や転籍はあったけれど仕事一筋で、家族を養うために趣味も持たずに頑張る日々を過ごしていた。

定年退職した次の日から何もやることがなく、でもプライドを捨てきれず次に何をしたらいいのかわからない。

妻は雇われ美容師。娘と一緒になって家に居座る夫をなじり始める。

「いっそ、恋でもしてみたらどう?」と、外へ出るように焚きつけるのだ。

壮介のような人は世の中にたくさんいるのかもしれない。

1日何もすることがなかったら、全部が自由時間だったら最初は嬉しいかもしれないけど、何かしなければと焦ってしまうだろう。

誰でもいつかは訪れる日なんだよと、主人公はつぶやく。

仕事だけじゃない。この世代交代に気づいた時の気持ちの持って行き場のなさは驚きだ。

主人公自身がこれまでの人生をある意味ちゃんと受け止めていかなければいけないのだと。

こうなる前に、準備をしておくべきだった・・・エリートサラリーマンの悲痛な叫び。

人生はキビシイ~~!

※ この作品から卒婚という言葉が流行った記憶があるね。

            ★

また、今年はコロナで在宅勤務に転じたビジネスマンも相当数いる。わたしの同僚なども、旦那さんが在勤となって早や6か月・・・。

彼女の言葉→なんか今、主人が在宅勤務6ヶ月目だから、プチ定年後生活を味わってる気分だよ💦

まだ仕事があるからいいけど、ほんとやることない日々を迎えたら…考えると恐ろしいよね(,,•﹏•,,)っと、

こんなLINEが来てた。

終わった人」は、定年を数年後に迎える多くの男性が主な読者だそう。みな、定年まで、どんな思いでこの本を読むのだろうな。

複雑な気分。

わたしの回りでもどんどんと定年されていった先輩がた。最近では社内メールでのご挨拶が一般的。コロナで慣例習慣も様変わりしたようだ。

             ★      

9月のミーティングで、ひとつ年上の同僚が「わたしたちは70歳まで頑張ろうね!」と言われて。

わたしは、目を満丸くして「はっ?70さい?」

彼女「あなた!契約書をちゃんと読んでないんでしょう!!」「書いてあるわよ!よ~く読み直しておいてね!」と言われてしまった。

はあ~~。知らなかった。70歳まで働けるのね。驚きだわ。

この先10年以上もあるのだけど、世の中がどのくらい変わるのか、この目でしっかりと見届けたくなった。

今回のプチ世代交代はこうして、70歳まで働こう!という同僚の元への不時着で完了を遂げた。

一週間経ってようやく吹っ切れた感じ。

それに生きがいのブログもあるし。

さあ、仕事終わりのビールをまだまだずっと楽しむのだ・ワハハ~♪

★2024年10月7日更新 確実に読まれる書評/ブックレビューが書きたい人へ~仕事やブログ執筆に必要な書き方や項目は?【紙上講座・レビューライター仕事・ブログ術】

【ブログ更新146回】

本が好きで、書評/ブックレビューライターの経験を生かしたこのブログ。

書評=これは!いい!と思う本を、随時紹介している。

そのほか(仕事、暮し、健康、旅、ブログ運営術)これらの記事にも関連の書籍を幅広くブックレビューで紹介案内した。

現在投稿146回で、87冊の本たちを紹介している。もちろん、2度~3度読み返して書評やブログ記事に落とし込んでいる本だけだ。

だからだろうか、読者さんから頂くコメントには、内容に感動した話や購買して読むメリットを感じてもらえたなど反響が嬉しい。

このごろはブログからの書籍のクリック数も増え、購買も売り上げが少しづつ起こってきて、とても嬉しく感謝に絶えません。

で、今回は、書評やブログで本の感想をメインに書きたい!という人向けに書評とは?ブックレビューとは?書評/ブックレビューするメリットなどをまとめてみた。

【もくじ】

  • 書評とは / ブックレビューとは
  • 書評/ブックレビューを書くメリット
  • 読まれる書評/ブックレビューブログを書くポイント
  • 書評/ブックレビューの項目を紹介(これはわたしの仕事で受けていたレビューの項目を公開)

⦿ 書評とは / ブックレビューとは

1、書評とはなぜ必要か

書評は、その本をまだ読んでいない人達に向けて紹介する文章のこと。

真っすぐに読んで、正当に評価するという意味合いが大きい。

本の内容を分かりやすく伝えること、評価をあやまらないこと、ネタバレに注意することはとても大事なことだ。

書評が書きたい!と思うなら、まず、書籍を何度も読み込むのは当たり前で、浅い読後だと、読者に感動を与える前に記事から離脱されてしまうという現象が起こる。WEB記事ならでは。

これは、ブログなどもまったく同様で、とにかくブログを読んで欲しい!のであれば、徹底した読書をされるべきだろう。熱量に内容も相当されるのだから。

2、ブックレビューとは何なのか

良く、SNSなどで、読書感想文などとごっちゃされてるブックレビューだが、ブックレビューの果たす使命はこうだ。

ブックレビューが感想とも書評とも違うのは、レビューを読んだ人に本を買ってもらうことが目的の文章なのだ。

例えば、博物館のガラスケースに入れられた所蔵品に付けるキャプション=案内文のような物から想像して頂くと良い。

その商品を手に取ってもらうのがまず第一関門。

で、次に購買→あとは読んで頂けるか?特に最後まで読んでもらいやすいのは、書店で身銭を切った書籍である。

図書館で借りた本、WEB電子書籍本などは最後まで読んでもらいにくくなっている。

やはり本屋さんで、タイトルを眺めながら、手に取って買う。この一連の作業が読後感を変える最大の贅沢なのだ。

そこには、良質なブックレビューが必要だし、さらに売り上げを伸ばすためには著名な書評家の書いた帯や新聞広告なども連動している世界なのだ。

書評、ブックレビュー、読書感想文とだいたい3つの視点で簡単に書いてみた。(まあ、読書感想文に関しては、読者の主観で書かれた文章である・・・これだけで充分だろう)

⦿書評/ブックレビューを書くメリット

では、ブログで書評を書くメリットを上げてみよう。

書評/ブックレビューを書くメリット

・アウトプットの練習になる
・インプットの質が上がる
・自己研鑽ができる上に収入が入る
・ベストセラーであれば長い期間読まれる
・好きなことなので続けられる

書評やブックレビューは読んだら書くという習慣が望ましい。

読んだ直後は何しろ、熱が高いのでその熱を文章にできれば読者をブログに引っ張ることが可能だからだ。

そして、もうひとつは、読んでもらえる記事にするための工夫も4つほど上げてみる。

⦿読まれる書評/ブックレビューブログを書くポイント

● タイトルに工夫をする→文中のキーワードを使うなど。ただし、誇大表現にならないように注意が必要。

● 本のタイトルを記事のタイトルにしてもOK→SEO対策。WEBでブックレビューを検索している人が読む可能性大!(例えば、今、「書評」というキーワードで検索している人が1日で550人)

● 書評/ブックレビューの書き方は、丁寧過ぎず!砕け過ぎず!語尾をきちんと閉じる書き方で。

● 書評/ブックレビューでは、自身の体験やエピソードは極力控えましょう。

本の「紹介」に自分語りは必要なし

直球で、きちんとした評価がされた書評/ブックレビューブログは、時間がかかるかもしれないが、必ず本好きな読者が「ついて」きてくれるものだ。

まず、30冊とか50冊、好きな書籍を思う存分にブログで紹介してみよう!

最後に書評/ブックレビューの書き方を紹介(これはわたしの仕事で受けていたレビューの書き方を公開)

⦿書評/ブックレビューの項目を紹介(これはわたしの仕事で受けていたレビューの項目を公開)

ブックレビューで書く主な内容を上げると、
 ● あらすじ
 ● 具体的な良さ
 ● 書かれた背景(バックグラウンド)
 ● 特別な価値のあるアピール
 と、だいたいこんなことを4000~5000文字程度でまとめる。

くれぐれも「ネタばれ」には注意してね・笑

今回はブログ執筆でも仕事でも使える書評/ブックレビューの書き方でした。本の購買ルートなどや広告の話は次回に。

毎日が情報収集!お金に愛されるために始める大人の自由研究~映画&コミックの紹介 ②【暮らし・お金の知識収集術】

【ブログ新規投稿145回】

京成バラ園にて

以前のブログでミリオネアの女性経営者の日常を取り上げたことがあった。

今、コロナ禍で、そういった女性経営者たちが、以前のようにブイブイ言わせて事業拡大に頑張っているのか?

きっと状況は180度変わったハズ。しかし、女性の習性として「節約・無理・ムダを極力省く」など、男性とは全く違う右脳で経営に全力であたっていることだろう。

● 女性経営者のお金に関する考え方(10人に聞く)

昨年、ビジネス雑誌プレジデントウーマンの特集に女性ミリオネアの名言なるものがあった。再登場させてみると。

  • ◎ 財布のお古はパワースポットに埋める。
  • ◎ 新しい出会いのための交際費は惜しみません。
  • ◎ 仕事相手から「ちやほや」される人間でいたい。
  • ◎ 健康のためになるべく自炊します。
  • ◎ お金に働いてもらった者が勝ち!
  • ◎ お金の優先順位を、夫婦でよく話合います。
  • ◎ 一億円の壁を越えたとき、「もっと稼ぎたい」と思いました。
  • ◎ それを持つことのメリットを熟考して購入します。

と、まあこんな面白い名言の数々。

京成バラ園にて

しかし、意外やいがい、どんなスゴイことが出てくると思いきや、信じられないほど、地道で真面目な印象ばかりの内容。

たとえば、ある女性経営者は取引先への移動にヘリコプターを使う事が多いが、それは時間短縮のため。だから自分のお昼はヘリの中で食べるコンビニ弁当で充分!だと。

何を優先するのか?このあたりの割り切りはすごくシビアで勉強になった。


 また、ミリオネアの彼女たちの小さな習慣は「上下関係は気にせず、メリットがある人にはストレートにぶつかる」とか「お金を得る目的で仕事をしない。何かを変えたいが原動力」だという。

最後は「相手に期待せず、人の評価を気にしない」これは投資家的発想だ。わたしもこの考え方を仕事では取り入れている。

住まいは利便性を重視。買う時は資産として売る前提で選ぶ。これはわたしも唯一戸建てを購入した時に売る事を考えて買い、13年住んで手放したのでよ~くわかる。

というわけで、ちまたの女性経営者たちのお金に対する考え方や仕事観について書いてみた。


 
● 楽しみながら学べるお金にまつわる映画&本の紹介

         

2020年は、以前の考え方や行動規範がほぼ、崩れたすごい年となった。紹介する映画も若干変えて、稼ぐことで痛みや苦しみを存分に味わう奈落の底を体感するような映画を1本紹介する。

ウルフ・オブ・ストリート/ 主演 レオナルド・ディカプリオ

【簡単レビュー】主人公ジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)は22歳。

学歴や人脈もないまま、22歳でウォール街の投資銀行で働きだしたジョーダン・ベルフォート。

巧みな話術で人々の心を瞬く間につかみ、斬新なアイデアを次々と繰り出しては業績を上げ、猛烈なスピードで成り上がっていく。

そして26歳で証券会社を設立し、約49億円もの年収を得るまでに。富と名声を一気に手に入れ、ウォール街のウルフという異名で呼ばれるようになった彼は、浪費の限りを尽くして世間の話題を集めていく。

しかし、その先には思いがけない転落が待ち受けていた。

22歳のジョーダンの着るスーツは無地のダブルブレステッドのグレースーツ。

ゆったりとしていて、しっかりと肩パットが入ったそのシルエットで、まだ幼い自分にはない威厳を持たせたかったのである。

主人公の名言;ファッションは自分自身を演出するツールなのだ。

Left to right: Leonardo DiCaprio is Jordan Belfort and Matthew McConaughey is Mark Hanna in THE WOLF OF WALL STREET, from Paramount Pictures and Red Granite Pictures. TWOWS-FF-003

次に金融コミックを紹介しよう。

インベスターZ / 作・三田紀房(全21巻・モーニングKC)

【簡単レビュー】. お金って何だ?

創立130年の超進学校・道塾学園にトップで合格した主人公・財前孝史。

入学式翌日に財前に明かされた学園の秘密。

この学園には、各学年成績トップ6人のみが参加する「投資部」が存在していたのだ。彼らの使命は学園が示す目標の3000億 を投資で稼ぎだす。

財前らは、どのような投資の魔術で史上最高額を叩き出すのか?

発売当初もTV東京でドラマ化され、100万冊を売り切った大ベストセラー。

ドラゴン桜」に続く2匹目のどじょうが荒稼ぎした。

作者の三田紀房氏は先日もオンライン授業のschoo(スク―)で90分、大盛況で熱弁をふるったばかり。

当日は、このインベスターZを1冊100円で大放出されていたよ!すごいね。

人生・仕事・経済などに絞った名言がとにかく勉強になることうけあい!

さて、大人の自由研究はここまで。

秋はGOTOもするけど、勉強もね🍂

毎日が情報収集!お金に愛されるために始める6つの方法~自由研究 ①【暮らし・お金への知識収集術】

【ブログ新規更新144回】

● この頃は「大人の自由研究」が流行り!

小学生の頃、長い夏休みで一番、嫌だったことは、ラジオ体操でもなく、多量の計算や漢字のドリルでもなかった。

何が嫌いだったのかといえば、「自由研究」これは、毎年、本当に絶嫌いだったの。

だいたい、ぐずぐず決めなかった年は、最後の3日間でぬいぐるみを縫った(ほぼお母さんが・笑)とか。

植物の生育研究では、おでかけが楽しすぎて、水やりを忘れて枯らしてしまったのだ。最終日に慌ててお父さんと植物の鉢植えと図鑑を買って、1日突貫工事で40日分の日記を書いたこともあった。

もうね。テーマとかくんないと、自由ってところがダメなんだよ。

しかし、大人になって、わたしは、大の勉強好きに変わった(笑)今では、自由にその時々で深堀りしたいテーマを見つけてちょっと研究している。

例えば、希少な植物を求めてトレッキング→写真を撮り→ブログでまとめるとか。

もう楽しくて仕方がない。きっと、どこそこに提出とかないし、自分の本当に好きなことだから、ちっとも億劫にならないってところだね。

で、このブログに、サイトポイント攻略法や貯めたサイトポイントで買う投資の話を書いた。

そして、もっともっとお金のことを深掘りしたくなって、こんな本を図書館にリクエストしたのだ。

臆病者のための億万長者入門 橘 玲/ 文春新書

昨日から、読み始めたのだが、わたし自身がお金に関するリテラシーが、全くないということを、まざまざと見せつけられた智慧の宝庫のような一冊。

もっとも印象的だった一文を紹介しよう。

「幸福というのは相対的なものだ。誰もが羨ましいと思ってくれなければ、安楽な生活も虚しいだけだろう。これからは、可能な限り長く働く(社会に参画する)という生き方が人生の新しい価値になるのだ。(年金不安を個人的に解決する方法より)

アイテムのキーワード化が著しい / ほぼ大金は当たらない宝くじは「愚か者に課せられた税金」だといい、死亡した時に入る大金を不幸の宝くじ「生命保険」だと。すごい表現だ。

また、一攫千金の仕組みもこんな具合に書かれている。

例えば、宝くじはなぜ、あたらないのか?  なぜプロがいないのか?それは確率のゲームだからだ。

プロの存在しない世界だと。株はギャンブルそのものだとか驚き。金融業界の不都合な真実をすべて世の中に出した書籍だ。

な~るほど。将棋や囲碁みたいな戦略ゲームとはわけが違う。

と、こんな風に様々なお金に関わる仕事で成功を収めた著者の本が、どうして臆病者なのか? 金融を知れば知るほど臆病になるものらしい。

これを言ったらおしまいよ・・・。という迫真迫る一書。

興味が湧いたらぜひ一読を。

● お金に愛されるために、ほぼ毎日続ける情報収集はこの6つ!(わたしは3つやっている)

せっかく、お金に関する知識を得ようとするなら、こんな方法を使うといいのではないだろうか。

毎日続けることで、お金に対する筋力が、各段にアップするハズ。

①と②と④はいつもやっているけれど、ここまで深く掘っていない。今度こそトータルで勉強したいと考えて書き出してみた。

儲けるなんてずっと先のことでいい。ともかく勉強するのが最優先。

① 朝と夜に観るTVニュースは「日経系の経済ニュース」

これを朝一でTVから聞く。日経平均とかを聞き流して、国の経済の現状や先物の話を聞く。聞くだけでわからなてもいい。知りたいキーワードだけをメモって、あとで検索や書籍で調べ学習よ。

② 日本経済新聞は紙と電子版と両用する 

紙版はわたしはコンビニで買います。

③ ラジオニッケイを聴く/ http://www.radionikkei.jp/ リンク先

実はこれは意外と盲点だ。だって、わたしは日々70~90キロも運転しているのにずっとこれまで、好きなタレントの曲ばかり聞いてた。ラジオ!明日から取り入れてみよう。ちょっと難しい内容でも聞き流せるのがいいし、何だか得した気分になれそう・ちょっとわくわく(笑)

④ 株や儲け話じゃないSNSでの雑多なニュースはTwitterで読む

今、Twitterの世界ほど、政治から経済、また生活に関するすべての記事が雑多に膨大に流れているメディアはないんじゃないかしら。

毎日のトレンドニュースだけでもTOPニュースが目白押し。

気晴らしにもなるし、新しいコンビニスイーツの情報のあとに河野大臣やトランプ大統領のツイートが出て来るとか、かなり楽しい♪

⑤ 会社四季報は毎年続けて読むことに意味がある

会社四季報とは(東洋経済新報社 発行)で、日本の上場会社の基本情報や株価データ、業績などがまとめられている情報ハンドブック。

複数年度の業績を比べることで、会社の成長力や投資価値が見えてくることから、個人投資家なら、皆季節ごとに買い替えて、目利きの元にする大事な雑誌。

これを数年続けて読んでいると、チャートや指数など色々とわかるのだそう。わたしも始めてみようと思う。

⑥ IRフェア、IRフェスタなどの金融セミナーに参加する

現在は、コロナ禍でほぼオンライン参加が多い金融セミナー。


IRセミナー / SMBC日興証券www.smbcnikko.co.jp › terms › eng
IR(Investor Relations:インベスター・リレーションズ)とは、企業が株主や投資家向けに経営状態や財務状況、業績の実績・今後の見通しなどを広報するための活動を指す。


IRフェスタは、株主や投資家に対するだけでなく、顧客や地域社会等に対して、経営方針や活動成果を伝えることもIRのねらいの一つになってきている。 企業はIR活動を通じて株主、投資家、顧客などと意見交換することで、お互いの理解を 深めるのがねらい。


※IR(統合型リゾート)
カジノのほかホテルや劇場、国際会議場や展示会場などのMICE施設、ショッピングモールなどが集まった複合的な施設の総称だ。

                ★                                                                                            

6つのお金に関する情報収集術を取り上げてみた。

言葉の意味はリンクを埋め込んでおいた。気になるものはぜひ、クリックをどうぞ。

わたしは、若い頃から、大人の経営者のお金に関する知識の深さにすごく魅力を感じていた。

今でこそ、株式会社の大元は法人で、個人での借金というリスクを回避できると言う事は知ってる。

昔はすべて個人社長が請け負っているのだと思い、尊敬の眼差しで見つめていたのだ。

法人、個人に関わらず経営全般ではお金=金融の知識は必須。深く掘り下げなければ会社が倒れてしまう。

で、一個人でもお金に関する知識情報は、まさに大人の自由研究にぴったりではないだろうか?と思い直してみた。

死ぬまで一生できる自由研究(笑)

エビテンスや情報元に囚われない自由研究がしたいものだ。

さて、明日 ②では、お金に愛される情報収集術/ 映画と本からまとめてみる。

わからないから知らなくてもいい・・・から、一歩上を行く知的好奇心を燃やしたい秋・笑🍂

★2024年10月4日更新 ひとり朝活を充実させる3つのコツ~朝は誰にでも訪れるから一歩先行く使い方をしよう!【仕事/健康・朝活推進】

【ブログ新規更新144回】

 わたしの一日は朝5時起床。目覚ましは使っていない。

以前は、6時頃目覚めて、布団の中でぐずぐずしながら1日の段取りを考えてから、ゆっくりと起きていた。

しかし、今では朝の重要性に気づいてさらに1時間早く、布団を蹴って勢いよく起きる。たまに足がつるけど(泣笑)

まあ、このところ涼しくなってきたので、脳出血で倒れた経験のある私は血圧に用心しながらの早起きだ。

● ひとり朝活に何をする?

まずは起き抜けでWordpress管理画面を開き、コーヒーを淹れる。前日のGoogleアナリティクスを確認チェック。そのまま、もう一台の社用でメールの確認や、その他のリリースを一通りざ~っと見る。

ここまでで60分。

だいたい6時。こうやって書き出すと、一日のはじまりはブログ関係になる。

● ブログ発信毎日のやり方とブログの考え方

毎日更新も100回を越えたあたりから完全に習慣化できた。https://www.tsuzukiblog.org/blog-continue/(ブログ毎日継続の秘訣リンク先)

一日24時間の中で、わたしがブログにコミットできる時間は平均して2時間。それこそ、集中して一気に仕上げる。書く時間は一定ではない。昼間は本業が最優先だから。出る前、帰ってからなどそれはマチマチ。

しかし、内容はどーでもいい日記や愚痴にしないよう、情報多め、文字数2000文字、写真は4枚までと、ある程度幅を持たせて執筆している。

本業もある中、どうして趣味の延長上にあるブログを第一に据えているか?

それは、定年後、物書きを仕事としたいから。また、文章を書くことで、頭の中を言語化する訓練という2つの目的がある。そう、ボケ防止でもある。

さらに付け加えると、自分の生み出したWEBメディアが、流行り廃りのないように、常に新しい情報を取り入れることと、古い習慣や古くなったことがらの書き換え=刷新をするためだ。

意外と、ここが大事

5年前に書いたブログが、今ではもう古く感じて実際のところあまり、役に立たないと感じて、リライト(書き直し)や加筆修正も滅多にしていない。

だったら、新しく書いたほうが新鮮。わたしは、限りなく「新鮮」にこだわっている。

だから、朝の新鮮な一日のはじまりはブログにコミットしている。

これが今のわたしに合ったタイムマネジメントなのである。

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※ 朝活を充実させるコツ3つ(全部わたしが普段やっていること)

① 朝一番は、最も頭を使うことがらに着手する→朝なら、新鮮な空気と疲れが抜けていて、澱んだ悪い考えは浮かばない。特に人間関係などの解決には朝一番がいい

苦手な相手への連絡は朝イチがいい。気の進まない案件への対応などを考えて打てるならば手を打っておくのも大正解。

反対に朝一番でのNGは読書。とにかく頭が一番働く時にインプットはもったいない。アウトプットに勤めよう。

② 朝のうちに一日のタスクをほぼ終えてしまおう。それには前持って用意周到な準備が必要。

準備不足では物事が上手く運ぶハズはない。あったら、それはまぐれ当たりでしょう。

③ 朝一番で飲む飲み物は大事。その日のコンディションによって飲み物を変える。

野菜不足だと感じたら青汁、リラックスしたい時や、免疫力を上げたい時などは、ハーブティーの種類を替えて飲んでいる。

自分の体調を気にかける習慣ができる。これは立派な朝活でしょ!

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● わたしの朝活黎明期 エッセイ

※ 2枚の朝写真は我が家の駐車場で撮りました。

社会人になってすぐの頃、親戚のおばちゃんにこんなアッパーカウンターを喰らった。

「〇美ちゃん、自分のことをお母さんにまだ手伝ってもらっているんじゃない?」

「まさか、パンツとか洗ってもらってるんじゃない?!」

「それと朝ごはんなんかさあ〜」と唐突に言われた。

「は?パンツ?・・・」

無言のわたしにおばちゃんが言った言葉は

「今の〇美ちゃんを見ていて、ついそう思ったのよ」

「気、悪くしないでね!」と。

でもね。本当にそのとうりだったの。

で、ハッ!としたのだ。

おばちゃんは小娘の私の行動を見透かすかのように、「もう一人前なんだから何でも自分でやりなさいよ!」と、おせっかいを焼いてくれたのだった。

それもたった数秒のやりとりの中で。

それからは、朝の時間は自分のことをすべて自分でやると宣言。

いきおい朝活を始めた。20歳の時。

それが私の朝活黎明期。 

本当の親離れだったのだ。

22歳と早い時期に結婚が決まり家事と仕事の両立が始まった。

二人とも、出勤で朝の忙しさは半端なかった。

でも、難なく生活できたのはおばちゃんの一言と、素直に受け入れた己の工夫があったからに他ならない。

大人の女性の経験値ほど本質なものはない。

男と女の理不尽な愉しみ~これを読んで壇蜜さんのミステリアスな謎がわかりました【書評・自己啓発】

【ブログ新規更新142回】

何とも、地味な新書だが、女流作家林真理子氏とエロチシズムと才覚がミックスされた、全男性のミューズと謳われる壇蜜氏のベストセラー対談集。

圧倒的な聞き手に徹した真理子氏と、どんな質問にもさらりと打ち返す頭の回転が速く鋭い壇蜜氏。

最後まで、お二人のトークは情報満載で読み飽きることなどない。

特に、女性の生き方や男性とのお付き合いやら、思考の違う次元で生きる男性のことを、より深く洞察する内容は必見。

そして、一番の読みどころは最後の章。ここで、壇蜜氏の「妖艶×賢い×ミステリアス×静謐さ」これらすべてをなぜ、持つことになったのかがわかる本。

読み飽きない書籍とは、こういうものだ。最後まで読んだ人にはちゃ~んとご褒美を用意しているのよ。

恐るべし。

しかし、新書という地味な形態はいったい誰が箴言したのだろう。そして、中に申し訳程度に挟まれたお二人のモノクロ写真。

ごめんなさい。ちっともきれいじゃない。

紺色の着物と紺色のドレス。色を絞った写真でこんなに黒が多いと、どんなに素敵な人でもみ~んな沈んで見えてしまう。

真理子氏の(たぶん相当高価な) お着物や壇蜜さんのレーシーなドレスも、ちゃんときれいな色なんだろうに。なのにどうして・・・?

と、いろいろと冒頭から本の作られ方に異論を呈してしまった。だって、あまりにも残念だったから。

それと、最後のあとがきは壇蜜氏なのだが、急に言葉づかいが普通になっていて、それまでの丁寧語から発せられる上品な爆弾トーク(笑)を楽しんで読んでいたのに、急に安っぽく書かれている感じも至極残念。

しかし、今回は中途半端な出だしだったのにも関わらず、素晴らしい内容だったので、2回通読して書評にした。まず、簡単にこの本の概要を。

男と女の理不尽な愉しみ 林 真理子壇蜜 集英社新書(2017年1月初版)

【書籍概要】

下衆不倫叩きから、熟年離婚まで・・・。

世の中は、かくも男女の問題に満ち溢れている。甘美で魅力的なはずの関係はなぜ、今でも絶望的なまでに我々を追い詰めているのか?

男女の機微を知り尽くした女流作家と、タレント兼エッセイストのお二人が、男女の出会いから恋愛の作法、不倫の在り方、看取りの瞬間まで、男女を取り巻くあらゆる問題を徹底討論!

しなやかでありながら、したたかでもある男女の愉しみ方を提言する。古典的な男女観ともフェミニストとも異なる視点を持つお二人が、世知辛い今の日本社会を喝破する。

【もくじ】

まえがき・林真理子氏

第一章 結婚したい女たち

第二章 男と女の利害関係

第三章 女は「損」なのか?

第四章 人はなぜ不倫を許さないのか

第五章 女はどう育つのか

第六章 死ぬことと、生きること

あとがき・壇蜜氏

ここで、読後感を少し抜粋して書いてみよう。

● 第三章 女は「損」なのか?について / 林 真理子氏の凄さ

わたしが、何度も読み返してしまったのは第三章 女は「損」なのか? だ。なぜなら、女は男より「らしさ」を未だに求められているというか、強制される場面ってあるよね。

そういった理不尽さをお二人が論破してくれている。

また、ベッキーの不倫騒動では世間からの風当たりは相当なものだったはず。

しかし、意外なほど、有名人や文化人の不倫騒動はあっけらかん!と萎んで行っちゃう。

ベッキーは完全に世間から血祭りの生贄にされたも同然なのに。

このあたりは、わたしが思うに、「週刊文春」という大規模メディアが絡んだ不倫だったからだと当時推測した。

やはり、お二人も同意見で、「センテンス・スプリング」という言葉が独り歩きしたキーワードとLINEが生み出した現代版不倫劇。

あの宇野元総理大臣の「指三本不倫劇」もやはりキーワードが先行した形だった。ちなみに指三本とは、月30万円という隠語だそう。

しかし、この章でわたしが、圧倒されたのは、林真理子氏が言う、「ハイリスク×ノーリターン」から蘇る真理子氏の凄さだ。

例えば、真理子氏、ある方から「作品が売れるようにお祈りするから家にいらっしゃらない?」と誘われたのだそう。かなり怪しい・・・。

普通なら胡散臭い案件はスル―でしょ?

いやいや、真理子氏の場合は違う。彼女の心の声が「いいよいいよ、たまには人に騙されてみよう」っとなる。

要するに「清濁併せ呑む」行動。これが、彼女の作風だし、作品の魅力なのだとわかった。

机上の空論やフェイクじゃない部分を大量に持つことで作品が光輝き、損して得を取る究極の方法なのだ。でも、ほとんど騙されないそうだ。

ああ、すごいな。

それだけ、人としての器が大きくあるのだろうな。

わたしなどは、超合理的になり過ぎて、無駄なことだとつい思いがちだしスルーが得意だ・笑

その無駄かもしれない出会いに馳せ参じる真理子氏はやっぱり、只者ではなかった。

第六章 死ぬことと、生きること/ なんで壇蜜なのか?壇蜜氏の謎に迫る!

さて、クライマックスは、壇蜜氏のミステリアスな謎解きから対談は始まる。

20代の頃、壇蜜氏は夜、銀座でホステスをしながら、昼はまったく異次元の職場で働いていた。そこは、大学病院の研究室。主な仕事はエンパ―ミング(遺体衛生保全)ご遺体の組織を保存する仕事!

臓器を切り刻むのが日常で、ご遺体の洗浄や死装束のお仕度などもしていたのだそうだ。

亡くなった方の爪のお手入れをして差し上げる時が、もっとも、この仕事をして良かったと、優しい温かな気持ちになったという部分がとても印象的。

ご本人いわく、あの世とこの世の境目にいつもいるようで、半分死んでいたのだと。昼間は死んで、夜は蝶となる人生だったのだ。

そこで知った人として生きることの本質、死生観をある意味達観されてしまったのだろう。

しかし、すごい仕事をしていたのね。驚き。

● 最後に

この本では、真理子氏の絶妙な問いかけで、壇蜜氏の持つユニークな世界観がそこかしこに現れていて、真理子氏、話の引き出し方がすごく上手いなあ~と感じた。

一流の書き手は一流の聞き手でもあった。

謎の多い壇蜜氏、3年前は独身だったが、今年、一般男性とご結婚されたばかり。

この本によると、壇蜜氏のお好きな男性は 辺 真一氏。ワイドショーでおなじみの在日コリアン三世。

そして、看取り受け人まで、ご用意されているのだと。その人は芥川賞作家の羽田圭介氏。飲む機会があった時に、お願いしてみたら即答で「いいですよ」と言って下さったのだそうだ。

こういった人生最後の話から子ども時代の話。今では連載も持つエッセストの壇蜜氏。物書き論トークも尽きることはなかったようだ。

壇蜜氏と同じ匂いのする芸能人さんは2人いると思っているのだそう。

お一人目は、長身でクールな「菜々緒」さん。

お二人目は、みんなのみな実の「田中みな実」さん。

たまにはこんな、下衆や人情満載な「本」の紹介をしてみました。

あ~~楽しかった🎶

写真は2018年9月 京成バラ園で撮影。

 

十五夜のしつらえを拝見する~相模原市古民家園【山川・地域探訪~神奈川県】

【ブログ新規更新141回】

● 中秋の名月について

昨日は中秋の名月。

わたしの家からも真ん丸なお月様が見られた。

中秋の名月とは、旧暦8月15日のお月様のことを指す。そして、旧暦では毎月1日が新月となる関係で、15日がほぼ満月となるのだそう。

昨晩、真ん丸のお月様を見て、あれ?真ん丸じゃない?とか思った。それは、旧暦には閏月(うるうづき)がある年のせいで、若干のズレが発生すると。

だから、今日10月2日が本当の満月~中秋の名月。なんだかなあ・笑

今年は10月1日、2021年は9月21日、2022年は9月10日。バラバラね。

そして、今日の満月はわたしの星座・牡羊座の満月。ってことで、お祝いにと、中秋の名月を愛でるしつらえ(設え)が素晴らしい神奈川県相模原市の古民家に仕事のついでに行ってきた。

● 中秋の名月のしつらえ(設え)が美しい古民家~基本情報をたっぷりお伝えする

相模原市・古民家園 

美しいお供え

              

【施設概要】

古民家園は、平成10年4月、相模原市大島の相模川自然の村公園内に開園した。


園内に移築・復元された「旧青柳寺庫裡(きゅうせいりゅうじくり)」は、江戸時代中期に建てられたと推定される建物で、神奈川県下の近世上層大形民家の間取りや構造を基本としながら、土間の妻側にも入口を設けた「妻入り(つまいり)」の形式となっていることなど庫裡独自の要素を保っている。


県下では、茅葺き屋根の維持が困難なことや生活の変化のため、近世の庫裡はあまり残っていないそうだ。

旧青柳寺庫裡は年代が古いにもかかわらず保存状態が良く、近世における庫裡と民家との建築的関連を考えるうえで貴重な建物であることから、神奈川県指定重要文化財として保存されている。


平成30年9月には、平成10年3月の復原整備から約20年が経過し、旧青柳寺庫裡の茅葺屋根の傷みが大きくなったことから、屋根の全面葺き替えに着手したほか、土間・軒下の補修や建具の修繕なども行い、平成31年3月に装いも新たになった。


※庫裡とは、もと寺の台所をいい、転じて、住職や家族の居間のこと。

小学生の課外授業で子どもたちがたくさん、庫裡に集まっていた。撮影は断念・笑

  • 旧所在地 相模原市上鶴間2958番地 青柳寺内
  • 建築年代 18世紀初期(江戸時代中期)
  • 規模 桁行十間半、梁間5間、木造1階
  • 屋根構造 茅葺寄棟造(土間の妻側のみ入母屋造)※相模原市公式サイト

基本情報

所在地 〒252-0135 緑区大島3853-8(相模川自然の村公園内)
電話番号 042-760-1130

開館(所・園)時間午前9時30分から午後4時30分まで
ただし、7月、8月は午後5時30分まで

休館(所・園)日12月28日から1月3日まで


その他、臨時に休園する場合がある

交通アクセスJR・京王橋本駅からバス、「上大島」徒歩15分


コミュニティバス「相模川自然の村」徒歩5分
入園料

無料 バリアフリー対応について

駐車場(一般・障害者用)は、相模川自然の村公園内にあり。

● 気持ちを立て直す時にはこんな優しい自然の中で

古民家の外側ぐるりとせせらぎが流れている。いつもなら、はだしで川に入っちゃうのだが、何せ、営業中でスーツだからここも断念。残念!

実は、昨日仕事のことで少しつまずいてしまった。帰ってすぐ、夫に話をし、収まらない気持ちは夜、お月様に聞いてもらった(笑)

何となくいろんなことが上手く噛み合わない日だった。

しかし、ぐっすり眠ったら、朝からとてもいい気分。まるで生まれ変わった?ような感じ。そして、今日が牡羊座の新月・・・そうか!自分の星に行く前に、垢落としをしたのかも。

いろいろ身辺で変化のある時は心を落ち着けて靜かに過ごすのがいい。

で、今日思い立って、たった30分の昼休憩をこの美しい古民家で過ごした。お供えのある縁側に座り、涼やかな秋風を感じながら、すすきの影でウトウト・・・なんて贅沢な時間。

しつらえ(設え)とは、準備、用意という意味。これもまた美しい日本語。すべてものごとには準備が必要だ。丁寧に準備されたことがらには、襟を正したくなる。

お供えのお団子を丸める作業も、優しくてすてきなものだし、旬の野菜とすすきを供えるなんて、靜かに誰かが供えてくれている。

風情でしかない。素晴らしい古民家園。

どうぞ、お近くの方は一度行かれてみて。

季節折々の自然の宝庫だから。

             

秋の夜長を楽しみ尽くすには~大人だからひとりでも楽しめる3つの方法 【暮らし/風景・秋の夜長】

【ブログ新規投稿140回】

こんにちは。

すっかり涼しくなりました。10月に入った今日は十五夜。お月様は愛でられるかどうか・・・微妙なお天気。

今年の秋はどう過ごそうかしら?と考えてる人に向けて、大人のひとり時間を有意義におしゃれに楽しむ充実のプランをいくつか考えてみました。

それでは、どうぞ、おつきあいくださいませ。

2018年 中秋の名月

【もくじ】

● はじめに

● 秋の夜長を楽しみ尽くす大人のひとり時間3つのプラン

● ちょっとした夜の話

はじめに🍂

秋の夜長の期間をご紹介しましょう。

秋の夜長」とは、秋の深まりを感じる秋分(9月23日頃)から立冬(11月7日頃)までの間のことを指す。

これでわかることは、「暑さ寒さも彼岸まで」ですよね。先人の知恵の結晶のような格言。本当に素晴らしい!

こういった風情を生活に取り入れながら、暮すことで無理や無駄は大いに省けるものなのです。

例えば、衣更えなどは、9月上旬に早々せず、この秋の夜長期間に実行すれば、いいお天気の中で、洗濯、虫干しなど家の中の季節のチェンジがはかどります。

ちなみに、我が家では衣更えは夫しかやりません・笑 昨日ひとりでじっくり、己の持ち物を点検しながら、きれいに片づけていました。

わたし?まったく関わらず♪

秋の夜長を楽しみ尽くす大人のひとり時間3つのプラン🍂

① ひとりシネマをナイトシアターにする

言わずと知れた、家映画をじっくり鑑賞しよう!というベタな提案です。

映画観賞用プロジェクターも、人気ですね。

今日、観る映画があるって素敵な習慣。毎日に張り合いが生まれるってもんです。

映画にはお供が必要。堂々とひとり飲みも楽しめるってことで、美味しいものをちょこっと用意してミッドナイトシネマを楽しもう!

毎日映画を必ず1本鑑賞している、ブックカバーデザイナーの○○新八氏の「映画鑑賞ブログ」がかっこいいのでここに貼っておきます。ブログ名をクリック!

しんぱちのブログ;リンク先→https://shimpachi.hatenablog.com/?fbclid=IwAR0G3u48ZKL-KQD-g8V49clY8ho6(毎日更新中)

② 読書~すてきなエッセイを紹介

2020年 3月の月

我孫子武丸 著 「眠り姫とバンパイア」より

「わたしが子どもだったころ」

             ★
 小説を書こうと思うような人はたいていがそうなのでしょうが、小さい頃から本ばかり読んでいました。

今の子どもたちは、「ゲームばっかりして、たまには本でも読みなさい!」とか言われているのかもしれませんが、昔は「本ばっかり読んでないで、勉強しなさい!」と言われたもので、本を読むこと 〜 特に、推理小説とかSFなんてものを読むことは別にほめられたことでも何でもなかったわけです。

そういうものを読むうち、自分でも書いてみたいと思うようになりました。
 中学の時です。

お遊びでノートに幼稚な小説を書いては友達に見せたりしていました。しかしちゃんとした書き方も何も分からないので長続きせず、どの物語も未完のまま。

ちゃんと最後まで小説を書いたのは、結局大学に入ってからのことでした。原稿用紙にして数十枚でしたが、とにかく一つの物語を完成させられたのはそれだけで大変うれしいことでした。

そして幸運なことに、自分の書いた小説を出版してもらえることとなり、いつのまにやら二十年以上たちました。

怪人二十面相やシャーロック・ホームズを読んでいた頃から考えると、四十年以上です。


 ちゃんとしたおとなになったら、もう少し小難しい、世のため人のためになるような本を読んでいるのかと思いましたが、全然変わっていませんでした。

みなさんもおとなになるまでずっと好きでいられるようなものと出会えるといいなと思います。                                                               

              ★                   ③ 秋の夜長にはわざわざ街へ繰り出そう!夜散歩のススメ

夜には、夜の楽しみ方がある。わたしには行きつけのバーとか行きつけの居酒屋とかはないし、誰かが無期限で自分を待ってくれているような行きつけあればなあ・・・とか少しだけ考えることもある。

でも、行きつけはちょっとだけ、めんどくさくてシンドイ。

この秋は、行きつけなど持たない夜の街にわざわざ出かけて浮世の憂さを晴らしてみようかな・笑

夜散歩おススメ先→夜cafe、夜本屋、夜ビストロなど。主に安全でひとり飲みもできる、駅周辺10分範囲がいい。NG先→公園、森林などには近寄らないで!

ちょっとした夜の話~エッセイ

             ★

そして、夜には特別な思い入れがある。

夜が好きなのはきっと色んな所がみえにくくなるからかな。

小学4年生ぐらいだったと思うけど、真夜中に起きてしまって、真っ暗でし~んと静まり返っている空間。何もかもが一旦、死んだようなというか死んだふり?みたいな感覚。これは面白い!って思った。

中学生になってからは、真夜中に起きている事が普通で大好きな時間だった。みんなが寝静まっている時、ひとりヘッドフォンで音楽を聴いたり、ベッドスタンドの小さな明かりで漫画や小説を読むのが至福だった。


大人になった今でも、それは五月雨に続いている。真夜中に急に思いついた事をつらつらとメモったり、こうして今もブログを書いている(ただいま、午前2時)

旅先でもうんと疲れているのに、いつまでも考え事をしたり、旅の段取りをしたり、夜の時間はいつでも自分の事に手を入れられる、ある種誰にも邪魔されないパーソナルな時間。


昼間はあっちこっちで多くの人が世の中の正しさや権利を主張してる。

でも思えば世界中に完全な正義も安全も存在してはいない。

間違いのまったくない正しさなんて本当にあるの?って言いたいぐらい。でもメディアでは大勢で誰かのたった一つのミスを袋叩きにし責め揚げる。

まったく知らない誰かの全部を否定しちゃうような恐ろしさだ。


TVもメディアも。白か黒か、正しいか間違っているかなど、そんな答え合わせをするためだけにわたしは、SNSとかを使う事もナンセンスだと感じるし。

インターネットの急激な普及がわたしたちを取り巻くすべての環境をぐるっと変えてしまった。

もうみんな、あまり雑誌や新聞や本を読まなくなってしまったし、外で見かけるのは、スマホでゲームをし続ける人やネット情報を鵜呑みにする人。

世界はインターネット全盛で便利だけれど、世間の繋がりがありすぎて、少しだけ窮屈になっている気がする。

こんな閉塞感を解き放つのが、ひとりの夜。

              ★

さて、今日は十五夜、月か団子か・・・。

団子でしょ。

秋の夜長を楽しむちょっとした工夫を書きました🍂