【ブログ新規追加295回】
家からすぐの低山「ひよどり山」のシンボルツリーである「コブシ」の花が満開を迎えた。
※ コブシとは・・・和名を辛夷といい、学名をマグノリアという。モクレン科モクレン属の高木だ。早春に他の木々に先駆けて白い花を梢いっぱいに咲かせる。(wikipediaより)
北海道から九州、朝鮮半島南部の山地に自生する落葉性の樹木で、高さは大きくなると20mにも達する。 3月中旬頃に葉が出てくる前に6枚の花びらをもった大きくて白い花をたくさん咲かせる。 花には芳香があり、満開時期の枝いっぱいに花を付けた様子は遠目からもよく目立つことから、田園などではシンボルツリーとして重用されている。
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わさわさと、日常を時間が通り過ぎて行くけど、この春告げる樹木の花を見逃すわけにはいかない!と、昨日朝、仕事に出る前に一目見ておこうとひよどり山へ。
大木が離れて3本ある。一番大きい樹木の傘の下に小人みたいに入る。どんどん散っている花の姿を写真に撮りたかった。
ハラハラと散るその様は、まるで雪が降り注いでいるみたいで印象的。
しかし、散る花を撮りたかったのだけど、ふ~ん、難しい。
樹木の花を撮るのがまだまだ苦手。どこをどう撮ったらいいのかわからなくなる(笑)
そんな時は、写真映りからいったん引いて、花の香りや形を楽しむ。
コブシの花にも薄っすらと、青臭いバナナみたいな香りがある。花そのものより、枝先をチョッとへし折り香ってみる。
少し、埃くさい、青臭さはまさに「春を告げるため」に咲く花の香りだ。
小さなベンチで、散り行くコブシをしばし見届ける。
今日の午後から明日の一日は春の嵐だそうだ。雨と風にやられてしまう。
柔らかな白い花がきれいなうちに見ておきたかった、たった10分間、至福のボタニカルタイムだ。
では、また来年、ここで会おう。