ボジョレー解禁!美味しく飲むために~きのこ料理とチーズやスープをお供に/きのこスープレシピあり【暮らし・ボジョレーヌーヴォー2020】

【ブログ新規追加190回】

今朝、急いで買ってきた、ボジョレー・ヌーヴォー2020

コロナの影響だろう。店頭では例年より品数も種類も激減していた。

わたしは、大のワイン好きだが、実はボジョレーはちょっと苦手。

なぜなら熟成していない葡萄のジュースだから薄い。

フランス産ボルドーのどっしりとした深い赤、スペイン産の太陽を思わせる赤、若い頃を懐かしむイタリア産のミディアムなキャンティなど、それと、カリフォルニアワイン協会会員のわたしがもっともおススメする、ナパバレー産の赤。揚げれば好きな品種は切りがないほど。

赤一択だけどね(笑)

それでも、11月19日だけは、この新人に席を譲る。

でもね。一番お安いので充分(写真のヌーボーは税込み1000円)

今日は、オンライン会議が終わり次第、お祭り気分で頂く予定。あ~楽しみ♪

ポルチーニ茸のチーズ

● ボジョレー・ヌーヴォーとは~歴史と独自の製法

ボジョレー ヌーヴォーとは、フランス・ボジョレー地区でその年に収穫したぶどうを醸造した新酒ワインだ。

ボジョレーは、フランス・パリの東南に位置するブルゴーニュ地方の南部、美食の町リヨンからは北部に広がる地区。なだらかな丘陵地帯。

その名は、「美しい高台」を意味するボージュBeaujeuに由来している。

ぶどう畑は起伏に富んだ丘の東から南斜面に位置するため、標高が高い割に気候は温暖で日当たりもよく、上質なワインづくりに適している。

花崗岩質、石灰粘土層の土壌で、黒ぶどう「ガメ種」との相性が非常によい土地なのだ。

この地では白ワインやロゼワインもつくられているが、ほとんどがガメ種からつくられる赤ワインがかりだそう。

ボジョレー ヌーヴォーとしては白ワインは認められていない

またワインのつくりかたも他の地区のワインとは圧倒的な違いがある。

通常は、発酵の前にぶどうを破砕するのだが、ここでは収穫したぶどうの房を、そのままタンクにいれて発酵させる。

こうすることで、ぶどうの重さでぶどうが潰れ果汁が流れ出て自然に発酵が始まり、タンクの中に炭酸ガスが充満しはじめる。

そして、ぶどうの実の内部でさまざまな成分が生成され独特の風味が生まれるのだ。

収穫されたばかりのぶどうでできたボジョレーヌーヴォーは、渋みが少なく、フレッシュでフルーティな味わいになる。

一口飲めばきっと、寝かせたワインとはまた違った魅力に気付くはずだ。

● 赤ワインのためのきのこ料

料理小説からの抜粋。簡単で上品なきのこのクリームスープ。

きのこ類の軽いクリームスープ エリタージュ風

【つくり方】
 マッシュルームとセージをバターで炒め、ゆっくりと煮だして濾したものに、生クリームを加えて火にかけ塩で味つけをし、再び濾してスープを作る。

さらに別に炒めておいたジロル、しめじ、トリュフなどのきのこ類をパイで包み、オーブンで焼いた物を加える。

パイ皮を割るとプーンときのこの香りが口いっぱいに広がる

  料理小説「はじめての夜 二度目の夜 最後の夜」 村上龍・著(集英社)