【ブログ新規追加504回】
今日、とても暑くてちょっと辛かった。仕事から帰ったばかりだけど体中に熱がこもってしまっている。
しかし、もう10月中旬。
世間的には「秋真っ盛り」で、暑かった夏はとうの昔にわすれちゃった。で、あっという間に冬を迎える。
最近、感じることは「秋の短さ」かな。年々「秋」が狭まっていると思うのはわたしだけ?
東京都に住んでいるからといって冬が厳しくないわけではなく、わたしの住む東京はかなり寒さが厳しいところだ。
空もどんよりで寒さがキツければ気持ちも滅入るばかり。外仕事があるわけで、ただひたすらゴロゴロダラダラとはできない。
それでも、前向きに「春になったら頑張るよ!」とか今でも無意識に唱えてしまうフレーズだ。
子どもの頃はずうっと、どこかの神様に誓って生きてきたんだよ(笑)
• 生きるということは、次の季節を思い巡らせて暮すこと
昨日、近所の森で「冬支度」の風景を写真に収めた。
それは、数年に渡って夏場に成長した樹々の伐採と伐採後の木を薪にする作業だ。
家に薪ストーブがある親戚の家では、5月の連休やら、夏のお盆などに家族総出で家の周りの樹々を伐採して、薪づくりに精を出す!というのである。
わたしの実家のまわりにはそんな風物詩があった。田舎の暮れには薪割りをして、そこで餅つきをしたもんだ。
かのアメリカ女流作家 ターシャ・デューターは、来る冬への想いをこんな風に話していた。
「わたしの生活を支えた、文章の仕事や絵の仕事は、冬の間に集中して行いました。それは、春になったら、庭仕事に没頭できるようにと。冬の時間は生活を立てるための大事な季節の贈り物です」ターシャの言葉
ああ・・・なんと素敵な暮らし方だろう。
作家であり庭師であるターシャの年間サイクルは、寒い秋冬はしっかりと書き物に集中する。春夏は森や庭の植物を繁栄させるべく手を入れる。この2つがルーティンされるのだ。
しかも、飼っているヤギやニワトリの世話(ミルクしぼりや卵ひろいや放牧)は一年中あるし、草刈りや土壌づくりも一年中やっているのだという。
これなら、暇を持て余すなんてありえない。かえって忙しい一年を心行くまで楽しんでいたのだろうと考える。
ここで、冬を楽しむ村の住民たちを描いたターシャの絵本を紹介しよう。
『コーギビルのいちばん楽しい日』ターシャ・デューター・著(KADOKAWA)
• 簡単レビュー
タイトルのコーギビルとは、ターシャが生み出した架空の村。コーギビルの住民たちが、クリスマスに向かって、どんどん冬支度をし、盛り上がって行く様子を描いた作品だ。
☆彡
ターシャは作家として生計を立てられていたのは、かなり恵まれたことだっただろう。
しかし、そこには「森を持ち広大な庭に一年中花を咲かせる庭園を造る」という壮大な夢を実現させるために、自分のできる「創作」という世界で仕事得ることを子育てが終わった後から始めたのだ。
なんと絵本作家となったのは70代!
素晴らしい!としかいいようがない。
• 冬ならではの楽しみを見つけよう
秋の間に来るこの冬の「家時間」「衣類・ファッション」「旅」の楽しみ方を考えてみるのも楽しいもの。
「家時間」では、今年こそ、冬のケーキを上手に焼くとか(わたしは、オートミールをふんだんに入れたキャラメルケーキに挑戦したい!)
「冬ならではの衣類・ファッション」では今までやったことのない防寒着を取り入れるとか(わたしは、今までかぶったことのないキャップをワークマンで買ったよ(笑)
「冬ならではの旅」では、冬の軽井沢にクリスマスの準備用品を買いつけに行くとか(わたしは、冬の京都へひとっとび!と夢うつつ)
こんな感じで、来たる冬を楽しむ毎日にシフトしよう。
準備良ければ、季節に一番乗りできるよ(笑)