連休3本「読書の価値を考える」読書というパラダイスをさらに磨く「つまらない本」をどう読むか?の攻略【紙上講座①・読書論】

【ブログ新規追加237回】

新年仕事初めを難なくやり通せた今週。

今後、1都3県に発出されるであろう、2度目の「緊急事態宣言」の内容にヤキモキしつつも、現場では、新年の挨拶を毎日、元気に淡々と繰り返してきた。

「ああ~、これがわたしの仕事の現場だわ~~」と、客先への訪問を一件、一件終わらせるたびに、喜びを噛みしめる。

この先、コロナ禍だろうと、出版不況だろうと、抗い続けて仕事に邁進する腹づもりでいるのだ。

さて、七草粥も終わった(実は食べず・(´;ω;`)ウッ…)今週末、3連休だと?何だか、あんまり仕事もしてないのに、休んでばかりじゃあね・・・。

せめて、このブログでは「読んで役に立つ」「あなたの時間をムダにしない!」とか、普段から言っているのだから、連休3日間は、「読書の価値」を考える記事を書いてみよう。

せっかく買ったのに「つまらない本」だったら~「つまらなさ」の料理法

「つまらない」という負の感情は、人との関係とかにも良く似ていると思わない?

大昔、こんなことがあった。

友人の結婚式の二次会での出来事。友人が、あの人、この人と色々考えて、より良いと思う席順を決めていたのだが。

当日になって、丸いテーブルに8人の男女。わたし達夫婦とその他3人づつの独身男女。

もちろん、知らない人も数人含まれていた。

友人のかなり近しい友達だと思われる男性から突然発っせられた一言。

「この席、つまんない!どーしてこんな知らない人ばっかりの席にしたんだよ!」と、友人に文句の矢を吹いた。

友人は、自分をよく知る人間だから、知らない人同士でもエピソードなどを交えながら気軽にムードメーカーになってもらいたかったんだと言っていた。

しかも、その「つまらない」発言の彼は、その後、他の席を渡り歩き、すべての席で「つまらない」を繰り返して結局、元の席へご帰還(笑)

何が「つまらない」だったのか。そんなに人のお祝いに自分を投影したかったのだろうか。

とても哀れな幕引きだった。

彼が回遊中に、わたし達の席では、7人がみんなで友人夫婦のエピソードを順々に語り合いながらとても話が弾んだ。

さて、本題の「つまらない本」だが、せっかく身銭を切って買った本が最後まで読めないことは、わたしにも良くある。

人との関係に似ていると言ったのは「たまに生理的に合わない人」がいるのと同じで、本の場合も「嚙み合わない本」というのが、存在してるのだ。

しかし、人間関係と決定的に違うのは、本の場合は「つまらなければ、即シャットアウトできる」ということだろう。

いとも簡単に、というかお手軽に。だって、本を、またはネットを閉じるだけだから。

わたしも年間300冊は目を通す書籍。その中の約10%は、そういった肌の合わない本がある。

では、「つまらない本」の価値の見い出し方を書き出してみよう。

                ☆彡

① まず、何が「つまらないのか?」を5秒で考える。(文章の語り口、文体が合わない、紙の質、厚さ、タイトルが本文の表すのとの相違、電子書籍の場合はデザインの好き嫌いなど)

② 続けて読むか決める(再度、目次に目を通す)

③ 続けて読まないと決めた本は、せめて大見出し、中見出し、小見出しまでざざ~~っと目を通す。

④ 続けて読まないと決めた本の表紙、カバー、奥付、帯や最終ページ、あとがき、値段などすべてをこれまたざあ~~~っと見て終了。

お気づきだろうか。①~④まで、すべて読んではいない。「見ている」のだ。(笑)

ここまでで、ものの5分とかからないだろう。

これで、読みたかったけど「「つまらない本」に格下げされた本の成仏ができるのだ。

                ☆彡

どう?何だかスッキリしない?

こんな独自の本の読み方=見かたもあるってことをいつか、書こうと思っていた。

冒頭に触れた、「つまらない!」を連発して、周りからひんしゅくを買ってしまった彼も、すぐにシャットアウトせずに、周りへの興味を発揮して「つまらなさ」の攻略ができたら、良かったのにね。

結局、「つまらない」と感じるのが悪いのではなく、簡単に自分の嫌い!という思いを発したために損をしてしまった。

本でも「買った金額を取り戻せ!」ということではない。

食わず嫌いは結局、大損」をするから、本が好きならば、本の価値を上げるためにも、自分なりの攻略方法を持っていた方が断然よいだろう。

● 最後に

つまらない本も最後まで目を通す努力が、寒いこの3連休にやりがいに変わるかも(笑)