自分の人生の主役になるならアウトプットをしよう!~わたしのアウトプットは読む文脈登山で叶える【紙上講座・文章で主役を目指す】

【ブログ新規追加757回】

人生はインプットとアウトプットの連続。

人間は基本的に生まれてから、ずっとインプットをする生き物だ。

そして、言葉や環境、動作をどんどん覚えて吸収して成長する。

ただ、ふっと思ったのだが、インプットという情報を入れる作業には夢中になれるが、アウトプットは、歳を追うごとに減ってしまうんではないだろうか?

動物の摂理では、「入れたら出す」が身体を健やかに保つためにもっとも重要だ。

情報や日々の出来事も、「入れたら出す」を習慣にすることで、次のステージ(段階)に行けるのだと考えている。

でもさ、食べものを入れたら、出るのはカス(うんこ)でしょ?(笑)

アウトプットって大仰なことを言わなくたっていいんじゃない?とか思っちゃった。

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さて、わたしが考えるアウトプットのあれこれを簡単に書いてみたのだけど、あまりに日常にまみれた(それこそうんこ)文章はやっぱり書きたくない!

できれば、美しい場所への旅や素晴らしい書籍の紹介など、よかったことやおススメのあれこれを書きたい。

そこで、長年の読書遍歴から得た「文脈登山」をやってきたのでちょっとだけ紹介しよう。

文脈登山とは、文字通り、山を題材にした書籍を読み、実際にその場所に立ち、その土地の民藝や神話、神社や仏閣、果ては中世山城を尋ねる独自性の高い旅というか登山をして、それを文章にまとめている。

そのためにブログを運営してきた。

わたしの求める「美しい自然に身を置く」と「知的な行動を追い求める面白さ」が一対となって、味わえるのが、まさに読書と登山であるのだ。

しかも、高山過ぎない山。もう、無理だから。高山は麓から眺める山として取っておく。

これまで、読んだ文脈登山最高峰はこちら『エヴェレスト 神々の山嶺』夢枕獏・作(角川文庫)だ。

(簡単レビュー・世界初のエヴェレスト登頂目前で姿を消した登山家・ジョージ・マロリー。謎の鍵を握る古いカメラを手に入れた深町誠は、孤高の登山家・羽生丈二に出会う。山に賭ける男を描いた山岳小説の金字塔)

以前の書評ブログ↓

わたしなどは、実際には、麓に立つだけなら行けるかもしれない・・・と、夢に描いているのだ。

麓を歩くだけでも充分だし、先に本を読んでいたなら「山脈ならぬ文脈を歩く」まさに文脈登山は想像を掻き立てる最高の趣味となった。

その最高の趣味を熱量を込めてアウトプットしているのだ。

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画家 東山魁夷伯の絵画には、数々の山の麓が描かれている。

代表作の「白馬」の解説を本で読んだことがある。

絶対にこの湖畔に行くんだ・・・と、意気込んだ記憶があるがまだ、達成されてはいない。

書籍には、スケッチした場所や季節も紹介されているが、東山魁夷伯でなければ、あのような幻想的な絵画にはならない。

同じ場所で、同じ角度で描いてもまったくああはならない。だから素晴らしいんだ。

そして、具体的にその場に立つ日を決めて、その日までその場所の勉強を重ねておく。

その場所に立つ喜びは格別なものであるから、山や自然を題材にした作品により多く触れて、どう感じたのかを文章に残すことで、わたしはわたしの人生の主役となれる。

こんな風に文脈登山は登る前から、始まっているんだ。しかも、何を読んでいるのか?などは、SNSを利用して発信できるのだから、アウトプットにはうってつけ。

このSNS発信も意外なほど、ハードルが高いそうだが、そこのところは「楽しんでやれる範囲」で充分。

何しろ、健康的な精神を保つために行うアウトプットなのだから。

例えば、地理や歴史が好きな人にとっては、ワクワクしない理由などあるまい。

「低山(1500m迄)×歴史探訪」とかいうテーマで、本を探して読んで、その地に出向く。

そんな文脈登山、最高じゃない?