【ブログ新規追加253回】
執筆に明け暮れた今週、近所の友達が、こんな絵本があったよ・・・と、届けてくれた。
『ひよどり山物語』三十田 岳・著(市内在住)
へえ~~~、面白そう。
と、その日のうちにパッと読ませてもらったのだ。
絵本というよりは、郷土の山と森の住人たち(ひと・どうぶつ・しょくぶつ)の暮らしと、命を守るために池の鎮守をお守りすることや、山と森を守ることの大切さを延々と説く解説本。
ひとつの話がちょっと助長的で、話の元がなんだっけ?とわからなくなっちゃう(笑)それでも、まじめにその状態で書くものだから、落としどころがまったく見つからなかった。
昔の話が第一章とし、なぜだか、第二章では、現代の中学生男女が話の中心となる郷土の森のお話。そこで完結していた。ちょっともったいないかなあ~~~。
もうちょっと、話を展開すればさらに面白くなりそうな作品だ。
例えば、第一章とか分けずに現代から古代に時代を駆け巡るファンタジーとか、拡大して一本にまとめるとか。
ちょっと、気づいたことを書いた。
⦿『ひよどり山物語』の簡単レビュー
むかしむかし、戦国の世に兵を集めたという里山(兵取山)があった。
そのふもとには日照りに備えた弁天池という沼がある。
沼にたどりつくためには、森の真ん中にある「要石」を通りすぎなければ。
万が一、迷うと恐ろしいオオカミ谷に入ってしまうとさ・・・。
ちょっと怖い沼の話から始まるよ。
☆彡
ひよどり山(都立小宮公園)の名所を案内しよう。
⦿ 弁天池の由来・・・溜池は天明の大飢饉(1782~87)のときに新田開発のため八王子千人同心頭の萩原氏が掘ったものだ。
現在の「ひよどり山」は都立小宮公園全体を指す。物語オオカミの谷は大谷といい、そこにわたし達は住んでいるのよ。
ひよどり山の麓に弁天池は存在する。
池の水も随分減って、木々が生い茂り鬱蒼としてるが、住宅街からも見えるその場所は、昔ほど危険な谷ではなくなったのだろう。
亀が数匹いるだけだが、灰色のヒヨドリが沢山いたとも?
雑木林ホールの展示で過去に熊や狐もいたことがわかる。
数年前には雉やハクビシンをよく見かけたし(笑)
わたしの家の玄関先や駐車場にも雉が遊びにくるような、自然たっぷりな場所だ。
野鳥のさえずりで目を覚ます春が待ち遠しい。
⦿ 東京銘水湧き水・・・東京湧き水57選にも選ばれている郷土の水。
夏には、沢蟹も見かける(驚き!)
弁天池も湧き水もすべて、昔のまま。格別に美しい新緑の季節にどうぞ。
ぜひ、都立小宮公園へお越しください。
⦿ 東京都立小宮公園
所在地 / 〒192-0043 東京都八王子市暁町2-41-6.
そんなひよどり山をつい、先週登ったばかりだ。
記事を再登場させよう。