【ブログ新規追加475回】
• 45歳定年案 進む人材の流動化(Yahoo! Japan Web ニュース 9月13日)
簡単に記事のレビューをする。
2年あまり続いている新型コロナウイルス感染の影響から雇用の変化が後押しされている。
政府の会議メンバーも務められてる新浪剛史氏(サントリーホールディングス社長)の口から飛び出したのが「45歳定年制度」だ。
9月9日、オンラインで開催された「経済同友会・夏季セミナー」では、経済界だけでなく、一般人的に著名な経営者の方々も同席した。
そこで繰り広げられた話に「45歳定年案」というフレーズが飛び出したのだ。
また「日本が三流国に陥らないためにどのように変わるべきか?」という議題を中心に話合われた。
キーワードは2つ。
① アジャイル
オイシックス創業者の高島宏平社長(オイシックス・ラ・大地)の発言では、「先の見通せない時代には、いかに社会をアジャイル化するかだ」といわれた。
※ アジャイルとは・・・「素早い」「俊敏な」という意味。反復(イテレーション)と呼ばれる短い開発期間単位を採用することで、リスクを最小化する開発手法のひとつ。資料先→https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/column/01_agile.html(NEC/アジャイル開発とは?)
高島氏は、先の見通せない社会にあっては、「よく考え抜いてから実行する」というのは難しいと。
「まず、やってみる」というアジャイル型が向いていると発言されたそうだ。ご自身も「たくさん失敗して、方向転換して、よりよい方向に」という考え方。
「失敗を許容する文化」が必要だと論じられた。
② 45歳定年案
45歳定年案とは・・・新浪剛史氏(サントリーホールディングス社長)が言われた話。
「定年を45歳にすれば、20代、30代でみんな勉強するんですよ」と。さらに「自分の人生を自分で考えるようになる」とも。
「自分の人生を自分で考える」・・・これは、一見すると誰でも「当然だよ。みんな考えているんだ」と言われてしまいそうだが、本当にそうであろうか?
新浪氏は「雇用市場は従来モデルから脱却しなくてはいけない。その一環として定年退職の年齢を45歳に引き下げる。こうなると、個人においては会社に頼らない仕組みを持つ(勉強する)必要に迫られる」と。
今、企業も個人も社会全体が変化のチャンスを迎えたのだ。と閉められた。
セミナーの記事内容からの抜粋。本日発なのであえてリンクせず。
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昨日、定年後を考える記事を書いたばかりだ。
そして、今朝の経済ニュースで、なんと「45歳定年案」というフレーズが目に飛び込んできた。
社会は、自分が思うほど「のんびり・ゆったり」はしていない。また、そんな風には今では、誰も思っていないだろう。
しかし「45歳定年」は誰も考えてはいなかったのではないか?
わたしは、昨日の記事を書き起こす際、「定年制度」が変わる未来を予想して書いてはいなかった。
要するに、今それぞれが置かれているリアルな状況で、定年を迎えてしまう前に行動しよう!という喚起の意味合いを強く押し出した。
確かに「45歳定年案」が施行されたら、大学は勉強に迫られた若者だけでなく、中高年にも門戸が開かれて大盛況となるだろう。
新浪社長がいわれる「自分の人生を自分で考えるようになる」という素敵な人でいっぱいな社会になるかもしれない。
今朝、この記事を読んでわたしは「ワクワク」したよ。
みんなが「自分の好きな勉強を熱心にして、失敗を許容し、やりたい仕事が、見つかる、仕事が作れる」と。
朝からいい記事を読めた。