【ブログ新規追加201回】
「浮世の憂さを晴らす」には、旅が一番いい。しかも、単に行きたいところへ出向くのではなく、入念に調べて旅の企画を練るのが最高に楽しい時間だ。
以前のブログから~「旅のコンセプトを考える」→リンク先;http://lifetour.blog.jp/archives/1050103798.html
それでも、旅の予定を立てて、それまでに「あれも!これも!」と、こなすのが、毎度しんどいなあ~と、実は感じてもいる。
旅に出る前のわたしの状態はまず、こんな(笑)
旅に出る朝、十分に寝足りていたことはある?私はいつも睡眠不足。
ゆうべの疲労を引きずって、体調は「底」に近い状態で、こんなふうで旅程の第1日を、つつがなくすごせるかしらと思うほど。
行きの乗り物の中で熟睡し、現地に着く頃、ようやく並の水準にまで回復している感じ。
「もっていくコーヒーを探して、夜の11時過ぎにまだ、コンビニをうろついていた」とか「着るものを考えていて、はっ!と気づいたら午前1時を回っていて、最後の方は熟慮も何も放棄して詰め込んだ」なんてことばかり。
誰にも、思い当たるフシがあるんじゃなかろうか?
さて、旅支度の話をもう少し。
ある文学者がエッセイに書いていたことに、「旅は出かける前が一番楽しい」とあった。
私は「嘘でしょ!」っと思う。出かける前こそが準備に追われて一番苦しいんじゃない!っと言い返したいくらい。
留守宅の戸締まり、行く先の様々な調べもの、荷物に入れるものの取捨選択なんかがもう、大変で全然楽しくなんかない。
たぶん、作家のいうのには、旅を企画する過程が最高に楽しいと、言っていたのだと思う。
作家とは違い、わたしなどは、仕事や家のことで時間に追われている主婦だもの、いつも夫からは「時間の見積もりが甘い!」などと小言を言われ、なかばふてくされる始末。
頭が煮詰まってくるのに耐えつつ、「もう!面倒!いっそのこと行かない方が楽」と放り出したくなることもある。
でも過ぎてみれば、旅支度の焦燥感に駆り立てられたような感じには独特のものがあり、やめられない媚薬のような高揚感が旅に期待を持たせていくのだ。
最低限のポイントだけは押さえつつ、愉しみながら余裕のある旅仕度がしたいものだ。
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で、具体的に今すぐ旅に出る予定などはない。新型コロナ感染が増大中で、うかうか出られない、年末で忙しい、寒い・・・など、わたし的には出にくい理由がある。
そんな時は、向こう1年ぐらいまでの旅を先回りして、企画を立ててみる。これが、実は一番の趣味なのだ。
行きたい場所、みたいものや食べたいものをリストアップ。乗り物、宿、決める事柄はとても多い。
ちょっと前のブログに書いたが、今、東京は新ホテルが続々とオープンしている最中。注目しているのが、ご近所、東京都立川市の「SORANO HOTEL] ビジネスとラグジェアリ―の中間型。
新宿から30分で、温泉水を使用したインフィニティプールから富士山を楽しめる!
全客室52平米以上、昭和記念公園を一望できるパークビューのバルコニー付き。
良く知っている場所ならではの親近感もさることながら、このホテルの持つ「非日常感」を一度、体験してみたい。
しかし、東京多摩地域では高額でちょっとびっくり!GOTOがあるうちに行けるかしら。それまでに、今月は仕事帰りにラウンジにでも寄ってこよう。下見ってことで。
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さて、旅の持ち物だが、先日の東京一泊では、仕事バッグよりも小さなバッグを持っていった。
旅の必需品も今では、薬や化粧品ぐらいしか持っていかないし、3泊ぐらいまでならほぼ、日帰りと同じ状況の荷物しか持たない。
何で移動するかが大きなカギだが。国内で車移動だとなんでも詰め込んで出かけられるので目いっぱい荷物を積んでいく。これが一番準備しないパターンの旅。
電車、バス、飛行機とかになるとどれだけ「軽く」できるか、ということが一番重要であるから、紙1枚でも(笑)減らしたい。
財布もスマートにして、余分な書類や本もできるだけ持たないようにする。本の類が特に重いのでガイドブックなんてありえないしね。
ほしい情報や交通経路は事前に調べてメモするなどはしっかりとやっているつもり。衣類の取捨選択が女性の場合一番の難関じゃないかと思う。
寒いのが堪えるので、全季節ではユニクロのウルトラライトダウンをバッグの底に入れておくのが定番だ。
どのくらい持たないで出かけられるかゲームの攻略と似ている感じ。
あと旅行雑誌によくある提案だが、「着古した衣類で出かけて、現地で買って古着は捨てるのがおすすめ」という話は私は反対。
買うのは良いが、現地で捨てるということには抵抗があるからだ。
さて、年末年始、出かける予定はない。
それでも、いつでもすぐ出られるように、少しずつ準備をしようと思っている。
実際には直前にバタバタとやって、必ず私の場合忘れ物は絶対あるし、後悔してしまうような洋服のコーディネートになったりしちゃうんだろうなあ、と。
しかし、旅は非日常だからこそ、ちょっとしたアクシデントは返って楽しむほうが良いのかもしれない。
リスク対策などポイントは押さえつつもバッファは確保し、ちょっとゆるいくらいが丁度いいと感じる。
「心を穏やかにし、鎮める旅がしたい」というのが今の気持ち。夕暮れの空の色や冬の到来の強い風に吹かれたりしながら、自然が創りだす美しさに圧倒されたい。
日常からわずかの時間でも離れて得られる ”心を整える時間” こそが私の「Better Life」なのだから。