【ブログ新規追加587回】
わたしのブログのコンセプト(全体を貫く観点)は、「本」の紹介である。
出版営業という本職からも「本」に関係する話や情報が一番ふさわしいと考えたからだ。
で、新聞の広告もとても大事な今の世相を繁栄するツールだと常々思ってきた。
今朝の日本経済新聞の元旦号を開いて「おや?」と、感じたのが、トップの写真の書籍広告だった。2019年、ビジネス書籍年間ベストセラー獲得。
すでに3年前の発刊だ。今に必要なのだろうか?
この書籍の根幹にあるのは「娘と父の攻防」であり、大学生になっても己のやりたい仕事が見つからず悶々とする娘に対して、ビジネスの基本や考え方の一切をまとめたテキストだ。
しかし、その内容はテキストなどではなかった。一本の家族の歴史をまるで映像で見せつけられたかのような精細な文章だった。
以前、このブログでも紹介したことのある書籍だ。記事の再度アップをしておこう。↓
当時のわたしが仕事で受けた不遇と心境をこの書籍を交えて書いた一本だった。
今、コロナ禍で誰もが将来を描きにくくなっているそうだ。
今朝の日本経済新聞の記事にも「競争・再挑戦・成長」の好循環を生むには?とか、「コロナ禍の間に生活や仕事を立て直すには?」とか。
新聞記事自体が、こういった難問を解いてくれるわけじゃないのは誰もが知っている。
それでも記事から問題提起を受けて、自問自答したビジネスマンは多かったのではないか?と、わたしは感じた。
そういった記事の真下に、さきほどの「苦しかったときの話をしようか」の大々的なセールスが出ていたんだ。
そうか、そうだよね。みんなまだまだ苦しさの真っただ中なんだもの。
どうやって苦境を乗り越えたのか?
その時の心境をつぶさに語った、こうした書籍がまだまだ困難に悩むビジネスマンに売れ続けているんだと改めて知った。
で、以前の記事には「苦しかったときの話をしようか」の書籍レビューやAmazon広告も載せてある。ご興味のある方はぜひ、記事を開いてみて!
お正月は、仕事や人生をゆっくりと振り返る有意義な時間が取りやすい。
そんな時にぴったりな一冊の紹介。
今年もジャンルをまたいでどんどん書籍のレビューや紹介文を書いて行く。
どうぞ、楽しみにしていてね。