何十年ぶりにワンピースを買う~おしゃれ着という概念の復活を祝す【暮らし・おしゃれと付き合う】

【ブログ新規追加761回】

6月30日のお給料日。

朝、銀行で、ほぼ行く先の決まったお金を右から左へ移す。

振込みが多いから、無駄な手数料が発生しないよう、注意深く銀行カードを使って振り込む。

しっかし真っ青な青空。もう、何日猛暑日なんだろう?忘れるほどだ。でもまだ6月なんだよ。こんな暑さに耐えられるのか?わたしは。

そんな、誰にも向けることのできない苛立ちを肚に抱えながら銀行を後した。

数件先のブティックで「わたしに似合いそうな、紺色のノースリーブワンピース」がぶら下がっていたんだ。

ストンとした膝丈。生地はポリエステルだが、細かな織りが入っていて、複雑な陰影がいい感じ。

また、襟首にぐるりと、涼しそうなガラスのビジューが★降るみたいに散らばって縫い付けられている。

「かわいい」

「欲しいかも」と、思った瞬間、試着をお願いしていた。

着てみたら、もう、ぴったり。サイズといい、雰囲気といい。

何十年ぶりだろう。ブティックでワンピースだなんて。

ピアノ講師だった頃は、演奏会用に毎年ドレスを新調していた。

それが今では、すっかり、おしゃれは「山」ファッションに取って変わったのだ。

バレエシューズは登山靴に取って変わったし。バッグはザックに変わった。

様々な周辺の持ち物まで、登山用品に変わったわたしのファッション遍歴だ。

でも、今日、このワンピースを一目見て、即買いするとは、まだまだわたしのおしゃれ感覚は「にぶってはいない」ことを知って、ちょっと嬉しかった。

さ、このワンピース、どこに着て行こう。

7月は都心の仕事や会議、演奏会があるし、8月も前半は都心で仕事だ。念願だったとある美術展に出かける予定もある。

それら全部、この一着でまかなえる。

やっぱり、ワンピースは可愛くていい。

値段も見ずに決めた、この夏の一着。

どこかで写真に撮ってもらおうっと。

※ とりあえず家の中で撮った。ズームをしながら、ビジューが真ん丸く重なって可愛かったのでそれも撮っておいた。

写真遊びもできる可愛いいワンピースを買った話。