【ブログ新規追加708回】
GW最終日。以前から約束していた「夫の衣類の整理」をする日なのだ。
我が家では、夫のほうがわたしより断然おしゃれさんだ(笑)
わたしは、合理的で山ファッションで仕事でも、どこでも行くが、主人はそうではない。
明日のミッションは「減らさず、すぐに出せるように収納する」これだそう。たぶん1日かかっちゃいそう(泣)
で、その前に。
以前、観た映画を思い出した。ファッションとアクセサリーに人生をすべてつぎ込んだ、鬼才を紹介した映画だ。
『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』ここには特別編で短縮バージョンを載せる。
94歳のアイリスというおばあさんのファッションと、物凄い洋服やアクセサリーのコレクションを縦横無尽に使かう、何ともゴージャスな企画展の一部始終をフイルムに収めた一作だ。
一目みただけで、「すんごい黒縁メガネ・・・ふざけてんるんじゃない?」と、罵声を浴びそう。
とにかく外見が派手で、派手で(笑っちゃう)ただ、しゃべり方に知性が漂う。
しかも、人生の大半をファッションやアクセサリーを集めまくることに集中した。
そのコレクションを収納するために6つの家を持つという。
名言は「ハリー・ウィンストン(HARRY WINSTON)を買うより、4ドルのプチプラアクセサリーにどれだけワクワクするか!?わからないわ!」というもの。
しかし、映像を見る限りは、彼女のコレクションは限りなくハイブランドばかりだということだ。
プレーンなイブ・サンローランのサマードレスに4ドルで買ったサンゴ色のロングチェ―ンを合わせてご満悦など。
ハイブランドの素材やカッティングの良さを知り尽くしているからできる、「崩しの美学」だろう。
旅行先で集めたものを、次から次へと首にかけたりして楽しんでいる姿は、なんとも可愛らしい。
ブルーグリーンの大粒ネックレスも1本じゃなく、いくつもいくつも同時につけるのよ!
ちょっと某〇パホテルの女性社長を思い出しちゃった(笑)
ただ、彼女アイリスのファッションの何が凄いのか?
それって、それはただの奇抜さを狙っているのではなく、生き様そのものになっているし、ファッションが好きで好きで仕方がないと画像から強く感じとれたのだ。
「こんなコーディネートができるわ。これにはこれはどうかしら?これにはこれを合わせましょう!!」と、こんなコーディネート魂がさく裂する場面を観て、幸せな気分になった。
まるで己をオブジェとして、アート作品を創作しているかのようだ。
アイデアを考える時の彼女の目は光輝いているんだもの。
すんごい大きい黒縁メガネ。
整形はしたことはないそうだ。
顔や首はしわくちゃなまんまで(笑)
でも、頭の中は誰よりもクールだ。
で、このドキュメンタリーは丸4年をかけて作成されたそう。
この映画を撮っていた当時、彼女には最愛の夫(100歳!)がいたのにも
たいそう驚いたわ。
(2022年 国内春夏コレクション から引用。これなら着てみたいし、パンツとサンダルが素敵🎶)
アイリスの略歴はNYのビジネスマン(父)とブティック経営(母)の元に生まれる→NY大学(美術史専攻)→大手出版社に就職(編集者となるが雑用多し)→一念発起してインテリアデザインを学ぶ→最終的には、世界中のアクセサリー収集家として名を馳せる(多くのメディアが彼女のコレクションを利用してきた)
と、こんな豪女を取り上げてみた。
とっても健康だったらしい。体力もあり丈夫な身体と頭を持っていたから、ファッションを思う存分楽しめたんだろう。
上手く行ったね。ファッションと生き方の関係が(笑)