【ブログ新規追加696回】
連日、TVで捜索の映像が流れている「知床遊覧船」の遭難事故。
今、ニュースを見ていて「えっ?」と、本当にびっくりした現場でのできごと。
それは、船会社はその日の天気予報を全く把握せず、船を出したというのだ!
観光船の船舶会社で、どーしてそんなずさんな運営ができるのか?
絶対にあってあならない準備不足な現場だった。いくら、船の定期検査を3日前に通過していても、操縦する人がなぜ、自分で天気の確認をしないのか?
まったく疑問だらけで、気分が悪くなるほどだ。
亡くなった方や未だ見つかっていない方々は、どうしようもない人災に出くわしてしまった。
残されたご家族の皆様は、沈没した船自体が見つからない状況の中、やりきれない思いを抱いて堪えていらっしゃるんだろうと察する。
まさに「油断大敵」だ。
「自分だけは大丈夫」という個人主義のお強い人は、命に影響する仕事はしちゃあなんねえ。
とか思うし(怒)
細心の注意力が働けば、船を出さないという判断ができ、かなりの危険も回避できたのではないだろうか?
実は、22年前、瀬戸内海で嵐の中出航した船に乗り、船内で大きく揺さぶられて鉄骨に激突し、あばら骨を折ってしまった経験がある。
その時、夫が船会社に「嵐で出航したために大けがを負った」という旨の事故報告と損害賠償請求の件をメールで入れたのだ。
すぐに船会社はわたしの家まで愛媛県から駆けつけてきた。お見舞い金(仕事を休む予定の3か月分相当でこのお金が賠償金となった)と菓子折りを持って。
怪我は丸3か月かかって治ったが、今でも寒い時や忙しくて疲れた時は少々痛むんだ。
まあ、わたしが船内でしっかりと掴まっていなかった・・・という油断が引き起こした大けがだが自業自得だとは全く思えなかった。
だから、夫を通して船会社に通告したのだ。
嵐で船が沈没!とかではないぶん事件にはならなかったが、泣き寝入りはしなかった、という話。
★
先週、旅に出る前、大雨が降っていた。ただ、夫はずっと前から長期予報を毎日確認してた。
そして、東京は先週中頃まで雨が続くのだが、信州は降水確率10%とか、風の向きもやんわりで、「こりゃ、大丈夫だろう!」と、夫がGOサインを出し旅行へ出られたのだ。
アウトドアは、お天気をどこまで読めるか?が非常に重要だとこの数年感じてきた。
何度も、旅程を変更したり、数々のアクティビティの予約を取り消したり。
本当に出かけられた時は、お天道様に感謝してしまうもの(笑)
独断で、「エイヤ!」って、無理して出かけても、お天気が悪いとなにかと不便。おでかけそのものが楽しくなくなってしまうもの。
やはり、行動の中心にいる人は、毎日お天気を調べておくことは必須だろう。
いくら気をつけても、足りないぐらいだ。
わたしもさらにお天気を読みとく技を磨いて行きたいものだ。