【ブログ新規追加261回】
6年前、母を2月3日に亡くしてから、我が家では節分の豆まきはしなくなった。
朝一番で墓前参りをし、母の好きだった桃のシロップ煮や日本酒を用意し恵方巻を購入して、3人で母を偲ぶ日となっている。
大半の女性にとって、親を看取るというのは、「介護が終わる時」である。
大きな節目だったな・・・と、今でも感じる。
もう、母を思い出してセンチになるとかはなくなったし、あの家じまいの大変さも忘れつつある。
時間の経過がそうさせるのだろう。
● 100歳まで生きると決定したら何をする?
5年間の介護が終わって、わたしに訪れたのは「ポッカリと空いた時間」だった。
よく友達との話題に、「100歳まで生きられるとしたら何がしたい?」とか「今までで一番楽しかったのは何歳の時?もし戻れるとしたら何歳?」 なんて話しで盛り上がることが結構ある。
以前は、実際私は100歳まで生きたくないなあ・・・と、思っていた。
それは、自分が若いと思って生きている証拠でもある。時間はまだまだ無限にあるように思い込んでいたのだ(笑)
今では、100歳まで生きたい!と念願している。
『ライフシフト~100年戦略』リンダ・グラットン(著)
詳しい書籍概要は文末に以前のブログを添付しておく。興味のある方はぜひ。
気がつけば、こうして文章を書くことで苦楽も雑念もつかの間だがすう~っと消えている。
これからの自由な長い時間を、「ストレスなく感傷は軽い思い出に留めて、今までどうりしぶとく、我慢強く生きていこう」と考えている。我が母のように。
慎ましくもすっきりと生きた自慢の母だった。
そんな母を思い出し、見習い、つらい気持ちがあってもお腹の底にしまって、それを自分の生きる力に変えて行こう。
※2017年の記事から→「新年、100年ライフを目指す!」ライフシフトの具体的な内容をレビューした。
女性の節目はいつだって心を前向きにさせる。