【ブログ新規追加266回】
2月と言えば、節分・立春とあって寒さが募る季節だが、気分的にはバレンタインデーが一番、心躍るイベントではないか?と思う。
昨今、10月のハロウィンがバレンタインデーを凌ぐ勢いだがそれもつい最近のこと。
日本型バレンタインデーは過去50年から現在に至るまで、女性は男性への思いを繋ぐこの日のために、チョコレート選びに余念がない時期なのだ。
※ 日本型バレンタインデーの歴史→https://www.takashimaya.co.jp/shopping/gift/story/A15970/A18001/ 資料先
● バレンタインデー・どきどきの一日
バレンタインデーには淡い思い出がある。
中学2年生の時、同じ中学校の同級生に、ちょっと好きな男子がいた。
その子に14日の夕方、浅川の河川敷に来てくれるように電話で呼び出して、無事に手作りチョコを渡すことに成功したのだ。
ちゃんとしたバレンタインデーは、これが初めてだった。
期待していなかったホワイトデーでは、メリーの詰め合わせをお返しに頂いた。
それから、進路は別になっていったが、確か高校2年の終わりぐらいまで青春を伴にした。
今ではその男子は、わたしの小学時代の親友と結婚したと聞いている。
懐かしく、少しだけくすぐったいような思い出。
● バレンタインデーとのつきあい方
毎年の行事で、今ではレシピ参考にいそいそと手作りすることもない。
まあ、風化しない程度に大人のたしなみで、夫や息子には高級チョコレートに何かもう一つプラスして買ってあげている・・・時もあった(笑)
我が家ではバレンタインチョコもおせち料理と一緒の分類になっている。
意味合いも在り方も変わってきて、この時期の食べ物風物詩の一つにすぎない。
それでもやっぱり、世界の名だたるパティシエの作るボンボンショコラなどの格別美味しいことは疑うよしもない。
ワインの世界的ソムリエ、田崎真也氏がある対談で語っていたのには、「男性の場合、糖分はアルコールで摂取している人が多いのでは?と思われるが、それでも甘い物好きの男性は年々増加中だ」と。
田崎氏曰く、フレッシュな生クリームがたっぷりと入ったロールケーキなどにはやはり目がないのだそう(笑)
最近では、スイ―ツ男子やスイーツ親父が当たり前。男性のほうが良く食べているなんてことも・・・(笑)
また、先ほどの田崎氏の話では、スイーツとワインを合わせる時は、同じくらいの甘味を持ったものを合わせることが美味しく頂くポイントだそう。
へえ~・・・
● 有名パティシエのパーティーで出会った大人スイーツの頂き方
数年前、都内のある洋館で開催された、ショコラパティシエの辻口博啓氏のパーティーに行った時。
ウエルカムドリンクとウエルカムショコラが素晴らしかった。
辻口氏の新作ショコラに合わせたのは、甘味の強いスペイン産の赤ワインに、オレンジとシナモンスティックを入れたホットワイン。
寒い2月のこと、どれほど、そのウエルカムドリンクとショコラが身体を温めほぐしてくれたか。今でもその深い味わいはしっかりと記憶している。
そのあとの晩餐会では、イタリアンのフルコースを頂き、新作ショコラはお土産となってわたしの家までたどり着いた。
あの味を再現はできないけれど、高級チョコと南フランスの「ミュスカ」なんかを合わせてみたいもの。
これぞ!大人スイーツの醍醐味よね。
マスカットのフレッシュさは、案外濃厚なチョコには合うのではないか?と秘かに思っている。
● チョコレートを健康的に取り入れるのがトレンド
チョコレートのカカオ効果というか、今やカカオ75%など純性カカオ率の高い商品が目白押しだ。
我が家のように夫の減糖制限が必須の場合は、純性のカカオ率の高いチョコレートがおススメだと栄養士さんから聞いた。
最近は医療絡みで、受験勉強や健康管理にもチョコレートを積極利用しよう!との広告を目にすることが多い。
身体に良いポリフェノールの量が赤ワインやりんごなどより多く、美容や健康にも良いことは周知のとおり。
昔から、女性のツールのひとつだったチョコレート。
今や、勉強・スポーツ、健康管理をも司る武器にもなった。
いやはや、チョコレートの多方面での威力には甚だ脱帽!
この際バレンタインは、いつものフワフワスイーツをちょっと横において、大人ならではの別腹思考で、高級チョコやお酒と一緒に楽しむ、とっておきの2月にしよう。
でも、かわいいショコラも別腹でね(笑)