「ストレスフリーへの道」にはアドラーを・「力を出し切りたい時」はジョブズを / 2冊一挙に紹介【選書・自己啓発】

【新規追加251回】※お知らせ / 1月25日(月)~1月28日(木)サイトメンテナンスによりブログ休止いたします。1月29日(金)から通常更新してまいります。

ストレスフリーへの道を実現するならこの本!

2021年、わたしの掲げた目標は「ノンストレスで暮らす」だ。

今のところ、さほど、ストレスもなく、風邪もひかずいい感じ。

もちろん、日々、小さな出来事や仕事に頭を悩ませるのは今までと何ら変わりはない.

あえて「ノンストレス」と掲げたら一気に注力することが叶い、小さなストレスでも見逃さないで、取り除くようにあれやこれやと手を尽くした結果、心身共に大変に良好じゃん!(笑)

以前から,ストレスを感じる時の自分の心の在り方が大事だと思い続けてきた。

人のせいにしないことで、自分ごととなるんだから。

ただ、そういう時に「考え方・捉え方」が正しくないと、ものすごく辛い心境に陥る。

ノンストレス解消への道すじを見つけるには最良の一冊を紹介しよう。

アルフレッド・アドラー「人生に変革が起こる100の言葉」小倉広・著(ダイヤモンド社)

⦿ 書跡概要

アルフレッド・アドラーはフロイトやユングとも並び称される心理学の巨人と呼ばれる。

しかし、あまり日本では知られていなかった。今でこそ、何冊も良書が発刊されているが、この書籍が出た当時は知名度も低いものだった。

スティーブン・R・コヴィー7つの習慣』やデール・カーネギー人を動かす』をはじめコーチングやNLPの源流でもある。

いわば「自己啓発の父」とも呼べる存在だ。

心理学者ならではの人の思考や行動から読み取る鋭い論説が舌を巻く。

人と人がどうコミュニケーションすべきか?生きずらい世の中で意味不毛に悩まず、翻ってこの書籍を「お守りがわり」にするなんて人も多いんだとか聞く。

それでは、本書の内容を羅列していこう。

すべてあなたが決めたこと(自己決定性について)

そのままの自分を認めよ(劣等感について)

感情には目的がある(感情について)

性格は今この瞬間に変えられる(ライフスタイルについて)

あらゆる悩みは対人関係に行き着く(ライフタスクについて)

家族こそが世界である(家族構成について)

叱ってはいけない、ほめてもいけない(教育について)

幸せになる唯一の方法は他者への貢献(共同体感覚について)

困難を克服する勇気を持て(勇気について)

他人の課題を背負ってはいけない(課題の分離について)

さあ、どうだろうか?10の問いかけに、人間の人生すべてに関わることがらばかりが書かれているのだ。

例えば、こんな一説がある。

⦿ そのままの自分を認めよ~から「世話好きな人は、単に優しい人なのではない。相手を自分に依存させ、自分が重要な人物であることを実感したいのだ」と。

現代で言えば、承認欲求などが、これにあたるのかしら(笑)

どう考えて動けば誠心誠意相手に伝わるか?狡猾な考えや動きは誰にでも見破れそうなものだが、アドラーいわく、「人の心は天国と地獄を行ったり来たりする」

自分に自信がないとか、人生の目的を見失っている五里霧中の人には、まさしく闇を照らす灯になる一書だ。

「アドラーに出会えたなら、もう大丈夫」ってね。

      

                ★

●全力を出し切りたい時に読んでほしい本

言わずと知れた米アップル創業者、スティーブ・ジョブズの名言を集めた一書を紹介する。

スティーブ・ジョブズ~人生を変革する言葉~産業界の革命児に学ぶ世界を変革する力(発行所・株式会社ダイアプレス)

⦿書籍概要

産業界の革命児・スティーブ・ジョブズ。

彼の残した事績と言葉は、時に激しく、時に夢あふれるものだった。

その過激な生きざまの本質とは何だったのか?

本書はジョブズの語った言葉を可能な限り網羅することにより人物像を色鮮やかに浮かび上がらせている。

ビジネスの局面でも実生活の面でも、ジョブズの言動から学べることは実に多い。

さっそく、各章の大見出しを書き出してみよう。

第1章 発想を転換せよ

第2章 意識を変革せよ

第3章 自分を信じよ

第4章 希望を持て

第5章 仕事にくらいつけ

第6章 リーダーの条件

第7章 人生の意味とは

例えば、第3章「自分を信じよ」から、抜粋してみよう。

~点が将来結びつくと信じなくてはいけない。信じるものを持たなければいけないのだ~

この名言の解釈はこうだ「起こったことにはすべて意味がある。そう信じてこそ経験を活かせるのだ」と。

側近たちのエピソードも興味深い。ジョブズの「得意技」は非常に複雑なものを単純化する思考だったり、モノづくりだったのだそうだ。

究極のミニマリストだった。

生活面においてもお金への興味はほぼなく、部屋の中も家具などはなく寝室に小さなベッドが置かれていただけだった。

ジョブズは「モノというのは、ピュアでパーフェクトでなければならない」が口癖だった。

そして、常に情熱はあるか?夢をあきらめるな!と、強烈なリーダーシップを奮ったのだ。

側近のひとりが言う「彼の頭の中は世界を変えるインフラの実現でいっぱい」で、その野望が使命に変わったのだ。

いつだって世界が相手。

                 ★

明日から数日の間、全力を出し切りたい仕事が待っている。

それにはあくなき使命感に突き動かされたジョブズ・56年間の人生を読み、勇気とやる気を注入した(笑)

今日の2冊が、これから先の人生に役立つように願っている。

これを読むと、簡単に妥協とかできなくなる。

自分の「やりたいことのみに集中」しよう!