【ブログ新規追加373回】
毎日、無意識に通り過ぎている日常。
昨日と今日と明日は続いていると、誰もが信じて疑わない。
一方で、一日ごとに終わる=死ぬという禅の教えも存在する。(要するに瞬間、瞬間を生き切る教えだそう)
この5月、二人の人生の大先輩を見送った。
悲しいけれど、お別れをじっくりと味わうことができた。
こういったことは、もう50代に入ってから増えつつある日常だ。
心の隙間に寂しい風が吹き、同席した方々と、故人の思い出を語り合い涙する清らかで靜かなひとときだ。
家や仕事があること。
家族がいること。
今の状況が当たり前で、これからも続いていくものだと思っていると、今日一日、その一瞬一瞬を味わえず流してしまいがちだ。
だから、わたしは二人の大先輩を見送るにあたり、自分の周辺情報を一旦遮断した。
差しさわりのない(自分が出ていなくてもOKな)オンラインミーティングはお断りし、メールも出さず、SNSもこのブログをアップするだけに留めた。
他の投稿をほぼ見ないで、数日の間、故人の思い出を手繰り寄せる大切な時間を作り出した。
こうして、ちゃんと向き合うことで、心の整理ができ精神バランスが保てる=心の切り替えがすんなりできた。
次へ行くためのささやかな儀式だ。
★
毎日、仕事や人間関係など、目まぐるしく様々な思考の渦にいる。
前の晩に色々と考え過ぎて頭が一杯になった状態で、深く眠れなかったという経験は誰にもあるはず。
深く眠れなければ翌日に脳と身体に疲れが残り、日中のパフォーマンスに影響する。
力が発揮できなかった時は、充実感を味わい損ねる典型だと感じる。
いったいどうしたら、その日の疲れを翌日に持ち越さないようにできるのか?
今、コロナ禍で親しい友人と呑んで憂さ晴らしとかはNG。
だから、ひとりでできる「心や頭を正常にリセットして身体の疲労を分解する術」を持とう!という提案だ。相変わらずお金はかけないんだけど(笑)
で、考えた。こんなリセットはどうだろう?
① 机の周りを片づける
机の周りの状態は、心や頭の状態を表すバロメーターだと、以前どこかの記事で読んだ。
何とかしなければいけない案件や悩みが深くなると、机の周りが乱れるのだと書かれていた。
• 決めては、「完全にやらない」→毎日5分掃除とかで楽々よ。
適切な資料が見当たらないので、「そうそう!これはいいかも!」って、思われたら、やってみて(笑)
② リセット日記を書く
毎日書かなければ・・・という縛りは一切なし。
心や頭をリセットしたい時だけ開くリセット日記。
言わずもがなだけど、見られたらど~しよ?とかムダな労力がかかってしまう場合はダメかも。
わたしは、このブログを毎日、思いっきり書くのが、完全リセット術なの。よーするに毒だしのために書いてるの。そして、
• 決めては、「書いたら忘れる」これに尽きる。
書く作業で頭の中の考えや、うやむやを一旦外に出せば「あ~ら、何だかすっきり!」よ(笑)
日記を書く目的は「心のリセット」にあるのだから。
③ アクティブ路線ならば、一人で運転して片道2時間範囲のドライブを楽しむ。
神経を使う車の運転は、鬱々した気分だろうと、常に事故に遭う危険にさらされているものだ。そこを踏まえた上での「憂さ晴らし」に一番適しているのではないだろうか?
行先の一工夫は、景色が堪能できるとか、歴史的建造物があるところなどがいい「憂さ晴らし」の場所になる。
• 決めては景色を堪能したら、「よし!リセット完了!」と号令してサッサと帰ってこよう。
お供の音楽は1970年~1980年代のCity popがいい(Epo、大滝詠一や山下達郎、竹内まりや夫婦など)
どのアーティストの歌詞も、ほぼ、おしゃれだもん。
🎶冷蔵庫を開ける~冷えたトマトを食べるだけでおしゃれ。
🎶信号が赤から青に変わっただけでストーリーが始まるのよ(笑)
🎶車から見える何でもない鉄塔が東京タワーに見える!
そんな幻想が訪れる懐かしい曲たちを存分に聴きながら、片道2時間のドライブを楽しんでみて。
絶対楽しいよ。
と、3つのひとりでする心と頭のリセット法を書いてみた。
やってもあまり効果の期待ができないのが一人酒。
お酒で憂さ晴らしは意外なほど、悩みを解消しないものなの。かえって酔いが覚めたら、さらに悩みが深くなってる・・・(泣)わたしの長い飲酒生活から言えることよ。
毎日、寝る前までに、心と頭のリセットするのを習慣にすれば、日々新しい気持ちで、一日や一瞬までも味わい尽くせるのではないだろうか?
太陽は毎日新しくなっているわけじゃないでしょ。それでも、太陽が昇れば新しい朝が来た!と思うよね。
どれだけ、前の日の疲れや悩みを持ち越さないかが大事な観点だろう。
どーしても、持ち越している悩みはこの3つ(机の掃除・日記を書く・車で2時間ドライブする)でリセット。
梅雨前の今、さっそくやってみてね。